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懐話§昭和三十年代~スーパーマーケット~ [昭和]

[承前]

我が町にスーパーマーケットが開店したのは、昭和三十年代の終わり、東京オリンピック(前の)が行われるような頃だったと記憶している。

それまでの買い物といえば、野菜や果物は八百屋、魚は魚屋、肉は肉屋と、一軒一軒買い歩いていた。それが、スーパーマーケットほぼ一軒で事足りるようになったということだ。

ただ、我が町のスーパー1号店は、肉や魚介類は置いていなかったようで、まだまだ、他の商売を圧迫することは少なかったのではなかろうか。

そのスーパーは、レジが2台程度の小規模な店で、それから数年ほど経ったあたりで、今あるような食料品全般を扱うスーパーが開店した。その頃は、高校生になっていて、食料品を買いにお使いさせられるなどということはなかったし、スーパーを遊び場代わりにする発想もなかった。

身をもってスーパーマーケットを使うようになったのは、浪人して予備校に通い出した、東京での下宿生活からのことで、限られた仕送りの中から、安い食料品を調達するべく、頭をフル回転させていたのである。
                               [続く]

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