SSブログ

連話§ワタシの酒肴[182]ナムル [酒肴]

[承前]

韓国朝鮮料理の“ナムル”が好きだ。特にほうれん草と豆もやしがうまい。

焼肉屋でも単品で注文することがあるし、脂っぽい肉の後に食べると、口がすっきりしてくれるようだ。もちろんビールのアテにもウエルカムである。

日本で主に食べられるナムルは、上の2つの他にゼンマイと大根のナムルがあるが、ワタシ的酒肴としてはそれほど好みではないが……ビビンバの中に入っているのはOKだが。

考えてみればほうれん草のお浸しにあたるのがほうれん草ナムルということだと思われるけれど、味付け一つでまったく別の料理になるとはである。
                               [続く]

《酒肴のトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

連話§ワタシの酒肴[181]フライドポテト [酒肴]

[承前]

フライドポテトについて書いたことはあったかな……まあいいや。

皮付きと皮なしとどっちが好きかと聞かれたら、どちらでもOKだけれど、カリカリッとした食感に皮付きは合わないだろうと考えるほうではないか。

それで、ポテトの外がカリっとしていた中がふんわり柔らかいのと、某ハンバーガー・チェーンの細長く全般カリッとしたのとでは、後者の方が好きなように思う。

もっとも、もう長いこと“M”のフライドポテトからはご無沙汰なので、今どうなっているのか知りようがない。

ビール主体の店に行くとフライドポテトを食べることはあるが、単品で注文することはなく、ソーセージとか、そういった別の料理の付け合わせとして出されるフライドポテトを食べるのは、単純に食べる量が減っているからである。

昔からじゃがいもの類は好物だったが、五十代以前ほど食べられなくなってしまっていて、だからフライドポテトだって数切れも食べれば、口が満足して、それ以上はもうけっこうみたいな自分がいるのは、少しばかり寂しい。
                               [続く]

《酒肴のトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

連話§ワタシの酒肴[180]鶏唐揚げ [酒肴]

[承前]

偏食だった子どもの頃は、肉の類を受け付けなかった。どうにか少しずつが食べられるようになったのは中学以降のことだが、それでも鶏肉を食べることはなかった。

東京に出ていく前後だったか、高校生の頃だったか、同級生たちと入った店で同級生が注文したのがフライドチキン。不承不承で口にしたら、まあまあ食べられないことはなく、とりあえず克服できたと思ったが、そのような洒落た食べ物を出す実家ではなく、しばらく鶏のから揚げを口にすることはないままに時は過ぎ……。

昨今の鶏唐揚げブームである。それではと唐揚げの店で買い求めることもあるのだが、不味くはないけれども、鶏肉がしっかり締まり過ぎているからかワタシ的には食べるのに苦労する。

そこで愛用しているのが、日常使いのスーパーマーケットの総菜売り場で売られている鶏唐揚げで、これは値段も安いが、肉もほどほどに柔らかくて、年寄りにはありがたい。考えるに、唐揚げ専門店の鶏肉のほうがいいものを使っているが固い。安い肉のほうが柔らかくて食べやすいということだ。

ちなみに唐揚げは、ご飯のおかずにはなってくれないほうである。
                               [続く]

《酒肴のトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

連話§ワタシの酒肴[179]海老マヨ [酒肴]

[承前]

小海老にまつわる酒の肴は何度も書いている。今回は海老マヨである。

気の利いた町中華だったら必ずメニューの中にあって、小海老好きとしては悩ましい選択肢を迫られてしまう。五十代くらいまでだったら、ビールのアテとして餃子に海老マヨをプラスして注文していたが、今の我が身は二品を平らげる食欲などないので、実に不本意ながら海老マヨは3回に一回程度で注文するしかないのだ……焼き餃子の魅力には抗えない。

IMG_6213.JPG

でまあ、神保町白山通りの餃子三幸園の海老マヨだが、和えるマヨネーズがいささか甘い。もう少し甘みを抑えめでもいいのではなかろうかと思うが、それはしかたがないので“マヨネーズ少なめ”でお願いしている。そこに、少しばかり醤油と胡椒を足してやる。そうすると、ビールのアテとしてご機嫌な一品となってくれるのだ。

B級感覚の中にも、ちょっとばかり洒落た姿であると見立てるのは身贔屓に過ぎるだろうか。
                               [続く]

《酒肴のトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

連話§ワタシの酒肴[178]おせち料理 [酒肴]

[承前]

