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謔話§一日一句~再開発工事中~ [俳句]

季語は・・・卯月尽

卯月尽 西口地下の カオスかな

【去年の今日】週話§日曜枯寂~東京文化会館の姿~
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行話§牡丹華~七十二候~穀雨 [七十二候]

穀雨の末候“牡丹華(ぼたんはなさく)”である。

天候不順と感じた4月だった。自然界もその天気模様に敏感に反応して、たとえば今年は、我が家近くの辛夷(コブシ)の咲き方がおかしかった。さっさと咲いて緑の若葉が噴き出しているのに、その近くの辛夷はようやく咲き始めてみたり、以降に綿帽子から抜け出てこなかったりと、木々それぞれの対応が極端にまちまちだった。こんな咲き方を見たのは初めてだ。

そして、4月上旬も少しばかり肌寒かった。おかげで宅配野菜に入ってきた白菜を使った鍋を食べることになった。

どうも、今年の春は変な天気が続く。

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卯話§2024年4月終了 [日常]

ついこの間、桜が咲いたと思ったら、4月が終わりを迎えてしまった。

世間は、花の季節から緑の季節に移り、初夏の趣きを見せ始めた。空気は、ほどよく乾いて、着始めた頃は心許なかった半袖にもすぐ馴染んで、あっという間に夏モードである。

とはいえ、暑さが苦手な同居人にとっては、これからが憂鬱本番……白眼でうんざりしながら、この先の日々を過ごすのだ。

一年中5月のような陽気であればいいというのは、さすがに乱暴な無理筋の話で、そんな陽気が毎日続いたら、人間が馬鹿になってしまうことは必定だろうし、それに地球環境にもいいはずなどないだろう。

4月さようなら……5月いらっしゃい!

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謔話§一日一句~ついうっかりと~ [俳句]

季語は・・・春昼(しゅんちゅう)

春昼や 明日は我が身の 物忘れ

【去年の今日】週話§土曜枯寂~四か月がもう・・・・・・~
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悼話§笠谷幸生さん(ジャンパー) [オリンピック]

札幌オリンピックの70mスキージャンプ金メダリストである。オリンピックに臨んでいた時のテレビに映った笠谷の表情は殺気立ってとげとげしく、人を寄せつけない殺伐とした印象があった。

それがメダルを獲ったことで重苦しいプレッシャーから解放された、その後の表情は何とも柔和なものとなって、おそらく本来の笠谷幸生の姿はそうであったのだろうと想像されたが、いかにメダル期待の重圧が凄まじく、それに抗って必死に戦っていたことに気づかされる。享年八十

合掌

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爆話§スピアーズ対ホンダヒート[江戸陸] [ラグビー]

スピアーズえどりくフィールドと、チーム名でネーミングライツを取得した江戸川区陸上競技場だが、今シーズンは何と、最初で最後のホームゲーム。なぜ一試合しか行われなかったのか、そのあたりの事情はよくわからない。この日の観客は3,382人

予報ほど気温は上がらず、むしろ肌寒いくらいに感じたのだ。

↓じっと座っていると寒いのだった
IMG_4737.JPG

前週に行った札幌遠征の時差ぼけなのかどうか、キックオフから30分ほどはまったくエンジンがかからず、起きぬけた寝ぼけ眼としか思えない締まりのないプレイだった。その間隙を突いてホンダヒートがショートキックで揺さぶりをかけたのが功を奏して、前半15分までに2トライ&ゴール+PGで、一気に17点差をつけたのだった。

何というか、今年の不振を端的に象徴しているような試合ぶりに、一抹の不安を覚えたのは正直な本音である。

SPHH0427.jpg

このまま前半を無得点で終わるのではないかと希望を失いかけた前半35分。ようやくスピアーズが覚醒したのだ。それまでの不調を払しょくするような怒涛の攻撃を展開。

そして後半早々にはファウルア・マキシのトライで逆転……終わってみれば9トライをあげて61対24の圧勝。



ノーサイドの後は、キャプテン立川理道のチーム公式戦通算150キャップ祝福セレモニーや、ホスト最終戦だったので、フラン・ルディケ監督の振り返りスピーチなどが行われた。

