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節話§一日一句~もういくつ寝るとお正月~ [俳句]

季語は・・・文月(ふづき)

日も暮れて 名残り抱かず 文月尽

【去年の今日】涯話§ほにゃららと生きて・・・・・・
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週話§土曜粛々~文月七月終了~ [コロナウイルス]

2回目のワクチン接種から3週間が経過した。我が体内に抗体のいくばくかは生成されたと思いたい。

だからといって、マスクなしで大手を振って外を出歩くなどということは自重するが、この時期のマスク外出は暑くてたまらん。

マスク着用が呼びかけられて、既に一年半が過ぎた。着用が始まった去年の春頃は、ごくたまにマスク着用を忘れて外出……途中で気がつくがたまたまタートルネックセーターだったので、タートルの首の部分を口まで上げてごまかしてみたり、目についたドラッグストアに飛び込んで事なきを得たりもしていた。

忘れた本人はともかく、マスクなしで歩いている人間を見る周囲の反応のほうが気になってしまうのは、とにかくそんな状況下であるということだ。

明日から葉月八月。今年も残すところ5か月となるが、コロナウイルス・ワクチン接種は道半ば。

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快話§入浴剤の悦楽 [日常]

せめては少しでも目先を変えてやろうと考えて、3種類、4種類の入浴剤をとっかえひっかえ使っている。

一応は季節も考えて、例えば冬の時季だったら、薬草を使って温まりそうな薬湯系だったり、夏になれば爽やかでありますようにと、発泡系の入浴剤を登場させたりするのだ。

そういえば、かつて愛用していたのはパウダー状の白い濁り湯だったが、いつの間にが販売終了になっていた。特に冬の間は気持ちいいのにと思っていたら、別の会社から液体の白い濁り湯があるのを見つけて、御寵愛の一つに加えたのである。

もとより薬効などを期待するわけではなく、気分的な要素のほうが大きい。それゆえに、夏になれば発泡系を使い、寒くなったら薬湯や濁り湯と大雑把だが、何となく使い分けているのだ。

ちなみに湯温についての個人的な好みだが、冬は42度くらい、夏になったら39度くらいでよしとしている。

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章話§写研のホームページが [インターネット]

今月のはじめ、自分的には眼を疑うような“ビッグニュース”が飛び込んできて驚いた。

“写研”がホームページを開設していたのである。聞き慣れない社名だと思う人のほうが圧倒的に多いと思われるが、写研とは、写真植字の書体や写真植字機を販売している会社である。

今はDTP主体の出版印刷業界だが、それ以前は手書きの原稿を印刷所に送り、写植のオペレーターが打ち込んだ文字データを現像して版下としていたのだ。今は、パソコンで作成した文字データがそのまま使えるのだ。

かつて写研は、その写植業界の中でトップシェアを誇っていたが、創業者一族の頑迷な経営方針として、自社のフォントを他社システムに公開しないと頑なに拒み続けてきたことで、経営規模は急速に縮小していった。

これまでネット上にホームページが存在していなかったのも、自分の会社のフォントに縛りをかけていたがゆえのことである……自社以外のフォントを使ってまでホームページを作ろうとはしなかったのである。

それが、気がつけば5月終わり頃にホームページが立ち上がっていたのだ。アーカイブのページには、かつての仕事柄見慣れたフォントがずらりと並んで“写研ここにあり”の壮観さだが、今だ公開されているわけでないので、それらをコピー&ペーストはできない。

久しぶりに眼にした“MM-A-OKL(石井中明朝 オールドスタイル 大がな)”の端正な姿に、この先早くネット上で写研書体が一般化していくことを祈っている。

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節話§一日一句~勇みて中華屋へ~ [俳句]

季語は・・・冷し中華

勢いで 冷し中華や 昼下がり

【去年の今日】禍話§八月花形歌舞伎で歌舞伎座再開
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過話§備忘録的な何か~2021年7月29日付~ [備忘録]

