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愉話§一日一句~陰暦九月末日~ [俳句]

季語は・・・秋尽く

閉店の 知らせは忸怩 秋尽きて

【去年の今日】叩話§歌舞伎座特撰講談会~松鯉と伯山~
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週話§土曜枯寂~おっと・・・・・・九月終了~ [日常]

忖度も斟酌もしない時の流れが、淡々と9月終了だと告げている。まさか、ひょっとして明日は10月なのですか?

ついこの間、辛夷(コブシ)が咲いただの、桜が開花したのと賑やかだったのが、それもあっという間に、若葉から濃い緑の葉となっていった。

そんな葉の緑も、すっかり疲れ果てて、夏の終わりから初秋の葉の色へと変わってしまっている。

季節の変わり目の今、アラ七十の身にしたら、体調には十分に用心しなくてはならない。

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愉話§一日一句~弓張月~ [俳句]

季語は・・・(ゆみはり)

弦の月 ご無沙汰の 居酒屋へ

【去年の今日】転話§電話のダイヤルやチャンネルを回す
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鶏話§我が家・・・・・・卵は一週間に六個です [健康]

もうずいぶん長いこと、スーパーマーケットで卵を買ったことがない。週に一度の宅配野菜の中に卵が6個入ってくるのだ。それで一週間、十分に賄える。

毎日休まず卵を食べるのは、さすがに多いという御託宣があるようなので、二人で6個というのはほどほどにちょうどいいのではないだろうか。

まあ、とにもかくにも、それで一週間の卵で事足れりとしている。その間の料理としては、ベーコンエッグやら出汁巻玉子、トマトと卵炒めを作ってもらったり、カレーの時には茹で卵にしたりで、などなどで一週間6個が消費される。

時には納豆に混ぜ込んだりするが、個人的には大好きな組み合わせで、危険なことにツルツルツルと喉を通ってしまうのだ。

さらに卵かけご飯(TKG)も大好物なのだが、朝ごはんに銀シャリを食べることはなく、昼食や夕食に食べるのは、さすがにプライドが許さずで、実のところ食べる機会がないままに続いているのである。

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美話§藤村実穂子[東京文化会館小ホール] [クラシック]

何度も何度も聴いてきた藤村実穂子の歌曲リサイタルは……これまで紀尾井ホールで行われていたのが、上野は東京文化会館小ホールでの開催。

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プログラムは以下のとおり。ピアノ伴奏はヴォルフラム・リーガー。

モーツァルト:

静けさは微笑み Kv.152
喜びの鼓動 Kv.579
すみれ Kv.476
ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼く時 Kv.520
夕べの想い Kv.523

マーラー:『さすらう若人の歌』

恋人の婚礼の時
朝の野を行けば
胸の中には燃える剣が
恋人の二つの青い眼

**********************休憩**********************

ツェムリンスキー:『メーテルリンクの詩による6つの歌』 Op.13

三人姉妹
目隠しされた乙女たち
乙女の歌
彼女の恋人が去った時
いつか彼が帰ってきたら
城に来て去る女

細川俊夫:2つの日本の子守唄(日本民謡集より)

五木の子守唄(熊本県民謡)
江戸の子守唄(東京都民謡)

[アンコール]
ツェムリンスキー:

子守唄
春の日
夜のささやき

冒頭のモーツァルトから、磨き上げられた声がホールの空間に満たされた。“いつもの”流れからするなら、最初のモーツァルトは声慣らしの位置付ける人が多く、どこかまとまりがなく物足りなかったりするのだが、この日のモーツァルトは、そうした流れなどではなく、声もしっかり出て……という以上に完成度が高く、いきなり腹一杯になってしまいそうだった。

紀尾井ホールで聴いた時、何がなし“?”と感じるようなこともなくはなくて、不完全燃と感じていたのだが、この日は、そうした不満を一気に吹き飛ばす、どこか“吹っ切れた”ようなステージだったのである。

