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謔話§一日一句~年度末~ [俳句]

季語は・・・弥生尽

乗客の なき終バスや 弥生尽

【去年の今日】春話§そして弥生三月が尽き・・・・・・
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週話§日曜流転~弥生三月おしまい~ [日常]

元旦の大地震からあっという間に3か月が過ぎようとしている。3月はじめには房総半島付近を震源とする地震が頻発した。

日本海側から、さらに太平洋側へも地震が頻発するようになるとは、さすが地震国であると感心をしている場合ではない。いつ何時、東日本大震災や能登の大地震が自分たちを襲うとも限らないのだ。

万が一にも大きな被害を蒙ったら、そこから日常が失われ、すべては非日常となって、旧に復するためには、気の遠くなるような作業を進めていかなくてはならない。

古希を迎えようとしている今、我々のような高齢者にとって、そうした労力を割くことは何とも過大な負担でしかなく、これ以上大きな地震が起きることのないようにと祈り続けるばかりである。

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タグ:日常 弥生 地震
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謔話§一日一句~黄砂到来~ [俳句]

季語は・・・(よな)ぐもり

西風に 顔をしかめて 霾ぐもり

【去年の今日】泡話§見る夢は・・・・・・“縁”
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行話§雷乃発声~七十二候~春分 [七十二候]

春分の末候“雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)”である。

明日で3月も終わり。世間がすっかり春らしくなった。樹々に緑は戻っていないけれど、これも暦が変われば、次第に緑が展開していってくれるはず。そして東京は昨日、平年より5日遅れてようやく桜の開花宣言があった。

そういえばこのところ、春へと季節の変わり目に前線が通過することで鳴る雷を聞いていないような気がする。あれを聞くと春がやって来たと実感するのだが、低気圧と前線が通過しても、雷鳴を聞かないままだ。

そうして桜の日々も終わり、花水木が咲き出すのももうじきのことである。

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週話§土曜流転~1978年3月30日~ [私事]

……という、この日のことは何も記憶してはいない。3日ほど前には大学の卒業式が行われ、4月3日には内定していた会社の入社式が行われるというそんな狭間の日でしかなかった。

大学時代お世話になった下宿を3月上旬に引き払い、交通の便がよかろうという心づもりで、荻窪の北あたりにアパートを借りて住み始めていたのだ。

今にして思えば“学生”でもなく“社会人”でもない……何者であるのか、わからない時空にいたことに気がつく。まあ、それほど大げさでもないし、ことさらに特別なわけでもない。

そんな一週間ほど、荻窪で何をしていたのだろうと記憶をたどっても、思いだせない。三食何を食べていたのだろうと思う。小さなキッチンは付いていたけれど、あれこれ自炊をした記憶もなく、たぶん駅周辺まで食べに行っていたのは間違いなく、覚えているのは、何軒かあった定食屋の世話になっていたのだ。

その時に酒を呑んでいたかというと、まだまだ酒に執着はなかったようで、ビールの一本も呑むことはなかった……そういえば、親からの仕送りも終わりとなって、4月下旬の給料日まで財布の中身を持ちこたえなくてはならなかったのである。

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俄話§初ラグビー観戦~J・P・R・ウィリアムス~ [ラグビー]

ウェールズ往年の名プレイヤーだったJ・P・R・ウィリアムスが1月に亡くなった。享年七十四

彼がプレイしているのを見た。それも初めてのラグビー観戦で、今から50年近く前、1974年の国立競技場、日本対ウェールズのテストマッチであった。新聞は取っていたけれど、どうしてテストマッチのスケジュールを知ったのか……謎である。

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その当時、ラグビーに興味はあったが、大学ラグビーのテレビ中継を観るのがせいぜいだったし、今にして思えば“ニワカ”以下でしかなかったという記憶だ。

それでもウェールズのプレイは強烈かつ鮮烈で、前半キックオフから1分もしないうちにノーホィッスル・トライを決められ、その後もトライを重ね、6対82の圧倒的大惨敗を喫したのである。日本の6点は、早稲田から横河電機に進んだフルバックの植山による2本のペナルティキックに終わった。

そんな圧倒的なウェールズが当時最強だということは後になって知ったことだし、さらにJ・P・R・ウィリアムスや最強スタンドオフのフィル・ベネットという名前を知ったのはどういう経緯だったのか今もってわからない。

そのフィル・ベネットも一昨年6月に73歳で亡くなっていた。合掌

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充話§トリスタンとイゾルデ~東京・春・音楽祭~ [オペラ]