7月25日……ほとんど興味の湧かないオリンピックだが、自転車男女ロードレースは見た。テレビ中継はなく、ネット配信でのライブ中継のみである。

男子は234km、女子は137km。府中からスタートし、大國魂神社に“参拝”し是政橋がリアルスタートとなって、稲城、多摩、八王子、町田から神奈川に入って、道志道を富士スピードウェイまでの長丁場というもの。



前日の男子で優勝したのはエクアドルのリチャル・カラパス。ツール・ド・フランスにも出場しているので馴染みある選手の優勝だった。

だが、25日の女子は大番狂わせとでもいえるもので、是政橋リアルスタートから飛び出して逃げを打った数人の選手の中にいた、オーストリアのアナ・キーセンホーファーが137kmを逃げ切っての優勝。

↓そしてまさかの逃げ切りゴール
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オーストリアが夏季オリンピックで金メダルを獲ったのは2004年以来のことである。無線でやり取りできないレースだったがために、優勝候補で集団をコントロールしていたオランダチームが、逃げ集団をすべて吸収したと勘違いしてということのようだった。

なお、アナ・キーセンホーファーはウィーン工科大学を卒業した後、ケンブリッジ大学で数学の修士号を、カタルーニャ大学で博士号を取得したという“学者”でもある。

7月27日……久々に正しいインスタントラーメンを食べた。“サッポロ一番塩ラーメン”だ。

このところ、生麵系のラーメンばかりで、乾麵のインスタントラーメンを食べたのは何年振りのことかというくらいごぶさたなのだった。

我が家で食べていたインスタントラーメンは、サッポロ一番塩ラーメンと、チャルメラの醤油味で、まさに鉄板、まさに王道である。

具は刻みキャベツと卵。これまた塩ラーメンには鉄板の具で、肉の類よりは野菜と卵でタンメン風に仕上げるのが吉なのだ。

そして十二分に満足できたのは言うまでもない。

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潤話§尾瀬文月往還[8]三平下から大清水 [尾瀬]

[承前]

朝食の納豆ご飯と味噌汁をいただき、小屋主に挨拶をして、長蔵小屋を後にしたのは6時20分のことだった。一ノ瀬休憩所を8時半に出る大清水行きの低公害乗り合いタクシーに間に合わせようという心づもり。

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雨がぱらついて、最後まで残念な今回の尾瀬行だった。捲土重来を期すことにして、三平下から最後の登り……ここはいつも、後ろ髪を引かれるように振り返り振り返り歩いていく。結局、三平下から三平峠まで30分もかかってしまった。そして、いつもの沼と大江湿原を見返るポイントも通り過ぎていたのだった。

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あとは、一ノ瀬休憩所までひたすら下っていく。時折雨が降るので、足元は細心の注意で滑らないように歩を進める。

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三平峠から岩清水までは35分を擁した。過去の歩行時間をチェックすると、およそ30分から35分となっていた。ペットボトルに冷たい清水を詰め直し、冬路沢の木橋を渡れば、一ノ瀬まで15分……普通は10分、足元は悪かった。

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一ノ瀬休憩所に着いたのは8時10分過ぎ。相変わらず雨がちで、大清水までシャトルタクシーに拘って正解だったと思う。雨でなく、時間に余裕があるのなら、大清水まで40分を歩くのはもちろんである。

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8時半に一ノ瀬を出たシャトル便は10分で大清水に到着。9時15分発のバスで戸倉に向かう。駐めさせてもらっていた車をピックアップして、一軒挨拶に行ったら30分ほど茶飲み話して辞去。

途中、買い物と昼飯を食べて、帰宅したのは14時過ぎのことだった。
                                [了]

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節話§一日一句~胡麻ダレうまうま~ [俳句]

季語は・・・冷麵

ワクチンが済み 冷麵の舌触り

【去年の今日】懐話§昭和四十年代~銭湯通い~
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時話§土潤溽暑~七十二候~大暑 [七十二候]