続くマーラーは、さらにモーツァルトの好調を維持した上、さらに細部に磨きをかけて、彼女らしい細やかさが発揮されたのだ。

言うまでもないが、彼女に合わせるリーガーの伴奏が、精妙にして絶妙かつ融通無碍で、二人の合わせ技の見事さよ。

後半は、初めて聴くツェムリンスキーと細川俊夫が編曲した日本民謡2曲。日本民謡は、いかにもな節回しの自然さを感じ、確かな日本語歌唱を堪能することができた。

アンコールはツェムリンスキーが3曲……“Schlaf(眠る)”という単語が出てきて、彼女の「そろそろ終わり」というメッセージということか。

実は、上野に来るまで年齢的な衰えがあるのではと不安を抱きながらだったのだが、そんなことなど微塵も感じさせない、最初から最後まで誠実そのもののステージを見せてくれたのである。

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愉話§一日一句~そんなことはない~ [俳句]

季語は・・・龍淵に潜む

龍潜む 淵より気泡 ぶくぶくり

【去年の今日】呟話§一言つぶやき~誰か教えて訳若布~
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異話§蟄虫培戸~七十二候~秋分 [七十二候]

秋分の次候“蟄虫培戸(むしかくれてとをふさぐ)”である。

8月が終わる頃の朝、潮が引くように蝉時雨が消えていた。ここまで顕著に鳴かなくなることは珍しいと……で、また復活するだろうと思っていたが、単発的にアブラゼミとツクツクボウシが鳴きはしても、あれほど元気だったクマゼミ、ミンミンゼミはすっかり姿を消してしまったのだ。

とはいえ、9月前半も真夏日だったりしていたからか、夜に鳴くコオロギの類も、今ひとつ調子が出ないようで、集団での虫時雨で賑やかにとはいってくれなかった。

結局のところ、この夏の猛暑が昆虫たちに影響を及ぼしてしまったのは、どうやら間違いないだろう。

夜間の最低気温が25度を割ってくれれば、夜の虫たちも戻ってきて、元気に虫時雨を聞かせてくれると期待している。

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独話§ビルケンシュトック愛用中 [日常]

室内履きは、スリッパではなくビルケンシュトックを使っている。ドイツ製のサンダルである。

たぶんもう30年くらいは履いていると思う。それまでは普通にスリッパを履いていたが、別の場所でスリッパを履いたりすると頼りなかったりして、やはりしっかりしたビルケンに勝るものはないと思うのだ。

そして、何か事が起きたりした時に、急いでそのまま外に出て行けるという安心材料でもあったりする。

例えば大きな地震が起きた時、地面に様々な壊れ物が散乱したりして、中にはガラスのような割れ物が落ちていたりしたら、スリッパでは危なくて、上を歩くことなどできるはずもないが、ビルケンだったら底がしっかりしているので、多少の状況だったらしばらく履いていても問題はないだろう。もちろん、状況次第で靴に履き替えるのがベターだとは思われるが……。

ビルケンシュトックを室内履きとして使うと、それまで普通に使っていたスリッパが、心もとなくなってしまうのだ。

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愉話§一日一句~自然薯粘り強くて~ [俳句]

季語は・・・新蕎麦

新蕎麦を 待つ蕎麦前は 山葵芋

【去年の今日】堅話§病院通いが日常に
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悼話§遠山一さん(ゾウさん) [昭和]

ダークダックスのメンバーで一人だけ残っていた遠山一が逝去した。一度だけダークダックスが歌うのを聴く機会があった……ちょうど半世紀ほど前、何だかの催しの中で、一曲か二曲歌ったという記憶。

メンバー全員が脂の乗った四十代半ばにという頃だったが、なぜかゾウさんの低音が響かなくなっていて、そんな年齢なのかと思った。

ダークダックス、デューク・エイセス、ボニージャックスと、昭和を象徴するコーラスグループのトップだったのがダークダックスである。享年九十三

合掌

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解話§英語的発想なるもの [英語]

中学校の時にピークにあった英語力だが、今は辛うじて低空飛行を維持しているというところか。

辛うじて維持しているおかげは“近くて遠山の金さん”と細く長く続いているメイルのやり取りである。

韓国の医科大学の教授かつ医師である金さんは、アメリカ留学の経験もあるようで、巧みな英語を使ってくれる。おかげでそれにすがって交流を続けることができているのだ。

そんな金さんと英語メイルのやり取りをしながら、自分の英語が日本語的なる味わいが濃いことに気がついた。どこがどう違うのか、うまいこと説明をすることはできないが、英語の表現としては生硬で、自分で見ても日本語を直接英語にしたようだと感じてしまう。