おせち料理は酒の肴である。今さらながら、わざわざそんなことなどいう必要がないほどに否定のしようがないことである。

もう長いこと我が家では、おせち料理の類を何種類か取り寄せている。ラインアップは決まっていて、黒豆、蒲鉾、栗きんとん、数の子、イクラ、小肌である。数年前まで伊達巻もリストに入っていたが、それなりにうまい伊達巻でも夫婦二人とも好みではなく、あっさりリストから外れた。

それ以外は不動のメンバーで、栗好きの同居人にとって、栗きんとんは欠かすことはできないし、やはり数の子も筆頭に挙げたいくらいだ。

だが……海なし県生まれの身にとって、実家のおせちに数の子の姿はなく、数の子を口にしたのは、結婚してからというのも何だかなである。そして、おせち料理一番の酒肴はイクラであることを否定する人はいないだろう。

いかにも“プリン体の王様”といった風情と見受けられるオレンジレッドの粒々は、だがうまい! 一応は、プリン体を気にして遠慮がちに食べるが、締めのご飯をイクラ飯にしてしまうことで元も子もなくなるのである。
                               [続く]

《酒肴のトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

豆話§恐怖のピスタチオ [酒肴]

宮仕えを始めた翌年の冬あたりのことだった。

車でスキーに連れていってくれる人がいて、助手席に座ったらミックスナッツを出してくれた。ひとしきりポリポリしているうち、何やら硬い殻が口の中に入ってきて、何じゃこれは?とガリガリ噛んでみたが、これがなかなか砕けない。

それでも頑張って何とか噛み砕けたが、さすがに顎が疲れて、硬い殻を避けて食べていたのである。夜の闇の中を走っていたのだ。だから暗くて中身がわからなかったこともあって、無理矢理に食べてしまったということだ。

後に、それが“ピスタチオ”というナッツで、当たり前ながら、硬い殻など食べるものなどではないとも知ったのだった。

そうだと知って以来、硬い殻から中身を取り出して食べているのはもちろんのことで、それでも殻のまま食べるほどアホではない。

そうして最近のこと。行きつけのスパーマーケットで、ちょっと高いがすこぶるおいしいピスタチオを見つけてしまったのである。これが……やめられず、夕食の時の酒肴として、紙の上に広げてはせっせと殻を割って食べるのである。

様々な意味で“恐怖のピスタチオ”なのだ。

《私事のトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

連話§ワタシの酒肴[177]メンチカツ [酒肴]

[承前]

ビールに合うのは断然!メンチカツだぜと思う。とんかつをつまみながら酒を呑みはするけれど、不思議なもので酒やビールとの相性がいいとは感じないのだ。

とんかつに比べると、メンチカツと酒との相性は抜群に良好なのは間違いのないことで、もちろん個人の嗜好であるから他の人がどうかはわからねど、酒の肴のベストチョイスの一つなのである。

偏食が激しかった幼少のみぎり、親が肉屋の揚げ物コーナーで買ってくるのは脂身の多い安いとんかつで、その脂身を食べることができず、しかたなくあてがわれたのがメンチカツだった。

中身が挽肉で食べやすかったようで、文句も言わず好物になってくれたのである。そして、無事にとんかつが食べられるようになった今でも、好物の揚げ物としての御寵愛は営々と続いているのだ。

img.jpg

そして、神保町の老舗洋食の店ランチョンでの佳きビールの友として、37年半にわたって“自慢メンチカツ”を愛しつづけたのである。
                               [続く]

《酒肴のトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

週話§土曜枯寂~飽きっぽい・・・・・・のかな?~ [酒肴]

いわゆる“マイブーム”が我が家にもある。食事(特に夕食)の時に、食卓に出てくるちょっとした酒肴の類で、突然ご寵愛が始まって、ひとしきり食べ続けるのだけれど、気がつくといつの間にかに姿を消していたりするのだ。

そんな記憶をたどってみると、一番古そうなのは、豆もやしのピリ辛キムチ風味というやつだった……かな。で、どうしてレギュラーとして生き残れなかったのかというと、ご寵愛の度合いが極端だったからではないかと考えるのである。

一週間に一回とか、適当に間隔を開けて食べてやれば長続きして、定番酒肴になったかもしれないのに、なぜか火がついたように食べて、それがゆえかわからないが飽きてしまう。そんなのがいくつかあったと記憶。そして……消えていく。

