硝話§眼鏡の生活 [私事]
近視が進んだのは、宮仕えを始めた頃だったかと記憶しているが、それほどひどくはなかったので、眼鏡をかけなくても特に問題はなかったのだ。
結婚2年目、運転免許を取ることになって眼鏡を誂えることになった。免許の取得には0.7以上が条件だったが、その当時は0.1近かったのではないか。
そして無事に免許も取れ、眼鏡をかけての運転となった。合わせて、昼間の眼鏡とは別に、夜の運転用に度数高めを誂えて使うようになったのである。
そんな眼鏡生活だったが、50歳を過ぎた頃だったか記憶ははっきりしないが老眼というほど顕著ではないが、眼鏡をかけてほんの文字が見づらくなってきたことに気づいた。仕事の時などパソコンを見るのも裸眼で問題なく見えるようになってきた。
還暦になったタイミングだったか、それまで使っていた眼鏡の度数がきつくなったので、少し弱めのレンズに替えたが、特に支障はないし、やはり本やパソコンは裸眼で見るようになったのだ。
さすがに運転する時や観劇をするようなときに眼鏡を手離すことはできないが、生活全般に関しては眼鏡なしでも支障はなく、経年による視力の変化がこれほど顕著に表れるものかと感心しているのである。
《私事のトピックス一覧》
結婚2年目、運転免許を取ることになって眼鏡を誂えることになった。免許の取得には0.7以上が条件だったが、その当時は0.1近かったのではないか。
そして無事に免許も取れ、眼鏡をかけての運転となった。合わせて、昼間の眼鏡とは別に、夜の運転用に度数高めを誂えて使うようになったのである。
そんな眼鏡生活だったが、50歳を過ぎた頃だったか記憶ははっきりしないが老眼というほど顕著ではないが、眼鏡をかけてほんの文字が見づらくなってきたことに気づいた。仕事の時などパソコンを見るのも裸眼で問題なく見えるようになってきた。
還暦になったタイミングだったか、それまで使っていた眼鏡の度数がきつくなったので、少し弱めのレンズに替えたが、特に支障はないし、やはり本やパソコンは裸眼で見るようになったのだ。
さすがに運転する時や観劇をするようなときに眼鏡を手離すことはできないが、生活全般に関しては眼鏡なしでも支障はなく、経年による視力の変化がこれほど顕著に表れるものかと感心しているのである。
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頼話§希薄な帰属意識 [私事]
外面が悪いわけではないが、第三者との間には比較的距離を置いて接していると思っている。
自分自身が持つある部分の意志が強固ではないと感じていて、それゆえ特に強い“磁力”を持ち合わせる第三者から、悪しき影響を受けたくないと考えてのことなのだ。
考えてみれば、七十年の人生の中で、確固とした意志を発揮して物事を動かしたという記憶は少ない。もちろん、ないわけではないけれど、自分の意志らしきものが強烈に発揮されたことを数えるほうが難しい。
最も長く所属した宮仕えの場においても、盲信とか狂信みたいなところとは縁がなく“ほどほど”の世界に身を置いていた。
それこそ、そういう風に処していかないと、自分の精神がもたないと考えていた節がある。
エントリータイトルに“希薄な帰属意識”と書いたが、他の人たちがどのように第三者に対して身の処し方をしているものか……知ってみたいものだ。
《私事のトピックス一覧》
自分自身が持つある部分の意志が強固ではないと感じていて、それゆえ特に強い“磁力”を持ち合わせる第三者から、悪しき影響を受けたくないと考えてのことなのだ。
考えてみれば、七十年の人生の中で、確固とした意志を発揮して物事を動かしたという記憶は少ない。もちろん、ないわけではないけれど、自分の意志らしきものが強烈に発揮されたことを数えるほうが難しい。
最も長く所属した宮仕えの場においても、盲信とか狂信みたいなところとは縁がなく“ほどほど”の世界に身を置いていた。
それこそ、そういう風に処していかないと、自分の精神がもたないと考えていた節がある。
エントリータイトルに“希薄な帰属意識”と書いたが、他の人たちがどのように第三者に対して身の処し方をしているものか……知ってみたいものだ。
