糀話§味噌ラーメンの世界観~普通が好き~ [ラーメン]
まあまあ人並みに“麵喰い”ではないかと思う、蕎麦、うどん、ラーメンと何でもござれ。
そしてラーメンも豚骨ものは苦手で避けているが、それ以外の醤油、塩、味噌とウエルカムである。
中でも特異な位置にあるのが味噌ラーメンで、これもまたついつい食べたくなってしまう。だが……札幌味噌ラーメン専門店がなかなか見当たらない。神保町で宮仕えをしていた頃、会社近くにそんな専門店があって、いそいそ食べに出かけていたが、ラーメン激戦区の宿命かどうか、10年足らずで消えてしまった。
そんな札幌ラーメン専門店が食べさせてくれる味噌ラーメンが好きだ。それは炒めたたっぷりのもやしと野菜が麵の上にのって出てくる豪快さに惹かれるようだし、そんな炒めもやしと味噌のスープが殊のほか相性抜群なのだ。
それなのに今は、奇を衒ってなのか、それともハイクオリティ追及なのか、そのあたりはわからないが、いわゆる普通の味のラーメンが、軽んじられて久しく、それらの影が薄くなってしまっていることのほうがおかしい。
結局、神保町あたりにおけるラーメン屋の乱立と頻繁な開店と閉店の繰り返しは“普通”というものをないがしろにし“普通”を恐れるあまり、愚にもつかない試行錯誤をした揚句の自滅ではないかと密かに考えているのだ。
《ラーメンのトピックス一覧》
そしてラーメンも豚骨ものは苦手で避けているが、それ以外の醤油、塩、味噌とウエルカムである。
中でも特異な位置にあるのが味噌ラーメンで、これもまたついつい食べたくなってしまう。だが……札幌味噌ラーメン専門店がなかなか見当たらない。神保町で宮仕えをしていた頃、会社近くにそんな専門店があって、いそいそ食べに出かけていたが、ラーメン激戦区の宿命かどうか、10年足らずで消えてしまった。
そんな札幌ラーメン専門店が食べさせてくれる味噌ラーメンが好きだ。それは炒めたたっぷりのもやしと野菜が麵の上にのって出てくる豪快さに惹かれるようだし、そんな炒めもやしと味噌のスープが殊のほか相性抜群なのだ。
それなのに今は、奇を衒ってなのか、それともハイクオリティ追及なのか、そのあたりはわからないが、いわゆる普通の味のラーメンが、軽んじられて久しく、それらの影が薄くなってしまっていることのほうがおかしい。
結局、神保町あたりにおけるラーメン屋の乱立と頻繁な開店と閉店の繰り返しは“普通”というものをないがしろにし“普通”を恐れるあまり、愚にもつかない試行錯誤をした揚句の自滅ではないかと密かに考えているのだ。
《ラーメンのトピックス一覧》
街話§神保巷塵[100]おもだかや [ラーメン]
[承前]
・・・・・・という“神保巷塵[99]”をまとめたところで、一軒のラーメン屋を思い出したので、簡単にまとめておこうと思った。20年ほどで閉店をした……
おもだかや
……という、新潟ラーメンの店である。
1980年代に店を出し、一時は神保町で2軒営業していたが、世紀が変わる頃にひっそりと閉店していたのだ。
この店が流行ったのは、ラーメンがというよりも、夜になると居酒屋的趣きの店になることだった。個人的には魚介出汁ラーメンは好みではなかった。
それよりも、夜の居酒屋に足繁く通った。新潟という強みを生かして、日本酒はすべて新潟の地酒。久保田だとか八海山、それを一合400~600円程度で提供し、さらに新潟の酒肴が強力なのである。
一番のお気に入りは“栃尾油揚げ”で、ふんわり厚い油揚げの横腹を裂いて刻み葱をたっぷり入れ、レンチンしてラーメンだれをかけるのだが、これがうまい。栃尾揚げ一つで酒が三合はいけてしまう。日本酒三合につまみ2品でご機嫌になった後の締めにラーメンをもらうのだが、わがままを言って、お願いするのは“かけラーメン”で、具は刻み葱だけ……こうすると、魚介出汁のスープが気にならない。