大暑の次候“土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)”である。

低空飛行のまま7月も終わりが近づいた。ということは、今年も残すところ5か月であるか。

18日前には2度目のコロナウイルス・ワクチン接種が完了したので、おそらくは免疫ができているはずで、行動するには、いくぶんかだが心理的には楽になってくれるとは思う。とはいえ外出時のマスク着用はマストという状況は当分続くと思われる。

さすがに盛夏の外出でのマスクは暑さがこもって、何だかなとは思うが、それほど長時間の外出などはめったにないことなので、まあいいか、なのだ。

というわけで我々高齢者は接種完了したが、世間では、まだまだ未接種者が国民の半数はいるのではなかろうか……道はまだまだ遠い。

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潤話§尾瀬文月往還[7]長蔵小屋 [尾瀬]

[承前]

下田代十字路を7時に出て、長蔵小屋に着いたのは11時35分。これまでは、おおよそ3時間半で歩いていたので、一時間も余計にかかってしまったことになる。

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とはいえ腹が減ったので昼飯を所望すると、今は特に昼食はやっていないがカレーライスでいいかと聞かれたので、否も応もなくお願いして、談話室で黄金の液体とともにいただく。

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長蔵小屋でアルバイトをしていた45年前、夏休みといえば繁忙期で、週末はもちろん、平日も宿泊客が途切れなかった。そんな戦場のような週末の賄いとして毎週出てきたのがカレーだった。量を作ることもあるので、すこぶるうまい。このところ、長蔵小屋に着くのは決まって昼頃なので、カレーにありつくことができるのだ。

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↓母熊を待つ子ぐま(ぬいぐるみ)
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さて、部屋に入ったあたりから天気が芳しくなく、表に散歩というわけにはいかなくなったので、くすぶったまま17時ごろには風呂を浴び、17時半から夕食。やはり酒を呑みながらの食事はできずで残念。

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その代わり夜は、小屋に宛ててあらかじめ送っておいた日本酒を小屋の人たちと呑み呑み要らぬ思い出話をして過ごした。

弥四郎小屋では、あまりうまく睡眠を取ることができなかったが、山歩きの疲れも相まり、4時過ぎまでしっかり眠れた。

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朝食は6時からだが、6時半前には小屋を出ようと考えていたので、前日にお願いして、おかずは簡単にしてもらった。相変わらず天気は芳しくない。
                               [続く]

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節話§一日一句~角打ちで1杯~ [俳句]

季語は・・・日の盛り

待ち人来ず しけ込みて呑む 日の盛り

【去年の今日】愉話§呑藝春秋[69]もっぱら焼酎を割って
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遊話§旅の目的は観光地では・・・・・・ [海外旅行]

“観光地”とは何だろうか……単に由緒ありそうな建物やモニュメントなどを呼びならわしているのだろうかと単純に考えてしまう。

例えば、パリのエッフェル塔、ベルリンのブランデンブルク門、ロンドンの時計台、あるいはニューヨークのエンパイアステートビルとか、そうしたものが観光名所というのであれば、我々の旅行とはほとんど無縁だったりしているようだ。

パリ、ロンドン、ニューヨークには行ったことがないが、ベルリンに行ってブランデンブルク門を眼にしても、その偉容よりは、門の西側の道路を走る2列に並べ埋め込まれた、幅30cm足らずの敷石ラインに眼がいってしまう。そのラインは1961年から1989年まで、東西ベルリンを隔てていた“ベルリンの壁”が建っていた後に留めるべき記憶として敷設されたのである。

↓グーグル・ストリートビューより
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ブランデンブルク門の偉容は言うまでもないが、お手軽な市内遊覧観光バスに乗れば、門の前は通り過ぎるだろうが、壁の跡はバスの下を通り過ぎるだけ。