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所話§みんなが持っているものは・・・・・・ [私事]
ちょっとした物を買おうと店に入って、店員からよく発せられる言葉として「これ、みなさんに人気があります」というのがある。
だが、それほど臍曲がりとは思わないが、そう言われたとたんに“それ”を買おうとは思わない。理由はとても単純で……みんなが持っているものを、自分が持ってわざわざ“その一人”にはなりたくないからだ。
ところが、そんな陳腐な売り文句に惹かれて買ってしまう人が多いということに驚かされるというか呆れるというか。
歌舞伎座に出かけたある日のこと。その日自分が着ていたのと同じシャツを着ている人がいるのを遠目に見つけた。無地だったらいくらでも同じようなものは着ているから、そんなことなど気にすることはないが、その日着ていたのは太めストライプシャツで、誰でも着ているシャツではなかったのだ。
それ以来、歌舞伎座にはそのシャツを着ていかないようにした。いつ何時、同類に遭遇しないとも限らないではないか。
その他、様々な理由で他人様と同じ物は持たないようにと心を配っている。だからもちろん“有名ブランド”の類などはほとんど持っていないはずだ。
他の人が持っていない、だがきちんとした品質の製品を探して自分のものにしているほうが、はるかに気分よくはありませんか?
《日常のトピックス一覧》
だが、それほど臍曲がりとは思わないが、そう言われたとたんに“それ”を買おうとは思わない。理由はとても単純で……みんなが持っているものを、自分が持ってわざわざ“その一人”にはなりたくないからだ。
ところが、そんな陳腐な売り文句に惹かれて買ってしまう人が多いということに驚かされるというか呆れるというか。
歌舞伎座に出かけたある日のこと。その日自分が着ていたのと同じシャツを着ている人がいるのを遠目に見つけた。無地だったらいくらでも同じようなものは着ているから、そんなことなど気にすることはないが、その日着ていたのは太めストライプシャツで、誰でも着ているシャツではなかったのだ。
それ以来、歌舞伎座にはそのシャツを着ていかないようにした。いつ何時、同類に遭遇しないとも限らないではないか。
その他、様々な理由で他人様と同じ物は持たないようにと心を配っている。だからもちろん“有名ブランド”の類などはほとんど持っていないはずだ。
他の人が持っていない、だがきちんとした品質の製品を探して自分のものにしているほうが、はるかに気分よくはありませんか?
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趣話§オーディオ遍歴の終着点 [私事]
我がオーディオ遍歴は宮仕えとともに始まり、20世紀の終了とともに終わりを告げた。
宮仕えを始めた年の冬のボーナスを手にして秋葉原のオーディオショップに赴いた。自分が決めた予算の範囲内で、アンプ、スピーカー、カセットデッキ、そしてレコードプレイヤーを買い求めた。アンプはDENON、スピーカーはイギリスのKEF、プレイヤーもDENON、デッキはティアックである。
↓初代KEFのmodel 104ab
オーディオ関連の雑誌を何冊か読んで、このあたりが自分の音楽の好みと合致していそうだと“アタリ”をつけて購入に臨んだ。買いはしたものの、自分の耳の性能など吹けば飛ぶようなもので、細かい違いなどさっぱり感じ取れないままだった。
↓二代目、同じくKEFのREFERENCE SERIES MODEL 104/2
その後、アンプは2回買い替え、スピーカーも同じKEFの上級機種に買い替え、アンプもそこそこの機種を買い求めたが、相変わらず聴く耳は育ってくれず、世紀が明けた直後に、そこそこ洒落たデザインでシンプルなシステムに全交換。使っていたシステムは知人に譲ったのだ。
かくして20年……今さらながら、適当な音源でも一向に構わなかったのではないかと我が耳を呪うのである。
《私事のトピックス一覧》
宮仕えを始めた年の冬のボーナスを手にして秋葉原のオーディオショップに赴いた。自分が決めた予算の範囲内で、アンプ、スピーカー、カセットデッキ、そしてレコードプレイヤーを買い求めた。アンプはDENON、スピーカーはイギリスのKEF、プレイヤーもDENON、デッキはティアックである。
