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顧話§今日の歴史~だから言ったじゃ~ [イギリス]

2016年6月23日、イギリスのブレグジット国民投票。

離脱賛成≒52%対離脱反対48%という僅差で、2021年1月からイギリスが欧州連合から離脱した。

だが、何度か書いているように、これほど重要な案件を過半数で決めるというのは、いささかという以上に乱暴な話で、五分の四までとは言わないが、三分の二以上の賛成で決めるべきだと思っていた。

結果、あまりいい話は聞かなくなった。そのうち大きなものは関税検査で、イギリスに対する輸出入のトラックの税関検査が滞って、長い車列ができたり、移民が減少したことで人手不足に陥り、一般小売り業や飲食店などが立ち行かなくなってしまっているようだ。

イギリスの独自性という離脱推進派の甘言にまんまと乗せられて離脱したところまではよかったが、結局は“やりたかっただけ”で、その先に何らかのヴィジョンがあったとは思えず「だから言ったじゃないの!」な岡目八目で見続けていた身にしてみれば、今からでも遅くないから、離脱以前とまではいかずとも、緩い連合的なシステムを新たに作り直せばと思うが……そんなこと「死んでもやだね!!」なんだろうな。

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顧話§今日の歴史~よかったのかなあ~ [イギリス]

2020年1月31日、イギリスがEUから離脱。

離脱賛成派は、イギリスの独自性を主張していたが、岡目八目からすれば、そうまでして離脱する大きなメリットがそれなのかが理解できなかった。

それ以上に、不利益を被ることが多々あって、痩せ我慢してまで離脱するほどのことではなかっただろうに。

結局、EU以前に戻ったことで、特に国境管理での業務地帯による経済活動の遅滞であるとか、眼に見えるトラブルが増えただけではなかったか。

何より、投票結果での離脱賛成が約52%、残留賛成が48%とというギリギリ過半数だったことで、これほどの重要事項を決めるのに過半数でというのはいかにも乱暴な話ではないか、四分の三以上……せめては三分の二以上の賛成でという風にならなかったものか。

そして今、ざっくりとした素人考えだが、昨今イギリスと保守党の迷走は、EU離脱+コロナ禍+ロシア禍の合わせ技のゆえではないかと睨んでいる。

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顧話§今日の歴史~あれから30年~ [イギリス]

1992年12月9日、ダイアナ妃とチャールズ皇太子離婚。

正確には、この日から別居生活となることが発表され、離婚が最終的に決定したのは1996年8月28日の離婚確定判決による。

1981年、華やかに結婚したチャールズ皇太子(当時)とダイアナ妃だったが、結婚生活は11年で破綻した。

そしてパリで自動車事故死したのは1997年8月のこと。数奇な運命といえばそれまでだが、あまりにも周囲に翻弄され過ぎた生涯ではなかったか。

そしてこの時点で、エリザベス女王が逝去しチャールズが国王となるまで、なお30年の年月を要したのだ。

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悼話§エリザベスⅡ世さん(英国女王) [イギリス]

1952年2月6日、父王ジョージⅥ世の死を受けて即位。在位70年という長きにわたってイギリス、英連邦の君主として生きてきた。

逝去と同時に、女王の長男チャールズ皇太子がチャールズⅢ世として即位。

我々には窺い知れない強い意志で国と国民のために奉仕してきたのであろうとは想像しかできない。死の2日前、9月6日には、ジョンソンの後を担うトラス新首相任命を行ったばかり、まさに大往生である。享年九十六



合掌

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顧話§今日の歴史~よくわからない事情~ [イギリス]

1968年2月18日、イギリスが中央ヨーロッパ時間を採用。

冬時間で、日本とイギリスの時差は9時間。ドイツなど中央ヨーロッパとの時差は8時間となっている。

54年前、イギリスがそれを一時間早めていたとは知らなかった。地勢的に見て、一時間遅らせている現状が正しいかどうかはわからないが、個人的にはイギリスも中央ヨーロッパ時間に合わせて運用するほうが合理的ではないかと思うのだが。そしてたった3年の1971年に“グリニッジ標準時”に戻してしまったのは、標準時という独自性ゆえかどうかはわからない。

そういえばEUが2021年に夏時間を廃止するということを聞いたが、各国の対立やコロナ禍を背景に廃止には至っていない。今後、夏時間と冬時間のどちらを使うかは各国の判断に委ねられるが、どの国も対応をほとんど決めていない状況のようだ。

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週話§土曜恬淡~ファラージ大嫌い~ [イギリス]

傍目八目的に眺めてる限り、イギリスのEU離脱は害のみの益なしで、イギリスにとって大きな傷を負うのではと悲観的な予測をしているものである。

その眼に見える元凶として二人……ボリス・ジョンソン現首相と、離脱党党首のナイジェル・ファラージがいる。二人とも、日本人から見て何とも品性の欠片すらない存在だと思っている。とりわけ、ファラージの下品さは救いがたいものがあって、某国首相と同様顔も見たくないレベルなのだ。

……という難しい話はさておき、ファラージの顔を見ていて、どこかで見たことがあると、かねてより考え続けていたが『不思議の国のアリス』に登場する気違い帽子屋にさも似たりだということに気がついた。

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そうしていたら、彼の国でも同じことを考えていたようで、下のようなマグカップが売られているのを見つけたのだ。

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……いくら冗談好きでも、さすがにこんなマグカップで飲みたくなどない。気違い帽子屋のオリジナルだったらまだしも。

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