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愉話§一日一句~洗濯の日々~ [俳句]

季語は・・・皐月尽

大物を 洗う日和や 皐月尽

【去年の今日】別話§ああ五月・・・・・・
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呟話§一言つぶやき~六十年の原発稼働?~ [つぶやき]

「40年以上が経過した自動車に乗る気はあるか?」と問われたとしたら……

……いくら状態がいいと言われても、さすがに躊躇するのは言うまでもないことで、ましてやそれが原子力発電所を再稼働させるとなったら、さすがにそれは勘弁してくれと待ったをかけるのは当然だし、さらに60年稼働させるとかに至っては“はぁ?”と呆れ返るより怒りを覚えなくてはいけないのである。

《つぶやきのトピックス一覧》
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直話§居り尾瀬の日々[3]停滞は居り尾瀬 [尾瀬]

[承前]

4時半には目が覚めた。天気は芳しくなさそうだが、5時過ぎに身支度をして十字路あたりまで軽く散歩した。

↓景鶴山・・・・・・モノクロームの世界
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少し雲が切れて景鶴山の姿がと思ったら、少々あった残雪の上に薄っすらと新雪が被っていたのである。

↓質も量も申し分ない龍宮小屋の朝食とモーニングコーヒー
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朝食の時間になったので一度小屋に戻り、温かいご飯をたっぷりいただき、モーニングコーヒーを飲んだところで、お散歩再開……。水蒸気が出ていたようで、小さめの虹と御対面。

↓白い虹ではありませんでしたが
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↓望遠で湿原の起伏をクローズアップ。奥に牛首
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本当は、去年の秋と同じく竜宮十字路を北上してヨッピ吊橋を左折、牛首分岐から小屋へと戻る3時間コースを歩こうかと考えたが、天気の様子が落ち着かなさそうだったので下田代へ六兵衛堀まで歩いて、その先は天気次第と決めたのだ。

↓六兵衛堀まで来たら、雨風が強くなってきた
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↓こんな風景があったかなあ
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でまあ、歩き始めて六兵衛堀までは行き着いたが、寒い風雨となって、低くガスが舞うようになってきた。これで太陽がきっちりとあたってくれれば、白い虹が拝めるかもと期待したが、そうそうはうまくいってくれるはずなどなく、あっさり沼尻川を渡って群馬県に戻り、小屋での居り尾瀬を決め込んだのである。

↓龍宮小屋のバックには“新雪”の燧ヶ岳が
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↓そして至仏山も薄っすらと
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遅い午後になって、ようやく陽が射してきたりはしたものの、全般冴えない天気に、我が身にくすぶり癖がぴったりとはまってしまった。

↓あまり活動しなかったのでご飯は控えめに
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↓そして逆光の尾瀬ヶ原の中の夕食
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この日は至仏山が姿を現して、逆光の食堂で夕食を楽しみ、食後は同郷&同学年の士との会話を楽しんで就寝。
                               [続く]

《尾瀬のトピックス一覧》
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愉話§一日一句~鬱陶しくも~ [俳句]

季語は・・・梅雨入り

梅雨入りか 天気予報は 傘模様

【去年の今日】闘話§スピアーズ対ブレイブルーパス[3位決]
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和話§せんべい十枚30円 [和菓子]

奥まった路地裏の実家から裏通りに出ると、小規模な商店街があった。和菓子屋や酒屋、米屋、肉屋と並んでいる中に手焼き煎餅の店があって、生地から自家製造し、店で焼いて売っていた。

店先には、縦長のガラスケースが10個ほど並び、その上には金魚鉢のようなガラスの器が3つほども置かれて、それぞれ焼きたての煎餅が入っていて、香ばしい醤油の匂いを漂わせつつ客を待っていたのだ。

十枚30円、あるいは三枚10円といった値付けで、子どもの小遣いでも十分に買えたのである。もちろん、三枚10円というのは一番安い、プレーンな堅焼き煎餅で、海苔を巻いたやつとか、胡麻煎餅は値段が高くなってしまって、手が出せず、親でも買ってくれれば口に入ることはあったが、稀であった。