そんな使い勝手のいいラーメン屋だったのに、なぜに閉店しちゃったのかなと思う。時折、ネットで調べてみるが、新潟にはまだ3軒ほど健在である。
[続く]
《神保町のトピックス一覧》
・・・・・・という“神保巷塵[99]”をまとめたところで、一軒のラーメン屋を思い出したので、簡単にまとめておこうと思った。20年ほどで閉店をした……
おもだかや
……という、新潟ラーメンの店である。
1980年代に店を出し、一時は神保町で2軒営業していたが、世紀が変わる頃にひっそりと閉店していたのだ。
この店が流行ったのは、ラーメンがというよりも、夜になると居酒屋的趣きの店になることだった。個人的には魚介出汁ラーメンは好みではなかった。
それよりも、夜の居酒屋に足繁く通った。新潟という強みを生かして、日本酒はすべて新潟の地酒。久保田だとか八海山、それを一合400~600円程度で提供し、さらに新潟の酒肴が強力なのである。
一番のお気に入りは“栃尾油揚げ”で、ふんわり厚い油揚げの横腹を裂いて刻み葱をたっぷり入れ、レンチンしてラーメンだれをかけるのだが、これがうまい。栃尾揚げ一つで酒が三合はいけてしまう。日本酒三合につまみ2品でご機嫌になった後の締めにラーメンをもらうのだが、わがままを言って、お願いするのは“かけラーメン”で、具は刻み葱だけ……こうすると、魚介出汁のスープが気にならない。
そんな使い勝手のいいラーメン屋だったのに、なぜに閉店しちゃったのかなと思う。時折、ネットで調べてみるが、新潟にはまだ3軒ほど健在である。
[続く]
《神保町のトピックス一覧》
酸話§冷やし中華おいしー! [ラーメン]
暑い時には熱いものや!とラーメンも食べるけれど、2対1くらいの比率で冷やし中華度が高い今の時季である。
日常使いのスーパーマーケットに、塩梅のいい生麵の冷やし中華があって、これをもう長いこと愛用しているが、食べ飽きしないのがいい。トッピングも最初から変わらずで、ハム、錦糸玉子、胡瓜。最後に紅生姜と煎り胡麻をまぶして出来上がり……ああ、和辛子も少々あるとベターだ。
食欲が減退しがちな盛夏ゆえ、酢でさっぱりとした冷やし中華は何とかおいしく食べられて、満足度も高い。
ちょっと前に、主食を云々したエントリーを書いたが、我々日本人の認識は明らかに麵も主食と捉えて食べているが、ふと考えるなら、西欧の人たちは冷やし中華を“ヌードルサラダ”と見なして食べるのではないかと考えた。
我々日本人の“主食感覚”は抜きがたいものがあって、どこをどうしても、麵を主食として認識しながら食べていて、西欧の人たちが感じているであろう“麦の麵=野菜”という感じ方は、いつになっても彼らと同じようにはならないのだ。
《ラーメンのトピックス一覧》
日常使いのスーパーマーケットに、塩梅のいい生麵の冷やし中華があって、これをもう長いこと愛用しているが、食べ飽きしないのがいい。トッピングも最初から変わらずで、ハム、錦糸玉子、胡瓜。最後に紅生姜と煎り胡麻をまぶして出来上がり……ああ、和辛子も少々あるとベターだ。
食欲が減退しがちな盛夏ゆえ、酢でさっぱりとした冷やし中華は何とかおいしく食べられて、満足度も高い。
ちょっと前に、主食を云々したエントリーを書いたが、我々日本人の認識は明らかに麵も主食と捉えて食べているが、ふと考えるなら、西欧の人たちは冷やし中華を“ヌードルサラダ”と見なして食べるのではないかと考えた。
我々日本人の“主食感覚”は抜きがたいものがあって、どこをどうしても、麵を主食として認識しながら食べていて、西欧の人たちが感じているであろう“麦の麵=野菜”という感じ方は、いつになっても彼らと同じようにはならないのだ。
《ラーメンのトピックス一覧》
週話§日曜有閑~インスタントラーメン~ [ラーメン]
週に一回くらいは昼食にラーメンを食べる。一時期はスーパーマーケットの棚で売られていた生麵ものをせっせと食べていたことが続いたが、やたらと鍋数が必要だった。麵を茹でる鍋、スープ用鍋、茹で卵の鍋、そして麵切りの網と食べ終わった後の片付けが大変で、もっぱらインスタントラーメンで済ませている。
