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暗話§闇バイトの強盗の闇 [日本]

SNSが悪事を助長している。そして捕まるのは実行役か指示役、リクルーターどまりで、彼らを操っている首謀者まで捜査の手は伸びていない。

闇バイトで強盗を働いて警察に捕まった人間たちは、一様に“借金が嵩んでとか、割のいいバイトを探していて”行き着いたのだと言う。そうして無警戒に個人情報を晒したことで自らの首を絞め、犯罪に加担する羽目になってしまうのだ。

秘匿性の高い通信アプリをダウンロードさせられる時点で、それが犯罪へと繋がることに気づこうよと思う。もちろん、アプリの配給元は、犯罪に繋がりやすい通信手段であることに手をこまねくことなく秘匿性を無効化することに力を注ぐべきではないか?

もちろん、そんな程度の対策で犯罪の芽が摘まれるなど毛頭考えていない。

社会がやるべきことは、一人でも犯罪に手を染める人間がいなくなるように積極的な情報発信を怠らないことだし、犯罪が起きてからの警察が発する情報が小出しでしかなく、初動が遅れることでさらに犯罪が繰り返されるような事態は避けてほしい。

日本全体で、地道な取り組みが必要なのである。

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躾話§マナー奉行? [日本]

マナー評論家という不思議な商売をしている輩がいる。それが正しければ何の問題もないのだが、時としてトンデモ!なマナーが存在しているとか、そうしなくてはならないような言説を振り撒く傍迷惑でしかない人間たちである。

最初に眼を剥いたのは、決裁のために回す書類に押す印鑑を、部下から上司に向かって左に傾けて押す“お辞儀判子”がそれだ。

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しかも、平社員ほど傾いて押し、少しずつ角度が高くなっていくという……もうね!馬鹿じゃないの!!ではないか。そんなこと真顔でやっている会社があるとしたら、ろくでもないニッポンそのものではないか?

本当につまらないことに頭を使う人間がいるものだと呆れ返る。宮仕えをしていた会社では当然だがそんなことなどしていなかったし、真っ当な会社に勤めている知り合いもしていないと言っていた。

そんなことを真顔で説いているらしいマナー評論家など存在自体が不要としか思えないが、最近になって、また珍なるマナーをでっち上げてきた……新しい一万円札の肖像の主が華やかな女性関係で名を馳せているから、御祝儀にふさわしくないと言うのだ。

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もうね、何をかいわんやとしか言いようがなく、一万円札がそうであるなら五千円札の主は生涯独身を貫いているわけで、そのあたりも突っ込まなければ“マナー評論家”の名が廃るのではありませんか?(皮肉

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援話§パトロネージュの欠如 [日本]

“パトロネージュ”とは、損得勘定で行うものではない。

それをしみったれたように、しかも見返りを期待してというさもしい行為はパトロネージュとは呼べるものではないのではないか。特に昨今の日本におけるパトロネージュの欠如は情けないを通り越したような状況である。

……日本だってその昔は“旦那衆”なるものが存在していて、それぞれの贔屓に対しての援助は惜しまなかったと聞いている。贔屓からの見返りを期待していたわけではなく“私はこういう人を贔屓していますよ”とアピールするためで、それ以上の見返りを求めていたかどうかはわからない。

21世紀の今、とりわけ公的機関のパトロネージュ思想の貧弱さは眼を覆うばかりで、文化事業に対する理解度の低さは、とても先進国とはいえない状況である。

昨年秋に閉場した隼町の国立劇場は、今だに新劇場を建築する業者の入札が不調で、宙に浮いたままという恥ずかしさに、さすがに関係者からの批判も聞こえてくるが、その声をもっと大きくする必要がありはしないか。もっとも、文楽なんか消えてなくなってもかまわないと、とんでもない暴言を吐いた府知事もいたが。

ここ10年、政治の劣化は留まることを知らず、そんな行政を行っても、文句を言わないだろうと見越しているのだろうが、いい加減に国民も目を覚まして大きな声を上げる時ではないか。

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破話§いい加減に水分摂取! [日本]

中学で部活をしていた時だから、既に半世紀以上前のことである。夏休みも午前中は部活に出ていって、真夏日の日向でボールを追いかけまわしていたのだ。

下級生だった時、上級生から「部活中に水は飲むな」と“指導”されていて当時はそんなものかと思いつつ、最初の一時間くらいは、殊勝に言いつけを守っていたのだが、当たり前だが喉は渇く。

だからトイレに行くのにかこつけて、こっそり水を飲んでいたのは、誰もが同じことをしていたと確信している。

そして21世紀の今、暑さ対策で水分摂取が強く推奨されているのは言うまでももないことだが、相も変わらず“水飲むな”信仰らしきものが時折だが首をもたげて現れるのはいかなることかと思う。

