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灼話§こんなに暑かったっけ? [天気]

18歳、高校3年まで過ごした町中の実家は、築80年だったかの見事なオンボロ借家……便利だけが取り柄なようなものだった。

冬は隙間風が寒かったが、夏は風通しがよく、扇風機だけで夏をしのぐことができたのだ。

とはいえ、半世紀以上前の北関東……日本……いや世界が、それほど暑かったのかといえば、今ほど暑くなどはないと確信を持って言うことができる。

論より証拠……試しに、気象庁のページからデータを引っ張り出してみた。1970年7月と2024年7月、それぞれ一か月の気象状況をご覧あれ。クリックして拡大。

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1970年に最高気温が35度を超えた猛暑日は一日もなかったが、2024年は15日もあって、あまつさえこの月の最高気温は39.2度を記録したのだ。もちろん一か月だけ切り取って比較しても、どれほどの意味があるのかはわからないが、七十年生きてきた身にすれば、この20年ほどは記憶の限りでも最も暑いと言うべきだろう。

半世紀前、エアコンを使っている一般家庭などはほとんど存在せず、一部の商店や新しいビルなどでエアコンが稼働していて、そんな建物に入った時には“夢のような涼しさ”を感じたのだ。

51年前、東京で暮らし始めた時、三畳間の下宿からスタートしたが、その時部屋の中にはエアコンはおろか扇風機すらなかった。だが、暑いと感じはしても、何とか過ごすことができた。これが今のような気温状況だったら、おそらくは音を上げていたのではなかろうか。

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除話§日傘・・・・・・男もしてみむとて [天気]

今年も猛暑の日々が続いた。そんな7月のある日……新橋演舞場の七夕喜劇まつりを観に行った日のことである。

地下鉄の出口から地上に出れば、容赦ない灼熱の太陽が照りつける。演舞場までは徒歩5分ほどだが、これはたまらんと見回せば、歩いている人たちの過半数が日傘を差していたのだ。日傘は持っていないが、折り畳み傘は常備している。黒布だがないよりはましだろうと300mほどの道のりを相合傘で歩いてみた。

黒布だから熱は吸収する。だが、それ以上に傘が日陰となってくれたことで若干だが気温は下がって、ほんのちょっとだが救われたと感じたのである。そうして街行く人を見ていると、今年になって男性の日傘度が一気に上がったような気がするのだが。

というわけで、雨と兼用の折り畳み日傘を買ってみようと考えていて、外側は、太陽光を反射する銀布仕立てが無難だと思う。

30年以上も前、日向ばかりを歩いていて同居人に激怒されたのと、これが同じ人間なのかと、その体力の落ちように感心しつつ、外出した時には日陰をたどって歩いている……干からびた高齢者なのである。

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葉話§2024年8月の天気模様を振り返る [天気]

2024年8月の東京の天気がどうであったのか、振り返っておこうと思う。

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このリンクの日付をクリックすることで、各々の日のアメダスが確認でき、より詳細な気象状況をチェックできる。

月の終わりは、台風10号“サンサン”に振り回された日本列島だった。勢力が強いうえに鈍足で、しかも迷走というトンデモ台風の三冠王は西日本、特に九州を翻弄し、あろうことか“遠隔豪雨”なるものが出現して、関東地方や静岡に大雨をもたらしたのだ。

八王子あたりでも平年8月の2倍以上の雨が一日で降ったり、各地で下水がオーバーフローして、道路が冠水したばかりでなく、床下&床上浸水が頻発した。こんな雨の降り方は、人生70年の中でもほとんど記憶にない。

そして猛暑である。東京アメダスの気温を見ると、真夏日&猛暑日でなかったのは2日だけ、その2日も25度超えの夏日だったのである。無用な外出をすることはせず、遠出も歌舞伎座に出かけたくらいで、あとは日常の買い物に出る程度だったが、ひとたび表に出ると、半端なく殺人的な暑さに、そそくさと買い物を済ませて帰宅。エアコンの恩恵にあずかる日々だった。

高齢者ならずとも、この暑さはまったく救いようがなかった……そんな8月模様だったのである。

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説話§今日の一言~実は・・・・・・~ [天気]

