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顧話§今日の歴史~万が一でも~ [脱原発]

1979年3月28日、スリーマイル島原子力発電所事故。

スリーマイル島原発事故が起きる直前に封切られた映画が『チャイナシンドローム』である。

原発事故でメルトダウンした核燃料が地中に溶け落ちて、地球の裏側に到達するのではないかというブラックジョークをタイトルにした映画だった。

実際に地球の裏側まで溶けていくことはないが、スリーマイル島で起きたのはメルトダウンそのもので、それ以前に起きた原発事故の中では飛び抜けて重大な事故だったのだ。

その後、チェルノブイリから福島と、重大な事故が発生したが、フランスのように相変わらず原発推進の姿勢を貫く国があったりして、原発廃止へと道筋がつく様子は見えない。

さらに、ロシアのウクライナ侵略では、原発を攻撃することも起きて、原発の戦略的存在が問題視される事態まで起きてしまった。原発を戦火から守る手段は存在するのか、さらに電源喪失した時はどうするのか……正直言えば丸腰であるとしか思われず、そんなことなどあり得ないなどと断言する人間がいるとしたら、そのほうが恐ろしいではないか。

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顧話§今日の歴史~だから脱原発~ [脱原発]

1986年4月26日、チェルノブイリ原子力発電所事故。

1979年、スリーマイル島原子力発電所に続いてチェルノブイリ原子力発電所で爆発事故が起きて35年が経った。これに東京電力福島第一原子力発電所を加えれば、三大原発事故となって全然ありがたくない話である。

チェルノブイリの事故は、稼働中の原発を使って、とある実験を試みている最中に起きてしまったのだと聞いた。昔からの教訓に“動かしている機器を使って実験をしてはいけない”というのがある……実は似たような経験をしていて、痛い目に遭ったのだ。

人間という動物は、わかっていても同じ失敗をするわけで、ありがたい教訓を知ったのは、チェルノブイリの事故についての文章の中のことである。

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週話§日曜粛々~東京電力の不思議~ [脱原発]

世論調査でおおよそ7割が原子力発電所の存続に反対している現状である。もはや原発は、廃炉処理を待つ“オワコン”と言うべき存在なのは否定できない。だが、電力業界をはじめとする原発推進勢力は、依然として再稼働を諦めてはいない。何という見識のなさだろうか。

それで、東京電力の柏崎刈羽原発再稼働を巡る呆れ返るような不祥事が発生した……他人のIDカードを使って原発中央制御室に入ったり、テロ対策が十分でないとして、原子力規制委員会から行政処分を受けることになった。

本気で再稼働をする気があるのかと首を傾げるような所業としか思えない。ましてや原発再稼働など、会社の利益が大きく関わってくるものなのだから指示された改善点については、真摯に対応して処理をしていくものであると思っていた。

だが、どうもそうではなく、おざなり以下の世間をなめきったような怠慢としか思えない対応をしていたのだ。

気がつけば日本という国は、かつてのような輝きがすっかり色褪せて、既に過去の栄光にしがみつきつつ自滅への道を辿っているように思うのである。

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殊話§脱原発を阻むもの―マイカテゴリー― [脱原発]

12月上旬の時点で、日本国内の稼働中原子力発電所は、九州電力玄海発電所4号炉1基のみである。言うまでもないが、3・11東日本大震災以降、東日本で稼働した原発は1基もない。3・11から来年で10年となるが、およそ10年の間に東京及び関東地方には、原発由来の電気が供給されたことはない。

再生可能エネルギーも国際標準からは遅れをとってはいるものの、その比率は上がり続けていて、脱原発の素地は、とっくに固まっているのである。

ところが、電力会社は今だ老朽原発を再稼働させようと、あの手この手を駆使してくるのだ。その中には40年を超えた東海第二のような原発もあって、何ともはやなのは、例えば40年超の車を運転している人間がどれほどいるものか……よほど大事な車で、日々動かしてメンテナンスも欠かさないようなマニアックな人を別にすれば、20年すら乗り続ける人はいないはずだ。

事は安全に関わることなのに、会社の利益と地元に金を落とすことを最優先させるような、古い体質が依然としてはびこっていることに愕然とする。

既に廃炉が決まっている日本原燃の原子燃料サイクル施設もんじゅが“設計ミス”とやらで、廃炉作業を行うにあたり、冷却に使っている液体ナトリウムを取り出すことができなかったのだ。

“ナトリウムは空気に触れれば発火し、水に触れると爆発的に化学反応を起こす”から、どこかに穴を開けて取り出すなどと安易なことはできない。設計段階で、廃炉を想定していなかったという……どこをどう考えたら、そんな発想が出てきたものか、根本的な思想が欠落しているとしか思えない。

廃炉が完了してこその脱原発であるのに、廃炉すらできないような原子力施設が存在することの恐ろしさである。

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