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苺話§ストロベリーファーム・・・・・・再掲 [スイーツ]

このエントリーと、その続編のアクセス数が伸びている。特に[下]のほうは2500を超えて2600に近づいているとは驚きだ。

よほど印象に残る、そんな強烈なインパクトを持った店ということだったのか……“ストロベリーファーム”で検索してみると、多くの人が調布は仙川のあたりにあった洒落た造りの建物がどこにあったのかを探していることがわかる。

高速代を浮かそうと甲州街道を往復していた1980年代後半、ふとしたことで見つけたストロベリーファームは、メインの駐車場が満杯で、近くの臨時駐車場に誘導されたりしたことを思い出す。

ストロベリーファームと呼んでいるが、ストロベリーファームは1階にあるアメリカンケーキとハンバーガーなどを出していたカフェで、ひとくくりにベルエアガーデンという建物の2階は、イタリア料理の店と焼肉の店という3つの業態が入っていた。

どの店も、野暮ったさの欠片もない、洗練されたインテリアで、食事をすることが楽しみだったのだ。

そんなストロベリーファームの興亡がこちらのブログに詳細に書かれているので、是非とも一読をされたい。

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酪話§チーズケーキ・・・・・・?~粉と卵~ [スイーツ]

チーズケーキの存在を知ったのは大学1年か2年の頃だったかと記憶している。実際に初めて口にしたのは2年の時だった。

存在を知ったソース元は、おそらく雑誌か何かだったのだろうとは思うが、半世紀近く前に、グルメ雑誌の類などあるはずもなく、ファッション誌あたりで見つけたのではなかろうかと想像。

大学から1駅隣に、老舗らしきケーキ屋が喫茶店も併設しているのを知っていそいそと出かけたのだ。

そうしてチーズケーキを注文。出てきた“ブツ”は、表面黄色の焼きチーズケーキ……一口食べてみれば、どうも自分が想像していた味とは違っていて乳製品の酸味が奇妙に強く感じられ、ちょっとがっかりした記憶が大きい。

どうやら、焼きチーズケーキはそんな感じだと何となく理解できたのだが、どうも腑に落ちない。そうこうしているうち、ふとしたことで代々木公園の裏、富ヶ谷にある“粉と卵”という店に行き着いた。そこで注文したのが、レアチーズケーキである。

真っ白い表面を見て“おおっ”と思い、食べてみればチーズ風味に柑橘系の味が混じっていた。チーズケーキ本体の中にレモンカスタードらしきものが忍ばされていたのだ。これは瞬時に気に入ってしまった。

場所柄と経済的事情もあって頻繁に行けるはずもなく、せいぜい年に一度か二度出向いては、タルトやケーキを必ず!2個注文したのだが、そのうちの1個は必ずレアチーズケーキと決めていたのだ。粉と卵の店舗は既にない。

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懐話§昭和三十年代~量り売りの菓子屋~ [スイーツ]

[承前]

メーカーの菓子類がまだまだ普及していなかった昭和三十年代、量り売りの菓子屋があちこちにあって繁盛していた。

長方形の菓子箱を20ほども並べていて、箱の中身はといえば、ビスケットやクッキーといった洋物はもちろん、豆菓子や煎餅といった和物まで豊富な品揃えで客を呼んでいたのだ。

客は食べたいお菓子を100gか200g単位で買っていて、実家では買った2、3種類ほどの菓子類は台所の菓子箱に入れられていた。

メーカーの菓子を買うことはほとんどなく、近所の店で焼いている煎餅の店や和菓子屋、あとは駄菓子屋といったあたりで買っていたが、そうした選択肢の中にケーキなどの洋菓子はなかった。物心ついた頃でも洋菓子専門店はなく、和菓子屋が作ったケーキを店の隅で売っていたのがせいぜいである。

量り売りの菓子屋に行く時は、いつも素朴に“心ときめく”のだった。
                               [続く]

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甘話§不二家への憧憬 [スイーツ]