避雷針

避雷針とは日本語表記であるが、いつ誰がこの単語を創出したものか、探してみたが見当たらない。

だが、どこをどう見ても、雷は避雷針に向かって飛んでくる。ということは避けるのではなく呼び込む……つまり“招雷針”ということではないか。

ちなみに英語では“Lightning Rod”で、直訳すれば“稲妻の棒”なのだが。



上の動画は、そんな巨大な避雷針に向かって収束していく雷之圖である。

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文話§2024年7月の天気模様を振り返る [天気]

2024年7月の東京の天気がどうであったのか、振り返っておこうと思う。

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ここ10年では最も遅く6月21日に梅雨入りした関東地方だったが、梅雨明けはあっけなく平年並みの7月18日……一か月足らずの梅雨でしかなかった。

ぐずついた天気の日が多く、晴れ上がった日は10日もなかったが、35度超えの猛暑日は12日もあって、先々が思いやられたのだ。

そして月の終わり頃には連日の猛暑日となり、表に一歩でも出ようものなら殺人的な太陽光線に晒されて、一刻も早く室内に戻りたいと……それは恐るべき気温だったのである。

そうして猛暑は、この先まだまだ続く。

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水話§2024年6月の天気模様を振り返る [天気]

2024年6月の東京の天気がどうであったのか、振り返っておこうと思う。

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関東地方の梅雨入りは6月21日と下旬までずれ込んでしまった。ここまで遅い梅雨入りは2007年の6月22日以来のことである。

ただし、それまでの天気もぐずぐずしたもので、からっと晴れた日は3日ほど、30度超えの真夏日も7日に留まった。

ぐずつき気味だったせいかどうか、個人的な皮膚感覚としては、肌寒いと感じる日が多く、6月という時期にしては、薄手長袖を一枚羽織って外出する日も少なくなかったのだ。

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皐話§2024年5月の天気模様を振り返る [天気]

2024年5月の東京の天気がどうであったのか、振り返っておこうと思う。

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爽やかな皐月晴れとはいかなかった2024年5月の天気模様……一目見てすぐわかるとおりで、すっきりした晴れは少なく、ぐずついた日が続いた。

天気模様に引きずられたのかどうか、気温もしゃっきりせず、何となくだが肌寒いと感じる日も多かったのだ。

なお、今年の尾瀬は季節の移ろいが早く、ゴールデンウィークの頃にはどんどん雪融けが進んで、あっという間に木道が顔を出し、水芭蕉が顔を出したのは、何と4月中のことで、例年であれば早くても5月上旬の終わり頃が開花のタイミングと思われるが、およそ2週間以上早く咲き始めてしまった。

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半世紀前、水芭蕉の最盛期は6月に入ってからだったのにと、目が回りそうな気がしたのである。

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卯話§2024年4月の天気模様を振り返る [天気]

2024年4月の東京の天気がどうであったのか、振り返っておこうと思う。

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見てのとおり傘マークのない週はなかった。この天候不順に、花見をし損ねそうになったが、何とか晴れ間を見つけて、我が家近くのいつもの定番コースを歩くことができた。

さらに気温もまた気まぐれで、夏日や夏日に迫る日があるかと思えば、その翌日には最高気温が20度を切ってみたりするものだから、夏物との入れ替えを一気にすることはできず、何度か小出しに入れ替えたのである。もっとも衣類の入れ替えが一度で済むことはないのだが。

というわけで、4月中旬まで桜が残ってくれた後、花水木(ハナミズキ)が咲きつつ新緑へと移行し初夏の様相となっていくのである。残念ながら、今年の花水木は“元気よく”という咲き方ではなかったのだ。

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タグ: 東京 天気
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弥話§2024年3月の天気模様を振り返る [天気]

2024年3月の東京の天気がどうであったのか、振り返っておこうと思う。

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いかにも春らしく変わりやすい3月の天気だった。雨が降り続いてみたり、中旬になっても気温が氷点下近くまで下がったり、おかげで、東京の桜の開花が平年より5日ほど遅れてしまったりと、少しばかり振り回された感があった。

そして3月最後の三日間は気温が急上昇。30日は夏日をうかがい、31日は28.1度と真夏の気温を記録、外出した時はラグビージャージ(長袖の綿)だったが、半袖でも十分な外気温だったのである。

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如話§2024年2月の天気模様を振り返る [天気]

2024年2月の東京の天気がどうであったのか、振り返っておこうと思う。

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厳しい冬とはならず、気温も乱高下……最高気温23.7度と、夏日になりかかりそうな日もあった。雪や雨の日も少なくはなく、少しばかり季節を先取りしていったような気がした。