↓立川理道150キャップの記念撮影
IMG_4739.JPG

ノーサイドは16時20分頃と遅くなったのはTMOが3回行われたり、負傷治療が続出したことがあっただろう。地下鉄を乗り継いで最寄駅に着いたのは19時前のこと。

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謔話§一日一句~ひと時の夢~ [俳句]

季語は・・・花の塵

絢爛も 輪廻の果てか 花の塵

【去年の今日】塀話§鳳凰祭四月大歌舞伎夜の部~仁左玉~
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週話§日曜流転~ホテルのお風呂~ [旅行]

旅行先のホテルで、風呂に入るのが面倒でならない。入らずに済ませたいくらいだが、そういうわけにもいかず、渋々入ることになる。

P6110119.JPG

こんな写真のような風呂に入って楽しいかと思う。このタイプの風呂に関する限り、バスライフを楽しむという思想など感じられない。

湯を張ってもぞもぞと入り、浴槽の中で身体を洗い、シャワーで頭を洗って洗い流す……そのシャワーの使いにくいことは比類がなく、当然ながら浴槽の外にまでビショビショになってしまう。

結論を言うなら、シャワーブースでもあれば、旅行中だったら十分である。最近のドイツやオーストリアでは、そこそこのホテルでも浴槽がなく、シャワーブースだけの浴室もあって、むしろそのほうがありがたいと思うのだ。

多くの日本人旅行者が、西洋的な風呂に対してストレスを感じながら入浴しているのは間違いないのである。

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謔話§一日一句~緑の野にはまだ間がある~ [俳句]

季語は・・・若草

赤シボが 消え若草の 上田代

【去年の今日】幻話§白い世界~他に色がない~
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週話§土曜流転~汗ばむ日常~ [日常]

3月終わりに夏日を記録した時から、4月半ば頃には少しばかり寒い日がありはしたが、いよいよ汗ばむ日常が戻ってきてしまった。

冬物と半袖の間に着るのは、ちょっとだけ厚い生地のラグビージャージで、これが意外という以上に重宝しているのだ。しっかりしているから、多少気温が下がったりしても、薄手のジャンパー羽織れば十分だったりするのだ。

そんな狭間の季節もゴールデンウィークが近づいてくれば、あっという間にTシャツの数か月が始まる。

半袖を着始める最初こそ、久々に出した腕がひんやりと感じて頼りないことがあるけれど、それも気がつけばすぐに慣れて、夏の態勢完了なのだ。

そしてTシャツの季節は9月の末になっても終わらない。

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謔話§一日一句~油断して~ [俳句]

季語は・・・余花

行きつけに 傘を忘れて 余花の雨

【去年の今日】握話§昨今の“高級”寿司屋は・・・・・・
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順話§ランキング入りしていましたが・・・・・・ [ブログ]

今週のはじめだっただろうか。アクセスが若干だが好調に転じていることに気がついたのは。

青息吐息で3ケタに届く一日のアクセスが、日によって200とか300とかを記録するようになっていた。特定のテーマを持つことなく、徒然に思いついたことを淡々と書いてアップしているだけなので、元より固定客もいないし、どどーん!とアクセスが増えるようなこともなかった。

何とも不思議なことだなあと思っていて、それで管理ページを眺めたら……

ranking.jpg

……ブログのランキング(ブログテーマ:blog)が18位になっていて驚いた。ランキングページに掲載されるのは1位から25位までである。当然ながら、手が届くとはとても思えないランキング上位である。長いこと4ケタだったSSブログ全体では3ケタの758位まで上がっていたのだ。

いくらブログというコンテンツがオワコンの類で、ブロガーの数も間違いなく減っているにしても“その程度”で“しがない”ブログがランキング入りするものかと驚くのも無理からぬことだろう。

↓というわけで記念の魚拓
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もちろん、こんな僥倖が長く続くとはとても思えず、いずれランキングから姿を消すだろうが、ちょっとだけアクセスが増えたのは、ランキングページに登場したからではないか。それなら“ちょいと覗いてみようか”と考えた酔狂な人がいたのかもしれない……また来てください!