前週水曜日に新国立劇場の後、今週水曜日は東京・春・音楽祭の『トリスタンとイゾルデ』(演奏会形式)を聴いてきた。

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指揮:マレク・ヤノフスキ
トリスタン:スチュアート・スケルトン
マルケ王:フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ
イゾルデ:ビルギッテ・クリステンセン
クルヴェナール:マルクス・アイヒェ
メロート:甲斐栄次郎
ブランゲーネ:ルクサンドラ・ドノーセ
牧童:大槻孝志
舵取り:高橋洋介
若い水夫の声:金山京介
管弦楽:NHK交響楽団(ゲストコンマス:ベンジャミン・ボウマン)
合唱:東京オペラシンガーズ
合唱指揮:エベルハルト・フリードリヒ、西口彰浩
音楽コーチ:トーマス・ラウスマン

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まずもって、ヤノフスキ指揮のNHK交響楽団の演奏に“すげぇ!”と感心したが、前週の大野和士&都響を凌駕する音楽だった。もちろんピットの中からとステージ上の違いはあるだろうが。それにしても圧倒的な音楽表現の違いに驚かされたのだ。

どちらもワーグナーの毒とか官能性といったところからは距離を置いたような印象を抱いたが、弦楽器の厚みが格段に違って聴こえた。3階席中央というロケーションもまた、自分たちにとっては好みのアコースティックだったようで、全体のバランスも良好……満足満足である。

歌手陣は、女声二人がやや弱めかと感じたが、男声は総じて満足。スケルトンのトリスタンに始まって、アイヒェのクルヴェナール、ゼーリヒのマルケ王、さらに日本人組は甲斐栄次郎のメロートに存在感を感じた。

ラグビー4試合(花園遠征あり)、歌舞伎座一回、そしてトリスタンとイゾルデ2回という怒濤の3月が間もなく終わる。

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謔話§一日一句~古希の感慨~ [俳句]

季語は・・・山笑ふ

眉に白髪 見つけた午後に 山笑ふ

【去年の今日】甘話§不二家への憧憬
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稲話§お米屋さん [米]

日々食べる米だが、宅配野菜のオプションとして一週間おきに2kg届けられる。普通はその量で2週間食べられる。だが、時々だが米が足りなくなることがあって、そうした時は米屋まで買い求めに出向くことになる。

我々が贔屓にしている米屋さんは、ありがたいことに1kgから、しかも店頭で精米して売ってくれるのだ。1kgもあれば十分に間に合ってくれるし、精米したての白米をいただけるというのが何とも吉ではないか。

そうであるならば、折々にお米屋さんで買うようにすればいいではないかと思うのだが、そこは横着者であるがゆえに、一週間おきに届く白米のほうを重宝しているということなのである。

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大話§お豆腐ご飯 [米]

時折だが無性に食べたくなるのが“お豆腐ご飯”である。

海外旅行から帰ってきた、その日の晩はお豆腐ご飯を作ってもらって食べるのが恒例化していたこともあった。たぶん、旅先の食事に辟易していた反動であるのだろう。

作り方は……豆腐を温めることはせず、そのまま炊き立てのご飯の上にのせて、その上から醤油などを合わせたタレと刻み葱、胡麻油をかけて出来上がりというものだ。

まあ……タレで食べていると言えなくもなく。だが、シンプルであるがゆえにこれが侮れないうまさなのである。海外旅行から帰って来た晩、思い出を反芻しながら軽く肴をつまんで酒を呑んだ後に、さらりといただくお豆腐ご飯は何よりうまく、旅行から帰ってきた安堵とともに、あっという間に胃の腑へと収まってくれるのである。

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謔話§一日一句~野あそび~ [俳句]

季語は・・・青き踏む

はき馴染み ジーンズは黒 青き踏む

【去年の今日】過話§備忘録的な何か~2023年3月27日付~
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呟話§一言つぶやき~騙される日本人~ [つぶやき]

振り込め詐欺・・・・・・いわゆる“オレオレ詐欺”の被害が一向に減らない……

……最大の要因として、自民党長期政権による御上を疑わないという教育の成果であるというのは陰謀論的な発想であるかどうか、間違いないことは、多くの日本人が無批判であることに慣らされてしまって、一向に自分の意志を反映することがない。これすべて自民党による長年の愚民政策の結果で、それが日本を次第次第に蝕んで、いよいよ衰退を迎えようとしているのだ。

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連話§ワタシの酒肴[182]ナムル [酒肴]

[承前]