このところの“我が家ブーム”はサッポロ一番塩ラーメンで、醤油ラーメンの影が薄まってしまっているのが現状だ。まあ、またいずれ好みが変化することはあるだろうが。
定年退職以来、我が家の昼食は麵類主体で、ラーメンにはじまり、うどん、そしてパスタである。それが夏になれば冷やし中華がレギュラー麵になってくるが、冷やし中華も手間がかかってしまうのが難点か。
というわけで、季節季節の麵ランチで我が家は推移していくのである。
《ラーメンのトピックス一覧》
このところの“我が家ブーム”はサッポロ一番塩ラーメンで、醤油ラーメンの影が薄まってしまっているのが現状だ。まあ、またいずれ好みが変化することはあるだろうが。
定年退職以来、我が家の昼食は麵類主体で、ラーメンにはじまり、うどん、そしてパスタである。それが夏になれば冷やし中華がレギュラー麵になってくるが、冷やし中華も手間がかかってしまうのが難点か。
というわけで、季節季節の麵ランチで我が家は推移していくのである。
《ラーメンのトピックス一覧》
麵話§ラーメン屋死屍累々~安易な出店?~ [ラーメン]
つい先日、ちょっと郊外のバイパスめいた道路を車で走った。沿道で目に立つ食事の店はというと、圧倒的にラーメン屋が多い。
多いことに加えて、半分とは言わないが、三分の一近くが閉店札を出して、いかにも荒れてすさんだ様子が見えている。特に、ラーメン屋が多い理由がどういうものなのか、商才ゼロの我が身にはまったく理解できないが、車を走らせていて、数百mの間に、5軒も6軒も林立している様子を見るなら、空気を読んでいるのだろうかと思ってしまう。
かつて、ちょっと前にタピオカミルクティーのブームが起きた時も、あちらこちらに似たような店ができて覇を競っていたようだが、今や見る影もないまま、雲散霧消してしまったではないか。
そういえば、我が古巣の神保町も、昨日までは空き店舗だったスペースに、気がつけば開店準備しているのはラーメン屋がほとんどとしか思えない状況が、我が定年退職以来継続中である。
特に、新規開店の店に早々と足を運ぶことなどはなく、たいていは様子見をしていて、そのうちに客入りが閑散としてきて、ある日店がなくなっているということは珍しくもない。
そんなラーメン屋を開店する時、店主の意気は軒昂で「ラーメン界の寵児になってやるんだ!」と、彼ら全員が目論んでいることは想像に難くない。
《B級グルメのトピックス一覧》
多いことに加えて、半分とは言わないが、三分の一近くが閉店札を出して、いかにも荒れてすさんだ様子が見えている。特に、ラーメン屋が多い理由がどういうものなのか、商才ゼロの我が身にはまったく理解できないが、車を走らせていて、数百mの間に、5軒も6軒も林立している様子を見るなら、空気を読んでいるのだろうかと思ってしまう。
かつて、ちょっと前にタピオカミルクティーのブームが起きた時も、あちらこちらに似たような店ができて覇を競っていたようだが、今や見る影もないまま、雲散霧消してしまったではないか。
そういえば、我が古巣の神保町も、昨日までは空き店舗だったスペースに、気がつけば開店準備しているのはラーメン屋がほとんどとしか思えない状況が、我が定年退職以来継続中である。
特に、新規開店の店に早々と足を運ぶことなどはなく、たいていは様子見をしていて、そのうちに客入りが閑散としてきて、ある日店がなくなっているということは珍しくもない。
そんなラーメン屋を開店する時、店主の意気は軒昂で「ラーメン界の寵児になってやるんだ!」と、彼ら全員が目論んでいることは想像に難くない。
《B級グルメのトピックス一覧》
拉話§我が家でラーメン [ラーメン]
外食度が激減しているが、無性にラーメンが食べたくなる時がある。残念ながら我が家付近にうまいラーメン屋はない。わざわざどこかに出向いてという気などないので、そこが悩ましいところ。