我が家の定番酒肴といえば、豆腐はマストであるし、夏は枝豆という鉄板が季節ものであるがゆえか、飽きずに食べている。

ところで、このところ酒肴のサイドに列座しているのがピスタチオである。なぜかうまいピスタチオをスーパーで見つけて、夫婦してせっせと食べているのだが……はてさて、ご寵愛が薄れるのはいつになることかと思うのだ。

《酒肴のトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

連話§ワタシの酒肴[176]初めてのキムチ・・・・・・ [酒肴]

[承前]

初めてキムチを食べたのがいつのことだったか、これは記憶にはっきりしている。

1974年10月、草紅葉の宿泊客で混雑した尾瀬の山小屋の週末手伝いに入った帰り、一緒に東京に戻ったスタッフと池袋の焼肉屋に行った。ちなみに焼肉屋も初めてのことだった。

9月で二十歳になっていたので、事実上アルコールも解禁……それゆえ当然生ビールを注文。ほぼ同時にキムチがやって来た。これがキムチかと思いながら唐辛子で赤くなった白菜を口に放り込んだ。

あ……うまい……うまいじゃん!そしてしかもビールにめちゃ合うのだな。

そして残念ながら、キムチ体験はしばらく中断。ようやくキムチと再開したのは1978年、宮仕えを始めた年の冬。引っ越して間もないアパートと駅の間の商店街の中の焼肉屋で一人焼肉をした時……4年ぶりのキムチだった。

そして、キムチを食べるようになっての余得はというと、それまで白菜の漬物を食べていて“茎”のほうは手を出さなかったのが、キムチで食べてみたら、すこぶるうまく、それ以降は白菜の茎もおいしくいただくようになったのである。
                               [続く]

《酒肴のトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

連話§ワタシの酒肴[175]とんかつ [酒肴]

[承前]

“ワタシの酒肴”で、とんかつを取り上げたことがあったかな……ダブったかどうか……記憶にないけど……まいっか(←死語

揚げ物が酒、なかんずくビールに合うということは、しつこいくらい繰り返し繰り返し書いてきたことである。そして、うまいものほど危険だということもまた。

酒量も食欲も落ちてきた今、それでもとんかつをつまみにビールをぐびぐびするのは気持ちがいい。

その昔、神保町に学生&若い勤め人御用達の“とんかついもや”なる店が存在していて、ちょっととんかつが食べたくなった時にはお世話になっていたが、五十代を過ぎたある日、完食して満足したのはよかったが、帰宅してみたら夕食が食えず、その日限りでとんかついもやを引退したのだ。

いもやのとんかつは豚ロースが150gから200g近くあったと思われ、それを完食するには“ヤング”のパワーが必須だったのである。

今、とんかつ屋、肉のグラムがメニューに表示されているのはありがたく、もっぱら120gあたりを注文するが、150gあたりを上限とするが、さすがにそこまでの量だと頑張るしかない。

そうして、数切れに切り分けられたやつを、まずはビールと日本酒で4切れほどいただく。そして最後の2、3切れでご飯を掻っ込むのがお決まりだ。
                               [続く]

《酒肴のトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

連話§ワタシの酒肴[174]小海老のね・・・・・・ [酒肴]

[承前]

以前にも書いたことがあるだろうか……まあいいや。

小海老を使った料理が好きである。代表的な料理を3つ。まずは小海老のフライ。これはデパ地下のとある総菜専門店で売られていて、都心に出かけた時にいそいそと買って帰っている。

大海老のフライよりは、はるかに食べやすく、添付のタルタルソースだけでなく、醤油やソースを垂らしても、佳き酒の肴になってくれる。

そして小海老のアヒージョだ。これは洋物も出していて、小型フライパンに入れたオリーブオイルとにんにくの中に小海老を泳がして熱くしたやつだ。

これも、初めて食べた時から病みつきになったやつ。にんにくのエキスがオイルに溶け込んで、これは“マジヤバイ”レベルである。初めて食べたのはたぶん今世紀に入ってからではなかったか。

最後、小海老かき揚げである。これは蕎麦屋か天麩羅屋で、蕎麦屋の御品書にある時は“蕎麦前”として注文し、こいつでひとしきり酒を呑んだりしていた。

天麩羅屋だと最後の揚げ物として出てきて、これは酒を呑むというよりも、小天丼にしてもらって締めに食べることのほうが多かったりする。

そういえば、サラダの中に入っていることもあって、我が小海老愛は限りないものがありそうだ。
                               [続く]

