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活話§弦楽四重奏―マイカテゴリー― [弦楽四重奏]

そしてマイカテゴリー・シリーズは、さらに“弦楽四重奏”へと続く。

最初の弦楽四重奏曲体験は、1975年頃のスメタナ弦楽四重奏団の実演で、本プロ以上に驚いたのがアンコールで演奏されたモーツァルトの15番ニ短調のメヌエットで、それを聴いたことが弦楽四重奏にはまり込むきっかけだったことは間違いない。

最初に買ったレコードは、アマデウス弦楽四重奏団が録音したモーツァルトのハイドン・セットその他で、これを聴いていた時期はかなり長く、その後ベートーヴェンに進むまでにはけっこう長い時間が必要だった。

モーツァルトと並行して気に入ったのはドビュッシーとラヴェルの弦楽四重奏曲で、彼ら二人はそれぞれ一曲ずつしか弦楽四重奏曲を作曲しなかったが古典派との歴然とした違いに驚きながら、既に40年来の愛聴曲である。

そうしてベートーヴェンにたどり着いたのは、人生最早黄昏に入りつつある四十代以降のことで、さらに六十代に至って、ようやく一連の後期作品群を愛でられるようになった気がするのだ。

たぶん間違いなく、この先も、モーツァルトに始まって、ベートーヴェン、シューベルト、そしてドビュッシーとラヴェルの弦楽四重奏曲を大切に抱えて生きていくことだろう。

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