……なのだが、昨今はスーパーマーケットに生麵でそこそこの味のラーメンが売られていて、時折それを買ってきては作って食べている。
新宿のデパ地下に、まあまあなチャーシューを売っていて、たまに出向いた時に買ってラーメンのトッピングとして使うのだ。
トッピングは、他に茹で卵と、食べる時の焼き海苔。生麵のラーメンは2人分入っていて、ワンコインでお釣りが来るくらいの安さなので、心置きなく食べさせてもらっている。
ただし、こいつのマイナスポイントはというと、鍋を多く使うということ。麵を茹でる鍋、スープ用の鍋、そして茹で卵の鍋というもの。ラーメンを昼ご飯に作った後のキッチンは、鍋が折り重なってちょっとしたカオスとなるのだ。
インスタントラーメンも常備はしていて、手間がかからないのは圧倒的にインスタントなのだが、生麵で作るラーメンはやはりというか、ひと味違っているのである。
《ラーメンのトピックス一覧》
……なのだが、昨今はスーパーマーケットに生麵でそこそこの味のラーメンが売られていて、時折それを買ってきては作って食べている。
新宿のデパ地下に、まあまあなチャーシューを売っていて、たまに出向いた時に買ってラーメンのトッピングとして使うのだ。
トッピングは、他に茹で卵と、食べる時の焼き海苔。生麵のラーメンは2人分入っていて、ワンコインでお釣りが来るくらいの安さなので、心置きなく食べさせてもらっている。
ただし、こいつのマイナスポイントはというと、鍋を多く使うということ。麵を茹でる鍋、スープ用の鍋、そして茹で卵の鍋というもの。ラーメンを昼ご飯に作った後のキッチンは、鍋が折り重なってちょっとしたカオスとなるのだ。
インスタントラーメンも常備はしていて、手間がかからないのは圧倒的にインスタントなのだが、生麵で作るラーメンはやはりというか、ひと味違っているのである。
《ラーメンのトピックス一覧》
麵話§かけラーメンを注文せしこと [ラーメン]
20世紀の終わりまで、神保町で新潟ラーメン“おもだかや”という店が繁盛していた。一時は遠くないところに2軒が営業していたが、それぞれに客がけっこう入っていて、よく利用させてもらっていた。
この店はラーメンだけでなく、夜は居酒屋に姿を変えて人気があったのだ。新潟の地酒に加えて、新潟の酒肴が揃っていた。お気に入りは栃尾の油揚げで、横腹を裂いたところに刻み葱を大量に入れて電子レンジで熱くしたのにラーメンのタレをかけて出でくるのだが、これがすこぶるうまい。これだけで酒が三合はいける。
新潟地酒も、久保田、八海山、越乃景虎、〆張鶴、他が勢揃いして、三合呑んでも1000円ちょっと、栃尾油揚げと締めのラーメンでちょうど2000円という“財布に優しい”店だったのだ。
そのラーメンだが、ちょっと顔なじみになったところで、ふとと思い立ち、店主に「チャーシュー、メンマ抜きの刻み葱多め」とわがままを言ってみたら「ようがす!」と作ってくれた。もちろん普通のラーメンの値段である。まさに“かけラーメン”そのもの。
酒呑んで、つまみを食べた胃袋には、ラーメンのトッピングは不要で、これは自分にとって、うまいことしっくりきてくれた。
そんなおもだかやだったが、なぜか理由はわからねど、21世紀に入るか入らないかというあたりで、2軒とも閉店してしまったのは、惜しんでも余りある痛恨事だったのだ。
《ラーメンのトピックス一覧》
この店はラーメンだけでなく、夜は居酒屋に姿を変えて人気があったのだ。新潟の地酒に加えて、新潟の酒肴が揃っていた。お気に入りは栃尾の油揚げで、横腹を裂いたところに刻み葱を大量に入れて電子レンジで熱くしたのにラーメンのタレをかけて出でくるのだが、これがすこぶるうまい。これだけで酒が三合はいける。