我々の旅の目的の大部分を占めているのは、オペラや演奏会に行くことで、オペラハウスやコンサートホールの建物だけをいくら見ても、音楽が聴こえてくるはずもなく、その中に入ることが第一に必要なのだと……もっとも、主目的以外の旅の日々は相当に怠惰であることは白状しておくことにする。

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潤話§尾瀬文月往還[6]段小屋坂から尾瀬沼 [尾瀬]

[承前]

重い腰を上げて弥四郎小屋を後にしたのは7時頃のこと。尾瀬ヶ原から尾瀬沼に行くためには段小屋坂を延々だらだらと登っていかなくてはならない。尾瀬ヶ原の標高は1400m、尾瀬沼は1660m。その間に白砂峠(白砂乗越)を越える必要がある。峠の標高は1680m。標高差280mを登らなくてはならぬ。

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昔から上るのは大嫌い。急な登りも嫌いだが、だらだら登りはもっと嫌い。なので、最初から足取りは重く、百歩も歩かぬうちに休憩となってしまう。ゆえに、2年前までは30分ほどで歩いていた尾瀬ヶ原からイヨドマリ沢までも、50分近くかかるという体たらく。普段は沢の涼しさで長居するのだが、この日はそそくさと歩き始めたのだ。

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昨今は、手軽な鳩待峠と尾瀬ヶ原を日帰りで往復する人が増えているので、尾瀬ヶ原と尾瀬沼を繋ぐ段小屋坂の利用者は少ないぞ……と思っていたら、白砂峠にたどり着く直前に、子どもたちの賑やかな声が聞こえてきた。

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何ぞと思って休憩がてら待っていたら、保育園児の団体さんが元気に通り過ぎていった。毎年、長蔵小屋に泊まり、翌日は尾瀬ヶ原を横断して山ノ鼻で2泊目。翌日は至仏山の手前、小至仏山に登るという、大人顔負けの5歳児のお通りだったのである。

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無心に歩く姿を見たら、我が身を恥じるしかなく、白砂田代を経て沼尻に着いたのは十字路からちょうど3時間の10時。さらに歩を進めて大江湿原から長蔵小屋に着いたのは11時半前のことだった。

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《尾瀬のトピックス一覧》

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節話§一日一句~絹漉しが好み~ [俳句]

季語は・・・冷奴

冷奴 六十路我が身の 胃の腑かな

【去年の今日】週話§日曜恬淡~七月最終日曜日~
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旨話§食通でもグルメでも・・・・・・ [B級グルメ]

何かおいしいものでも食べに行きませんか?……という欲求があまりない。もちろん、まずいものよりはうまいものを食べたいと思うのは当然のこと。だが“うまいものを食べに行こう”という衝動は希薄になってきている。

それは三十代より四十代、五十代、六十代と歳を重ねるうちに、いよいよのこととなったようだ。

四十代に入った頃から、健啖とは縁遠くなっていって、何より量を食べられなくなった。だからコース料理の類だと、どれほどの量なのかがわからず、それゆえにアラカルトのほうが安心して注文できてしまう。

アラカルトとはいっても、既に“西洋料理”については既に除外されているようなもので、外での食事といえば、天麩羅定食だったり、とんかつにご飯と味噌汁が付いてというもの、後は居酒屋であったりビアバーで、小皿をつまみながらがせいぜいだから、有名グルメの店などはるか彼方の話である。

↓写真はイメージです
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そりゃあもちろん、じぶんなりに“これはうまい、これはまずい”といった好き嫌いのの基準らしきものは持ち合わせているつもりだが、仮に何ちゃらレストランに行って料理を出されても、それがうまいのかどうかわかるとは思えない。

食べる量そのものが減っているので、おいしいものを少しだけ食べられればそれでよしなのだ。

《B級グルメのトピックス一覧》

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潤話§尾瀬文月往還[5]弥四郎小屋にて [尾瀬]

[承前]