しかも校則とやらを振りかざして、ペットボトルを買うことに難を唱える教師がいるというのに及んでは、何か事が起きた時にどのような言い訳をするつもりなのか?である。

水を飲むと体力が奪われるとか、いったい何に囚われているのだろうかと、もしもそうした現場に出くわしたならば“大人”の対応をしようと決めているのだ。

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通話§電線の地下化とインフラ整備 [日本]

日本における地上の電柱から電線を地下に埋設する普及率が遅々として進まずのままである。2022年時点で、何と!日本全体で0.3%というものである。

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上はいくつかの都市における直近の電線地中化率のグラフ(調査年不明)だがごらんのとおりの体たらくで、電線の地中化はメリットが大きく、例えば多くの災害についても強いとされていて、電柱のメリットは浸水に強いという程度でしかない。

つまり、多くの災害に関して、電柱という存在は脆弱そのものということになる。災害ばかりではなく、無電柱による様々なメリットとしては、景観の良好改善化が大きく、電柱があることによって歩行者の通行に不便をきたすなどなど、デメリットばかりが目立ってしまうのだ。

ではなぜ普及が進まないのか。答えは単純で、電力会社と行政の怠慢でしかない。彼らの言い訳としては、ここまで都市化が進み、様々なインフラが整備されてきた中にあって、電線地中化のタイミングを失ってしまったということを言い立てるのではないか……だがそれは何の理由にもならない。

日本で遅れている分野の中に予防医学があると聞いているが、同じことが電線地中化についても言えるのではないか。

今住んでいる“ニュータウン”と呼ばれる地域でも、地中化はほとんど進んではいない。本来であれば、1970年代に開発が始まった時点で、地中化は実現できたはずだが、そもそもそうした発想がなかったようで、しかるべくな整備が実現した中に地中化はないまま、電柱が無神経に林立しているばかりなのである。日本におけるインフラは、20世紀のままで一歩として進んではいないのだ。

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顧話§今日の歴史~個人的にはありがたく~ [日本]

1955年7月25日、日本住宅公団が発足。

我が老朽マンションは住宅公団から、1981年に組織変更で住宅・都市整備公団へと移行した直後から建設、分譲されたものである。

分譲マンションを購入しようと決めた時、限られた予算で自分に相応の物件をと、丁寧に探したのだった。経験者のアドバイスもおおいに参考にしていくつかの物件にあたり、これと思ったマンションの分譲抽選に応募もしたのだが、どれも倍率が高くて当選することはなかった。

経験者のアドバイスの中に「LとHとTの物件はやめておけ」というのがあり、これも忠実に守って、最終的に行き着いたのが、ニュータウンの公団や東京都の住宅供給公社がデベロッパーとなって建てたマンションである。

いわば“公的機関”の手になるものだから間違いはなかろうと、ダメもとで応募したら、供給公社の物件が補欠の繰り上がりで当選したのだ。

そして今住んでいるのも、公的機関である住宅・都市整備公団が建てたマンションで、既に40年以上が経過した超中古である。

そんな住都公団(略称)だが、建てるのはもちろん民間の建設業者の手になるもので、バブルの頃に建てたマンションがとんでもない欠陥建築で、すったもんだの揚句に建て替えをする羽目になった……そんな不祥事もあった。

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盛話§個人商店の継承 [日本]

世の習いとはいえ、後継者がいない個人商店は消滅してしまう。どれほどの評判の店であっても、これは宿命であるとしか言いようがない。

世間にチェーン系の店がはびこる大きな理由の一つがこれではないだろうかと思っている。

地方都市におけるシャッター商店街の惨状もまた、郊外の大規模ショッピングセンターの隆盛もあるが、少子化による後継者不足も理由ということであろう。

それがたとえ都心部にある神保町古書店街もまた例外ではなく、伝統ある古書店が閉まっていく様を目にしてきたのだ。

だから気がつくと、神保町のメインストリートである靖国通りに目立つのは閉店した古書店の後に店開きをする一攫千金を狙ったとしか思えないラーメンの店だったりする。

半世紀ほど神保町ウォッチをしてきた中で、古書店以外の個人商店の閉店もまた何軒も何軒も見てきて、それらがどれほど優れた仕事をしていても、うまい食事を提供していても、継承が途切れてしまうくやしさを繰り返し見てきたのだった。

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そんな中で何度も書いてきたことだが、1909年に創業して既に百十年を超えた老舗ビアホールのランチョンは、四代目が健在。そして後継者の心配もなく、五代目が待ち構えているのだ。