そんな煎餅屋の裏には、小さな物干し台のようなスペースがあって、そこに金網が置かれて、真っ白い煎餅の生地を乾かしていたのだ。ちょっかいを出してみたい悪戯盛りのガキではあったが、そうしたものに手を出すものではないと、自然に自覚していた節はある……昨今の回転寿司屋や牛丼屋の騒ぎで炎上するようなことはなかった。

《昭和のトピックス一覧》
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直話§居り尾瀬の日々[2]そぼ降る雨の日は [尾瀬]

山ノ鼻まで、通常の所要時間一時間のところ10分ほど余計にかかったのは、雨で木道が滑らないようにと慎重に歩いたため。おかげで筋肉もハリハリである。至仏山荘で働いている知り合いに挨拶して尾瀬ヶ原に踏み込む。

↓山ノ鼻の十二山神様に詣でて尾瀬ヶ原へ
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もちろん燧ヶ岳も至仏山も姿を隠していて、各地で咲いている水芭蕉の様子を見て回るくらいだったが、どこに行ってもちょっと成長し過ぎと感じた。

↓それでも遠目に見ればまあ何とか
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↓どんよりどよどよな上田代
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↓ようやく牛首分岐。龍宮小屋まで一時間
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気温のアップダウンが激しくて、植物たちがどう対応したらいいかわかっていないようだ。雨の日はこんなものだと割り切って写真を撮るために立ち止まるのは最小限にとどめ、4km先の龍宮小屋へぽてぽてと歩を進めていく。

↓下ノ大堀水芭蕉ポイントに寄ってみたが・・・・・・
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↓竜宮尻の雰囲気のほうが好きかも
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そんなわけだから、湿原に咲いている植物で眼に入るのは水芭蕉、リュウキンカ、猩々袴(ショウジョウバカマ)くらいなもので、それはもちろん知っている花の種類が少ないこともあるのだ。だが、雨の日はしょうがないので、先を急ぐ。

↓猩々袴にはすぐ気がつくけれど
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↓シラサギが端然として
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↓竜宮尻を抜ければ、龍宮小屋まで10分ほど
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↓寒い雨の中、ちょっと辛い尾瀬ヶ原だった
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鳩待峠を出たのが11時少し前で、山ノ鼻を昼頃出発すれば、龍宮小屋到着は14時前……尾瀬は立ち止まらなければ所要時間は短縮されるのだが、そうはいかない場所なのでもある。

↓黄金の泡清水でカンパーイ!
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徐々に衰え行く体力を自覚しつつ、ひと風呂浴びれば夕食の時間……もちろん黄金の泡清水で乾杯だ。
                               [続く]

《尾瀬のトピックス一覧》
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愉話§一日一句~雨ぐずる~ [俳句]

季語は・・・卯の花腐し

卯の花を 腐して妻は 午後不在

【去年の今日】週話§日曜有閑~ビールの季節でござる~
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調話§枝豆シーズン到来 [枝豆]

毎年のことだが、枝豆が出回る頃合いとなった。

おおよそ4か月ほどだろうか、家呑みする日は欠かさず茹でて食卓に出す。ここ数年は、簡単なやり方で茹でている……フライパンに枝豆を敷いて、塩をまぶし、枝豆が隠れる手前くらいまで薄く水を張って4分ほど茹でてやるのだ。

これだと、水も塩もさほど使うことなく、通常の茹で方と遜色などなく茹で上がってくれる。

そういえば去年は、いつまで経っても莢の中の実入りが芳しくなく、小さい豆に不満を覚えていた。群馬名産の天狗枝豆にしてそんな感じだったから、だだちゃ豆だったらどうだっただろうか。

そうはいっても、生豆を茹でて食べるのは格別で、枝豆オフシーズンには、冷凍枝豆を戻したり、マーケットで出来合いを買ってきたりするが、やはり生豆の新鮮さにはかなわない。

