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夏話§八月花形歌舞伎第四部 [歌舞伎]

お盆最終日だった一昨日も車で歌舞伎座を往復してきた。17時前に家を出て中央道経由で……お盆の帰省ラッシュなどとは無縁で空き空きの高速を走らせて、17時半過ぎには都心に着いてしまったので、時間稼ぎをと、外苑前で出て、四谷~半蔵門~平川門~大手町~常盤橋~日本橋と走らせて東銀座の歌舞伎座駐車場に入れたのが18時ちょうど。

開演前、持参のスイーツで軽く腹ごしらえして入場。入口でチケットを提示し、自分で半券をもぎる。その後手指の消毒と体温測定という手順である。

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第四部『与話情浮名横櫛』から『源氏店』の一幕。幸四郎の与三郎、児太郎のお富、片岡亀蔵の番頭藤八、中車の和泉屋多左衛門、彌十郎の蝙蝠の安五郎。

幸四郎の切られ与三がよかった……ただし、前半の手拭いを被っていた時。蝙蝠安とのやり取りの台詞回しが聞き物で、その後もさぞやと期待したが、おなじみの「もし、御新造さんえ」から一連の“名台詞”が何というか空回りして拍子抜け。この舞台の五分の四がかかっている肝腎の場面だからこそ確実にコントロールして決めてほしかった。

そして、そこここに“ソーシャルディスタンス”の舞台演出も織り込まれる趣向も“今”ではある。

この日の3階席の入りは渋く、特に通常公演では3階B席となる後ろ半分にごっそりと空席があって、まだまだ芝居見物を手控えている人たちも少なくないと思ったのだ。

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