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週話§土曜流転~税金はどこへ?~ [日本]

国が国民に対して“サービス”をしなくなったと感じる。政府そのものが、あっちこっちで劣化していて、政治家だけでなく官僚たちもそうした発想を持っていないような気がする。

税金を払っているのは国民である。それは国からいくばくかのサービスを受け取るためなのに、そのリターンがほとんどないと感じるのだ。

前々任者が政治をいい加減な地位へと貶め、権力を自分たちに都合よく運用した結果が、今や政権党が内部崩壊を起こして機能しなくなっていることではないか。

そして政治は“ズル”をしてもいいのだと勝手に解釈し、方向性を完全に見失ったのが今である。何を為すべきかわからぬまま“見てるだけ”しかできなくなって、気がつけば我々が立たされているすぐ目の前は崖っ縁である。

我々は、自民党という泥船になど乗りたくもない。
 
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週話§土曜流転~利息が二割ですって?!~ [日本]

定期預金したら利息が5%だったのは何十年前のことだろうか。普通預金に預けても、毎月20円くらいの利息は付いていた……就職した40年以上前のことだが。

今の時代、定期に預けても1%の利息すら受け取ることはできない。そこで暗躍するのが詐欺集団である。

まことしやかに、そして言葉巧みに“元本保証でしかも利率が20%”などと夢のような話を誘い掛けてくる。そしてそんな話に乗って数百万、数千万、果ては億単位の財産を預けてしまうのだ。

1%の利率すら期待できないのに、どこをどうひねり出したらそんな高利率が実現するものか教えてもらいたいと思う。我が身はといえば、利殖の才の類など皆無ゆえ、これまでに株であるとか投資信託の類すら手を出してなどこなかった。老い先が長くない身であるから、これからも残り少なく限りある財産を元手に、危ない橋を渡るつもりなどはさらさらない。認知症にでもならない限り、そんな悪の手に搦めとられることもないだろう。

こんなエントリーを書いているのは“注意喚起”のつもりなのだが、そうした詐欺の勧誘に乗りかねない、あるいは既に被害を蒙った人たちが、これを読んでくれるとは残念ながら思えないのだけれど。
 
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祭話§万博というオワコン [日本]

EXPO70(大阪万国博覧会)が開かれたのは1970年……今から半世紀以上前のイベントである。来場者は6千万人を超えた。70年安保の“隠れ蓑”と揶揄されたりもしたが、世間的には成功したということだったか。

その後、万博と称するイベントが各地で行われた。そこそこの動員を記録したところもあれば、閑古鳥が鳴くような万博もあり、万博という催し自体が時代から取り残されていった感が強い。

……であるのに、性懲りもなく万博を開催する(したがる)のはなぜだろう。その裏には、開催後の“カジノ”という目論見があったり、いわゆる公共事業としての旨み期待という、結局は、御本尊がなおざりになっているとしか思えないような生臭い事業運営なのだが。

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そんな万博が既にオワコンと化しているのは、途中で参加を断念する国や地域が続出していること、そうしてパヴィリオンの工事にも遅れが眼に立つようになっているのである。

かつての日本では、工事の遅れなど考えられもしなかったことだが、国力の低下がいよいよ現実のものとして突きつけられているのに、自分たちは大丈夫だみたいな根拠不明のおまじないを唱えているのかどうかわからないが、現実を直視せず自分の眼を逸らし、国民市民の眼を眩ますような手法が通用する時代は既に終わっているのだ。

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週話§日曜流転~有名人という選び方の愚~ [日本]

またぞろ選挙だそうだ。補選とやらがたけなわのようである。候補者が乱立している中に“有名人”と思しき姿も見える。

だが、有名人だからと安易に投票するのは愚の骨頂でしかないと、これは選挙権を手にした半世紀前から変わっていない、自分への戒めなのだ。こと選挙に関して、有名人を選ぶというのは、単なる数合わせに加担する以外の何物でもない。

それは正しい投票行動などでも何でもなく、ただのイメージに眼を眩まされているだけの話ではないか。

きちんと見渡してみれば、有名人を隠れ蓑にして、過去の行状が何とも疑わしい人間がゴロゴロ現れてくるのだ。今回だってその例に漏れてはいない。

昔から言われている当たり前のこととして、選挙は“人気投票”などではないということを、もう一度頭に刻み込んで、投票券を手に投票所に足を運ぶことこそが重要なのである。

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尾話§円安いまだし [日本]

コロナ禍このかた、円安が延々と続いている。輸出を生業にしている企業などはいい塩梅なのだろうが、その逆で輸入品を商っている人たちはたまったものではないだろう。コロナ禍が始まった2020年2月から今日までにおよそ30円ほどユーロが高くなっている……120円台から150円台まで上がってきてしまった。