↓初代KEFのmodel 104ab
オーディオ関連の雑誌を何冊か読んで、このあたりが自分の音楽の好みと合致していそうだと“アタリ”をつけて購入に臨んだ。買いはしたものの、自分の耳の性能など吹けば飛ぶようなもので、細かい違いなどさっぱり感じ取れないままだった。
↓二代目、同じくKEFのREFERENCE SERIES MODEL 104/2
その後、アンプは2回買い替え、スピーカーも同じKEFの上級機種に買い替え、アンプもそこそこの機種を買い求めたが、相変わらず聴く耳は育ってくれず、世紀が明けた直後に、そこそこ洒落たデザインでシンプルなシステムに全交換。使っていたシステムは知人に譲ったのだ。
かくして20年……今さらながら、適当な音源でも一向に構わなかったのではないかと我が耳を呪うのである。
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失話§財布をなくすと・・・・・・ [私事]
宮仕えを始めて2回財布をなくしてしまった。一回はどこでなくしたのかはわかっているが、もう一回はさっぱりわからず、気がついたら消え失せていたのだ。
その日は仕事が早く終わったので、住んでいたアパートの最寄駅近くの焼肉屋で晩飯を済ませ、お勘定をと財布を出そうとしたら、どこを探しても見当たらない。
これはもうだめだと店に事情を話し、名刺を渡して後日支払わせてもらうことにしたのだった。
その当時はまだクレジットカードの類を持っていなかったので、現金がなくなっただけで済んだが、2度目の時はクレジットカードも収納できる財布をなくしたので悲惨だった。クレジットカード会社に連絡し、なくしたカードを止め、新たに再発行の手続きをしなければならなかったのである。
そこそこの年齢の時でもなくしてしまうのだから、この先高齢化が進んでいくと、その危険度はさらに高まって、まじめに対策を講じる必要がいよいよ高くなってくるのは間違いない。
ではどのように?と考えても、妙案らしき何かがあるわけでもなく、財布はカバンの中にしまわれているだけでしかないのだ。
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その日は仕事が早く終わったので、住んでいたアパートの最寄駅近くの焼肉屋で晩飯を済ませ、お勘定をと財布を出そうとしたら、どこを探しても見当たらない。
これはもうだめだと店に事情を話し、名刺を渡して後日支払わせてもらうことにしたのだった。
その当時はまだクレジットカードの類を持っていなかったので、現金がなくなっただけで済んだが、2度目の時はクレジットカードも収納できる財布をなくしたので悲惨だった。クレジットカード会社に連絡し、なくしたカードを止め、新たに再発行の手続きをしなければならなかったのである。
そこそこの年齢の時でもなくしてしまうのだから、この先高齢化が進んでいくと、その危険度はさらに高まって、まじめに対策を講じる必要がいよいよ高くなってくるのは間違いない。
ではどのように?と考えても、妙案らしき何かがあるわけでもなく、財布はカバンの中にしまわれているだけでしかないのだ。
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間話§四十年前は三十歳、五十年前は・・・・・・ [私事]
そんなことを考えても詮のないことであるとは重々処置しているが……さてちょうど半世紀前は、なんとびっくり!の二十歳ではありませんでしたか。
あれから50年!……そんな50年前は大学に入ったばかりだった。とりあえず人生の目標の入口から第一歩を踏み出したと言えるだろう。だが、大学で何をどう学んだらいいものか、遅まきながらの模索が続いていて、中途半端になりつつある事実を認識しつつあり、そして専攻とはまったく違った道へと進んでいくことになった。
そして40年前は三十歳。望外な会社で宮仕えを始めて6年。何とか仕事への道筋はつき、2年前には結婚と、まあまあ何とか体裁はついてくれたと言えるだろうか。
そんな時代から40年も50年も過ぎてしまったということを、どう実感したらいいのか、今だにわからないでいる。