韓国朝鮮料理の“ナムル”が好きだ。特にほうれん草と豆もやしがうまい。

焼肉屋でも単品で注文することがあるし、脂っぽい肉の後に食べると、口がすっきりしてくれるようだ。もちろんビールのアテにもウエルカムである。

日本で主に食べられるナムルは、上の2つの他にゼンマイと大根のナムルがあるが、ワタシ的酒肴としてはそれほど好みではないが……ビビンバの中に入っているのはOKだが。

考えてみればほうれん草のお浸しにあたるのがほうれん草ナムルということだと思われるけれど、味付け一つでまったく別の料理になるとはである。
                               [続く]

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謔話§一日一句~午後の陽だまり~ [俳句]

季語は・・・花影

散歩して 用水路には 花の影

【去年の今日】週話§日曜枯寂~すね毛消える~
タグ:俳句 花影
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悼話§マウリツィオ・ポリーニさん(ピアニスト) [クラシック]

実演を複数回聴いたピアニストの一人である。初めてポリーニを聴いたのはショパンの練習曲集の録音で、第1曲からその技巧の見事さに腰を抜かしそうになった。完璧とは何かを思い知った瞬間だった。

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その後、初めて実演を聴いたのは1976年のNHK交響楽団定期公演。岩城宏之の指揮でショパンのピアノ協奏曲第2番だったが、演奏の記憶はまったくない。ただ、その後アンコールで弾かれたポロネーズ第5番の打鍵の強さにこれがポリーニなのかと思わされたのである。

1989年に東京文化会館でシューマンとショパンのプログラムを聴いた時は、あまりにもな会場のピリピリした緊張感にくたびれ果てた記憶があるのみ。

最後は1998年にサントリホールで2回、ベートーヴェンの後期ピアノソナタ3曲ずつ。記憶に残っているのは28番の終楽章。一瞬、指がもつれたように聴こえた。その直後から感情を顕わにして弾き始めたように感じたのだ。

あるいは、その頃には往年の技巧が失われてしまっていたということか……残念ながら素人風情の耳には感じ取れなかったのである。享年八十二

合掌

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動話§モチベーションの喪失? [私事]

定年退職して、今年の秋で9年となる。ついこの間退職辞令をもらったような気がするが、時の流れはあまりにも速い。

退職から半年経った翌年の4月、高校の同級生に頼まれた嘱託仕事だったがあえなく頓挫。それ以降は年金で食い繋いでいるが、まあまあ何とか暮らすことはできている。そんな呑気な年金生活なのだが、残念ながら、確固とした“モチベーション”とでもいった何ものかがあるのかといえば“ない”のだ。

宮仕え時代は、日々せっせと会社に行くという大きなモチベーションが存在していたが、それに匹敵するようなモチベーションなど存在しようもない。

せめてもは、せいぜいブログを途切らせることなく、毎日欠かさず綴っていくこととか、あまり怠惰になることなく日々やるべきことをきちんとこなしていくことで、定年ライフを維持しているといえるのだろうが、37年半過ごした時間のスケールにはかなわない。

“空の巣症候群”なるものがあるようだが、そうした症状はがでてきていないのは、37年半を完走したという自分の中にささやかながら充足感があるわけで、自分の中が“ゼロ”になるわけではなく、ある意味、そんな達成感が支えになっているということなのだろうか。

《私事のトピックス一覧》
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謔話§一日一句~荒れじまい~ [俳句]

季語は・・・比良八講

比良八講 新幹線の 通過駅

【去年の今日】週話§土曜枯寂~卒業式~
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行話§桜始開~七十二候~春分 [七十二候]

春分の次候“桜始開(さくらはじめてひらく)”である。

今年も桜が咲いた。二十代の頃まで感性の類が中途半端でしかなく、咲いた桜を愛でるという風情を持ち合わせていなかった。

桜に対しての感情が芽生えたのは、今の場所に住み始めたあたりからではないかと想像するが、それこそ眼の前に桜が咲くのである。

眼の前にあれば、嫌でも桜について何らかの感慨を持つのは当然のことで、ようやく一年の“環”を実感することになったのだ。そうした季節の移ろいをありがたがるようになったのは、自分自身が年齢を重ねたからであろう。

結局のところ早い遅いはあれども、感性らしきものは醸成されて、ありがたくも、季節の有様を享受しているようだ。

若い頃、そうした感性がなかったことはもったいないと思うけれど、もしも持ち合わせていたら、あまりの多感さに自分自身が苦しくなったかも……。

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虚話§スピアーズ対ワイルドナイツ[秩父宮] [ラグビー]

スピアーズは2週連続の秩父宮フライデーナイト。相手は今季無敗のワイルドナイツである。第11節のこの日の観客は9,491人

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力不足がそのまま表れて、前半で勝敗は決してしまった。ワイルドナイツは盤石の勝利……22対55だった。