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取話§大相撲事始め [相撲]

我が大相撲事始めは、たぶん保育園に通っていた頃、テレビはなかったのでラジオからの音声中継を聴いていた。それは栃若時代の末期のことで、すぐに柏鵬時代が到来するタイミングなのだった。

我が家で聴いていた以外に記憶にあるのは、すぐ近くの銭湯に行くと番台の上にあるラジオから、決まって大相撲中継が流れていたことである。銭湯で相撲や野球のナイター中継を聴くのは当時のお約束のようなものだったのである。

小学校に入った年に大鵬と柏戸が横綱に同時昇進、その翌年には我が家にもテレビがやって来て、国技館(当時は蔵前)3場所に加えて、大阪、名古屋、九州の年6場所の興行が確立していたのだ。

一か月おき、小学校から帰ってくればテレビにかじりついて大相撲中継を観ることが日課のようなもので、それはもうせっせと観ていたのだった。

それが途絶えたのは、中学に入って放課後の部活をやっていた頃で、帰宅するのは18時前くらいになってしまうから、相撲中継とは縁遠くなってしまったのである。

そしてもう一つ書いておきたいこととしては、その当時は民放4局もテレビ中継を行っていたということだ。ただし、柏鵬時代の頃から相撲人気は下降して、1966年には最後まで踏ん張っていた日本テレビが撤退。NHK一局体制が現在まで60年近く続いているのだ。

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謔話§一日一句~喰うや喰わずの時代~ [俳句]

季語は・・・春窮(しゅんきゅう)

満腹の 吾や春窮の 語彙を知り

【去年の今日】知話§“観光旅行”はやめようか
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行話§霜止出苗~七十二候~穀雨 [七十二候]

穀雨の次候“霜止出苗(しもやんでなえいずる)”である。

さて、ゴールデンウィークである……といっても年金生活者には何の関係もない。そして毎度ながらそんな休みの間に外出するなど考えもしないのだ。

もっとも、宮仕えしていた時でも、無用な外出をすることはなかった。そもそも混雑が嫌いな性分なのである。

ゴールデンウィークに出かけたのは数えるほど。宮仕えになって2年後くらいだったか、小屋開けのタイミングで尾瀬に入った時だった。

hiuchi - コピー.jpg

4月末の尾瀬沼はまだまだ凍結していて、尾瀬沼畔の山小屋まで氷と雪に覆われた沼の上を歩いていったのだ。小屋には一週間ほど居候して、雪かきを手伝ったり、クロスカントリースキーを借りて尾瀬ヶ原の山小屋まで届け物をしたりと……まあ遊ばせてもらったようなものだが。

というわけで、ゴールデンウィークは自宅周辺をうろうろして、混雑する観光地とか渋滞の高速道路の様子をテレビで高みの見物するのである。

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素話§エクセルの処理に苦労する件 [パソコン]

エクセルを使っているといっても、簡単な表組で中に数字を入れるとか、その程度で、そこにあれやこれやを仕込んで作業をする……というところまで自分としては必要がなかったのである。

ところが、会社OB会でエクセルを使った名簿等管理の後を引き継ぐことになったのは数年前。引き継ごうとしたところで、前任者が急病で倒れ、何も引継作業をしないまま、全部任されてしまった……事務局の自分より高齢者の人間たちはパソコンに手を出すことができないのだ。

まあ、何とかなるだろうと作業を始めたら、前任者がエクセルの表組に様々な仕掛けを入れ込んでいて、そのたびに調べて修正することになった。

原形を尊重してそのまま使っていくことを大原則にしているものだから、時に頭を抱えるような事態が起きたりして、だから思ったこととしては、あまり“技”は使わずにプレーンなスタイルで推移していくほうが、先々に人が変わってもスムーズに作業ができるのではないだろうかと思ったのである。

そうして最近、懸案だった一つの表組を大改編することができたのだ。それまでの表組も、やはり“技”が使われていて、修正を加えるのが面倒だったりしていたのだが、シンプルなスタイルに改編したことで、修正もごくごく簡単になるはずなのだ。

最初に作成した人は、もちろんよかれと思っての表組だったのだろうが、ところが進むにつれて思わぬ不都合も生じてしまって。というわけで、できれば根本的に改めたいと考えていないでもないが、それを実現させるには、けっこうな手間をかけなくてはならないのである。