それほど、年月という時間の経過の意味は、人間にとって理解することが難しい問題ではないか。かくして時の流れは止まることなく、人は誰でも皆が平等に歳を重ねていくのだ。
《私事のトピックス一覧》
あれから50年!……そんな50年前は大学に入ったばかりだった。とりあえず人生の目標の入口から第一歩を踏み出したと言えるだろう。だが、大学で何をどう学んだらいいものか、遅まきながらの模索が続いていて、中途半端になりつつある事実を認識しつつあり、そして専攻とはまったく違った道へと進んでいくことになった。
そして40年前は三十歳。望外な会社で宮仕えを始めて6年。何とか仕事への道筋はつき、2年前には結婚と、まあまあ何とか体裁はついてくれたと言えるだろうか。
そんな時代から40年も50年も過ぎてしまったということを、どう実感したらいいのか、今だにわからないでいる。
それほど、年月という時間の経過の意味は、人間にとって理解することが難しい問題ではないか。かくして時の流れは止まることなく、人は誰でも皆が平等に歳を重ねていくのだ。
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週話§土曜流転~古稀を迎えて~ [私事]
古稀を迎えて最初の土曜日である……何の意味もないが。
古稀の日に書いたように“オマケ”の日々が始まった。ストレスなく、できるだけ楽しく日々を過ごしていきたいと思う。
それにつけても、10年後は――生きていれば――80歳である。さすがにもう想像の外で、自分が80歳になった姿を思い浮かべることすらできない。さてどのように老いさらばえているものだろうか。
そして一日にエントリー一つでもブログをアップし続けているだろうか。ちなみにこのペースで続けていくとしたら、5年後にはアップしたエントリーが1万を超え、2005年からの古いアーカイブと合わせて2万エントリーを超えるのだ。
なので、せめてもの目標として“目指せ2万エントリー!”を掲げておく。
人間……何がなしの、他人から見ればどうでもいいようなことでも目標設定しておくことが必要で、以前にも書いた他愛ないことだが“連続ドラマの続きが見たい”みたいなことでも生きるモチベーションになるんじゃないのと考えていたりする、そんな古稀三日目である。
《私事のトピックス一覧》
古稀の日に書いたように“オマケ”の日々が始まった。ストレスなく、できるだけ楽しく日々を過ごしていきたいと思う。
それにつけても、10年後は――生きていれば――80歳である。さすがにもう想像の外で、自分が80歳になった姿を思い浮かべることすらできない。さてどのように老いさらばえているものだろうか。
そして一日にエントリー一つでもブログをアップし続けているだろうか。ちなみにこのペースで続けていくとしたら、5年後にはアップしたエントリーが1万を超え、2005年からの古いアーカイブと合わせて2万エントリーを超えるのだ。
なので、せめてもの目標として“目指せ2万エントリー!”を掲げておく。
人間……何がなしの、他人から見ればどうでもいいようなことでも目標設定しておくことが必要で、以前にも書いた他愛ないことだが“連続ドラマの続きが見たい”みたいなことでも生きるモチベーションになるんじゃないのと考えていたりする、そんな古稀三日目である。
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週話§土曜流転~古稀秒読み~ [私事]
再来週半ばには古稀を迎える……七十歳である。
七十歳とは?とない頭を絞ってあれやこれやと考えてみた。きちんと確かめたことはないが、ここ何年かというもの、間違いなく四十代以下の人間などと会話したこともなければ知り合いなどもいないはずだ。
もっとも、それほど交友範囲が広いわけでもないから、自分より年長の知り合いの数などもたかが知れているし、この先に減りはすれども増えることなどあり得ない。
そうしたところからも。自分の老いを如実に感じることになる。そして10年後は八十歳の傘寿……はてさて、生きていられるだろうか。というよりも、個人的には七十歳を過ぎたら、それはもう“オマケ”の人生だと考えることにしている。
《日常のトピックス一覧》
七十歳とは?とない頭を絞ってあれやこれやと考えてみた。きちんと確かめたことはないが、ここ何年かというもの、間違いなく四十代以下の人間などと会話したこともなければ知り合いなどもいないはずだ。
もっとも、それほど交友範囲が広いわけでもないから、自分より年長の知り合いの数などもたかが知れているし、この先に減りはすれども増えることなどあり得ない。
そうしたところからも。自分の老いを如実に感じることになる。そして10年後は八十歳の傘寿……はてさて、生きていられるだろうか。というよりも、個人的には七十歳を過ぎたら、それはもう“オマケ”の人生だと考えることにしている。
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滑話§流れに乗るまでが一苦労 [私事]
多分にせっかちな性分なところがなきにしもあらずで、物事が“水平飛行”に移って落ち着くまでの時間をもどかしく感じるのだ。
滑走路を離陸して上昇、安定した水平飛行になるまで、どれほどの時間を必要とするものか、頭の中ではわかっていても、上昇している間のイライラがまた何ともなのである。
そんなせっかちさは、小説の類を呼んでいる時にも顔を出して、だから前振りが長い小説だと「えーい、早く本題には入らぬか!」みたいな感情が表に出てしまう。
作者にしてみれば傍迷惑な話であることは重々承知なわけで、はなはだ申し訳ないことだが、これもまた性分ということか。
ゆえにテレビの連続ドラマを好んで見ることをしないのは、そうした個人的事情があってのことで、だからといって録画したドラマを早送りして見るなどということまではしない。
ちなみにここ何年かの間に、最後まで見続けたドラマは『半沢直樹』シリーズだったりするのだ。あそこまで現実離れしていれば、いっそ清々しく笑って見ることができるので。
《私事のトピックス一覧》
滑走路を離陸して上昇、安定した水平飛行になるまで、どれほどの時間を必要とするものか、頭の中ではわかっていても、上昇している間のイライラがまた何ともなのである。
そんなせっかちさは、小説の類を呼んでいる時にも顔を出して、だから前振りが長い小説だと「えーい、早く本題には入らぬか!」みたいな感情が表に出てしまう。
作者にしてみれば傍迷惑な話であることは重々承知なわけで、はなはだ申し訳ないことだが、これもまた性分ということか。
ゆえにテレビの連続ドラマを好んで見ることをしないのは、そうした個人的事情があってのことで、だからといって録画したドラマを早送りして見るなどということまではしない。
ちなみにここ何年かの間に、最後まで見続けたドラマは『半沢直樹』シリーズだったりするのだ。あそこまで現実離れしていれば、いっそ清々しく笑って見ることができるので。
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所話§物持ちはいい・・・・・・というか [私事]
あれこれな“問題児”ではあるが、それでも物持ちについてはいいほうだと自任している。
今だにガラケー持ちで、10年以上前に機種変更した携帯は、既にサポートは終了していて、時折携帯会社から「ガラケーは使えなくなりますよ」という脅迫メイルが届くが、意に介することなく使い続けている……もっともほとんど同居人との連絡用でしかないが。
携帯機能のないiPod touchも、今使っているのは三代目で、それも相当に動作が遅くなるまで使い潰して買い替えている。パソコンも同様で、5年使用で買い替え推奨しているところを6年使い倒して、電源投入から20分経たないと用を為さないようになるまで頑張ったのだ。
ケチというわけではないが、財政的問題もあるし、まあ動かなくなるまでは使いましょうという心づもりであることは間違いない。
だが時折、とんでもなく早く成仏されることがあって、それはそれで腹立たしいことだったりする。この4月には、4年も使っていない電気掃除機が、使おうと電源を入れてもうんともすんとも言わなくなって、あまりにも早い寿命に言葉を失ったが、それならしかたがない……さっさと新しい掃除機を買ったのだった。そのあたりの切り替えは早い。
それにこの手の電気製品は日常使い続けているわけだから、修理に出して何日か待つなどという悠長なことはしていられないのだ。
《私事のトピックス一覧》
今だにガラケー持ちで、10年以上前に機種変更した携帯は、既にサポートは終了していて、時折携帯会社から「ガラケーは使えなくなりますよ」という脅迫メイルが届くが、意に介することなく使い続けている……もっともほとんど同居人との連絡用でしかないが。
携帯機能のないiPod touchも、今使っているのは三代目で、それも相当に動作が遅くなるまで使い潰して買い替えている。パソコンも同様で、5年使用で買い替え推奨しているところを6年使い倒して、電源投入から20分経たないと用を為さないようになるまで頑張ったのだ。
ケチというわけではないが、財政的問題もあるし、まあ動かなくなるまでは使いましょうという心づもりであることは間違いない。
だが時折、とんでもなく早く成仏されることがあって、それはそれで腹立たしいことだったりする。この4月には、4年も使っていない電気掃除機が、使おうと電源を入れてもうんともすんとも言わなくなって、あまりにも早い寿命に言葉を失ったが、それならしかたがない……さっさと新しい掃除機を買ったのだった。そのあたりの切り替えは早い。
それにこの手の電気製品は日常使い続けているわけだから、修理に出して何日か待つなどという悠長なことはしていられないのだ。
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週話§日曜流転~九月・・・・・・である~ [私事]
かつて、夏休みが終わって始業式の日だったわけだが、いつもせいせいした顔で登校していた記憶である。
そりゃあ、夏休みがもう少し続いてくれたらとか思わないでもなかったが、進んで学校に行きたい!などとも思ったわけではない。
あまり先々がどうなるか、どうしたいのかといった眼に見えるような将来像を描いていたわけでもなく、そういう意味では自己について考えることをせずのまま年齢を重ねていったのだった。それは高校に入ろうが、大学に進もうが、進みたい、あるいは進むべき目的地を見い出せないままだったのである。
世俗的な欲が希薄だったとは思わないが、欲に対しては表に出すこと少なく過ごしてきた。
そうしてきた理由の一つは、たぶん自分の経済的貧しさのゆえが、頭の上に大きくのしかかっていて、手をこまねいていたのではないか。そして手をこまねきながらも、何度か足掻いたことが、今の自分を形作ったとは、結果として救われたということだろう。
《日常のトピックス一覧》
そりゃあ、夏休みがもう少し続いてくれたらとか思わないでもなかったが、進んで学校に行きたい!などとも思ったわけではない。
あまり先々がどうなるか、どうしたいのかといった眼に見えるような将来像を描いていたわけでもなく、そういう意味では自己について考えることをせずのまま年齢を重ねていったのだった。それは高校に入ろうが、大学に進もうが、進みたい、あるいは進むべき目的地を見い出せないままだったのである。
世俗的な欲が希薄だったとは思わないが、欲に対しては表に出すこと少なく過ごしてきた。
そうしてきた理由の一つは、たぶん自分の経済的貧しさのゆえが、頭の上に大きくのしかかっていて、手をこまねいていたのではないか。そして手をこまねきながらも、何度か足掻いたことが、今の自分を形作ったとは、結果として救われたということだろう。
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坐話§座席は最後列&通路側 [私事]
演奏会、観劇、そしてスポーツ観戦と、チケットは基本的に発売日の購入を心掛けている。それは、自分たちが座りたいと思う席を確保したいからで、それは“最後列&通路側”という場所なのである。
マンションの角部屋と同じで、両側を人に挟まれるよりは、片方でも通路に面しているほうが気兼ねはないし、何より何か体調が急変したりでもした時に、そっと席を外し、すぐ後ろの出入口から退出することができるからだ。
そして、上に挙げたそれぞれについては、夫婦して上から俯瞰して聴いたり観たりするのが性に合っているので、最後列&通路側が我々の特等席なのである。