海外旅行をしていた時は、外国為替レートのチェックは欠かせず、といっても、どこかで見極めなくてはならず、旅行するごとに現金として10万円ほど両替するのだが、30円の差は50ユーロ減ってしまうことになるのだ。それで晩飯一食分が消えてしまうことになる。

それはまあ些少な影響だが、円安に直撃される産業、企業だって少なからずあるはずで、そうした人たちを疲弊させてはならないではないか。

世界のGDPはドル換算で行われているが、ついこの間はドイツに抜かれて3位から4位に転落してしまった……円高になれば抜けるなどと楽観してはいけないだろう。

1989年から1990年にかけてのバブル経済が崩壊して以降、日本は空白の30年を過ごしてきた。株価は低迷して、先月ようやくバブル以前の水準に達しつつあるが、ニュースを見ていたら、あるエコノミストが「主要国の株価は、この30年上昇してきたが、日本は何とか30年前の水準に戻ったという話」と解説していたが、その言葉をもっと噛みしめるべきである。

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移話§日本・・・・・・多様性を厭う土壌? [日本]

外界に向かって目を開くことが久しくなかった日本は、考えるまでもなく、多様性とやらの存在を厭っている閉鎖的社会ではないかと思い至ったのだ。

言ってみれば、横並び横並びというものが尊重されて、そこからはみ出ないように他人からも自分に対してもプレッシャーをかけるような風潮など、今に始まったことでも何でもない。

そうして行動規制をすることで、社会の均衡を保とうという仕組みが知らず知らずの間に構築されていたのだ。そうして、はみ出ないようはみ出ないよう、一定の型にはめ込もうとするのである。

はめ込まれる側もまた“リクルートスーツ”なる、同じスーツを身に着けて就活に臨もうとする。選ぶ側もまた、そういう人材を求めているが如くに。

だから思い至ったのだ……日本が、なかなかLGBTQや外国人労働者などに寛容でなく、存在を認めようとしないのは、永年の偏狭さによるものなのだと。

結果、日本が明らかな行き詰まりにあっても、そうしたことを改善してやろうという機運が生まれてこないのだ。

追記:もちろん他国であっても、日本語の“異人”と同様に、英語であれば“ストレンジャー”や、フランス語の“エトランジェ”と同義の語彙は存在している。それでも、受け容れていこうという寛容さは日本の比ではない。

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縁話§身の上相談のおためごかし [日本]

新聞のコーナーや、週刊雑誌の見開きページなどに“身の上相談”がある。身辺の悩みなどを著名人が回答、アドバイスするというものだ。

ごくたまに辛口の回答があったりするが、その多くはおざなりというか、あまりにも一般的過ぎてそれじゃあ何の解決にもならないだろうというものが散見される。

そんな回答の典型的なものが“血を分けた親族、親子なんだから”なる定型的な物言いがあって「あ、それ無理だから」と思ってしまう。

自分にそうした経験がないからかもしれないが、親族や親兄弟間の争いほど始末の悪いものはないと、正に数多の実例が如実に語っているではないか。つまり“血を分けた……”云々は、実に手軽&安易な回答でしかないことがわかるということだ。

そして回答の多くが、正面から立ち向かうよう促しているが「それは無駄なことだからさっさと逃げなさい」と、紛うことなき本音を説く回答者はごく一握りでしかなく、実はそれこそが相談者の求めている回答だったりする。

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週話§土曜流転~文化への敬意~ [日本]

昔も今も、政治家であれ、経済人であれ、敬意を抱いて文化事業に力を入れるような人は少ないと思っている。多くは“自分にとって得かどうか”という物差しでしか考えようとしていないように見えてしまう。

当然ながら文化に対する知識も乏しく、最悪なのは蔑ろにしようとさえする低レベルな人間もいる……いつぞや、大阪市長が文楽に対する助成金減額を打ち出したことを思い出す。

自国の文化に対しての知識も持ち合わせず、そのくせ“日本スゴイ!”みたいなことを言いたがるという品性の貧しさよ。

などと嘆いていたところで、中には文化にきちんとした態度で接している人もいらっしゃったことを思い出す。某金融機関の要職にあって、我々のような人間とも気軽に文化についての話題を話すことができたのだ。

ニューヨークに駐在していた時には、メトロポリタンオペラに通い詰めて、帰国後はそうした文化事業を裏から支えていたのだ。惜しいことに20年前、まだまだ現役の年齢で亡くなってしまったが、そうした人が早くに亡くなることは本当に残念なことである。

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