蕃話§おいしいトマトが食べたいのに・・・・・・ [トマト]
その昔、子どもの頃に食べたトマトは、真夏の太陽を一身に受けて、溢れる野性味が感じられ濃厚な味に噎せそうになるほどだった。
今のトマトには、そうした荒々しさを感じることは稀である。最も残念なのは、我が家に届く宅配野菜のトマトがおいしくないのだ。無農薬や低農薬を標榜しているからといって、イコールうまいとは限らないことの象徴としてトマトが存在しているのではないかとすら思うほどである。
子どもの頃のトマトなど、今ほど気を遣って栽培されていたとは思えないのに、どうしてうまかったのだろうか。逆にそれほど気を遣わずに育てていたからということなのだろうか。そうして放任した結果、すくすく伸び伸びとおいしいトマトになってくれたのだろうか。
ふと考えたのは、今の社会であるがゆえの宿命として、大量生産が求められたその結果が味の薄いトマトということなのだろうか……いや、日々おいしいトマトを栽培している農家のみなさんもいるはずだから、そんなトマトを見つけられない自分が悪いということなのだ。
《日常のトピックス一覧》
今のトマトには、そうした荒々しさを感じることは稀である。最も残念なのは、我が家に届く宅配野菜のトマトがおいしくないのだ。無農薬や低農薬を標榜しているからといって、イコールうまいとは限らないことの象徴としてトマトが存在しているのではないかとすら思うほどである。
子どもの頃のトマトなど、今ほど気を遣って栽培されていたとは思えないのに、どうしてうまかったのだろうか。逆にそれほど気を遣わずに育てていたからということなのだろうか。そうして放任した結果、すくすく伸び伸びとおいしいトマトになってくれたのだろうか。
ふと考えたのは、今の社会であるがゆえの宿命として、大量生産が求められたその結果が味の薄いトマトということなのだろうか……いや、日々おいしいトマトを栽培している農家のみなさんもいるはずだから、そんなトマトを見つけられない自分が悪いということなのだ。
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蕃話§トマトの味 [トマト]
トマトの味が薄い。
我が家の選択肢は、週一で届く宅配無農薬野菜に入っているトマトか、日常使いのスーパーマーケットの棚にあるトマトの二択なのだが、どちらもうまいと感じるトマトがないのだ。
宅配野菜は、値段高めにもかかわらず“一度として”うまいと、うならせるようなトマトが届けられたことはないし、それよりは安いけれど、一応名前が付いて麗々しく並んでいるトマトも満足できた記憶はない。
子どもの頃に食べたような、陽射しをたっぷり浴びて、汁気が滴るごとくのやや生臭く、酸っぱさ満点のトマトはどこに行ってしまったのだ?
味の薄いトマトでもしかたなく口にはするし、時によってはトマトと卵の炒め物のように火を通していただくこともあるが、味のないとまとは炒めたからといって風味が増すわけでないのはもちろんのことである。
一応スーパーマーケットでは、値段の高そうなのがうまいだろうと思って、奮発して買ってしまうが、打率は芳しいわけではない。
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我が家の選択肢は、週一で届く宅配無農薬野菜に入っているトマトか、日常使いのスーパーマーケットの棚にあるトマトの二択なのだが、どちらもうまいと感じるトマトがないのだ。
宅配野菜は、値段高めにもかかわらず“一度として”うまいと、うならせるようなトマトが届けられたことはないし、それよりは安いけれど、一応名前が付いて麗々しく並んでいるトマトも満足できた記憶はない。
子どもの頃に食べたような、陽射しをたっぷり浴びて、汁気が滴るごとくのやや生臭く、酸っぱさ満点のトマトはどこに行ってしまったのだ?
味の薄いトマトでもしかたなく口にはするし、時によってはトマトと卵の炒め物のように火を通していただくこともあるが、味のないとまとは炒めたからといって風味が増すわけでないのはもちろんのことである。
一応スーパーマーケットでは、値段の高そうなのがうまいだろうと思って、奮発して買ってしまうが、打率は芳しいわけではない。
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蕃話§トマト~甘いか酸っぱいか~ [トマト]
普通にうまいトマトがなかなか見つからない。宅配野菜にも入ってくるが、なぜかわわからねど、トマトの味がしなくて頭を抱えてしまっている日々。
普段使いのスーパーマーケットのトマトコーナーに行って、うまそうと思しきトマトを物色するが、なかなか見つからない。
いつぞや、フルーツトマトなるけっこう値段の張る一品を見つけて、試しと買ってみた。うまいことはうまいが、名前どおりのフルーツトマトで、品はよく、甘味もあるという類なのだった。
昔ながらの露地栽培で、夏の太陽を浴びて噎せ返るような匂いの、かぶりつけば酸味が口の中に満たされる……そんなトマトは時代遅れなのだろうか。そうして、昔ながらのトマトが姿を消したと考えられるのはいつ頃で、いかなる理由があってのことなのかと思う。
「いや、探せば必ずある。見つからないのは、見つけ方が足りないからだ」という声が聞こえてこないでもないが、見つからないものは見つからない。
ネットで“昔ながらのトマト”と検索してみれば、あんなのやこんなのが出てきて、ないわけでないことはわかったが、お取り寄せしようかとまでは、考えないのである。
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普段使いのスーパーマーケットのトマトコーナーに行って、うまそうと思しきトマトを物色するが、なかなか見つからない。
いつぞや、フルーツトマトなるけっこう値段の張る一品を見つけて、試しと買ってみた。うまいことはうまいが、名前どおりのフルーツトマトで、品はよく、甘味もあるという類なのだった。
昔ながらの露地栽培で、夏の太陽を浴びて噎せ返るような匂いの、かぶりつけば酸味が口の中に満たされる……そんなトマトは時代遅れなのだろうか。そうして、昔ながらのトマトが姿を消したと考えられるのはいつ頃で、いかなる理由があってのことなのかと思う。
「いや、探せば必ずある。見つからないのは、見つけ方が足りないからだ」という声が聞こえてこないでもないが、見つからないものは見つからない。
ネットで“昔ながらのトマト”と検索してみれば、あんなのやこんなのが出てきて、ないわけでないことはわかったが、お取り寄せしようかとまでは、考えないのである。
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