そんな定位置に落ち着くまでには、何十年にも及ぶ長い長い道のりがあり、そうして座ってみれば“そうだよ、ここがベストなんだよ!”と今さらながらのように、高みの見物を気楽に満喫するは精神衛生にもよろしい。
ところで通路側の席については、そこを目あての人は多そうだとは思うが、最後列大好きの人がどれほど多いのかは、判断がつきかねる。だがまあまあ狙った席はほぼほぼ確保できていると思うので、そんなものなのかと思う。
《私事のトピックス一覧》
マンションの角部屋と同じで、両側を人に挟まれるよりは、片方でも通路に面しているほうが気兼ねはないし、何より何か体調が急変したりでもした時に、そっと席を外し、すぐ後ろの出入口から退出することができるからだ。
そして、上に挙げたそれぞれについては、夫婦して上から俯瞰して聴いたり観たりするのが性に合っているので、最後列&通路側が我々の特等席なのである。
そんな定位置に落ち着くまでには、何十年にも及ぶ長い長い道のりがあり、そうして座ってみれば“そうだよ、ここがベストなんだよ!”と今さらながらのように、高みの見物を気楽に満喫するは精神衛生にもよろしい。
ところで通路側の席については、そこを目あての人は多そうだとは思うが、最後列大好きの人がどれほど多いのかは、判断がつきかねる。だがまあまあ狙った席はほぼほぼ確保できていると思うので、そんなものなのかと思う。
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栖話§環境優先でした [私事]
ニュータウンと呼ばれて既に半世紀……今や高齢化の一途をたどり続けている我が住居の付近である。
暮らし始めて、気がつけば40年を過ぎてしまった。そしてつくづく暮らしやすいエリアだと感じているのだ。
もちろん一長一短はあって、短所のほうから書くならば、都心からのアクセスで、新宿からは30分ほどだが、歌舞伎座に行こうものなら一時間とか要して、朝もはよから出かけなくてはならないし、夜の部が終演したら、帰宅は22時を回ってしまう。
住環境の短所はといえば山坂の多さで、これはそもそもの地形に沿って意図して開発したから、あまり大きな声で文句は言えない。
さて、いい面についてであるが、まずもって住環境が卓越しているということである。開発された住宅群は多摩丘陵の上に建ち並び、車が走ることのない遊歩道が団地の合間を縫っていく、そしてその遊歩道には、半世紀の間に育ってきた樹木が鬱蒼と、道行く人たちに木陰を形作っている。
都心へのアクセスを取るか、良好な環境を取るか……両方ともをというのは無理に決まっていて、ならばと下した結論は、良好な環境を!なのだった。
気のおけない居酒屋とか蕎麦屋みたいな店があればいいなあと思わないでもないが、そもそもいいとこ取りは無理な話なのである。
《私事のトピックス一覧》
暮らし始めて、気がつけば40年を過ぎてしまった。そしてつくづく暮らしやすいエリアだと感じているのだ。
もちろん一長一短はあって、短所のほうから書くならば、都心からのアクセスで、新宿からは30分ほどだが、歌舞伎座に行こうものなら一時間とか要して、朝もはよから出かけなくてはならないし、夜の部が終演したら、帰宅は22時を回ってしまう。
住環境の短所はといえば山坂の多さで、これはそもそもの地形に沿って意図して開発したから、あまり大きな声で文句は言えない。
さて、いい面についてであるが、まずもって住環境が卓越しているということである。開発された住宅群は多摩丘陵の上に建ち並び、車が走ることのない遊歩道が団地の合間を縫っていく、そしてその遊歩道には、半世紀の間に育ってきた樹木が鬱蒼と、道行く人たちに木陰を形作っている。
都心へのアクセスを取るか、良好な環境を取るか……両方ともをというのは無理に決まっていて、ならばと下した結論は、良好な環境を!なのだった。
気のおけない居酒屋とか蕎麦屋みたいな店があればいいなあと思わないでもないが、そもそもいいとこ取りは無理な話なのである。
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週話§日曜流転~眼鏡~ [私事]
初めて眼鏡をかけたのは中学2年の時だった。学校の健康診断で、眼科医から再検査を勧められ、診てもらったところ“遠視性乱視”と出たので、その日のうちに眼鏡店で眼鏡を誂えた。