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何が違うかといえば、スピアーズは隙だらけで、ワールドナイツは水も漏らさぬ布陣とでも言えばいいのか、前半に犯したペナルティは一つだけ。対するスピアーズは、前半だけで6つのペナルティを重ねてしまう……それだけ相手のプレッシャーが強いということもあるのだが。

与えてしまったトライのほとんどが、ディフェンスの穴をすり抜けていく、見ていて頭を抱えるしかない悠々としたトライを許してしまった。この日のプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたワイルドナイツ13番のディラン・ライリーの朝やかな突破は、今季のスピアーズができていないもので、推している身にしてみれば、毎週歯痒い試合を見せられているのだ。



この日の敗戦で通算成績は5勝6敗と5割ラインを行ったり来たりの状態が続いている。残り5節となって、4勝1敗で乗り切ればプレーオフに滑り込める可能性はあるかもしれないが、2敗したら今季はさようならである。

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謔話§一日一句~彼岸も過ぎて~ [俳句]

季語は・・・春埃

仏壇の 奥薄っすらと 春埃

【去年の今日】煮話§鍋・・・・・・二日
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週話§日曜流転~立ち食い蕎麦~ [蕎麦]

根っこの部分ではせっかちな性分だから、宮仕えしていた時の昼食も、よほどのことがない限りは行列に並ぶことはなかった。本当に2軒か3軒を除いて、さっと入れる店で済ましていた。そんな中で重宝していたのが、町内に何軒かあった立ち食い蕎麦の店である。

何より注文するならば、打てば響くように眼の前に蕎麦が置かれる。基本はかけ蕎麦だが、トッピングの種類は豊富で、揚げ置きの天麩羅類がすらりと並んでいて、中でもお気に入りは玉葱のかき揚げなのだ。

これがさくさくとクリスピーで素朴にうまい。たいていは揚げ置きなのだが時に揚げ立てがのってくると、うまさは倍増以上で揚げ立てのカリッとしたところを少しかじり、蕎麦つゆに浸してぐずぐずにするのもまた佳きかな。

そんな週一くらいに愛用していた一軒の立ち食い蕎麦屋が突然閉店したのは
2012年のことで、せめては定年退職するまでやっていてほしかった。そんな
店の様子が、まだまだ食べログに残っていたので、リンクを貼っておこう。

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謔話§一日一句~餃子にビールから~ [俳句]

季語は・・・彼岸

彼岸明け 町中華へと しけ込んで

【去年の今日】隔話§バスの免許維持路線
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週話§土曜流転~ラベル買い~ [日本酒]

日本酒の味がどうだとか、今だにわからない。純米酒も吟醸酒も山廃も、純米吟醸って何?である。

じゃあ、どういう基準で日本酒を買い求めているか……ラベルである。見た目のデザインがよければ、中身もうまいだろうという訳のわからない理由でラベル買いをしているのだ。

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上の二本は最近呑んだもので、単純にネーミングが気に入って買ったのだが味わいはまったく異なっていて、特に久々に呑んだ“久保田”は、さすがに造りがしっかりしていて、存分に楽しむことができた。

そして次に呑んだ“雪の茅舎”は生酒のゆえに、甘み強めでアルコール度数もそこそこあり、酒肴を選ぶことになる。ただし、文字の体裁はいいが、赤い文字色はあまり……。

まあ、そんな程度の味覚しか持ち合わせない人間にとっては、気に入ったデザインのラベルで選ぶしかないということなのだ・・・・・・ははは

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謔話§一日一句~健康一番~ [俳句]

季語は・・・山笑ふ

山笑ふ そうであれかし 日々の生

【去年の今日】勘話§電子マネー・・・・・・どうしてる?
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呟話§一言つぶやき~多様性?~ [つぶやき]

ふと頭の中に“宗教の多様性”なるものが浮かび上がってきたのだが、……

……多様性をもって任じる欧米は一神教であるキリスト教を信仰していて、多様性への理解が進まない日本で多神教の神道や仏教という宗教が主流ということに不思議なものを感じたが“宗教的不寛容”とは別ということか。

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逢話§トリスタンとイゾルデ~新国立劇場~ [オペラ]

ワーグナーの作品の中で、一番観た回数を重ねているのが『トリスタンとイゾルデ』で、この日で22回目を数えた。白状するが、観始めた最初の半分以上は、何を聴いているのか、まるでわかっていなかったようだった。

おぼろげに見えてきたと感じたのは、1997年バイロイト音楽祭。ハイナー・ミュラー演出、バレンボイムの指揮。トリスタンはジークフリート・イェルザレム、イゾルデがワルトラウト・マイヤーという伝説の舞台。

