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瑞話§だからスイスは・・・・・・ [スイス]

スイスを旅行したのは実に少ない。というか数回程度のことだったし、ほとんどオーストリアから車を走らせての日帰り旅行だった。スイスで宿泊したのは、帰国前日にチューリヒ近郊で一泊しただけである。

だからスイスは、アルプスの有名どころなどに行ったことはない。マッターホルンもアイガーも、モンブランも見たことはないのだ。

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車で走ったのはボーデン湖の南岸だったり、オーストリア西端の国境を越えて、チューリヒ近郊のヴィンタートゥアまでアウトバーンを走らせて、オスカー・ラインハルト美術館を4度ほど訪ねてみたり、それに加えると、やはりスイス東部の町ザンクト・ガレンの修道院に付属している世界遺産の図書館を見に行ったくらいで、文化面メインだが自然のほうは見ないままのスイス旅行となってしまった。

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ああ、そういえばドイツ側のフリードリヒスハーフェンから“国際航路”のフェリーに乗ってスイスのロマンスホルンまで船遊びをしたことも。

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スイス・アルプスまで足を延ばせなかったのは、タイミングを逸してしたこともあるが、サンモリッツやツェルマットまでは、自分のテリトリーからは遠かったのだ。

さらにスイス旅行に消極的だった大きな理由としては、物価の超絶的高さがあった。一度だけ泊まったホテルでランチを食べた時は、パスタかリゾットにサラダが付いて、それにビールとソフトドリンクを1杯ずつ頼んだら、お勘定が78スイスフラン(≒7800円)という目の玉が飛び出る支払いだった。

だからスイスは・・・・・・

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瑞話§スイスの物価~絶句~ [スイス]

スイスの物価が高いことは何回か書いていることだが、スイスそのものを旅行したことはほとんどない。宿泊したのも、翌日チューリヒからのフライトのために前泊をした一回だけである。

それでも、オーストリアから国境を越えて軽い日帰りドライブをしただけでも、スイスの物価の高さには悲鳴をあげたくなってしまう。

端的に言えば、食事代がべらぼうに高い。前泊で泊まったホテルのレストランでランチメニューを注文した時がそうだった。夫婦二人パスタにサラダ、飲み物でお勘定は73スイスフラン……当時のレートで6800円だった。

いくら何でも冗談みたいな食事代である。日本で同様のパスタランチを注文したら、お勘定はその半分程度で済むのは間違いない。ただし、そのホテルの宿泊代は、朝食付きで1万円ちょっとだったから、物価の基準らしきものがどうなっているのか、さっぱり理解できないのだ

一度は、小さな美術館併設のカフェで、二人してコーヒーに甘いものを注文してのお勘定が3500円ほどとなって目を丸くした。これとて日本なら2000円ちょっとではなかろうかという内容。

人の話としてスイスの物価の高さは知っていたものの、いざ自分が支払いをする立場になると、何かの間違いではとレシートを何度も見直したくなる。

もう、この先にスイスを旅行する機会はそれほど多くはなさそうだが、それでもスイスの物価の高さは、この身にしっかりと刻み込まれているのだ。

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瑞話§スイス―マイカテゴリー―美術館 [スイス]

オーストリアとドイツには足繁く旅しているが、スイスを旅行の目的地にしたことはない。

正しく言えばあるのだが、宿泊したのも1泊だけで、翌日の帰国便のためにチューリヒ空港近くのホテルに泊ったのが、最初で最後である。

それでスイスだが、オーストリアの滞在先からレンタカーで国境を越えて、スイス東部のヴィンタートゥアという小都市まで、2時間ほどのドライブをして、オスカー・ラインハルト美術館(Am Römerholz)に行くのだ。

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繊維産業で巨万の富を得たラインハルト家の三男坊が、得た財力と審美眼を遺憾なくに発揮して蒐集した、およそ15世紀から20世紀のピカソに至るまでのヨーロッパ絵画が収蔵された個人美術館なのである。

オスカーの死後はヴィンタートゥア市に遺贈されたが、その際「コレクションは門外不出」と遺言を遺していたので、美術館まで足を運ばなくては、それらを見ることが叶わない。

というわけで、2006年に初訪問して以来、4回通ったことになるが、その都度驚かされる……毎度同じ絵を見ているのにだ。最後の訪問は2018年。

時に、ミュンヘンやベルリンの美術館に行かないでもないが、規模が大き過ぎて、行くたびに疲れてしまう。その点、この美術館は規模がほどよくて、鑑賞に訪れている客も10人ほどと、おかげで疲れることなくゆったりと見て回ることができる。さて、この先に2回くらいは訪れたいと考えているが、どうなることか。

なお、スイスで他に訪れたところはというと、あと一つだけ。ザンクト・ガレンの修道院図書館(世界遺産)しかなく、スイス・アルプスの偉容を拝んだことは一度もない。

短時間でもスイスを旅した身にしてみるなら、とにかく物価がめちゃくちゃ高いという印象が強いのである。

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