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節話§一日一句~散り際の美しさ~ [俳句]

季語は・・・花火

潔く 闇と戻りて 花火果つ

【去年の今日】週話§日曜恬淡~マグロ中落ち~
タグ:俳句 花火
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歩話§外出が億劫になってしまった件 [日常]

コロナウイルス感染拡大このかた、とりわけ都心への外出頻度が激減した。

歌舞伎見物と会社OB会の事務作業以外に、何か用があって都心に出かけ、帰りに居酒屋とかで1杯……ということなど、まったくなくなってしまったのだ。

今の日常は、2日に一回程度、日常の食料調達のためにスーパーマーケットに出向くのと、月に2回ほど、車で10分ほどのショッピングセンターで買い物をするくらいで、電車に乗るのは月に一回くらいなものである。

それがもう一年半ほど続いたことで、身体の中から“お出かけしたい”なる願望が薄くなったと感じる。要するに外出するのが億劫になってしまったということだ。

だからこの先、コロナウイルス感染が収まって、かつての日常が戻ってきた時に、かつてのような普通の外出ができるものか……頭の上にクエスチョンマークがでっかく鎮座ましましているような気がする。

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仮話§実は預かり物であった [私事]

金を払って入手したり、人から譲られたりして“自分のもの”となったあれやこれやだが……実はまったく“自分のもの”ではないことに気がついた。

確かに、自分が生きている間は“自分のもの”だが、自分が死んでしまったら、天国にそれらを持って行くことなどはできないのだ。

何も、欲得ずくでそういうことを言っているわけではない。どうしてそんなことを言いだしたのかといえば、ちょっとした趣味の産物を所有しているからである。

貪欲な収集癖にはほど遠いが、これまで30年以上かけて集めた、17世紀の銅版画家マテウス・メリアンの都市図を数点持っていて、それらを額装しては飾っている。銅版画であるから、ちょっとマメにドイツあたりのアンチック版画の店を訪ね歩けば、目指す版画は必ず見つかるのだ。そして値段も手頃で、小遣い+αも出せばいいから、お財布にも優しい。

そんな、自分にとってのお宝も、いつか時が来れば“別れ”がやって来て、離れ離れになってしまう……そうしたことに気がついたのは、たぶん五十代になった頃ではなかっただろうか。

お金で購いはしたが、それらはすべて束の間の借用に過ぎなかったのだと、そうして預かっていられるのも、あとどれくらいの時間なのだろうか。

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タグ:私事 人生 日常
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