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謔話§一日一句~小群落あって~ [俳句]

季語は・・・土筆(つくし)

菩提寺の 土手に土筆の 日の盛り

【去年の今日】費話§電化製品の買い替え
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詐話§狂信の果てに [日常]

物心ついた頃から“狂信”とは無縁な中で生きてきた。それはおそらく、自分の中に、確固とした価値観を持ち合わせていなかったからではないか……もしも中途半端に持ってしまってしたら、あるいは引きずられかねないと考えたからかもしれない。

自分に自信がないゆえに身についた自己防衛なのかもしれない。そう思って見ていると、むしろ自信を持ち合わせている人のほうが狂信に陥りやすいのではないかという、そんな節が見受けられるような気がする。

改めて狂信とは何なのだろう?そして狂信が生み出すものは、決まって破滅という結末ではないだろうか。おそらく“狂信”はわかりやすく、耳にも優しく響いて聞こえるのだろう。そしていつしか気がつかないうちに取り込まれてしまうのだろう。

70年に及ぶ人生の中で、そうした狂信に巻き込まれなかったのは、不思議な危険回避能力があったからだろうか。最初に書いたように、自分自身の中途半端さが功を奏したのかどうかはわからないが、熱狂の渦らしきものに対して絶妙な距離を置くことができたのは、幸運なことだっと思うのだ。

《日常のトピックス一覧》
タグ:日常 政治 宗教
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涯話§なぜ東京に行こうと思ったのか [東京]

去年が上京して五十周年だった。

何の意味もなく、漠然と東京へ東京へと目指すことになったのは、いかなる内的理由があったものかと今さらながら思うのであるが、おそらくは小学校高学年になっていたであろうかつての自分に聞いてみたいものである。

そしてたぶん“東京には何かがある”と、何の確証もなく言い張ったことは間違いない。

結果として我が意志は貫かれて、東京で学び、職を得て、同居人と暮らし、定年を迎え、いずれ遠くないいつかお迎えがやって来る。今、東京に行こうと思い定めた小学生の自分に問うてみたい……君が思い描いていた東京での日々はこういうことだったのか?と。

幼い発想しかなかったにしても、その当時既に、東京にあって地方にはないあれやこれやを敏感に感じとっていたのかもしれないが……。

中央集権の象徴のような東京という都会のメリットを自分なりに享受した。特に文化面においては、その多くを受け留めることができたようだ。実家のあった町を“捨てた”結果として、地方都市の衰退を招くことになったのは本当に申し訳ないことだと思う。

だが、自分で何かを創造することもできず、何物も生み出すことのできない身には、こんな他力本願の生き方しかできなかったのである。

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タグ:東京 日常 私事
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謔話§一日一句~読了できず~ [俳句]

季語は・・・花冷え

花冷えて 読みかけのまま 深夜二時

【去年の今日】週話§日曜枯寂~ビール純粋令五百七周年!~
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麥話§ビール純粋令五百八周年 [ドイツビール]

五百周年から毎年書いているが、ドイツのビール純粋令発布記念日である。

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このお触れのおかげで、21世紀の我々もおいしいビールをいただくことができるのだ。

もちろん基本的にはビールの原材料には、麦芽、ホップ、水だけでなくてはならないという制約はなく、ドイツでビール純粋令を発布したのは、制約を施さなければ、どんどん品質が落ちていう状況が起きていたであろうことは想像に難くない。

ベルギーでは、ビールに果実を入れたり、日本で醸造されるビールの多くは米やコーンスターチを混ぜ込んでいて、それらが愛飲されているのが現状である。

まあ、それほどビール純粋令に拘っているわけではないが、日頃から自宅で呑むのはヱビスビールで、神保町のランチョンで呑むのはアサヒのマルエフ生。それらは言わずもがなながら、ビール純粋令とは無関係にきちんとしたビールなのだ。

さて、古稀を前にして、すっかり酒に弱りつつある。もちろん呑もうと思えば1リットルくらいは空けられるけれど、もう酒量を誇る年齢でなどなく、食事がうまくなればそれでよし……今の晩酌は、ヱビスビール半リットルと一合半ほどの日本酒なのである。

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菜話§四月大歌舞伎~於染久松色読販と神田祭~ [歌舞伎]

