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節話§一日一句~生きとし生けるもの~ [俳句]

季語は・・・放生会

放生会 川面を漁る つがい鴨

【去年の今日】過話§備忘録的な何か~2020年8月20日付~
タグ: 俳句 放生会
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思話§遠い記憶を遡る [私事]

人生で最初の記憶がいつのことだったのか……どこぞの某小説家のように、産湯に浸かっていたなる大言壮語など言えるはずもない。

薄れる記憶のハードディスクをほじくり返して、辛うじてたどり着いたのは3歳か4歳のあたり。65年も前のことだろうか。

……父親に連れられて、自宅から徒歩10分くらいの知り合いの家に行った時のこと。ふとした気まぐれで、外にふらふらと出て行ってしまった。子どものことゆえ、理由などあるはずもない。出て行った記憶はないが、表の広い通りに出た記憶は残っている。

そこで、自分が迷子になったということに気がついた。泣いた記憶はなく、ベソくらいはかいていたかもしれないが、子ども心に困ったことになったと混乱した頭で、ただただオロオロしていたのだ。

そんな迷子を救ったのは、たまたま道を歩いていたお兄さん2人。彼らに尋ねられた時「本町○丁目」とか言えたようで、大通りを我が家のあたりまで連れて行ってくれたら、たまたま家族が通りに出ていたので、無事に保護されたのだった。

もちろん記憶は切れ切れの飛び飛びだが、今でも子ども目線からの大通りの映像だけは記憶に焼き付いて残っている。

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タグ:私事 記憶
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飛話§2年の空白は痛い~海外旅行~ [海外旅行]

遠いところに旅行する……残り時間が少なくなってきた。そこに来て今回のコロナ禍である。

去年と今年、年に一度の海外旅行を断念した。来年にはと考えてはいるが、状況はまだまだ不透明でしかない。

定年退職した6年前に考えたことは“あと10年くらい”で打ち止めだろうかというもので、自分の残り体力と気力を勘案しての見通しなのだった。その残り時間のうち、空白が2年も生じてしまったことは、何とも痛恨である。

つまり、あと10回を予定していたのが、8回(それ以下)の渡航で終わってしまうということなのだ。

確かに60歳を迎えるあたりから、少しずつ旅行する体力がなくなりつつあるとは感じていて、それを経験則で補っていたわけだが、その経験則をもってしてもカバーできなくなる、そんなタイミングでの空白は本当に痛い。

いずれは間違いなく、自分のほうから旅行できなくなる時がやってくるのだが、自分が抗いようもない事情で旅行が終了という理不尽さについては、何とも釈然とはしない。

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節話§一日一句~尾瀬ヶ原は満天の~ [俳句]

季語は・・・星月夜

池塘黙す 尾瀬上田代 星月夜

【去年の今日】呆話§阿炎の件
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埋話§御先祖様~お盆終わって~ [日常]

月曜日にお盆が終わった。実家の町まで墓参りに行くことも、すっかりなくなって、御先祖様ともごぶさたである。

などといっても、父方の祖父の顔も写真でしか知らないから、我が御先祖様がいかなる存在であったかなど知る術はまったくない。

祖父は、小田原の在出身で、父親によれば宮大工ということだが、実家の町に流れてきてからは、違う仕事をしていたようだ。朝から酒を呑むような人で、父親が10歳くらいの時、酒を呑んでいてふと咳払いをしたら脳の血管が切れて、そのまま天国行きとなったと聞かされた。

祖父が、ずうっと小田原の在であったかどうかはわからない。何を言っても手がかりの一欠片すらないのだから、手詰まりである。自分から二代で、その先がわからないのも、ちょっと残念ではある。世間を見ると、京都の冷泉家のように、千年前の御先祖様が誰であったかわかるような家もあるので、うーむ……である。

たぶん、何か先祖代々の仕事がどうたらこうたらとかでない限りは、ほとんどのお宅もたどって数代、江戸時代末期あたりで、それ以上の過去がわかるとは思えないのだ。

わかったからといって、どうにでもなるものではないし、もしたどれるようなことになっていたら、今の自分が今の自分としてあるものかどうか、それはわからない。

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タグ:私事 日常 歴史
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連話§人付き合いは悪い [私事]