新潟地酒も、久保田、八海山、越乃景虎、〆張鶴、他が勢揃いして、三合呑んでも1000円ちょっと、栃尾油揚げと締めのラーメンでちょうど2000円という“財布に優しい”店だったのだ。
そのラーメンだが、ちょっと顔なじみになったところで、ふとと思い立ち、店主に「チャーシュー、メンマ抜きの刻み葱多め」とわがままを言ってみたら「ようがす!」と作ってくれた。もちろん普通のラーメンの値段である。まさに“かけラーメン”そのもの。
酒呑んで、つまみを食べた胃袋には、ラーメンのトッピングは不要で、これは自分にとって、うまいことしっくりきてくれた。
そんなおもだかやだったが、なぜか理由はわからねど、21世紀に入るか入らないかというあたりで、2軒とも閉店してしまったのは、惜しんでも余りある痛恨事だったのだ。
《ラーメンのトピックス一覧》
麦話§中華そば~普通のラーメン~ [ラーメン]
“刷り込み”と言ってもいいラーメンはというと、子どもの頃に風邪を引いて寝込んだ時に出前で取ってくれた近くの中華料理屋の中華そばがそれだ。
その味は、今でも克明に思い出すことができる。鶏がらベースのスープに、醤油ダレ、昔ながら“かん水”を使った黄色い細麵、そしてトッピングは、チャーシュー、メンマ、ほうれん草に渦巻のナルト。これが我が中華そばの原点である。
これ以降、様々なラーメンを食べてきたわけだが、結果として残ったのは、大きく分けて3種類……中華そば、タンメンのような塩系ラーメン、そして味噌ラーメンに収束された。
豚骨ラーメンも試してみた。嫌いではないが、それほどの執着はない。家系と呼ばれている店や、二郎の類も、わざわざ食べようと考えたことはない。まずもって基本としては細麵志向で、太めの麵は味噌ラーメンに限られる。
そうしてコロナ禍の昨今は、なかなか店に出向いてラーメンをすするというのができず、もっぱらスーパーマーケットで売られている生麵を昼食としていただいているが、これが下手な店のラーメンよりよほどうまくてきていてその分ストレスなくいただいているのだ。
……そろそろ“普通の中華そば”が復権してもいい頃合いと思うのだが。
《ラーメンのトピックス一覧》
その味は、今でも克明に思い出すことができる。鶏がらベースのスープに、醤油ダレ、昔ながら“かん水”を使った黄色い細麵、そしてトッピングは、チャーシュー、メンマ、ほうれん草に渦巻のナルト。これが我が中華そばの原点である。
これ以降、様々なラーメンを食べてきたわけだが、結果として残ったのは、大きく分けて3種類……中華そば、タンメンのような塩系ラーメン、そして味噌ラーメンに収束された。
豚骨ラーメンも試してみた。嫌いではないが、それほどの執着はない。家系と呼ばれている店や、二郎の類も、わざわざ食べようと考えたことはない。まずもって基本としては細麵志向で、太めの麵は味噌ラーメンに限られる。
そうしてコロナ禍の昨今は、なかなか店に出向いてラーメンをすするというのができず、もっぱらスーパーマーケットで売られている生麵を昼食としていただいているが、これが下手な店のラーメンよりよほどうまくてきていてその分ストレスなくいただいているのだ。
……そろそろ“普通の中華そば”が復権してもいい頃合いと思うのだが。
《ラーメンのトピックス一覧》
想話§冷やし中華は“サラダ” [ラーメン]
以下……個人の感想です。
何となく、ヨーロッパの人間の“サラダ”なる存在について考えていて、そう考える中に、あるいは間違いであるかもしれないがと前置きして、例えば寿司をどのような視点で見ているのかといえば、酢飯に魚介類がのった“ライスサラダ”という捉え方をしているように感じた。
小皿にのった寿司の3貫ほどはは、いかにもオードブル然としていて、我々のように主食的な発想ではないと思われる。
そこで“冷やし中華”のことを考えたが、おそらくヨーロッパの人間にしてみたら、まさにヌードル・サラダではないだろうか。
酢醤油味のタレをドレッシングと見立てればビンゴ!であろう。