……という前史のおかげで、ようやくトリスタンとイゾルデが何とか手の内に入ってきた時には古稀を迎えていたという。

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指揮:大野和士
演出:デイヴィッド・マクヴィカー

トリスタン:ゾルターン・ニャリ
マルケ王:ヴィルヘルム・シュヴィングハマー
イゾルデ:リエネ・キンチャ
クルヴェナール:エギルス・シリンス
メロート:秋谷直之
ブランゲーネ:藤村実穂子
牧童:青地英幸
舵取り:駒田敏章
若い船乗りの声:村上公太

合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京都交響楽団



大野和士指揮の都響は、危なげなく安定したまじめな演奏。それゆえ『トリスタンとイゾルデ』の毒のある耽美的な陶酔感というところまでは行かず、サラサラとあっさりしたオーケストラ。そして歌手陣もまた、丁寧な歌唱を聴かせてくれた。

トリスタンもイゾルデも、当初発表された歌手がキャンセル。そうした中でゾルターン・ニャリのトリスタンが悲劇的な騎士を表現していたと感じる。リエネ・キンチャのイゾルデも悪くはなかったが、ニャリのトリスタンが印象深い。シュヴィングハマーのマルケ王、シリンスのクルヴェナールも文句ない歌声。

藤村実穂子のブランゲーネは、変わらぬ誠実な歌いぶりだったが、演技には生硬なものがあった。まあ……歌手の動き全般については、特にどうのこうのと云々するほどのことはなかったのだが。

それにしても、2010~11年シーズンに上演された舞台の再演とは。やはり、新演出された舞台を上演してほしいのだ。

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終演は19時20分で予定より5分ほど早かった。それほど速い演奏とは思えなかったけれど。劇場を出た後は、隣のオペラシティで夕食を済ませ、21時半前には帰宅。

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謔話§一日一句~頂上の雪は飛んで~ [俳句]

季語は・・・春荒れ

春荒れや 名残りの富士の くっきりと

【去年の今日】滑話§スピアーズ対イーグルス[第12節]
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独話§何ちゃってドイツ語でしたん [ドイツ]

ドイツ語のレベルは……限りなくゼロに近い、と言ってもおかしくはない。大学の第二外国語として2年ほど講義を受けたので、ドイツ語かどんなものであるのか、大雑把な概念は掴んでいるつもりではあるつもり。

“実践”としては、主な海外旅行先がドイツやオーストリアだったので、そこでちょぼちょぼ使うようになったのだ。といっても「こんにちは」や「さようなら」「ありがとう」といった挨拶程度と、あとは食べ物のメニューに何が記載されているかを覚えていて、ドイツ語で口に出す程度ではあるが。

そうして注文する時にドイツ語の食べ物のメニューそのまま口に出すのだがここで最大の問題は、こちらがドイツ語を使えば、当然ながら相手はドイツ語で返してくるわけで、残念ながら大きな弱点としてヒアリングがダメダメだったりするのだ。

そうして、毎回玉砕するのだが、それを懲りもせずにやってしまうのも無謀と言うよりはアホでしかない。

店員の中には、注文を聞くと黙って厨房に行ってくれたりする人もいるので単にこちらが調子に乗って、ドイツ語ができるような錯覚に陥っているだけの話なのだが。

さらに大きな錯覚としては、旅行して数日ほども経った頃に、自分の中でドイツ語が聞き取れるような感覚が生じるような気がするのである。

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泡話§焼酎のおもひで [酒]

初めて焼酎を口にしたのは、尾瀬の山小屋でアルバイトをしていた時のことだった。

同じセクションで働いていた20歳ほど年長の人と、同じ部屋で2か月ほど寝起きした時、晩飯を済ませて後は布団に潜り込むばかりになっていた直前、その人が、焼酎の一升瓶と、やかんになみなみと入れた湧き水、それにレモンを持ちだして一言……

「呑む?」

……と誘ってきた。まだ二十歳そこそこ、それまで焼酎を口にしたことはなく、どう呑んだらいいのかもわからなかったが、注がれた焼酎に湧き水を足してレモンを搾って呑んだら、まるで水の如くで、何の癖もなくスルスルと呑めてしまった。

「う、うまいっすね」と言えば、ボソッと「な……」と短い言葉が返ってきたのだ。

そんなアルバイトを続けていたある日、体調を崩して山から下りていった。夏のシーズンも終わり近かったから、男手は自分一人で何とかこなすことになったが、その人が尾瀬に戻ってくることはなく、肝臓をやられて半年ほどで帰らぬ人となってしまったのである。

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