人あたりは悪いほうではない(個人の感想)とは思っているが、人付き合いはいいとは言えない。

以前も書いたように、会社の仕事が退けたら、そこからは私的な時間というスタンスなので、同僚とか部下と居酒屋で1杯などということは一年に一度もなかった。

幸いにして同じセクションで、同僚と酒を呑みたがる人間はおらずで、これまた幸いだったのである。今時、同僚をかき集めて、どんちゃん騒ぎをする人間も少ないと思われる。

もちろん、誘われれば3回に一回くらいは付き合いはしていただろうと思うが、それ以外は、自分一人の時間と割り切って、ひたすら酒と対峙していたのは間違いない。

記憶をたどれば、会社生活の前半のほとんどは、一緒に仕事をする人たちのために、夕食の類を調達するのが仕事の一部で、そこに自分の時間などは存在せず、それゆえにであろうか、会社生活の後半については、仕事が終わった後の“自分の時間”を大事にしたようである。

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節話§一日一句~グラマラスな豆~ [俳句]

季語は・・・枝豆

上州の 天狗枝豆 ある色気

【去年の今日】夏話§八月花形歌舞伎第四部
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時話§蒙霧升降~七十二候~立秋 [七十二候]

立秋の末候“蒙霧升降(ふかききりまとう)”である。

コロナウイルスがインド由来のデルタ株に置き換わってこのかた、感染者の数が減らないどころか、激増していると言ってもいいだろう。政府や都道府県が人の流れをコントロールしようとしても“笛吹けども踊らず”ではなくて、まったくその逆で、抑え込もうとしても、いうことを聞かずで、勝手に踊っているような状況である。

我々のような、既にリタイアした人間は、必要最小限の外出で済ませることができるけれど、現役世代の人間は、どうあっても仕事で外に出て、第三者と接触しなくてはならないことしばしばであろう。

中には、出かける必要などないのに外出をする人たちもいないではないが。

頼みの綱のワクチン接種も、接種率が上がってくれなければ集団免疫を獲得することは難しいはずで、2月半ばの接種開始から半年……思うような効果が上がっているようには見受けられない。

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潤話§水分の摂取~麦酒ではない~ [水]

会社勤めをしていた頃、四十代あたりまで、デスクで何かを飲むとかあまりしていなかった。会社で水分をほとんど摂っていなかったという記憶である。

水分を摂取せずに済んでいたのは、年齢ゆえに体内で水分保持がなされていたのかどうかはわからない。

季節を問わず水分を摂るようになったのは、定年退職するあたりからではなかったかと思うが、六十代になると、人間誰しも干からびてくるということなのだろうか。

お休肝日の夕食時など、大きなカップに麦茶(麦酒ではない)をなみなみと入れて、それをごくごく飲むのだが、飲みながら乾いたスポンジに水分が満たされていのと似たような感覚を抱いてしまう。

そういえば、山小屋でアルバイトをしていた大学生時代、ザックには水を入れたポリタンクを常備していたが、歩き始めて2時間くらいは一口も水を飲まずに歩いて平気だった。

最近はというと、出がけに買ったミネラルウォーターのペットボトルを休憩するごと頻繁に口にする……この年齢になって、人間には水分が必要だということを身をもって学んだということである。

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節話§一日一句~暑さまだまだ厳しく~ [俳句]

季語は・・・秋来る

人の影 優しくなりぬ 秋の来て

【去年の今日】楽話§夏休みは河原遊び
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顧話§今日の歴史~敗戦処理~ [歴史]

1945年8月17日、鈴木貫太郎が内閣総理大臣を辞任。

中学生の頃『日本のいちばん長い日』という映画を観ている。第二次世界大戦も大詰めの1945年8月14日から、翌日正午の玉音放送が流れるまでを描いた作品だった。

終戦直前の混乱しきった政府、軍部のせめぎ合いの中にいた首相が鈴木貫太郎で、その年の4月に総理大臣就任してから百日余りの在任期間ということになる。

ポツダム宣言を受諾し、敗戦の玉音放送までで自分の仕事を終えたと考えたのかどうか、終戦の翌々日に辞任という形をとったが、まだまだ混乱期が続いている状態で、あっという間の辞任はどうだったのだろうか。