我々と違って、ご飯や麵などの炭水化物を主食であるという概念を持っているわけではなく、米や麵も野菜の一つという捉え方をしているのは間違いない。
いつぞや、旅先のレストランで肉物を注文したら、付け合わせにライスが添えられていた時、瞬時に“何ちゃらライス”と反応したが、彼の国の人たちにしてみたら、フライドポテトあたりとそれほど違いはないと思われる。
《ラーメンのトピックス一覧》
何となく、ヨーロッパの人間の“サラダ”なる存在について考えていて、そう考える中に、あるいは間違いであるかもしれないがと前置きして、例えば寿司をどのような視点で見ているのかといえば、酢飯に魚介類がのった“ライスサラダ”という捉え方をしているように感じた。
小皿にのった寿司の3貫ほどはは、いかにもオードブル然としていて、我々のように主食的な発想ではないと思われる。
そこで“冷やし中華”のことを考えたが、おそらくヨーロッパの人間にしてみたら、まさにヌードル・サラダではないだろうか。
酢醤油味のタレをドレッシングと見立てればビンゴ!であろう。
我々と違って、ご飯や麵などの炭水化物を主食であるという概念を持っているわけではなく、米や麵も野菜の一つという捉え方をしているのは間違いない。
いつぞや、旅先のレストランで肉物を注文したら、付け合わせにライスが添えられていた時、瞬時に“何ちゃらライス”と反応したが、彼の国の人たちにしてみたら、フライドポテトあたりとそれほど違いはないと思われる。
《ラーメンのトピックス一覧》
週話§土曜粛々~ファミレスへで担々麵~ [ラーメン]
ファミレスでうまい担々麵が食べられると聞いて、花見の散歩がてら食べに行ってきた。
専門店並みの味だという話だったので、期待しつつ注文した。お約束どおり肉味噌と青梗菜がトッピングされてテーブルに置かれた担々麵を一啜り……うむ、うまいではないか。ファミレスでこれほどのレベルの担々麵が食べられるとはである。
以前、同じファミレスでラーメンのセットを注文して食べた時は、いかにもおざなりなラーメンでしかなく、やっぱりなあと思ったことはあったのだ。
今回の担々麵だが、なめらかな細打ち麵にこっくりしたスープがよく絡んで上々である。辛いのが好きなので、個人的にはもう少し辛くてもいいのではと思うが、ファミレスであるがゆえの最大公約数的な味付けになったのは、しかたないだろう。せめて辛口と普通味が選択できればなあとは思ったが。
それで、思わぬ見つけものに満足した揚句、一週間で2回食べに行ったのは内緒である。
《ラーメンのトピックス一覧》
専門店並みの味だという話だったので、期待しつつ注文した。お約束どおり肉味噌と青梗菜がトッピングされてテーブルに置かれた担々麵を一啜り……うむ、うまいではないか。ファミレスでこれほどのレベルの担々麵が食べられるとはである。
以前、同じファミレスでラーメンのセットを注文して食べた時は、いかにもおざなりなラーメンでしかなく、やっぱりなあと思ったことはあったのだ。
今回の担々麵だが、なめらかな細打ち麵にこっくりしたスープがよく絡んで上々である。辛いのが好きなので、個人的にはもう少し辛くてもいいのではと思うが、ファミレスであるがゆえの最大公約数的な味付けになったのは、しかたないだろう。せめて辛口と普通味が選択できればなあとは思ったが。
それで、思わぬ見つけものに満足した揚句、一週間で2回食べに行ったのは内緒である。
《ラーメンのトピックス一覧》
麦話§ごくごく普通のラーメン [ラーメン]
皆様方と同様に、ラーメンが好きである。醤油、味噌、塩、どれでも平等にいただくが、やはりというか醤油味が基本である。
巷では、もっぱらコッテリ系豚骨味が主流のようだが、残念ながら好みではない。年齢的な理由もあるだろうが、豚骨ラーメンは胃にもたれてしまう。やはり昔ながらの鶏ガラをベースにした中華そばが安心マークなのだ。