そんなものかと思いながら、大学に入った頃に眼鏡なしでも問題ないことが自覚できたので、外して生活をしていたが、宮仕えを始めた頃から、文字を読む仕事ゆえ、近視が進んできたことを自覚したが、その近視もそれほどにひどいとは感じられずにいたのである。
30歳になるタイミングで運転免許を取ることになったので、新しく近視用の眼鏡を作ることにして今に至っているが、これまでに10本くらいか。そんな使った眼鏡の推移を見ていると、流行とかに疎い人間であっても、何がなしご時勢の眼鏡をかけていることに気がつく。
そして間もなく眼鏡歴も60年ということか……ブランクはあるけれど。
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そんなものかと思いながら、大学に入った頃に眼鏡なしでも問題ないことが自覚できたので、外して生活をしていたが、宮仕えを始めた頃から、文字を読む仕事ゆえ、近視が進んできたことを自覚したが、その近視もそれほどにひどいとは感じられずにいたのである。
30歳になるタイミングで運転免許を取ることになったので、新しく近視用の眼鏡を作ることにして今に至っているが、これまでに10本くらいか。そんな使った眼鏡の推移を見ていると、流行とかに疎い人間であっても、何がなしご時勢の眼鏡をかけていることに気がつく。
そして間もなく眼鏡歴も60年ということか……ブランクはあるけれど。
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済話§放漫家計?・・・・・・ではないぞ? [私事]
結婚してこのかた、我が家の“金庫番”を務め続けている。加えて、ザルの家計会計担当でもある。
結婚して同居を始めて以来、基本的な家計管理は変わっていない。宮仕えをしていた当時、会社からの給料は金融機関2口座に配分されていた。一つは光熱費、保険、税金、マンション管理費などの支払いに、もう一つは、一般家計費や小遣い、クレジットカード決済用というものだ。
そしてそれぞれ、月に振り込んでもらう額を一定に決めて、その予算範囲内で月々を差配しつつ、そこからはみ出た分は、会社の財形貯蓄などの貯蓄に振り向けていた。
自分なりの客観的観察を続けていた限りでも、むしろ引き締め気味の家計運営をしていたのは間違いない。
ただし、家計簿のようなものはつけていなかったから、支出の細かい費目は把握していなかったが、毎月決まった額以上に支出することは、可能な限り抑え込んでいたのだ。
外から見れば放漫会計(家計)と見えたかもしれないが、この程度の差配でもうまく運営できたのは、まずもって巨額の支出に関しては監視の眼を光らせていて、どうしてもそうした支払いが必要になった時は、夫婦で緩やかながら認証して進めるようにしていたのだった。
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結婚して同居を始めて以来、基本的な家計管理は変わっていない。宮仕えをしていた当時、会社からの給料は金融機関2口座に配分されていた。一つは光熱費、保険、税金、マンション管理費などの支払いに、もう一つは、一般家計費や小遣い、クレジットカード決済用というものだ。
そしてそれぞれ、月に振り込んでもらう額を一定に決めて、その予算範囲内で月々を差配しつつ、そこからはみ出た分は、会社の財形貯蓄などの貯蓄に振り向けていた。
自分なりの客観的観察を続けていた限りでも、むしろ引き締め気味の家計運営をしていたのは間違いない。
ただし、家計簿のようなものはつけていなかったから、支出の細かい費目は把握していなかったが、毎月決まった額以上に支出することは、可能な限り抑え込んでいたのだ。
外から見れば放漫会計(家計)と見えたかもしれないが、この程度の差配でもうまく運営できたのは、まずもって巨額の支出に関しては監視の眼を光らせていて、どうしてもそうした支払いが必要になった時は、夫婦で緩やかながら認証して進めるようにしていたのだった。
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