あくまでも、ワタシ個人の枝豆効果としてだが“お通じ”がよろしいことを挙げておきたい。

《酒肴のトピックス一覧》
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直話§居り尾瀬の日々[1]雨の山開き [尾瀬]

先週の火水木、2泊3日で尾瀬に行ってきた。コースは毎度おなじみで……鳩待峠~山ノ鼻~尾瀬ヶ原~龍宮小屋往復2泊。3日間で歩いた距離は20kmちょっとだろうか。今回の尾瀬行も数回の連載でまとめていきたい。

↓雨の山開きセレモニー
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雨模様の我が家を出たのは6時過ぎ。コンビニで買いものを済ませ、中央道から圏央道、関越道と走らせること3時間で戸倉に到着。折しも、駐車場の入口に建つ尾瀬ぷらり館で、第43回尾瀬山開きのセレモニーが行われていたが、バスの時間が近づいていたので、様子を一枚だけ。

↓鳩待峠から憂鬱な雨の下り
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30分足らずで鳩待峠に着いた……雨は降り続いているので、休憩所で雨用のオーバーパンツとポンチョを身に付けて出発したが、このオーバーパンツがなかなかの優れもの……某Wマンで1900円ですってよ、奥様!

↓ハトマチ沢からヨセ沢と過ぎれば・・・・・・
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そして歩き始めれば、ハトマチ沢、ヨセ沢と過ぎて、最初の水芭蕉ポイントであるテンマ沢湿原に到着。ここでは何と!水芭蕉の間のコバイケイソウの葉っぱが元気に伸びていて、いったい今は何月なのかと頭がおかしくなりそうだった。

↓よくお育ちになって・・・・・・毒草です!
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さすがに雨の天気ゆえ、歩いていても盛り上がりには欠けて、さっさと山小屋に着いて、ひと風呂浴びたいと思えど、山ノ鼻から中田代十字路までは、距離にして4.4km、所要1時間40分である。

↓川上川橋を渡れば山ノ鼻到着!
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                               [続く]

《尾瀬のトピックス一覧》
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週話§日曜枯寂~磁気ネックレス始末~ [健康]

昨年末、どうかなー?と思いながら、磁気ネックレスを取り寄せて使い始めた。

頻繁に肩凝りや背骨と肩甲骨の間が凝ったりするわけではないが、一か月おきくらいには凝ってしまうので、これまでは消炎テープを貼ったり、エレキバンを貼ってしのいでいたが“鰯の頭”と言い聞かせつつ、届いたネックレスを巻いてみたのだ。

それこそ毎日、起きている間は首に巻かれていて……その結果はどうなったかというと、巻き始めて5か月経ったが、顕著な肩回りの凝りは生じてはいない。

そもそも体内で凝りが起きていないのか、凝りが出ても磁気が抑えてくれているものなのか。そのあたりを判断するのは難しいが、一つだけ言えることとして、睡眠中は巻いていないからか、朝起きた時に凝りを自覚する時が、ごくたまにあって、そのタイミングで磁気ネックレスを巻いてやると、緩和されるような気がするのである。

というわけで“個人の感想”としては、効いているような気がするので、同じ痛みを持つ人にも勧めてみることはやぶさかではないが、買い求めてはみたものの、思ったような効果があるかどうかまで保証することはできない。

追記:もし使うにしても、最初から強い磁力の器具は使わないほうがよさそうだ。

《私事のトピックス一覧》
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愉話§一日一句~ぼうたん散る様~ [俳句]

季語は・・・牡丹崩る

牡丹の 崩れゆきけり 震度ゼロ

【去年の今日】別話§終活のおはなし~どうなるんだろ~
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週話§土曜枯寂~季節の移ろう速度~ [日常]

始まったと思ったら、もう5月が終わりになってしまう。というか、今年の季節の移ろいは、老境の身にはついて行けるテンポではないと感じている。

それは2月末の辛夷(コブシ)の開花から始まった……いつもの年であれば、それぞれの花が咲く時、ほんの一拍でも間が開いて次が咲いてくれるところを、今年は間髪を入れることなく、次々に桜、花水木(ハナミズキ)、ツツジと咲き続け、桜が散るや否や新緑が吹き出していったのだ。

