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顧話§今日の歴史~戦争で稼ぐ?~ [アメリカ]

1961年1月17日、アイゼンハワー大統領が軍産複合体について警告。

昨年末の天声人語で取り上げられていた話題で、そんなタイミングもあって書いてみようと思う。

1961年のこの日、第34代アメリカ合衆国大統領アイゼンハワーが退任演説を行ったが、その時“軍産複合体”の危うさについて警告を発していたのだ。

陸軍参謀総長を務めたほどガチガチの軍人だったアイゼンハワーは、だからこそだったのかどうか、戦争の残虐さを身をもって体験していた。それゆえ外交戦略が最優先、冷戦下の任期中にあっても、軍事費の増額を抑え込んだのだという。

そして、軍産が複合するならば、そこには当然ながら政治家が絡んでくることは言うを待たず、軍事費を増大させることで利権の温床ともなるだろう。

そうした要素があることをアイゼンハワーは危惧して警告をしたのだった。ちなみに、アイゼンハワーの在任中はベトナム情勢に対して静観する態度を取っていたが、積極的に介入を進めたのは、次代大統領のケネディである。

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顧話§今日の歴史~アメリカの恥部~ [アメリカ]

1871年11月17日、全米ライフル協会設立。

話は単純で、銃の類を所持さえしなければ、少なくとも銃乱射による殺人が起きることはない。

だが、全米ライフル協会なる強力なロビー団体は、憲法を縦にアメリカ人を銃塗れにしているのだ。そして、ライフル協会の権力はいよいよ強大に、そして大量の資金が銃を支持する政治家に流れていくのだ。

もはや、自衛のための銃なる概念は形骸化し、銃を持つべきでない人間たちも簡単に銃を入手して事に及ぶのである。

去年(2022年)、アメリカで起きた銃乱射事件は600件以上、死者は1万5千人を超え、自殺など銃絡みの死者は4万5千人に近づく。ちなみに2022年、日本で銃撃による死者は4人でしかない。いかにアメリカの状況が狂気に満ち満ちているかがわかるであろう。

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顧話§今日の歴史~目のあたりにした現実~ [アメリカ]

2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ事件。

帰宅したら、21時のニュースの雰囲気が異様だった。ニューヨークのワールドトレードセンタービル(WTC)に旅客機が突っ込んだというのだ。何を馬鹿なことと見ていたら、22時過ぎに2機目が突っ込む瞬間をリアルタイムで見たのである。

それは、間違いなく現実なのだが、あまりにも現実とはかけ離れているように見えて、その瞬間は何が起きているのか頭が理解していないようだった。

それから徐々に大変な事が起きていると思っていったが、人間はとんでもない出来事を目にすると、感性や想像力の類が鈍化するのではないだろうか。

そして、少しずつ状況がクリアになっていって、事態の大きさに困惑し、怒り、悲しむのである。

こうして起きたテロに始まって、二十一世紀が混迷の世紀になっていく……その時はそこまで考えもしなかったが、今になってみれば、まさに始まりであったのだ。

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顧話§今日の歴史~死ぬまで長官~ [アメリカ]

1924年5月10日、エドガー・フーヴァーがFBI長官に就任。

エドガー・フーヴァーは29歳でFBI(連邦捜査局)の長官に就任し、1972年5月2日の彼の死まで、50年近く長官の地位にあった。

大統領をはじめとする多くの政治家は、何とか彼を失脚させようと試みたがフーヴァーはFBI長官の地位を利用して政治家たちのスキャンダルを調べ上げ“有効”に活用したのだ。

ゆえに、第30代カルビン・クーリッジから第37代リチャード・ニクソンまで8人の大統領の誰一人として、フーヴァーを首にできなかったのである……まあ、誰一人としてスキャンダルのない大統領などはいなかったわけだが。

長く地位にあればあるほど、その人間が持つ権力は肥大し、その権力を自分の利益のために使うことは言うを待たない。かくして大統領に仕えながら、大統領に恐れられたフーヴァーなのだった。

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煽話§陰謀論 [アメリカ]

何が嫌いといって“陰謀論”ほど怖気をふるうものはないだろう。いかなる根拠も確証も存在しない何かを熱狂的に信じる人たちを見ると正気ではないと思わざるを得ない。

1月6日、アメリカ連邦議会に乱入したのは、トランプが吐きまくる根拠皆無の陰謀論に踊らされた愚かな支持者たちである。

普通に常識的に生きている人間であれば、一笑に付してしまうような真っ赤な嘘を、支持者と呼ばれる人間は信じ込んでしまうのだ。トランプは明らかな粘着質ゆえ、同じ嘘を何度も何度も執拗に繰り返す……最初は首を傾げていたような人間も、そのリフレインの中で信じるようになってしまうという不思議。

思い返せば、トランプのおぞましさを最初に実感したのは2016年の大統領選討論会の場で、ヒラリー・クリントンの後ろに立つという奇妙な行動を見た時である。それ以前から、トランプなど信じるに足らない、いやむしろ危険な存在だと思っていたが、それを見せつけた4年間なのだった。そんな悪夢の4年間が過ぎ去ってほっとしたのは紛れもない事実だ。

あんな人間が大統領職にあったということ自体が正気の沙汰ではなかったしアメリカ国内だけでなく世界中を混乱状態に陥れた元凶なのである。心底、ホワイトハウスの主人が変わったのは変化の兆しと期待したい。