それに比べれば金さんが書いてくる英語はこなれていて“ああ・・・・・・こう書けばいいのだな”と思わせてくれるが、自分が書くとなると話は別なのだ。

ありがたいことに、今は自動翻訳が使えて、ちょっと行き詰った時はお世話になる。そうするとよくしてくれたもので、自分がこうかなと考えていた英文とはひと味違ったニュアンスに仕立て上げられていて、そのまま使ってしまうこともあるが、時にはそれをベースに、自分なりの味付けをすることもないではない。

たぶんおそらく、日本語的表現の英文から脱却できないままなのだろう。

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愉話§一日一句~自分に正直に~ [俳句]

季語は・・・肌寒

やせ我慢 せず肌寒と 口に出し

【去年の今日】活話§年寄りをなめるんじゃないよ!
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顧話§今日の歴史~寿命は20年ほどだった~ [パソコン]

1978年9月26日、東芝が世界初の日本語ワードプロセッサを発表。

宮仕えを始めた年に、ワープロ第1号が発表されていた。もちろんパソコンすら自分にとっては雲の上の存在だったのだが。

仕事場にワープロがやって来たのは1984年のこと。最初は遠巻きに眺めていたが、自分がやっている仕事に役立ちそうなことを思いついたので、おずおずとディスプレイの前に座った。英文タイプは少しばかり心得があったが、会社が導入したのは親指シフトの富士通オアシス(OASYS)なのだった。

手探りで始めて見たが、意外にもすんなりと親指シフトを覚えて、いそいそと仕事のために必要なデータ入力を始めた。キーボードに慣れる意味もあって淡々と数百行に及ぶデータを入力し、入力したデータに変更が生じたり、新規データが登場した時はその都度更新、加除をして、データを充実させていったのだ。

そうしたおかげで、キーボード入力にも習熟して、ワープロを克服できたのである。

その後、会社全体の業務に展開していったワープロだったが、次第にパソコンに取って代わられるようになり、世紀が変わる頃には現場から姿を消してしまった。

ある意味、ワープロは時代が産んだ徒花(あだばな)だったのかもしれない。

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偽話§プラセボ?・・・・・・それとも? [健康]

去年の暮、磁気ネックレスを購入した。

“鰯の頭も信心”でもいいやと思いながら、それでも某エレキバンが効いてくれてるので、ひょっとしたらと考えた。肩凝りや肩甲骨と背骨の間が張るのは、月に一度あるかないか程度で、それほどひどい凝り性というわけでもない。

その程度だから効いてくれるものか……そうしたことは検証しようにもしようがない。一つしかない我が身で、磁気ネックレスをした時と、しない時と同時進行で確かめることなど不可能なのだ。

新薬の薬では、被験者を二つのグループに分けて、一方は治験薬を、もう一方には薬効成分の入っていない粒を飲ませて効果を調べるのだが、もちろんそれを同一人物に試すことは不可能である。

ただ、何の薬効成分もないものを呑んだグループの中に、症状が改善することあって、それをプラセボ効果と呼んでいるのだが、10か月ほど使っている磁気ネックレスも、プラセボだったりしやしないかと、いささか斜め視線から見ることもないではない。

などとごちゃごちゃ言ってはいるが、実際に効いているようなのは、紛れもない事実なのである(個人の感想です

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愉話§一日一句~秀山祭また来年~ [俳句]

季語は・・・良夜

歌舞伎座に 楽日来たりて 良夜かな

【去年の今日】週話§日曜有閑~長月九月最終週~
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歴話§妹背山婦女庭訓~第一部~国立劇場 [歌舞伎]

10月をもって閉場する国立劇場“初代国立劇場さよなら特別公演”大劇場の最後の2か月『妹背山婦女庭訓』のまず第一部を観てきた。序幕『春日野小松原の場』から始まって、二幕目『太宰館花渡しの場』から、三幕目『吉野川の場』まで。

序幕20分、二幕目30分と軽いが、三幕目は1時間55分の長丁場である。

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江戸時代の人たちは不思議な舞台を創り上げたと改めて思う。飛鳥時代という太古の昔の出来事を江戸時代に置き換えて、言わば“現代劇”に仕立て上げてしまった。たとえて言うなら、スーツ姿で忠臣蔵を上演するようなものではないか。

