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節話§一日一句~トーンクラスター~ [俳句]

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顧話§今日の歴史~ビロード離婚~ [歴史]

1992年8月26日、チェコスロバキアの連邦解体。

チェコスロバキアがチェコとスロバキアの連邦国であると知ったのがいつのことだったか、記憶がない。けっこう長いこと“チェコスロバキア”という一つの単語で、一つの国だと思い込んでいたのだ。

それが、1989年のベルリンの壁崩壊に始まる東欧ドミノの連鎖の中で、一つの連邦国家だったチェコスロバキアがチェコとスロバキアへと別れることになったのである。

1918年にチェコスロバキアとして発足したが、その経緯は何度読んでもよくわからない。

連邦国の解消を提案したのは農業国でどちらかといえば貧しいスロバキア側からであったのは意外なことで、経済的に豊かであった工業国のチェコでなかったのもまた不思議だと感じたが、単純な意味で隷属を潔しとしなかったということだったのだろうか。

《歴史のトピックス一覧》
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楽話§山小屋という存在~お泊りのすすめ~ [尾瀬]

鳩待峠から尾瀬ヶ原に下り、中田代の龍宮小屋あたりから引き返す、日帰りハイキング・バスツアーが手軽に利用されているようだ。鳩待峠から尾瀬ヶ原西端の山ノ鼻まで一時間の下り、そして尾瀬ヶ原を3時間ほど散策して、鳩待峠まで登っておしまい……6時間足らずの歩程である。

↓健脚な人はこの先下田代十字路まで歩くが、大抵はここまで
DSC03325.JPG

東京から頻繁に夜行ツアーバスも出ているようで、朝の7時くらいから歩き始めてもお昼過ぎには戻ってこられ、夕方には東京に帰ってこられるのだ。

↓そして一丁上がり
DSC03729.JPG

尾瀬ヶ原の木道整備も、中田代の沼尻川あたりまでは良好なのだが、沼尻川を渡って福島県に入った下田代十字路までは、木道のコンディションがあまり良好とは言えない。

さらに、尾瀬ヶ原と尾瀬沼を繋いでいる段小屋坂を歩く人も少ないようで、ところどころ歩きにくい場所が増えている。さらに、かつてはメインルートだった大清水から三平峠を越えて尾瀬沼に下る登山道も、整備不良を思われる場所があった。

流れは完全に日帰り登山者に向いているようだ。その影響で、山小屋の存在が薄くなったような気がしないでもなく、少なからぬ山小屋が後継者についての問題を抱えている。

下田代十字路に建つ一軒の山小屋は数年前に経営権を東京の出版社に譲渡して、経営が継続された。今年は、かつて大学時代にアルバイトをしていた山小屋が経営権を譲ったことを知ったのだ。個人的には何ともショックな話。

もちろん、時間に余裕があればのことだが、山小屋に一泊でも二泊でもすることを個人的にはお勧めしたい。日帰りとんぼ返りでは日中の尾瀬だけしか見ることができない。

山小屋に泊まれば、尾瀬ヶ原や尾瀬沼の夕景色から満天の星を見上げることもできるし、朝の霧と、うまくいけば白虹を拝むこともできる……鳩待峠へ帰りのバス時刻を気にしながら歩いている人たちを見ると、足元の木道しか見ていないのではと感じてしまうことがある。

東京から沼田まで関越自動車道が伸びていることが、いいことかどうか。

《尾瀬のトピックス一覧》
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