不二家が洋菓子も扱っていることを知ったのは小学生の頃、アニメーション番組『ポパイ』のスポンサーをしていたことからである。

もちろんその当時も“ミルキー”などの菓子類は普通に市販されていて買うことはできたが、ショートケーキのような生菓子は直営店でしか売られてはいなかった。

北関東の田舎町に直営店などあるはずもなく、指をくわえて“不二家ストロベリー・フェア!”のコマーシャルを眺めていたのだ。

その後、田舎町にも直営店がオープンしたのは1960年代も後半……あるいは70年代に入ってからのことだったかどうか記憶にはないが、いずれにしても高校生くらいになっていた生意気盛りにとって、不二家への興味は薄れてしまっていたのである。

その後、東京住まいの大学生になって、ちょっと洒落たあれこれをと考えた時、眼の前にあったのはチーズケーキであり、フランスの本場のスイーツを思わせる店が何軒もあって、不二家はさらに眼中ではなくなってしまった。

そんな不二家への憧憬は、おそらく小学校あたりの数年間程度ではなかっただろうか。

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圧話§パティシエと怒声 [スイーツ]

四半世紀ちょっと前、車を走らせたところに洋菓子の店が開店した。すぐに評判になって、客が引きも切らず状態になった。

評判のおかげもあって、最初は小さな店だったのが店の規模も大きくなり、支店も作って順風満帆のように思われたのだが……20年近く前だったか、突然に休業となってしまったのだ。

それから流れ聞えてきたのは、従業員が一斉に退職してしまったということで、そういえばと思いあたることがあったのは、ケーキを買いに行ったある時、品物が出るのを待つ間に、奥の調理場から怒声が聞えてきたのである。

腕のいいパティシエの経営者は、悪しき体育会的な人であったようで、どうも容赦なく従業員を怒鳴りつけるらしかった。叱責するのは珍しいことでもないが、問題は叱り方で、店先にまでその声が聞こえるのはほめられたことではない。

20年前であろうが、それはパワーハラスメントと呼ばれる類のものである。

そうして店の規模は縮小し、少人数での営業のゆえかどうか、店の様子も静かなものと見受けた。そういえば、昨年暮れに閉店したフレンチの有名店のシェフの怒声もホールまで聞こえてきていたようだが、そんな怒声を聞きながらでは、おちおち料理も楽しめないではないか。

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週話§土曜有閑~ゴミが入っています~ [スイーツ]

もう30年以上前、新宿のデパート催場で恒例の北海道展が行われていたので出かけていった。

店を冷やかしつつ、ちょっと冷たいものでもと“搾りたて牛乳のバニラアイス”でも舐めようと、列が短かったので並ぶことにした。自分たちの番がきて注文しようとしたら、一つ前でアイスを受け取った夫婦が戻ってきて……

あのぅ、アイスの中にゴミがあるのですが

……と言いながら、おずおずと、アイス売り場の人にアイスを差し出した。売り場の人は困ったような顔をしながら「お客さん、これはバニラの粒なんですよ」と。夫婦はちょっとバツの悪そうな顔をしたが、納得してその場を去っていった。

かつては“バニラエッセンス”なる、小瓶に入った液状の物が使われていたので、黒い小さな粒がバニラであるとわかったのは、昭和の終わり頃あたりではなかったか。

そのことがあって以来、バニラアイスを食べながら「あのぅ、アイスの中にゴミが……」を思い出すのである。

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甘話§アンナミラーズ閉店 [スイーツ]

アンナミラーズ第1号店が神宮外苑いちょう並木近くの青山通り沿いに開店したのは1973年6月のこと。

どのような経緯でその存在を知ったのかはまったく記憶にないが、開店から1年か2年くらいで、1号店に食べに行っている。たぶん、情報誌か何かで知って“アメリカンパイ”を食べに行ってやろうと思ったのだろう。何ともミーハーな兄ちゃんなのだった……が、ウェイトレスのお姉さんたちのコスチュームに惹かれたわけではないんだかんね!