序幕……梅枝の雛鳥と萬太郎の久我之助の初々しさが際立った。梅枝は相変わらず古風な顔立ちが映える。萬太郎はやや幼く見えてしまうところが損。新悟の采女。

二幕目……松緑の大判事、時蔵の定高登場して、舞台が引き締まる。松緑のこしらえが個人的には老い過ぎていると感じてしまうが、以前2回観たのが幸四郎(白鸚)と吉右衛門で、もちろん同じこしらえなのだが。坂東亀蔵の入鹿。

……という前菜のような短い幕2つの後、吉野川の長丁場が始まる。

三幕目……吉野川を挟んでの雛鳥と久我之助のやり取りに続いて、両花道の上手から大判事、下手から定高が。ここからが長い長い。動きも少なく思い入れの芝居が延々と続く。途中、2度3度と舟を漕ぎそうになりかかったのは内緒。

時蔵の安定感が際立つが、それに対する松緑の大判事も、時折口跡が割れるいつもの癖が出はするが、それでも抑制に抑制を重ねた息詰まるような演技は、見るべきところ多であった。そして深い慟哭の中で幕。

終演は15時半過ぎ。新宿に戻りデパートでも冷やかした後に夕食でも食べて帰ろうかと考えていたが『吉野川』の2時間ですっかり疲れてしまい、デパ地下で食料を買い込んであっさりと帰宅したのだった。

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健話§おやつとラジオ体操 [健康]

慢性の運動不足である……せめても“爪の先っぽのような”埋め合わせで、ラジオ体操をしている。毎日15時から、ほんの10分でしかないが、しないよりはましなので、せっせとやっている。

“三つ子の魂百まで”ではないが、小学校の時に覚えて既に60年が経つが、第一体操、第二体操ともにすべての動作を間違えることなくやりおおせることができるのは不思議だ。

これはもうDNAの中に組み込まれているとしか思われず、音楽が鳴りだせば、身体が自然に動き出してしまう……認知症が進行しても身体が動いてくれるのだろうか。

でまあ、準備体操的なイントロから第一体操、間に首の運動を挟んで第二体操まで済ませたら“おやつ”の時間である。

お茶や紅茶、ソフトドリンクの飲みながらいただくのは、餅菓子であったりチーズケーキ、時にはプリンのようなもの。ラジオ体操で運動したよりも、カロリーは多いだろうから、割に合わないと思うけれど、これもまた一つのお約束事として定着してきた。

日々、たいしたことをしているわけではないが、せめてものルーチンワークとして先々も続けるつもりだ。

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愉話§一日一句~行き先は九州方面?~ [俳句]

季語は・・・秋の空

飛行機は 西へ真西へ 空は秋

【去年の今日】週話§土曜有閑~ゴミが入っています~
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週話§日曜枯寂~旅行中の通院3回~ [海外旅行]

海外を旅行していた時、合わせて3回医者のお世話になった。

最初は2008年。左足親指の付け根が炎症を起こし、オーストリア・アルプス端っこの村の整形外科に飛び込んだ。医師の診断はというとドイツ語で……

Gicht

……すなわち“痛風”というもの。身に覚えがないわけではないが、うーんと首を傾げていたら「まあ、関節炎ってところかな」で、薬を処方してもらい、ほどなくして痛みは治まった。

これが第1回。次は2016年のバイロイトで、歯の詰め物が取れてしまった。これも放置するわけにはいかず、ホテルのレセプションで最寄りの歯医者を予約してもらい、事なきを得た。それにしても“旧宮殿”に歯医者を構えているなど、入っていくのに「マジ!」と思うような設えである。

そして2018年、3回目も取れた歯の詰め物の修復だった。オーストリア・アルプス端っこのクリニックだったが、これまた愛想のいいドクターで、丁寧に処置したくれたのだ。

海外旅行も回数を重ねると、色々なことが起きる。3回も病院に駆け込むとは思いもせずだったが、それ以上に致命的なトラブルに一度も出会うことがなくて済んだのは幸いなるかな。

なお、治療費はすべて現金払いしたが、帰国後、海外旅行保険に申請して、全額が戻ってきてくれた。

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愉話§一日一句~木挽町は秋の空~ [俳句]

季語は・・・秋分

秋分や 秀山祭の 楽近し

【去年の今日】儲話§円安の日々なりき
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異話§雷乃収声~七十二候~秋分 [七十二候]

