汚話§そして権力は腐敗する [中国]
世界一の人口を擁する国の“総書記”が慣例を破って三期目を務めると聞いた。そのことだけで単純に、先々に危惧を抱くことは、あながち間違いではなかろうと、半ば確信を持って書いている。
いかなる政治体制であろうが、一極支配は必ず腐敗するということを肝に銘じなくてはならず、いずれそこには綻びが生じることになり、それを糊塗しようと、隠し事が次第に増し、そうした中で被支配階級に生じた不満を力で押さえ込もうとするのは必定だ。
もちろん、力による支配は、とっくの昔に始まっていて、声をあげるだけでどこかへと連れ去られてしまう。
支配階級による支配は、姑息かつ強権で、反体制の人間を徹底的に握り潰すことに精力を傾ける……そうしないと、自ら築き上げた権力が一夜で崩壊してしまうのではないかという強迫観念に縛られた如くに。
強大な権力を手に入れたら入れたで、今度は寝首を掻かれやしないかと、おちおち枕を高くして寝られなくなるのもまたいずこも同じなのである。
強権による支配は必ず腐敗していく。いずれは崩壊する可能性は小さからぬものはあるけれど、そこに到るまでの犠牲の大きさには愕然とするしかないのだ。
《歴史のトピックス一覧》
いかなる政治体制であろうが、一極支配は必ず腐敗するということを肝に銘じなくてはならず、いずれそこには綻びが生じることになり、それを糊塗しようと、隠し事が次第に増し、そうした中で被支配階級に生じた不満を力で押さえ込もうとするのは必定だ。
もちろん、力による支配は、とっくの昔に始まっていて、声をあげるだけでどこかへと連れ去られてしまう。
支配階級による支配は、姑息かつ強権で、反体制の人間を徹底的に握り潰すことに精力を傾ける……そうしないと、自ら築き上げた権力が一夜で崩壊してしまうのではないかという強迫観念に縛られた如くに。
強大な権力を手に入れたら入れたで、今度は寝首を掻かれやしないかと、おちおち枕を高くして寝られなくなるのもまたいずこも同じなのである。
強権による支配は必ず腐敗していく。いずれは崩壊する可能性は小さからぬものはあるけれど、そこに到るまでの犠牲の大きさには愕然とするしかないのだ。
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