なお、映画で鈴木貫太郎を演じたのは笠智衆だった。

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タグ:歴史 戦争 日本
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油話§間もなく1万km [自動車]

2013年7月、13年乗った車の自動車税が1割上がったタイミングで、新車を購入した。翌年に還暦を控えていたので、真っ赤な車体カラーを選んだ。そして、これが我が人生で最後のマイカーとなるだろう。

というわけで、排気量1100ccの5ナンバーと身のほどの車は運転しやすく、気楽に乗れるのはありがたい。

……のだが、走行距離が伸びない。辛うじて年間1000km程度しか走らない。先月末時点で約9500kmと、ようやく1万kmが見えてきた。この秋に、もう一度尾瀬に行こうと考えているので、そのあたりで1万kmに到達するはずだ。

運転免許を取って運転を始めたのは1984年。その時乗った車は、1年で1万km走っている。その車は8年乗って、ほぼ8万km乗った。平日は、地獄のような忙しさで、土日しか乗る時間はなかったのに、よくもまあ乗ったものである。

今は、週に2日……3日は乗ることなく、近場への買い物車としての役割のゆえ、1週間で20kmも走るかどうか。

この車が最後のマイカー、手放すのはいつになるか……いずれ答えは出てくるだろうが、乗っても75歳あたりがギリギリかと考えている。

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節話§一日一句~盛り過ぎれど~ [俳句]

季語は・・・空蝉

風吹けば 空蝉殻の 幹に揺れ

【去年の今日】週話§日曜恬淡~定食屋もあらまほし~

タグ:空蝉 俳句
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懐話§昭和三十年代~ランニングシャツ~ [昭和]

[承前]

小学生から中学生の頃の夏休み、我々の日常着はランニングシャツだった。当時もTシャツがないわけではなかったが、日活映画の中に登場してというくらいの、遠い世界の話だった。

ランニングシャツで、朝から晩まで……プールに泳ぎに行ったり、自転車に乗ってどこかへ遊びに出かけたり、万能の一枚だったのである。

高校生くらいになると、さすがにランニングシャツ一枚でということはなくなり、何やらなシャツを着たりはして過ごしていた。1970年代に入ると、何やらTシャツを着だす連中も出てきたが、自分が夏の日常に着たとかいった記憶はない。

どうやら、Tシャツを着るようになったのは、大学に入ったあたりがタイミングだったようで、尾瀬の山小屋で夏休みのアルバイトをし始めた時には作業着的に着るようになったのだ。以来、Tシャツが夏の日常着としての地位を得たのだ。

大学を出て入った会社は、ネクタイを締める必要がなかったが、Tシャツで出勤することはさすがにしなかった。別にTシャツで行っても何ら問題はなかったけれど、そこはまあ自分なりの矜持のようなものと言えるだろうか。
                               [続く]

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板話§八月花形歌舞伎~第一部&第二部~ [歌舞伎]

猿之助がコロナウイルス陽性となって、早替わりの六役が巳之助に変わった『加賀見山再岩藤』は、序幕に間に合わず、休憩後の二幕と大詰からのみとなったので流れのようなものが見えてこず、よって感想らしきものはパス。

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第二部は、中村屋兄弟の2本立てで『真景累ヶ淵~豊志賀の死~』と『仇ゆめ』で『真景累ヶ淵』は初見。七之助の豊志賀、鶴松の新吉。中村屋部屋子の鶴松の新吉は、線がやや細くはあったが、気弱で煮え切らない弟子を巧みに演じていたのが印象的。

二つ目の『仇ゆめ』は、これはもう勘九郎の切れっ切れの踊りを堪能した。祖父(十七代目)、父(十八代目)とはまったく違う、すっきりと現代的な、まさに今の時代に際立った歌舞伎の存在ではないだろうか。

この日も車での往復。コロナウイルス感染拡大の中にあって、少しでもリスクを軽減させるべくの積極的な車の利用である。

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節話§一日一句~探し物見つかる~ [俳句]