民主主義の危機といえば、まさにそれであるが、こうして他国のことを書きながら、まったく誉められたものではない我が国の現状を見つつ。せめては一人、また一人と陰謀論に加担するのをやめる人間が増えていくのを祈るばかり。

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顧話§今日の歴史~ポピュラー音楽の歴史~ [アメリカ]

1936年1月4日、アメリカでビルボードが初のヒットチャートを発表。

85年前のヒットチャートがどのようなものであったか、どのように集計していったものか……今のネットワーク社会にどっぷりと浸かっている身にしてみれば、想像の外である。

まあ、電話は日常化していたから、レコード会社と電話で連絡を取り合って集計していたという、そんなところだったのだろう。

ちなみに、1914年にビルボードは、初めて全米のポピュラーソングチャートを掲載し。1936年1月4日に、全米のジュークボックスで流れたヒット曲の一覧を初めて発表。1940年7月27日号には初めて独自の統計から割り出したヒット曲のチャートを掲載……という流れである。

そして、1930年代には既にジュークボックスが拡散していたのかと驚いた。

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無話§教養は必要 [アメリカ]

世の中に“教養”なるものを馬鹿にする人間が少なからず存在している。それが、4年間アメリカの大統領職にあった人間だったりすると、背筋が寒くなる思いがする。

科学を侮り、科学者の警告を無視した結果、コロナウイルス対策がおざなりになったことで、アメリカの今がこうなのだ。

自分自身が全知全能であると思い込んでの狼藉が、自分だけに降りかかるのであれば、それもいいだろうが、その無教養が3億3千万のアメリカ人に累を及ぼすとなったら冗談では済まされない。

そして何より我々が、世界で一番の民主主義を標榜していると奉っているはずのアメリカの今を見ると、ポピュリズムも極まれりな人間によって、ありもしないフェイクを吹き込まれ、その呪縛から逃れられない人間が、かくも多いことに驚かされる……まあ、我が国の状況も変わるわけではないが。

そうして分断を煽っておいた末を、どのように描いていたものか。我々は、確固たる根拠があるもののみを信じて、一切の証拠や根拠も今だに示そうとしない人間など地球上から消えていなくなれとすら思うのだ。

そうした、一種カルト的なるものを信用しないことをもって“教養”だなどと言おうとは思わないが、ほとんど詐欺師まがいの人間の口車に乗って疑いもしない人間たちに教養など存在しないであろうことは断言できる。

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顧話§今日の歴史~意欲に燃えて・・・・・・~ [アメリカ]

1492年10月12日、コロンブスのスペイン船隊が西インド諸島初上陸。

“1492(意欲に)燃えたコロンブスは”と、世界史の参考書に記述があるとおりで、一度でも眼にしたら忘れることはない年号である。

改めて、アメリカが“発見”されたことで、ヨーロッパからの移民が活発になり、先住民とアフリカからの黒人奴隷が圧迫されるという構図が生まれてしまった。そして、今だにそれを引きずっているのだ。

そして“アメリカ人とは”という概念を考えると、簡単に答えが導き出せるものではないことに気づかされる。そんなことを考えながら、およそ3週間後に行われる大統領選挙の行方に思いを馳せるのである。

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米話§ブルックス ブラザーズ破産法申請 [アメリカ]

1818年に創業したアメリカン・トラッドの老舗ブルックス ブラザーズがアメリカ破産法を申請した。コロナウイルスの影響で、店舗閉鎖が相次いだことによる。

ブルックスをはじめ、ポール・スチュアート、ラルフローレンといったアメリカン・トラッドの服は気軽に着ることができたので、ずいぶん愛用させてもらった。特にブルックスのブレザーは着心地がいいので、3シーズン用と夏用と揃えていたのだ。

ただし、なぜかワイシャツとは相性が悪くて、何度か試したものの、どうも自分の体形の問題か仕立ての問題か、残念ながら馴染めないままに終わってしまった。

報道ではアメリカのブルックスが経営破綻とあるだけで、日本法人の行く末がどうなっていくのかまでは報じられていない。確かに、ここ10年くらいのファッション動向は、カジュアル化が進んでしまい、老舗にとっては苦しい状況になっていったということだろうか。

などと気にはなるものの、定年退職した身にしてみれば、そう頻繁にスーツやジャケットを着るわけでもないし、ブルックスあたりで何かをという予定などありようはずもないから、過去の愛用者としては、ただただ残念と言うしかないのである。

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週話§土曜恬淡~7月4日に生まれて~ [アメリカ]

今日はアメリカの独立記念日である。

ヨーロッパで食い詰めて、アメリカで一旗揚げようと多くの人間が移民としてアメリカにやって来たその時代、アメリカに入国して最初に訪れるのが、ニューヨークはエリス島にあったアメリカ合衆国移民局なのだ。

そして入国審査の折に、誕生日を知らない(覚えていない)多くの移民がいたのだが、そんな彼らに審査の係官が誕生日としてあてがったのが、7月4日なのである。

まさかアメリカの独立記念日を忘れるはずはなかろう……というわけで、今のアメリカ人の御先祖様の中の少なからぬ人間が7月4日とされていたのだと聞いているが、それが事実なのかどうか、少しばかり調べてみたけれど、これと確信できるエピソードを見つけることはできなかった。

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