季節に余裕がなくなってしまったのかどうか、それくらい忙しなく慌ただしく季節が移ろっていって……そのスピードには、正直眼が回ってしまった。今年のテンポは異常である。

そして、今年の梅雨入り予想は6月上旬ということらしい。

《日常のトピックス一覧》
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愉話§一日一句~修業とは名ばかり~ [俳句]

季語は・・・雨安居(うあんご)

雨安居と 嘯(うそぶ)きただの 出不精す

【去年の今日】米話§ほか弁屋の消長
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異話§紅花栄~七十二候~小満 [七十二候]

小満の次候“紅花栄(べにばなさく)”である。

5月も来週半ばに終わる。東京の日の出は4時半前となり、日没は19時に近ずいた。

ゴールデンウィークのあたりから、天気のいい日については電気照明なしで入浴している。

そして、そんな明るく快適で楽しい入浴は、おおよそ8月半ばまでの季節の風物詩として、何よりしがないマンションでも浴室に窓が付いているというありがたさを満喫しているのだ。

8月も終わりに近づけば、日没の時刻はどんどん早まっていくことに気がつき、まだまだ厳しい暑さの日々は続けど、そんなところで秋の訪れを感じるようになる。

……思わず8月終わりについて書くことになってしまった。

《七十二候のトピックス一覧》
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別話§終活のおはなし~SNSは生存証明~ [終活]

[承前]

生存証明が必要な年齢になってきた。どのようにして自分が何とか生きていることを発信できるか。それはまあ、頭と身体が動いていてさえしていればブログとか参加しているSNSに存在証明として発信し続けられるはずだ。

だが、身体が不如意になって余命いくばくもない……そうなった時に、最期が近いことを何らかの形で知らせる方法はないものかと思う。

生体反応をブルートゥースでパソコンに発信して、自分が身罷ったことを知らしめるなんていう装置があればいいと思うが、そんなものなどできるとは思えない。

そして問題なのは、死んだ後も様々な料金が銀行から引き落とされ続けるということで、こうしたことだって誰かに手続きでもしてもらえればいいが、そうでなければ残高がゼロになるまで延々と引き落とされ続けるのである。

あの世に行ってしまえば現世の金のことなどどうでもいいことではあれど、何とか役に立つ方向に持って行けないものかと思う。できれば、あの世からコントールできたらいいのにとすら思ってしまう……そのあたりが人情とかいうやつだろうか。
                               [続く]

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愉話§一日一句~館林名物~ [俳句]

季語は・・・新茶

新茶淹れて 麦落雁の 午後三時

【去年の今日】住話§分譲か賃貸か・・・・・・固定資産税
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懐話§昭和三十年代~かき氷・・・・・・どう?~ [昭和]

[承前]

そういえば久しくかき氷など食べていない。最後に食べたのがいつだったか遠い昔過ぎて、まったく記憶にない。

そもそも我がガキの頃、かき氷などは駄菓子屋の領域で、駄菓子が並んでいる店の一角にテーブル一つに椅子3つ……冬になると文字焼きの鉄板が置かれたりする場所なのだが。

そこで、店のおばさんが手回しのかき氷器でシャキシャキと氷を削るのだ。そうして蜜はせいぜい3種類くらいしかない。赤いいちご、緑のメロン、そして白蜜である。で、かけてもらうのは決まって真っ赤なやつで、食べ終わると舌が真っ赤っ赤になるのもまたお約束だったのである。

今時のかき氷のようにこんもりうず高くというわけではなく、ちょいとこんもり程度で蜜も2杯くらいと慎ましやか。

だが、エアコンなどあるわけもない真夏の半露店で食べるかき氷ほどうまいものはない。エアコンが効いて、洒落た甘味の店で食べるかき氷を、あまりうまそうだとは感じない理由はそのあたりにありそうだ。
                               [続く]

