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牧話§下仁田の夏休み [私事]

母親の兄弟姉妹が全部で何人いたか、本人が亡くなってしまって、確認できたのは女性だけで合わせて8人というもの(推定)。

そのうち伯母の一人が群馬県の南西端、上信電鉄の下仁田駅から少し離れた辺鄙な集落に住んでいた。下仁田駅からのバスを降りて歩くこと一時間……小さな川と山に挟まれた細長い土地に、何軒もの家が張り付くように建っていて、下仁田名産の蒟蒻(こんにゃく)と葱を栽培し、母屋の2階で蚕を飼っていた。

↓イメージです
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夏休み、そんな親戚の家に2回、10日ほど遊びに行ったことがある。それはなかなか不思議な体験で、そもそも田舎とはいってもそこそこの街中――田舎の都会っ子――に住んでいたから、自然に囲まれた様子は何とも刺激的なのである。

滞在していた間は、2階の蚕部屋で蚕の世話をしたり、川遊びをしたりと、自然の子を満喫していた記憶だ。

一つだけ閉口したのは、トイレが家の外の小さな小屋で、それはいいのだがトイレに入ると虻(アブ)が飛び回り、おちおち用を足せなかったのだった。

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