下田代十字路の弥四郎小屋に着いたのは15時20分。途中、龍宮小屋に寄って長いコーヒータイムをしたので、歩行時間正味は約3時間半……まあまあの所要だろうか。

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弥四郎小屋に泊まるのは、ちょうど50年ぶり3度目。尾瀬で最初に泊まったのも弥四郎小屋で、1968年のことである。

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案内された部屋は、本館から20mほど離れた別館で尾瀬ヶ原が真正面に望めるのだった。この日の客は7組10名ということで、本館の部屋は使わずで済ませたようだ。

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食事中の飲酒は自粛につき、風呂に入った後、部屋呑みで疲労回復の1本をば。

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そして夕食のメインはとんかつ。噂には聞いていたが弥四郎小屋のとんかつはうまい。肉厚ではないしジューシーさも不足しているが、なまじ街場で食べるとんかつよりも満足できた……これで酒が呑めればなお佳しだったが。

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そして夕焼けを愛で、朝霧を愛で、これまた充実した朝食を済ませれば、尾瀬沼に向かって出発だが、ここはやはりモーニングコーヒーを1杯である。

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弥四郎小屋には“コーヒースポット(COFFEESPOT)”なる、尾瀬ヶ原を望む喫茶スペースがあって、それはかつて尾瀬小屋でアルバイトしていた最初の年にオープンして、当時は下田代十字路の山小屋で働いていた人間どもの溜まり場なのだった。

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コーヒーをいただいて弥四郎小屋を後にしたのは7時頃。苦手な段小屋坂の登りに向かうのである。
                               [続く]

《尾瀬のトピックス一覧》
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節話§一日一句~標高二千m~ [俳句]

季語は・・・花野

アルプスを 越えて花野や 峠径

【去年の今日】響話§バイロイト音楽祭開幕の日ですが
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週話§日曜粛々~バイロイト音楽祭~ [ワーグナー]

昨年は中止を余儀なくされたバイロイト音楽祭だが、今年は観客数を制限してチケットを発売。本日7月25日に『さまよえるオランダ人』の新演出上演で開幕する。

収容観客数は満席の15%程度……それで採算が取れるかどうかはわからないが、夏ひと月だけが“商売”する期間なので、とにもかくにも厳しいことに変わりはない。

ただでさえ密室も同然の祝祭劇場内空間、さらに覆いで塞がれたオーケストラピットと悪条件が揃いまくっている。

いずれニュースで報道されるだろうが、どのような音楽祭となるものか。

《オペラのトピックス一覧》

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節話§一日一句~思うこと多く~ [俳句]

季語は・・・夏寒し

奇禍災禍 憂う日多く 夏寒し

【去年の今日】泥話§湿原を流れる川
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週話§土曜粛々~ワクチン接種完了2週間~ [コロナウイルス]

先々週の土曜日、無事にファイザー&ビオンテックのワクチン2度目の接種を受けた。1週間から10日ほどで免疫ができると言われているので、そうであれば、既に免疫を持つ身体になっているはずである。

問題は、その免疫がどれほど保たれるものかで、そうでなかったら、この先頻繁に接種を受け続ける必要があるのか……何でも、1年ほどで抗体が消滅するということらしい。

どうやら、来年の5月か6月頃には、年に一度の接種が必要となりそうだ。ということは10月下旬か11月頃にインフルエンザ予防接種を受けるので、年に二度、コロナウイルスとインフルエンザの予防接種が、我が寿命が尽きるまで、恒例となりそうな予感。

《日常のトピックス一覧》
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節話§一日一句~明るい浴室~ [俳句]

季語は・・・西日

西日入る 六十路我が身の 長湯かな

【去年の今日】慌話§生きる~ほにゃらら淡々と~
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顧話§今日の歴史~円安そして円高~ [海外旅行]

2008年7月23日、1ユーロ169.93円の最安値。

これはもう忘れもしない円安レートの件で、実際に我々も少額ながら為替差損を蒙ってしまったのだった。最悪ともいえるタイミングで、しかも3週間という長い旅行をしちゃったのだ。