季語は・・・曝書

老眼鏡 棚の奥より 曝書哉

【去年の今日】週話§土曜恬淡~納豆の大根おろし和え~
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告話§ビッグイシュー413号発売中! [ビッグイシュー]

ビッグイシュー413号は8月15日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。ベン・ウィショーが表紙。

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表紙&スペシャルインタビュー ベン・ウィショー

リレーインタビュー 田知本遥(元柔道選手)

特集 生物と第6の「大絶滅」

今、地球上810万種以上の動植物のうち、100万種以上が絶滅の危機に瀕しているといいます。その規模は、過去に5度あった地球上の生き物の大量絶滅期(ビッグ・ファイブ)を上回るとも言われます。

「現在は第6の大量絶滅期に突入。しかもその原因がヒトにある」と山田俊弘さん(広島大学大学院教授)は言います。これに対し多くの人が「生態系のバランスを守るため、生物保全は必要」だとしますが、逆に「絶滅は自然の一過程だから特別なことをする必要はない」と主張する人もいます。賛否、両者の意見に耳を傾け、今ならぎりぎりのタイミングで絶滅を止められると提案する山田さんに話を聞きました。

また「ビッグ・ファイブも第6の『大量絶滅』も謎が深い。滅びの連鎖の“きっかけ”をつくらないことが大事」と言う、土屋健さん(サイエンスライター)のエッセイをお届けします。 第6の「大量絶滅」進行中の今、生物保全を考えるためのセンスを身につけたい。

[国際記事]
「あなたの家の薬箱には何が入っていますか?」

監督インタビュー 『ミッドナイト・トラベラー』ハッサン・ファジリ監督

[世界短信]
滝田明日香のケニア便り ベテラン追跡犬引退、7匹の子犬が候補に

[国内記事]
鉄の“錆”にあるメッセージ性――YASUKA.M

[連載記事]
浜矩子の新ストリート・エコノミクス 2羽のカナリア

コミック 『マムアンちゃん』 ウィスット・ポンニミット

ホームレス人生相談×枝元なほみの悩みに効く料理
         美容関係の広告に息苦しくなります☆砂肝のっけ豆腐☆

池内了の市民科学メガネ 塩。その知られざる不思議な作用

販売者に会いにゆく 『サプライズ』ハイニ・ハスラー
                              [その他]

《ビッグイシューのトピックス一覧》
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週話§日曜粛々~ビール有料~ [ビール]

先月の終わり頃、某ビール醸造メーカーが、工場見学で提供していた無料のビールを有料(500円)にするという告知を見た。

ただのビールお目当てで“常連”のみなさんが足繁く通ってこられることに懸念を示しての措置なのであろう。

週一くらいで抑えているのならまだしも、三日とあげず通ってくるような、さもしい呑ん兵衛が後を絶たなかったことは想像に難くない。

“ただ”という言葉が嫌いな人間など、そうそういるはずもなく、ただものに手を出すのは人間の性(さが)ではあるが、それもまあ限度問題ということである。

残念ながら、ビール工場見学&無料試飲は一度も経験したことはない。

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節話§一日一句~坂を攻める人たち~ [俳句]

季語は・・・蝉時雨

激坂に 喘ぐ自転車 蝉時雨

【去年の今日】夏話§八月花形歌舞伎第二部&第三部
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週話§土曜粛々~ワクチン接種から一か月~ [コロナウイルス]

7月10日に2度目のワクチン接種を完了したので、既に一か月以上が経過している。

10日から2週間で抗体ができると言われているので、きちんとワクチンが接種されているなら、我が体内にもできているはずなのだが。

ワクチン接種されたからといって、感染のリスクがゼロになったわけでもなく、これまでどおりのスタンスで生活することに変わりはない。

政府も、都道府県も、科学的知見というよりは、政治的打算らしきベクトルで動いているものだから、感染者の数が減るような有効な策の一つも打ち出せずにいて、そのとばっちりは、特に多くの飲食業者に覆い被せられているのだ。

