顧話§今日の歴史~鉄板といえばまさに~ [ウィーン]
1867年2月15日、ワルツ『美しく青きドナウ』が初演。
古い話だが1980年の暮れのことである。生涯で初めての海外旅行の目的地がオーストリアのウィーンだった。成田からフランクフルト経由でウィーンに向かった。
その時のフランクフルトからウィーンへのフライトはオーストリア航空だったが、一時間ほどの飛行が終わりに近づいてウィーンへと着陸態勢に入った時、ヨハン・シュトラウスⅡ世が作曲した『美しく青きドナウ』が客室内に流れたのだ。
その瞬間……不覚にも涙をこぼしそうになったのは内緒の話である。それほど『美しく青きドナウ』が好きであるとかではなかったのだが、日本からはるか1万kmの長旅を経た後、着陸直前にウィーン所縁の音楽が流れてくれば誰だって、大なり小なりな感慨に囚われるのは当然のことではなかろうか。
悔しいが、音楽の中には時折だが人間の感情を直接刺激する力があるということなのである。
《歴史のトピックス一覧》
古い話だが1980年の暮れのことである。生涯で初めての海外旅行の目的地がオーストリアのウィーンだった。成田からフランクフルト経由でウィーンに向かった。
その時のフランクフルトからウィーンへのフライトはオーストリア航空だったが、一時間ほどの飛行が終わりに近づいてウィーンへと着陸態勢に入った時、ヨハン・シュトラウスⅡ世が作曲した『美しく青きドナウ』が客室内に流れたのだ。
その瞬間……不覚にも涙をこぼしそうになったのは内緒の話である。それほど『美しく青きドナウ』が好きであるとかではなかったのだが、日本からはるか1万kmの長旅を経た後、着陸直前にウィーン所縁の音楽が流れてくれば誰だって、大なり小なりな感慨に囚われるのは当然のことではなかろうか。
悔しいが、音楽の中には時折だが人間の感情を直接刺激する力があるということなのである。
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