169円台は為替相場レートで、現金両替のレートは170円を超えていて、銀行の窓口でため息をついた記憶である。

旅行中はいくぶんか持ち直したものの、それでも150円台から160円台半ばでクレジットカード決済の請求が届いた。

この時の様子を、わかりやすいたとえ話でするならば、クレジットカードで1000ユーロの支払いをしたら、2008年当時は、日本円で17万円支払わなければならないところ、つい最近のレートだと13万ちょっとで済む……4万円も支払い額が少なくて済むということだ。

かくして旅行後、クレジットカードの支払いにはちょっと呆然とした。

そうして、帰国からほどなく起こったのが、あの“リーマン・ショック”と呼ばれる金融危機で、9月末には150円台だったユーロが一か月で120円を切るような急激な円高となった。そして年末には、ドルもまた90円台まで円高になってしまったのである。そんなタイミングで旅行できればとは思うが、予定を崩すことはできないのが旅行なのである。

《歴史のトピックス一覧》
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潤話§尾瀬文月往還[4]尾瀬ヶ原下田代 [尾瀬]

[承前]

龍宮小屋でのコーヒータイムが終われば、後は下田代十字路の弥四郎小屋に向かうばかりである。ここまでで歩いた距離は8km足らず、下田代十字路まで歩けば、おおよそ10km歩くことになる。そして下田代までは30分ほどだ。

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半世紀近く前、下田代十字路の山小屋でアルバイトしていた時、眼の前には下田代の湿原が拡がっていて、それだけでも幸せなことだった、それがこの2、3年というもの、尾瀬ヶ原を西から東でゆっくりと歩く余裕が生まれ、それで上田代の湿原と池塘のおもしろさに惹かれるようになったのである。

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それからすると下田代一帯は木道から見える池塘も少なく、ただの原っぱ感が強いと感じてしまうのだ。

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龍宮小屋から15分で六兵衛堀を渡る。昔はもう少し水量が多くて、イワナが悠々と泳いでいたような気がするが、植物が生い茂るようになって、流れとしてはいささか窮屈になったと感じる。

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そして下田代十字路の弥四郎小屋まであと15分……湿原に咲いているのは、小さなピンクのトキソウや紫のサワランで、尾瀬ヶ原ではこれらが目に立つ花で、下田代にもニッコウキスゲの姿はほとんどなかった。

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気がつけば下田代十字路の山小屋群までもう一息。

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                               [続く]

《尾瀬のトピックス一覧》
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節話§一日一句~縄張り争い~ [俳句]

季語は・・・晩夏

烏二羽 いがみ争ふ 晩夏かな

【去年の今日】報話§動画は横位置がベター・・・・・・だと思う
タグ: 晩夏 俳句
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時話§桐始結花~七十二候~大暑 [七十二候]

大暑の初候“桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)”である。

小学校から高校まで、夏休みの始まりは7月21日と決まっていた。その頃には梅雨もほぼ明けていたという微かな記憶。

夏休みに入ったところで、小学校の頃は毎日せっせとプールで泳いでいた。1年と4年、2年と5年、3年と6年が一緒に1時間半ほど3交替でプールを使っていたのだ。

ローテーションで午前になるか午後になるか。プールで泳いでいない昼間はさっさと夏休みの宿題を片付けていた。学校が配った“夏休みの友”とかいう、一日ごとに課題が並べられた小冊子を前に、毎日一つなどというケチくさいことなどせず、一週間分くらいをまとめて片づけていた。

なので、一週間もしないうちに国語やら算数といった一般科目の課題は片がついてしまい、残るは何やらな“自由研究”みたいなやつとか、超々苦手な図画工作で、それらはどんどん後回しになるのである。