で、行ったのはその時が最初で最後。別にうまいとかまずいとか、そういうことがあったわけでもなく、ただ単に行きにくい立地に店があったからではなかろうか。

その後は、ベルエアガーデンの経営者がイケイケで始めていた、赤坂のカプチーノ、青山のココパームス、六本木のエストといった、チェーン系でありながら、それぞれの店のコンセプトがまったく違う店で食べられるアメリカンパイを食べていたのだ……そのあたりの話は、このリンクを参照のこと。

いずれにしても実家のあった田舎町に、そんな洒落たスイーツなどは存在せず、そしてそう頻繁に行けたわけではなかったが、何ちゃってスイーツ男子を気取っていたこともあったのだ(てへっ

かつて隆盛を誇ったアンナミラーズが全店閉店するとは何ともはやである。

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顧話§今日の歴史~ショートケーキ・フェア~ [スイーツ]

1916年11月16日、横浜元町で洋菓子の不二家が創業。

アメリカのアニメ『ポパイ』のスポンサーとして不二家の存在を知ったわけだが、存在を知った瞬間から、子どもにとっての大きな憧れになったのだ。

菓子屋に行けば、ミルキーなどの“乾きもの”は買うことができたけれど、子どもたちが食べたかったのは、苺のショートケーキとかアップルパイとかそういった生菓子なのだった。

そのためには、不二家のショップに行かなくてはならなかったのだが、実家のあった田舎町には、その不二家のショップがなかったのである。

後年、やっと不二家のショップが店開きしたけれど、その頃にはケーキなどへの興味が薄れてしまったのだ。

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酪話§バタークリームなるもの [スイーツ]

幼少のみぎり、ケーキを食べられるのはクリスマス……そう決まっていたようだ。

だが、楽しみであるはずのケーキを根底から台無しにした存在が“バタークリーム”だったのである。言うまでもなく、ホイップした生クリームとは別物で、数十年前は高級品にのみ生クリームが使われていたのである。

ゆえに我が家の食卓にあるのは、手頃な値段のバタークリーム仕立て。食感はというと、バターを柔らかくした舌触りで、それが甘いのである。だからどうも、バターみたいなものを食べているなという感じがして、好みだとはとても言えるものではなかった。

でまあ、渋々食べるわけだが、何とか喉を通しても、その後にやって来るのは胸焼けみたいなもので、これはもう食べたことのある人間でなかったら、わかるものではないと思われる。

そうして、ずいぶん経ったところでようやく生クリームのケーキを口にできたのだが、ころぞまさに“世の中にこれほどうまいものが存在するのか”のお手本のような、この世のものとは思えない、うまさの極致であったことを鮮やかに思いだすのだ。

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饅話§アイスまんじゅう~名物に旨いもの~ [スイーツ]

実家の近くに普段使いのパン屋があった。夏になると作り始めるのが“アイスまんじゅう”なる、写真のような氷菓なのである。

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これがうまい。アイスクリームではなく、少し甘みを加えた牛乳と餡子を冷やし固めたシンプルなスティックアイスだ。

だが、がっちり凍らせているおかげで硬いの何の。それゆえに、夏の暑さで溶けていくのを待ち待ち舐めていくのだった。

そのおかげで、有名メーカーのアイスの類とはほとんど縁がなく過ごしていたのである。

今でも“アイスまんじゅう”は写真のように健在で、お取り寄せすることも可能だが、10個から発送となると、いささか腰が引けてしまう。そういえば今は作っていないようだが、その昔は同じ型を使ってオレンジジュースを冷やし固めたシャーベットらしきものも売られていて、それもまた素朴においしかったのだ。

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甘話§マドレーヌとフィナンシエ [スイーツ]

時折、都心に出たついでにデパ地下で焼き菓子を買って帰る。同じ店だが、夫はマドレーヌを、同居人はフィナンシェを買い求める。

どちらも基本的な材料は変わらないようだが、買う店のマドレーヌには少しだけレモンを混ぜ込んでいるくらい。

フィナンシエという名称だが、英語の“ファイナンス(Finance)”と同じで、色と焼き型が金塊に似ているからというのが由来のようだ……マメ知識な。ちなみにマドレーヌの焼き型は貝殻になっている。

というわけで、いつも買うのは数個で、これをおやつ時に一つずつ後生大事に食べるのだが、他のおやつを差し挟みつつ、一週間で食べきってしまう。

宮仕え時代、会社のデスクで三時のおやつを食べるなどということはなく、定年後しばらくしての習慣となっていったのは、けじめのない日常の中での区切りのようなものだと考えている。

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