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麵話§力(ちから)うどん・・・・・・である [餅]

焼いた餅を、うどんに入れれば力うどん、蕎麦に入れれば力蕎麦、ラーメンに入れれば力ラーメンである。

そのうち最初に食べたのは、力ラーメンだった。力ラーメンはラーメン屋で出しているところがあるかどうか聞いたことはない。食べたのは家にいる時のことで、食べ盛りだったがゆえにラーメンだけでは足らず、手近にあった餅を焼いて放り込んだのだ。その当時、力うどんや蕎麦の存在などは知らなかった。

その後、長いブランクがあって、蕎麦屋に入ったら力うどん、蕎麦があると知って、いそいそと注文した。最初に食べた時は、実家で力ラーメンを食べていたことなどすっかり忘れていたのだ。

というわけで、冬の時季に気軽なほうの蕎麦屋に入ると、力うどんか蕎麦を注文することは珍しくない。そりゃあ、でんぷん質にでんぷん質が加わるというWでんぷん質になってしまうが、そんな組み合わせなど日本にはいくらでも存在している。

そして力うどんや蕎麦には天麩羅の揚げカスが入っているのも共通お約束で家で力うどんを作る時にも欠かすことはない。

追記:漢字の“力”と、片仮名の“カ”が、見た目紛らわしいが、もちろん漢字の“力……ちから”である。

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糯話§餅喰う人 [餅]

初めて餅を食べたのが何歳くらいのことだったか、記憶は残っていないが、大人の食べ物を普通に食べられる頃には食べていて、以来ずうっと好きが続いている。嫌いになったことなど一度としてない。

今年も、12月半ばにはうまそうな餅を取り寄せて、せっせと食べているが、どのように食べてもうまい。その一番は、言うまでもなく焼いた磯辺巻きで醤油と海苔のバランスが、永遠に食べ飽きることがないようだ。

それから“汁”に入れた焼き餅だろうか。元旦の雑煮に始まって、味噌汁に入れても抜群にうまい。これも食べ飽きしない。

さらに麵類に入れてもよろしい。うどんなら力うどん、蕎麦だったら力蕎麦で、さらにラーメンに入れてもうまいのは誰だって知っているだろう。麵類という炭水化物の中に、さらに炭水化物を投入するのはいかがなものかと、顔をしかめる人がいるかどうかはわからないが、そんなこと気にするはずはないではないか。

ああ、まだ残っていた……辛み餅である。これはやっぱり、搗きたての熱々やわやわで辛めの大根おろしでいただくのが圧倒的だが、これは実に危険なやつで、エンドレスで口の中に入っていってしまうのだ(若い時の話

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