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博話§“見せ方”のうまさ [世界遺産]

世界遺産に登録されている群馬県の富岡製糸場が、見学客の激減で運営に苦労していると聞いた。コロナ禍にあって、思うように来場者が増えてくれないようだ。

……ということとは別にして、日本のこうした施設にありがちなのが、見せ方の下手さ加減のようなものである。ちょっとした気遣い、ちょっとした工夫で、活かされる展示が、何ともぞんざいに扱われたり、勘違いしてやらずもがなの展示で台無しになることしばしばである。

ちょっと小ぎれいにしてやればいいのに、そうしたことを怠ってしまっているのは興冷めでもあるのだ。富岡製糸場の正面入口をの写真を見たが、鉄製扉の塗装が剥げて錆が見えてしまっているが、こうしたことの一つでも改善されれば、ずいぶんとすっきりしてくれるのだが。

ドイツあたりで見ていると、どうってことのないあれやこれやも、ちょっとした工夫で何となくありがたく見えるようになっていることに感心させられるが、それは展示物の類でなくても、例えばビアガーデンの単純な長テーブルですら、体裁よく見えるのに比べて、日本の同様な施設の似たような設備が裏ぶれて貧乏ったらしく見えてしまう不思議。

ついでに加えるなら、日本おなじみの電柱の邪魔な様子も、いい加減何とかしてほしいものである。

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