《昭和のトピックス一覧》
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燻話§ハムカツ・・・・・・見当たりません [B級グルメ]

しつこく何度も話題にしているハムカツについてである。そして何度も書いているとおりで、厚さが1cmにもなるようなハムカツは、もはやハムカツとは呼ばない。

厚さが5ミリもあれば十分で、ハムカツとは、衣とハムのアンサンブルを楽しむべきもので、厚いハムがでかい顔をして存在感を誇示しているようでは台無しなのである。

貧乏ったらしいと言えば聞こえは悪いが、そもそもとんかつというかつての贅沢品の代替物として生まれたのと思われるのがハムカツであるがゆえに、あくまでも庶民のためのB級的食べ物として、その真価が発揮されるのだ。

そんなわけで、幼少時代の実家の食卓において、肉屋の店頭で揚げられていた商品を時折買ってきたわけだが、そこにとんかつなどはなく、肉類はハムカツかせいぜいメンチカツ、あとは芋コロッケか、蒸かしじゃがいもを一口大に切ってパン粉で揚げたポテトフライくらいなものだった。

そして2ミリ厚ほどのハムカツを嬉々として頬張る少年が自分だったのだ。

《B級グルメのトピックス一覧》
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愉話§一日一句~乾いた陽気~ [俳句]

季語は・・・梅を干す

梅を干す 赤城裾野の 午後の風

【去年の今日】麵話§かけラーメンを注文せしこと
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歩話§込んでいるところにさらに混雑 [日常]

遅ればせながら、ゴールデンウィークの時の話である。ニュースを見ていたら浅草の様子が画面に出てきてのけぞった。



仲見世の通りが人人人で、初詣の時よりも混雑しているように見えたのだ。いくらゴールデンウィークとはいえ、人はどうして同じような場所に群れていくのだろう。

個人的には混雑が激しい場所にわざわざ出向くことはほとんどない。そんな場所に身を置いて楽しいのかというのが我がスタンスである。仮に混雑最高潮の場に身を置いたら、居ても立っても居られず、一刻も早くその場から離れたいと思うのは間違いないのである。

混雑の場に“行きたい”のか“結果的に行ってしまった”のか。そうまでしても行きたいところなのか、というあたりがわからないが、インタビューを聞いていると、何というか、嬉々としてその場にという人もいたりして……理解できない。

もちろん、込んでいるタイミングでしか行けないという事情があるのは重々理解できるが、何もわざわざという思いはしてしまう側なのだ。

人出は経済効果に繋がってくれるから、たくさんのお運びは、生業をしている人たちにはありがたい潤いで、さらにコンスタントな人出であれば、文句はないのであろう。

《日常のトピックス一覧》
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南話§台北で指環~北緯25度~ [オペラ]

昔々の2006年9月、台湾は台北の國家交響樂團創立20周年記念で演奏会形式『ニーベルングの指環』上演のうち『神々の黄昏』だけ行ってきた。たぶんおそらく、最も赤道に近いところで演奏された指環ではなかろうか。

ちなみに『ニーベルングの指環』は『尼貝龍指環』で『神々の黄昏』は『諸神黄昏』である。

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台北旅行の計画を立てつつ、チケットの予約に苦労した。確か予約ページは繁体字と英語の選択だったと記憶していて、試しに繁体字のページに入ってみたが、なかなかに手強く、現地のチケットセンターで引き取れた時には、ほっと一安心したのだ。

簡文彬が指揮するワーグナーは、手堅いものだった。バイロイトのピットと同じく、コントラバスが4本ずつ上手下手に分かれる配置だったが、効果的だったかどうかはわからず。

ジークフリート以下、主役を歌ったのは欧米の歌劇場でワーグナーを歌っている歌手で揃えられ、声楽的にも申し分のない上演だったが、欧米組が全員暗譜で歌っていたのに、グートルーネやノルン、ラインの少女を歌った現地歌手たちは譜面台から眼を離せないというのはいかがなものかではある。

とはいえ音楽的には充実したもので、ラインの黄金、ワルキューレ、ジークフリートも聴きたかったと思ったのだ。

3泊4日の初台北滞在だったが、茶館での台湾茶や現地の食事も楽しめて、肩の凝らない旅となってくれた。

《クラシックのトピックス一覧》
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愉話§一日一句~列車到着五分前~ [俳句]

季語は・・・麦秋

麦秋や 兄旅立ちて 無人駅

【去年の今日】操話§マニュアル車で免許
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祝話§スピアーズ対ワイルドナイツ[決勝戦] [ラグビー]

3位決定戦の翌日は国立競技場で行われた埼玉パナソニックワイルドナイツ対クボタスピアーズ船橋・東京ベイの決勝戦を観てきた。観客は41,794人。

↓バックスタンドに座ったので表彰式はディスプレイで
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↓裏から見た様子
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↓キャプテン立川理道
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↓スタンドオフのバーナード・フォーリー
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↓バックスの根塚洸雅とスクラムハーフの藤原忍
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↓1トライをあげた木田晴斗
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↓要中の要マルコム・マークス
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↓今季で退団のライアン・クロッティ
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ワイルドナイツが本来の力を発揮することのないまま、いわば自滅に近い形で連覇は叶わず、スピアーズが初優勝を決めた。

前半はペナルティゴールのみでスピアーズが9対3とリード。後半にそれぞれトライを一本ずつ決めるという細かいゲームを制したのは、スピアーズ。プレイヤー・オブ・ザ・マッチはスピアーズ主将の立川理道。

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ちょっとしたミス……ダイレクトタッチが数回、蹴った地点まで戻されて、相手ボールのラインアウトとなってしまう。そのあたりで自分優位を作り出すことができなかったのでがないか。

もう一つ、最も危険な快速ウィングのコロインベテに投げたライン際のパスが繋がらず、うまく機能しなかったことでチャンスを生み出せなかった要因であるとも言えるだろう。



ワイルドナイツになかなか勝てなかったスピアーズだったが、この日は特にタイトなディフェンスで粘り強く守り、自陣深いところでの反則はほとんど見当たらず、締まったゲーム展開で優勝に結びつけた。

このところ目に立ったTMO判定だったが、この日は一回も行われることなくスムーズな試合運びで試合時間は1時間45分ほどでノーサイド。

↓おまけ・・・・・・JスポーツのラグビーわんだほーMC浅野杏奈
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表彰式から両チームの場内一周を眺め、17時過ぎに国立競技場を後にした。

《ラグビーのトピックス一覧》
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鷲話§イーグルス対サンゴリアス[3位決定戦] [ラグビー]

東京は昼頃から雨模様。秩父宮に着いても降り続いていて、コンディションが心配された。そんな雨は前半10分過ぎには何とか止んでくれた。この日は19時キックオフのナイトゲーム。秩父宮ラグビー場の観客は8,270人。

↓ノーサイド後のインタビューに答えるデクラーク
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横浜キヤノンイーグルス対東京サントリーサンゴリアスの3位決定戦は26対20でイーグルスが3位を勝ち取った。プレイヤー・オブ・ザ・マッチは2トライをあげた元サンゴリアスの松井千士。

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自分的にはおもしろいゲームだった。とかく3位決定戦の意義云々を言われたりするが、ことモチベーションに関しては圧倒的にイーグルスが勝っていたがゆえの勝利である。



イーグルスに勝利をもたらしたのは、ファフ・デクラークが常にゲームの基点となってゲームメイクをしていた。その顕著な例が2つあって、まず45分過ぎに10m付近のモールからデクラークがボールを持ち出し、相手をかわしつつ、機を見計らってボールを“一人スルーキック”を持ち込んでトライ。

もう一つは55分過ぎ、ゴール前のペナルティキックをフォワードがモールを形成して“ワーワー!”と押し込んでトライ……この時も、後ろにいたデクラークがフェイクモーションで相手を陽動したことが効果的だったと言えそうだ。

イーグルスのアイデアに満ちたプレイは、他のチームにはない独特な雰囲気で観客を興奮させてくれるのである。

サンゴリアスも前半は相手を圧倒してリードを奪ったが、最後はイーグルスのモチベーションの高さに敗れてしまった。

この日、ラグビワールドカップ日本大会でもレフリーとして参加した久保修平がレフリーを引退、後進を育成するという。このところのゲームを観る限り、さらにレフリーの質を高めていく必要を強く感じられる。特にTMOが多かった直近2試合が2時間超えだったように、もっとコンパクトなゲームができるように鍛えてもらいたい。

《ラグビーのトピックス一覧》
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愉話§一日一句~夢ならばどれほど~ [俳句]

季語は・・・夏浅し

ラジオから 米津『Lemon』や 夏浅し

【去年の今日】週話§日曜有閑~ワーグナー209歳~
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連話§ワタシの酒肴[173]だし巻卵 [酒肴]

[承前]

甘い玉子焼きも食べないことはないが、酒の肴というならだし巻き卵を選ぶのはまあ当然というところか。

ただし、ビールにはまったく合わない。日本酒に限るのもあたり前である。ほんのり出汁と塩味が感じられる。繊細といえば繊細な一品だが、初めて口にしたのはいつのことだっただろう。

たぶん会社に入ってからのことで、間違いなく上司に連れられての居酒屋で出されたのがだし巻き卵なのだった。

二十代前半の人間にそんな料理の繊細さなどわかるはずもなく、それほど感銘を受けたという記憶もない。だし巻き卵のありがたさを理解できるようになったのは、四十代も後半になってのことである。
                               [続く]

《酒肴のトピックス一覧》
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祝話§ワーグナー210歳~そして~ [ワーグナー]

今年も誕生日が巡ってきた。ちょうど10年前には、生誕二百年を迎え、バイロイト音楽祭では『ニーベルングの指環』新演出上演が行われていたのだ。

最後にバイロイトを訪れたのは2016年8月。その時は『パルジファル』の新演出に始まって『トリスタンとイゾルデ』と『さまよえるオランダ人』3演目を観たが、この時をもってバイロイト詣は打ち留め……ワーグナーの長い楽劇を旅先で観るのは、体力的&年齢的にきつくなってしまったのである。

結局我々のバイロイト詣は1991年に始まり、1997、2000、2008、そして最後が2016年と合わせて5回。24演目を観た。指環の通しが3回、オランダ人が2回、ローエングリン1回、トリスタンとイゾルデ3回、マイスタジンガー2回、パルジファル4回というもの。なぜか『タンホイザー』には縁がないまま……1989年、東急文化村オーチャードホールの柿落としでバイロイト音楽祭の『タンホイザー』は観ているけれど。

というわけで、日本というワーグナー辺境の地で、公演がある時は細々と出かけるくらいになってしまった。

《ワーグナーのトピックス一覧》
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愉話§一日一句~天麩羅蕎麦を注文~ [俳句]

季語は・・・風薫る

風薫る 海老天一尾 追加して

【去年の今日】週話§土曜有閑~空気爽やか~
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異話§蚕起食桑~七十二候~小満 [七十二候]

小満の初候“蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)”である。

二十四節気の中で小満とはなのか、意味がつかみにくいと思っている。他の節気名は季節とか気候とかに関連していて即座に意味がわかるのに“小さく満つる”って、本当に何だかわからない。あれこれ調べてみたところで……

山野が緑にみちあふれ、麦刈りの頃となる

……という表現に出合った。要するに見たままの状態を小満と呼んでいるらしいが、どうにもイメージしにくい節気名で、もう少し工夫できなかったものか。

それはまあともかくとして、この春の季節の動きは2週間から3週間ほども早く、とっくに新緑だなどと呼べなくなってしまっている。植物は植物で、季節がそうであるように推移していくわけだが、それにつられて動物たちも営みを急いでいるのではと想像する。

この分では、蝉が鳴き出すのも早まるだろう。あるいはニイニイゼミが5月中に初鳴きをする可能性もないとはいえない。

《七十二候のトピックス一覧》
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