すっかり桜も散って、今年の我が家周辺は花水木(ハナミズキ)が期待外れの咲き具合。という4月下旬が始まったところで歌舞伎座に行ってきた。四月大歌舞伎夜の部である。

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お目当ては2018年、2021年に続いて三度目となる仁左衛門&玉三郎コンビによる『於染久松色読販』と『神田祭』の二本立て。

もう、何も言うことはなく、仁左玉が持てる魅力を振り撒き尽くした贅沢な時間だった。とにかく仁左衛門の“悪”の凄みは比類なく、それが玉三郎と共演することで魅力が二倍にも三倍にも膨らんでいく。脇を固めた橘太郎の久作、錦之助の清兵衛、彦三郎の太郎七などなど、手堅くまとまっていた。

そして“お口直し”に置かれた『神田祭』の贅沢なこと。二人が“じゃらつく”様子は、まさに恋仲の二人の濃密さで、ほぼ満員の客席の喜ぶまいことか。

1970年に始まった孝玉から仁左玉へと、半世紀以上続いた稀有なコンビだがもう終わりは遠くないところにあるだろう。せいぜい、舞台に登場する時を待ち構えて、せっせと通わなくてはと思う。

最後に『四季』が、春“紙雛”~夏“魂まつり”~秋“砧”冬~“木枯”と踊られたが、相変わらず舞踊は苦手なのと、さすがに冗長な踊りばかりで、帰ってもよかったかと思っていたら、最後に冬の木枯の冒頭、群舞の中の一人がバレエの“トゥール・アン・レール”で三回転して見せたのでびっくりした……心の準備ができていなかったのだ。

まったく予想などしているはずもない唐突なことだったが、それにしても、名題下の役者の中にバレエの経験者でもいるのか……まさか、たった一回の回転のためにエキストラを呼んだとも思えないし。

夜の部は19時半と珍しくも早い時間の終演。ちょっと軽いと思わないでもなかったが、それでも帰宅は21時過ぎだった。

《歌舞伎のトピックス一覧》
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謔話§一日一句~下車する人もなく~ [俳句]

季語は・・・菜の花

菜の花や 終着駅は 閑散と

【去年の今日】週話§土曜枯寂~ラグビーシーズン終了~
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雲話§式年遷宮顛末之記~遷御~ [パソコン]

[承前]

そして、この同期が外せない。ここから4日間に及ぶ奮闘が始まった。自分の手には負えそうにないと、まずはODのサポートセンターにメイル。状況を説明して対処法のアドバイスを求めた。

担当者は実に人柄がよく、丁寧なアドバイスを指示してくれた。だが、手順どおりに進めても、OD内部の問題なのかどうか、一向に事態が好転しない。

何度かサポセンとやり取りをした結果、金曜日に導かれた結論は“もう一度最初から式年遷宮”をやり直すということだった。前週の半ばあたりには、そうするしかないと考えていて、サポセンに具体的な対処方法を教えてもらい、[再]式年遷宮を始めたのは土曜日早朝のこと。

まず、これだけはしっかりしなければと、新しパソコンからODをアンインストールし、それを確認したところで、再度引っ越しソフトを立ち上げて、作業開始、と思ったら「新しいパソコンのハードディスク容量が足りません」何じゃ!と思えば、OD置き土産、最初に移した時のデータが残っていた……アンインストールしても、ODのファイルが残っているとは!なんともはや。

そうして、ようやく最初に移した使い物にならないデータを削除し、遷御がスタートしたのは土曜日の9時過ぎ。終了したのは12時間半後だったが、早くに就寝したため見届けられず、夜中2時過ぎに目が覚め、トイレついでに様子を覗き、作業が完了しているのを確認して電源を落とした。

↓前回、第五回の時の消去ソフトを使います
img.jpg

日曜の朝に立ち上げれば、すべては収まるところに収まっていてほっとしつ
つ、今後はもっと注意して作業を進めないと無駄足を踏むことになるのだと
大反省。残る作業は古いパソコンのデータ消去だが、これも時間がかかる。
なので月曜日の朝から進めると決めたのである。

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雲話§式年遷宮顛末之記~One Drive騒動~ [パソコン]