オリンピックで勇気と希望をという虚しい言葉などは要らない。それはそれこれはこれで、オリンピックがコロナウイルスを駆逐してくれるわけではないのだから、一時(いっとき)の快哉よりは、有効な手立てを講じるべきではないか。何より、生業を持つ人たちに対する経済的支援である。

《日常のトピックス一覧》

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節話§一日一句~木蔭で一休み~ [俳句]

季語は・・・炎天

炎天や タマという名の 野良のそり

【去年の今日】連話§ワタシの酒肴[150]回鍋肉
タグ:俳句 炎天
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旨話§外食ロスであったようだ [酒]

もうずいぶん長いこと“夜の外食”をしていない。少なくとも今年になってからは一度もしていないようだ。

夜の外食というからには酒を呑みながらというのがお約束なわけで、かくも無意味としか思えない緊急事態がダラダラと続いて、外食産業に多大な影響を及ぼしていることについて、永田町の人たちは何も感じないのか、そしてそれなりの対策を講じていると胸を張って言えるものか。

という固い話はさておき、どうやら我が身も“外食ロス”に陥ってしまっているような気がする。そして断っておくが、同居人が日々せっせと作ってくれる料理が不満なわけではない。

何となくだが、たまには外食でもと考えるのだ。定年退職後だって、月に一度か二度は外出した折、夕方の帰り前に、どこぞへとしけ込んであれこれと注文しては、酒をいただいてという日常だった。

そうした、どうってことのないことができなくなってしまったがゆえに、何がなしなストレスを感じてしまったのかどうか、自分でもよくわからない。

そうして、何が食べたいのかというと、自宅では作ることのない揚げ物……とんかつとか天麩羅といったものが食べたいと思うのだ。いずれ、外食する日常らしきものが戻ってきて、それが普通になってくれることを期待する。

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僧話§ミューニック・・・・・・何? [英語]

海外旅行もまだ数回に満たない頃のことである。まだまだ、英語を使うのに不器用で、会話が噛み合わないことなど珍しくもなかった。

でまあ、ミュンヘンに滞在していた時に地元の人との短い会話の中で、彼らがしばしば“ミューニック(Munich)”という単語を差し挟むのだ。いったい何を意味するのかと頭を回転させて考えたが、理解できるはずもないままにいたのだ。

後になって、それは“ミュンヘン(München)”を意味する英語だと判明したが彼の国の人たちは、英語で話す時には地名も原語ではなく、英語の地名を使うのだと理解した。

自分自身はというと、基本的に地名は原語を使うことにしている――英語のヴェニスではなくヴェネツィアとか――ので、まさか、ドイツ人が地名まで英語を使ってくるなど想像もしなかったのである。

もっとも、小学生の頃だったから、60年近く前のこと。日本という呼び方は英語では“ジャパン”ということを知って、ちょっと以上に驚いたことを、今更ながら思い出すのだった。

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節話§一日一句~香ばしさひとしお~ [俳句]

季語は・・・玉蜀黍(トウモロコシ)

醤油ジュッ 玉蜀黍の 焼き加減

【去年の今日】駄話§“新製品”などたちどころに旧製品
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時話§寒蝉鳴~七十二候~立秋 [七十二候]

立秋の次候“寒蝉鳴(ひぐらしなく)”である。

ここ何年か、我が家周囲でヒグラシが鳴くのを聞いたことがない。一昨年と去年は間違いなく聞いていない。

ニイニイゼミ、ミンミンゼミ、アブラゼミ、クマゼミ、ツクツクボウシに加えて、ヒグラシまでが、我が家周囲で鳴く蝉なのだが、ヒグラシ以外はうるさいほど鳴いているのに、一番に詩情を感じさせるヒグラシが鳴かないのである。

これはかなり不満で、ヒグラシの“カナカナカナ”といううら寂しい鳴き声あってこそ、夏の終わりが告げられ、秋を第一に感じさせるものだからだ。

さて……今年は聞くことができるだろうか。

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酢話§まっとうな寿司~たまには~ [寿司]