秋分の初候“雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)”である。

秋分が来た……だが……暑い……今だに。もちろん、まだまだエアコンとの縁は切れない。

8月終わり頃から秋風が吹き始めてはいて、そうして見上げた雲は秋のそれである。申し訳に入道雲ももくもく噴き上がってきたりはするが、雨雲レーダーを眺めても夕立の気配は見当たらないのである。

確かに、秋分に来て雷雨もあるまいとは思うが、9月はまだ夏の残滓があるので、本格的に秋の声を聞くのは、10月中旬くらいになってからだろうか。

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週話§土曜枯寂~無理しない・・・・・・できない~ [老化]

ないならないなりに体力があったなあというのは五十代のあたりまでのことだった。

海外旅行をしていると、しみじみ体力勝負だと思わざるを得ない。思い切ってレンタカーを使おうと実行に移したのは、48歳になろうとする頃で、そのタイミングを外して、五十代でと考えたら、それは無理な相談だったと思われる。

まさに、年齢なりの体力がどれほどのものか、その事実を思い知り、自覚するようになったのは五十代に入ってからのことで、少しずつ無理できないと我が身を御することを考えるようになった。

ある意味で決定的だったのは、定年退職直後。久々に訪れた尾瀬でのこと。歩いている最中に、膝の靱帯は傷めるし、最終日に3時間半くらいだろうと考えていた歩程が4時間半も要してしまったことが大きい。

そして、それ以降は絶対に無理しない日程を組んで、細く長く歩いていくと決めたのだ。年齢相応、自分なりに動くしかないわけだが、もう少しだけでいいので動けるようにとは考えているのだが。

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愉話§一日一句~ああ愉しきかな~ [俳句]

季語は・・・花野

ここはどこ? 駆け出し行けば 花野かな

【去年の今日】麥話§ビールは明るく
タグ:俳句 花野
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呟話§一言つぶやき~キシダメ~ [つぶやき]

“この人”の徹底的に頓珍漢なあれやこれやは、既にして政の世界には……

……まったく不向きであることを示しているし、常に他人事でしかない表情からしても、自慢の“聞く力”などまったく持ち合わせていない、もしくは少なくとも国民の声を聞く力など皆無で、無能だとしか言えないのである。

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眠話§時差ぼけ辛い [海外旅行]

ヨーロッパへ飛ぶのに、行きは約12時間、帰りは約11時間……これが辛い。6時間くらいでとまでは言わないが、せめて10時間は切ってほしいと、切に願うのである。

だが、ここ一年以上というもの、ウクライナ侵略の影響を受けてシベリア上空を飛行することができず、直行便であっても、14時間ほどを要することになってしまった。それゆえに、いよいよ時差ぼけが辛くなっていくようだ。

通常時、羽田を昼頃経ったミュンヘン行きは、同日17時頃に到着する。この流れだと、着いてホテルにチェックイン。4時間ほど動いて、軽くビールを呑んでベッドに潜り込む。

途中、一度か二度は眼が覚めてしまうが、それでも睡眠時間は確保できて、翌日午前中からレンタカーを走らせて目的地に向かうことができる。肝腎の時差ぼけはというと、日中はそれほどでもないのだが、夜に向かうに連れて症状が現れる。ゆえに到着直後、翌日の演奏会ほど辛いものはないのだ。

↓太陽光で時差ぼけ解消
IMG-4439.jpg

2008年、3週間の勤続休暇でバイロイト詣をした時は、到着から3泊をドレスデンで時差調整して過ごし、公演日前日にバイロイト入りした。ここまで万全の調整ができたのもまた珍しいことだった。

もちろん、宮仕え時代は土日を両側に9日、長くて10日の休暇しか取れず、その中で必死に時差ぼけと戦っていたのである。

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愉話§一日一句~墓参りの帰りに~ [俳句]

季語は・・・秋彼岸

水の香に 雨の予感や 秋彼岸

【去年の今日】葡話§ワインはお好き?
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別話§今は六十代~見送ること~ [老化]

平均寿命が延びたことで全体が長寿傾向となって、身罷る親の年齢が上がるのと並行して、見送る息子や娘の年齢も上がってきている。これはもう避けられないことであろう。

我が家の場合、父親が祖母を見送ったのは、祖母85歳、父60歳だった、81歳でこの世を去った父を見送った息子は52歳だった。そして、ついこの間も、62歳の知り合いが89歳の親を見送っていて、我が身の周囲も否応なく高齢化していると感じたのである。