さても、これまでで最も手間暇がかかったパソコンの引っ越しだった。以下はその顛末。

前週月曜日、9時過ぎには到着してくれた新しいパソコン。午前中は荷解きと設置をした。既報のとおり、梱包していた段ボールの処理だけでもけっこうな手間だった。荷解きから設置まで一時間以上はかかったのではないか。

そうして午後から式年遷宮に取りかかる。新旧2台のパソコンを立ち上げ、引っ越しソフトの取説を“簡単”にチェックしてソフト起動。そこからは、お任せで“遷宮”を見守るだけである。

睡眠中も遷宮は進み、夜明け近く12時間半を要し、翌朝、古いパソコンから新しいパソコンへとデータ移行が完了。さあ、新しいパソコンで快適に過ごしましょうと思ったら何やらデスクトップ上のファイルの様子がおかしい。

↓いやもう、参ったの何の
system2.jpg

ご覧のように、ファイル名の前に赤丸×印や、矢印が丸く上下に重なっているのがあって、ファイルを開くことができない。これは何か重大なことが起きているのではと調べたら、One Drive(以下OD)というウィンドウズに付属しているクラウドの同期を外しておかずに作業をした結果、ODと同期されてしまったのだ。

この時点で既に状況は“詰んで”しまっていた。まさに“無駄な足掻き”を続けていたのである。

……長文になったので、2回に分けてアップすることにした。
                               [続く]

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謔話§一日一句~富山からすぐそこ?~ [俳句]

季語は・・・かぎろひ

かぎろひて 手のすぐ先や ユーラシア

【去年の今日】熱話§温泉と鉱泉と
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週話§日曜流転~有名人という選び方の愚~ [日本]

またぞろ選挙だそうだ。補選とやらがたけなわのようである。候補者が乱立している中に“有名人”と思しき姿も見える。

だが、有名人だからと安易に投票するのは愚の骨頂でしかないと、これは選挙権を手にした半世紀前から変わっていない、自分への戒めなのだ。こと選挙に関して、有名人を選ぶというのは、単なる数合わせに加担する以外の何物でもない。

それは正しい投票行動などでも何でもなく、ただのイメージに眼を眩まされているだけの話ではないか。

きちんと見渡してみれば、有名人を隠れ蓑にして、過去の行状が何とも疑わしい人間がゴロゴロ現れてくるのだ。今回だってその例に漏れてはいない。

昔から言われている当たり前のこととして、選挙は“人気投票”などではないということを、もう一度頭に刻み込んで、投票券を手に投票所に足を運ぶことこそが重要なのである。

《日本のトピックス一覧》
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謔話§一日一句~何しに来た?~ [俳句]

季語は・・・日永

ひょっこりと 鼬(イタチ)現るる 日永かな

【去年の今日】貪話§欲望と節制と
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週話§土曜流転~あと三節~ [ラグビー]

昨年12月9日に開幕したジャパンラグビーリーグワンのシーズンも、今週を入れて残り三節となってしまった。

今季は最終節まで合わせて12試合(同居人は+1)と、クロスボーダーを2試合観ていて、なかなかの精勤ぶりである。しかも、川崎の等々力陸上競技場や東大阪の花園ラグビー場と初見参&遠征したところが2か所あって、存分にラグビーを満喫したと言えるだろう。

残念なことは、推しチームの成績がなかなか上がってくれず、不本意なシーズンとして終わってしまいそうだが、これはチームのメンバーのほうがより切実に感じているのは言うまでもない。

リーグが終われば、6月から10月にかけて代表戦が行われる。今年は、代表4試合とJAPAN XV(ジャパン・フィフティーン)2試合が予定されているので2試合くらいは観に行ければいいのだが。

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そして来年は、ラグビー観戦歴50年を迎える。最初に観たのは、1975年9月に国立競技場で行われた日本対ウェールズのテストマッチだった。6対82という見事な大惨敗……それから半世紀、日本の実力は“ここまで”来た?

《ラグビーのトピックス一覧》
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謔話§一日一句~道祖神の別名~ [俳句]

季語は・・・陽炎(かげろう)

陽炎や ゆらりゆらりと 幸の神

【去年の今日】払話§現金と銀行振込と電子マネー
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