2月は秩父宮でのラグビー観戦が3回あったが、凍えるような寒さとまではならず、念の為と用意していった携帯カイロまで使うことはなくて済んだ。

暦変わって3月となり、天気の変化は、いよいよ顕著なものになるだろう。

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睦話§2024年1月の天気模様を振り返る [天気]

2024年1月の東京の天気がどうであったのか、振り返っておこうと思う。

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冬らしい寒さにはなったように感じるが、それでも最高気温が一けたを記録したのは7日ほどに留まった。何日か雨模様の日はあったが、やはりというか、太平洋側の冬お約束の青空の日々が続いていた。

そして1月13日は、初雪が舞う中、国立競技場でラグビー大学選手権決勝が明治と帝京の対戦で行われ、34対15で帝京大学の優勝。帝京大学主将の江良颯と、明治大学主将の廣瀬雄也が、揃ってクボタスピアーズ船橋・東京ベイに入団するというサプライズも……1月はラグビー・ネタで締めておく。

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師話§2023年12月の天気模様を振り返る [天気]

2023年12月の東京の天気がどうであったのか、振り返っておこうと思う。

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2023年の師走は暖かく終わった。最高気温が10度に届かなかったのは一日しかなく、20度を超えた日まであった。

冬の太平洋側らしく、連日よく晴れてくれたが、珍しくも大晦日の午前中は雨模様となったのは珍しいことである。

気になったのは、上越付近のスキー場が雪不足でオープンを延ばし延ばしにしていて、このあたりも地球温暖化の影響によるものなのか……もっとも、宮仕えを始めた年の暮れ、上越線に乗って北上していた時、清水トンネルを抜けて新潟に入っても、雪がほとんど積もっていなかったことを思い出す。

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霜話§2023年11月の天気模様を振り返る [天気]

2023年11月の東京の天気がどうであったのか、振り返っておこうと思う。

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11月7日、東京の最高気温は27.5度を記録。その後、24日には24.2度と、晩秋とは思えない気温なのだった。

というわけで11月まで延々と残暑が続いていたようなのは実感なのだが、そのおかげかどうか、秋が超短くて、あっという間に冬到来となってしまったようだ。

今年もあと4週間ほどで暦が変わる。

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神話§2023年10月の天気模様を振り返る [天気]

2023年10月の東京の天気がどうであったのか、振り返っておこうと思う。

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20日に27.1度という真夏日をうかがうような気温になってしまった。今年の秋は短いようで、樹々の葉もあっという間に秋色へと変わっていったのだ。

この一か月、各地で大気不安定に伴う。突風や大量の雹が降ったり、時ならぬ雷が発生した。

そういう意味では“らしからぬ”10月で、下旬になるまでTシャツで過ごしたというのもあまり記憶になく、おかげで衣更えが切れ切れになってしまったのも記憶に残るだろう。

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湿話§夕立は降らずで・・・・・・ [天気]

7、8、9月と、夕立らしい夕立がほとんど降らなかった、そんな夏だったように思う。

気温が高過ぎるかかどうか……そんなことはないだろう。現にゲリラ豪雨はあちこちで降っているわけだから。ゲリラ豪雨は暑さ由来ではないか。

関東平野端っこで実家暮らしをしていた真夏の夕方近く、一日おきくらいに必ず夕立に見舞われていたという記憶である。

その頃は、最高気温は30度そこそこどまりで、35度まで上がることなどはなく、ほどほどの気温だったがゆえなのか、お約束のように夕立が降ってくれた。

そんな夕立には雷が付き物で、関東平野で熱せられた上昇気流が雷雲を発生させ、雷のならない日はないくらいだったのだ。

そして、その雷がまた半端なものではなく、東京あたりだと、低い音だけで「ゴロゴロゴロ!」と迫力少なめで鳴るところ、我々が住んでいた地域では最初に高く乾いた「カラカラカラ!」という音に始まり、それから「ゴロゴロゴロ!」ときて、最後「ズッシーン!」でおしまい。それは半端な鳴り方ではなかった。

そしてその頃は、落雷した場所によっては停電というのも定番コースに組み込まれていて、20分、30分は復旧しなかった。当時使っていた電気製品などたかが知れていて困ることなどほとんどなかったが、今の状況を眺めれば、かなり不安なところを感じてしまう。

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