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節話§一日一句~盛り過ぎれど~ [俳句]

季語は・・・空蝉

風吹けば 空蝉殻の 幹に揺れ

【去年の今日】週話§日曜恬淡~定食屋もあらまほし~

タグ:空蝉 俳句
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懐話§昭和三十年代~ランニングシャツ~ [昭和]

[承前]

小学生から中学生の頃の夏休み、我々の日常着はランニングシャツだった。当時もTシャツがないわけではなかったが、日活映画の中に登場してというくらいの、遠い世界の話だった。

ランニングシャツで、朝から晩まで……プールに泳ぎに行ったり、自転車に乗ってどこかへ遊びに出かけたり、万能の一枚だったのである。

高校生くらいになると、さすがにランニングシャツ一枚でということはなくなり、何やらなシャツを着たりはして過ごしていた。1970年代に入ると、何やらTシャツを着だす連中も出てきたが、自分が夏の日常に着たとかいった記憶はない。

どうやら、Tシャツを着るようになったのは、大学に入ったあたりがタイミングだったようで、尾瀬の山小屋で夏休みのアルバイトをし始めた時には作業着的に着るようになったのだ。以来、Tシャツが夏の日常着としての地位を得たのだ。

大学を出て入った会社は、ネクタイを締める必要がなかったが、Tシャツで出勤することはさすがにしなかった。別にTシャツで行っても何ら問題はなかったけれど、そこはまあ自分なりの矜持のようなものと言えるだろうか。
                               [続く]

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板話§八月花形歌舞伎~第一部&第二部~ [歌舞伎]

猿之助がコロナウイルス陽性となって、早替わりの六役が巳之助に変わった『加賀見山再岩藤』は、序幕に間に合わず、休憩後の二幕と大詰からのみとなったので流れのようなものが見えてこず、よって感想らしきものはパス。

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第二部は、中村屋兄弟の2本立てで『真景累ヶ淵~豊志賀の死~』と『仇ゆめ』で『真景累ヶ淵』は初見。七之助の豊志賀、鶴松の新吉。中村屋部屋子の鶴松の新吉は、線がやや細くはあったが、気弱で煮え切らない弟子を巧みに演じていたのが印象的。

二つ目の『仇ゆめ』は、これはもう勘九郎の切れっ切れの踊りを堪能した。祖父(十七代目)、父(十八代目)とはまったく違う、すっきりと現代的な、まさに今の時代に際立った歌舞伎の存在ではないだろうか。

この日も車での往復。コロナウイルス感染拡大の中にあって、少しでもリスクを軽減させるべくの積極的な車の利用である。

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