そうして7月中には宿題のあらかたは済ませた極楽蜻蛉は、残る面倒極まりない宿題はなかったかのように能天気に遊びまくるのだった。

《七十二候のトピックス一覧》
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潤話§尾瀬文月往還[3]尾瀬ヶ原中田代 [尾瀬]

[承前]

梅雨末期の雨は降ったり止んだり、そして至仏も燧も雲に覆われたまま。牛首の分岐から龍宮小屋までは45分の歩程だ。

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下の大堀川に近づくと、川の右岸に鹿防止柵が伸びているのが見えた。体裁は悪いが、こうでもしないとニッコウキスゲが食べ尽されてしまう。聞いた話では、牛首三叉路をヨッピ吊橋方向に行けば群落になっていたとのことだが、後の祭りである。

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天気模様が芳しくないままなので、歩いていても意気は上がらない。だが、これもまた尾瀬なのだと、ブランクはあるが尾瀬歴半世紀超の老人は言い聞かせるのだ。

ゆるゆると木道を東に向かって歩く。牛首分岐から30分、竜宮尻の小拠水林を通過。ここも、定年後に尾瀬行を再開して存在を知ったポイントである。

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竜宮尻から15分で龍宮小屋に到着。今回も泊まらせてもらう予定を立てていたが、メンテナンスなどで休業。せめて顔くらいは出すのでと伝えていたらありがたくも歓待。コーヒーをいただきつつ、40分ほど情報交換と世間話をして辞去。

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龍宮小屋を出て沼尻川の木橋を渡れば福島県……下田代である。

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                               [続く]

《尾瀬のトピックス一覧》
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懐話§昭和三十年代~呼び出し電話~ [昭和]

[承前]

生まれ育った実家に固定電話が入ったのは1970年のことだった。1960年代においては、まだまだ一般家庭に電話が入っていたことは少なく、商売をしていた家であれば普通に引かれてはいたが、普通の家に引かれるのは遅く、我が家は特に遅いほうだった。

小学校や中学校では学年度が替わって新年度になると、家庭についての調査票が配られて、それにあれこれ記入するのだが、その中に電話番号の記入欄もあって、どうするのかといえば、電話を持っている近所のお宅や事業所、商店にお願いして“呼び出し電話”として使わせてもらっていたのである。

それで何とも親切なことに、呼び出し電話番号を教えた先方から電話が来ると家まで取り次いでくれるのだ。それで、いそいそ電話を受けに伺うのだ。

もちろん、私的な電話を受けるなどと厚かましいことなどしないのは当然のことで、そうしたあたりはきちんと節度を守っていたのだった。

実家に電話が引かれた1970年、我が身は高校1年……ようやく家のインフラの整備がそれなりに完了したと感じたのである。
                               [続く]

《昭和のトピックス一覧》
タグ:日常 電話 昭和
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潤話§尾瀬文月往還[2]尾瀬ヶ原上田代 [尾瀬]

[承前]

ようやく尾瀬ヶ原西端の山ノ鼻に着いて、ここから6kmほどは平たんな湿原散策である。雨が降ったり止んだり、その都度傘を広げたり畳んだりするのは面倒だが、わざわざポンチョを着用するほどでないので、しかたがない。

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それにしてもニッコウキスゲがポツリポツリとしか咲いていないのは何とも拍子抜け……もちろん黄金色の絨毯とまでを望んでいるわけではないが、さすがにもう少しは咲いているとは思ったのだが。どうやら、牛首三叉路からヨッピ川方向に群落があるとは、後になって聞いたこと。

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このところ、尾瀬ヶ原の上田代のおもしろさに開眼したので、山ノ鼻から牛首三叉路まで30分もあれば歩けるところを、一時間近くかけてのんびりと眺め歩いたのだった。牛首の上の大堀川から三叉路まで15分ほど上田代の旅が終わった。

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平日のゆえに登山客は少なく、山ノ鼻から下田代十字路までの2時間ほどの間にすれ違ったのは30人もいなかったのである。
                               [続く]

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