我が身内については、両親、祖母、叔母、叔父を見送った。父親については喪主も務めた。これだけの人数の葬式を身内から出すと、時間が開きはあるにしても、それなりのノウハウは自分の身に付いてくれたと思う。

だが、最初は自宅で通夜と告別式を行ったが、最後に行った父親の時は、いわゆる斎場を借りての通夜と告別式を行ったのだ。そして、しがない団地マンション住まいにしてみれば、階上の自宅で、通夜だの葬儀だなととできるはずもなく、斎場を借りて小ぢんまりとした葬式でどちらかを送ることになるということか。

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嗚話§病院通いが・・・・・・ [健康]

病院通いが途切れない。

月に一度、内科に通院して薬を処方してもらっている。数年来の、足の血管に問題があって、それを改善させるもので、薬を服用し始めた頃から比べれば、かなり改善されてきたと感じられる。

しかも院内処方で薬を出してくれるので、いちいち薬局まで出向く必要がないのはありがたい。

この程度だったら、まあまあ年齢相応かと思っていたら、イレギュラーな通院が入ってしまうようにもなった。

3か月前には耳鼻咽喉科のお世話になった……左耳の奥が耳垢でガリっと音がするようになった。耳垢取りを使っても治らないので、これはもう!と耳鼻科に行ったら、あっという間にすっきり。

と思ったら、7月には歯の詰め物が取れた。以前にも取れた同じ詰め物で、同じ歯科医に処置してもらうのは何だかなので、違う歯科医の予約を取ってみた。

なかなか予約が取りにくく、少し待つことになったが、ずいぶん慎重に処置してくれた。取れてから新しい詰め物が入るまでに1か月半ほどかかったがこれで当分外れないでくれればありがたい。

アラ七十の人間は、気がつくとレギュラーとイレギュラーがカレンダーの予定に組み込まれてしまっているのである。

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播話§秀山祭九月大歌舞伎昼の部~米吉~ [歌舞伎]

三連休最終日、秀山祭昼の部を観てきた。この日も世間はとんでもない残暑に見舞われ、表を歩くのが本当にしんどい状況だった。

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お目当ては一本目の『祇園祭礼信仰記-金閣寺』で、雪姫が米吉と児太郎のダブル配役だが、この日は米吉の雪姫。若手女形の中では群を抜いて“かわいい”役者である。ただ、雪姫は“人妻”である。そうすると、見た目があまりにも娘と見えてしまうが、それははまあしかたがない。それはそれとして、芝居はきっちり丁寧に務めている。

歌六が国崩しの悪役である松永大膳をふてぶてしく務め、舞台を締めた。それに相対する勘九郎の此下東吉は、個人的には見た目爽やかと感じたのは。松永大膳との対比を考えてのことかとも考えたが、東吉の策略からすれば、もう少しアクのようなものが表に出てもよかったかもしれない。

菊之助が雪姫の夫直信を……後ろ手に縛られて、舞台上手から出て花道へと引っ込むだけのお役。福助の慶寿院尼、歌昇の十河軍平。

『金閣寺』は、過去に何回か観ているが、1時間半の芝居の中にいくつもの要素が詰め込まれていて筋を掴めずにきたが、今回ようやくあれやこれやが頭に入ってきてくれた。

二本目『土蜘』は、幸四郎の僧智籌実は土蜘の精、又五郎の頼光などなど。 『金閣寺』を堪能したからか、いささか温い舞台に、昼食直後とあって眠くなることしばし。幸四郎は凄味のないままで、ひと通り。

最後に『二条城の清正』が、20分ほどの舞台。白鸚の清正、染五郎の秀頼。船の上で清正が“思い出話”のようなものを語る“だけ”の不思議な芝居。これまで、白鸚の変な口跡に頭を抱えて敬遠していたが、なぜかこの日は、きちんと台詞が聞えてきて、普通にやっていれば、きちんと聞こえるのだと思った。一か月前に81歳になったばかりの白鸚はさすがに衰えている。

最後に、1階ロビーに飾られていた吉右衛門三回忌の設えを貼っておく。

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《歌舞伎のトピックス一覧》
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