《酒肴のトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

連話§ワタシの酒肴[173]だし巻卵 [酒肴]

[承前]

甘い玉子焼きも食べないことはないが、酒の肴というならだし巻き卵を選ぶのはまあ当然というところか。

ただし、ビールにはまったく合わない。日本酒に限るのもあたり前である。ほんのり出汁と塩味が感じられる。繊細といえば繊細な一品だが、初めて口にしたのはいつのことだっただろう。

たぶん会社に入ってからのことで、間違いなく上司に連れられての居酒屋で出されたのがだし巻き卵なのだった。

二十代前半の人間にそんな料理の繊細さなどわかるはずもなく、それほど感銘を受けたという記憶もない。だし巻き卵のありがたさを理解できるようになったのは、四十代も後半になってのことである。
                               [続く]

《酒肴のトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

連話§ワタシの酒肴[172]ポテトサラダ [酒肴]

[承前]

脂っこい肉を食べるのに疲れた時、ありがたいのがポテトサラダだったりする。そこそこお腹にも溜まる佳き箸休めといえよう。

我が家のポテトサラダはシンプルで、かつてはハムを細かく切って入れてもいたが、ここ最近はじゃがいも、玉葱、胡瓜だけで、あとはマヨネーズその他の調味料で和えれば出来上がり。

出来立てからうまいのだけれど、翌日とか翌々日のほうが味が馴染んできてさらにうまい。

五十代くらいまでは、元気に食べていたのだが、昨今は食べる絶対量が減って、一度作ったら、3日とか4日は食べることになるので、味の変化が楽しめるのだ。

ご飯のおかずにはなってくれないが、朝食で焼いたトーストに挟んで食べるのがすこぶる佳き。
                               [続く]

《酒肴のトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

連話§ワタシの酒肴[171]焼きそば焼きそば [酒肴]

[承前]

焼きそばといっても、トロリとした餡をかけた品のいいやつではなく、ごく普通にどこにでもあるソース焼きそばのことである。ついでに、麵以外には豚こまとキャベツが好みで、トッピングには紅生姜必須である。

いつのことだったか記憶にないが、新宿駅西口の何ちゃら横丁という居酒屋街の中に岐阜屋という町中華があって、そこで酒を呑んだ時、なぜかソース焼きそばを注文したら、これが何とまあ日本酒に合ったのだ(個人の感想ね

もちろん最初は、ビールからスタートして、当然ながらビールと焼きそばはいい相性をしているのだが、それが日本酒へと移っても変わらぬ相性だったとは、どういうことなのだろう。

そもそもソースと日本酒など“水と油”としか思えないのに、あーら不思議な相性だとしみじみ思うのである。それはいかなる化学的変化の為す技なのであろうか。

というわけで時折、B級系居酒屋に行くと、ソース焼きそばがメニューにあるの見つけて、しめしめと最後に注文するのだが、普通に呑んでいる時は、酒を呑み終わった後に締めで食べるところを、ソース焼きそばに限っては、日本酒片手にそばをすすることになるのだ。
                               [続く]

《酒肴のトピックス一覧》
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

連話§ワタシの酒肴[170]串かつ [酒肴]

[承前]

『ワタシの酒肴』が2日続く。今日は“串かつ”である。あの、一口で食べ
られる串かつ専門店のではなく、とんかつ屋さん、あるいは洋食屋で出てく
る串かつについてである。

その串かつは、小ぶりな豚肉2つと、間に玉葱か長葱が交互になって竹串に
繋がったもので、個人的には長葱よりも玉葱のほうが好ましい。

かつて若い頃、とんかつ屋に行った時は串かつを注文し、それでひとしきり
ビールを呑んでとんかつに進んでいた。時を経て、そんな注文などできなく
なってしまった。選択肢はとんかつ定食か串かつ定食で、店によっては串か
つを置いていないところもあるのは残念なことだ。

キッチン南海も店によっては串かつをメニューに載せていたりもして、そこ
では串かつカレーを食べることができたのは僥倖だった。

ところで、豚肉と玉葱と、異なる材料を一緒に揚げるのは難しいのではない
かと料理素人でも考える……柔らかい豚肉と硬い玉葱それぞれに火を通して
おいしく食べられるようにするにはどうしたらいいのだろう。

そんなことを考えるようになったのは、ずいぶん後になってのことで、そう
いえばもうずいぶんと串かつを食べていないことに気がついた。どこかでう
まい串かつをたべることにしようか。
                               [続く]

《酒肴のトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog