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顧話§今日の歴史~ベトコンと呼ばれて~ [ベートーヴェン]

1806年12月23日、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲初演。

初めて実演を聴いたヴァイオリン協奏曲がこれだった。独奏は黒沼ユリ子、群馬交響楽団の演奏である。それまで一度も聴いたことがなかったので、さすがに第3楽章は長いと感じた。

後年になって、ベートーヴェンにしてはいささか緩い音楽を書いたものだと感じたのは、ブラームスやチャイコフスキー、シベリウスあたりの作品などと比べてのこと。

クラシック好きの間では、曲名を省略して言うことが日常化していて、これは“ベトコン”と呼ばれている。メンデルスゾーンだったら“メンコン”だし、チャイコフスキーだったら“チャイコン”となる。

中には“タコ5”というわけのわからないのがあるが、これはショスタコーヴィチの交響曲第5番。シベリウスの交響曲第2番は……“シベ2”という具合なのだ。

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蕪話§ベートーヴェン―マイカテゴリー― [ベートーヴェン]

今年はルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン生誕250年の記念年である。

だが、コロナウイルス禍のおかげで予定されていた多くのコンサートが中止の憂き目に遭い、残念にして不本意な年になってしまったようだ。我々夫婦も、12月に予定していたパーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルハーモニーの交響曲シリーズが中止となってしまった。

だからといって、ベートーヴェンの音楽の影が薄くなるわけではない。記憶をたどるまでもなく、初めて聴いた交響曲は第5番で、そこからクラシック好きの道を歩み始めたのだ。

だが、なかなか実演での交響曲全曲制覇が進まず、最後の2番にたどり着くまで30年を要したのではなかっただろうか。

ベートーヴェンの作品の中で頻繁に聴くようになったのは弦楽四重奏曲で、作品番号127から135の後期6曲とラズモフスキーあたりを。ただし、ながらで聴いているから、いまだに後期6曲のどれがどれかがわかってはいない。

ついでに言えば、何度聴いてもわかった気にならない音楽で、これはもう、凡人の想像の域をはるかに超えている。同じことが作品番号109~111の最後のピアノソナタ3曲も同様だが、歯が立たないながらも不思議な魅力で惹きつけるられてしまう。

ベートーヴェンの音楽は、我が人生が終わりを迎える頃になっても色褪せることがないのは言うまでもない。

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