我が家から歩いて数分のところに“鄙には稀な”寿司屋があった。そうそうしょっちゅう行けるわけではなかったが、年4回1シーズンに一回といった頻度でうかがっていた。

寿司ネタがうまいのは言うを待たず、料理もそこそこだったし、種類は少ないが、日本酒も旨いところを揃えていたのだ。

店に入ると、まずはヱビス生ビールで喉を潤しつつ、漬けマグロと穴子胡瓜という毎回決まった酒肴をいただきながら、日本酒の冷やへ移るのである。

締めは、握りを数貫と巻物を2本ほど作ってもらってお勘定。そんな店を重宝していたのだった……それが、3年ほど前に突然閉店してしまったのだ。

そもそも酒を呑んで食事のできる店が少ないエリアだったのに、かくも貴重な店まで失われてしまったことは返す返すも痛恨事である。

それ以来、まっとうな寿司を口にしたことがない。せいぜいデパ地下に並んでいるパックを買って帰るのがせいぜいで、寿司屋の暖簾をくぐったこともない。

年に一度くらいは寿司屋に行き、つまみを酒でやっつけて、寿司を握ってもらう……そんな、少しばかり心持ちが豊かになる一刻を過ごしてみたいものである。

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節話§一日一句~窓から容赦なく~ [俳句]

季語は・・・蝉時雨

ひっそりと 風呂に入れど 蝉時雨

【去年の今日】街話§神保巷塵[77]カジュアル三幸園ある日
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過話§備忘録的な何か~2021年8月11日付~ [備忘録]

8月4日……ツクツクボウシが初鳴きするのを聞いた。8月第一週から鳴き始めるのはちょっと早く、例年であれば10日前後から鳴き出すような気がするのだが。

それ以上に心配なのは、一昨年と去年、我が家周囲でヒグラシが鳴くのを聞いていないことで、このあたりで生息しなくなってしまったのだろうか。

晩夏の夕方に“カナカナカナ”と風情ある鳴き声を聞かせてくれるヒグラシのお出ましを待ち望んでいるのだが。

8月5日……この日、東京都のコロナウイルス感染者は5042人を数え、気がついたら5000人を超えていた。はっきり、国の無為無策である。

さらに医療体制の逼迫を口実に、中等症感染者の自宅療養を指示しようとまで推し進めようとしたが、大きな反発を受けて取り下げざるを得なかった。

政治家が政治の頭で考えるからこうなる。医療の細部については、もっと謙虚に、専門家の言葉に耳を傾けて、それにそった施策を行うべきなのに、何を勘違いしてか、知ったふうな物言いで対応した結果がこうである。

来週には、東京の感染者は1万を超えるという予測も出ていて、なぜこのような状況に陥ってしまったのか、有効な手立ての一つも打ち出せず、丁寧な説明をと繰り返しながら、我々はその丁寧な説明とやらを一度たりと聞いたことがない。

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麥話§日盛りのビール [ビール]

ビールの季節たけなわである。自宅以外の居酒屋で呑みにくい状況になって久しく、週4日の家呑みもビールは350mlを1缶だけと抑え気味ではある。

暑いがゆえに、昼からビールを呑んでもと考えないでもないが、実は何とも悩ましく、積極的に昼からビールを呑むことは控えている。理由はたいしたことではなく、高温はともかくも湿度の多い空気であるがゆえに、体内からアルコールが抜けていきにくい……ランチビールを呑んだ後の怠さのようなものが、昼間のビールを避ける理由らしきものだ。

ただし、ドイツやオーストリアを旅行している時は、昼からビールを呑んでいる。理由は日本で呑まないのと逆で、あっちの空気は乾燥していて、呑んだビールは体内から爽やかに抜けてくれて、怠さのようなものを感じたことがないのである。

日本で呑まない理由と、旅先で呑む理由は以上のような生理的な理由に負うところが大きい。もし日本の空気が乾燥しているのであれば、迷うことなく呑んでいるのではなかろうか。

ニュースを見ていて、炎天下の海の家などでビールをぐびぐび楽しんでいる人たちを見ても、羨ましさのこれっぽっちも感じなかったりするのである。

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節話§一日一句~個人の感想です~ [俳句]

季語は・・・夏惜しむ

夏惜しむ 私は? 決して惜しまない

【去年の今日】桐話§実家があった跡は
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