黄色い細めのちぢれ麵で、具はチャーシュー、メンマ、ナルトにほうれん草程度で十分。それらが透き通ったスープに沈んでいる様は何とも美しいではありませんか。
ところが、そんな“普通のラーメン”がどこで食べられるのかというと……見つからないのだ。もちろん、町を歩いても「普通のラーメン専門店」などと謳って商いをしている店などはない。
街中華に入っても、それに近いラーメンを出してはくれるが、百点満点で評価するなら、50点以下ばかり。麵が太かったり、醤油味スープが濁っていたりで、我が条件を満たしてくれるラーメンは見当たらないのだ。
それじゃあと“本格中華”を試してみれば、今度は上品過ぎてしまい、何とも物足りないラーメンが出てくるのである。違うのだ。上品でも下品でもなく普通のラーメンを見つけるのは本当に大変なことだと思い知るのである。
《ラーメンのトピックス一覧》
巷では、もっぱらコッテリ系豚骨味が主流のようだが、残念ながら好みではない。年齢的な理由もあるだろうが、豚骨ラーメンは胃にもたれてしまう。やはり昔ながらの鶏ガラをベースにした中華そばが安心マークなのだ。
黄色い細めのちぢれ麵で、具はチャーシュー、メンマ、ナルトにほうれん草程度で十分。それらが透き通ったスープに沈んでいる様は何とも美しいではありませんか。
ところが、そんな“普通のラーメン”がどこで食べられるのかというと……見つからないのだ。もちろん、町を歩いても「普通のラーメン専門店」などと謳って商いをしている店などはない。
街中華に入っても、それに近いラーメンを出してはくれるが、百点満点で評価するなら、50点以下ばかり。麵が太かったり、醤油味スープが濁っていたりで、我が条件を満たしてくれるラーメンは見当たらないのだ。
それじゃあと“本格中華”を試してみれば、今度は上品過ぎてしまい、何とも物足りないラーメンが出てくるのである。違うのだ。上品でも下品でもなく普通のラーメンを見つけるのは本当に大変なことだと思い知るのである。
《ラーメンのトピックス一覧》
啜話§自宅でラーメン~うまうま!~ [ラーメン]
家の近くに“これは”というラーメン屋はない。評判がいいと聞いて試しに食べに行ったら、魚出汁が強めで再訪することはなかった。すぐ近くに中華定食屋があって、そこのラーメンはまあまあかなというレベルではあるが。
というわけで、ラーメンが食べたい時はスーパーマーケットの麵コーナーに置かれている生麵醤油ラーメンを買い求め、自宅で食べることにしている。
食べると決めた時は、前日とか前々日にデパ地下でチャーシューを買って、作るタイミングで卵を茹でておく。後はスープを熱くして、2分半ほど麵を茹でればOKだ。
刻み葱をまぶし、焼き海苔をのせて出来上がり。別段グルメでも何でもないから、こんなものでも十分なのである。
昨今は、有名人気ラーメン屋監修と謳われている製品も数多く棚に並んでいて迷うほどだが、選ぶのは常にどうということのない醤油ラーメンなのだ。
ある人曰く「評判のいいラーメン屋が店で出す時は、1杯の単価が高いのでそれなりの量になってきつい。それならば、スーパーで売られている品物で十分」ということで、確かにラーメン屋で食べる時の量は多いものがある。
というわけで自宅でラーメンというのが、あれこれ頭を悩ませることがないようだ。
《ラーメンのトピックス一覧》
というわけで、ラーメンが食べたい時はスーパーマーケットの麵コーナーに置かれている生麵醤油ラーメンを買い求め、自宅で食べることにしている。
食べると決めた時は、前日とか前々日にデパ地下でチャーシューを買って、作るタイミングで卵を茹でておく。後はスープを熱くして、2分半ほど麵を茹でればOKだ。
刻み葱をまぶし、焼き海苔をのせて出来上がり。別段グルメでも何でもないから、こんなものでも十分なのである。
昨今は、有名人気ラーメン屋監修と謳われている製品も数多く棚に並んでいて迷うほどだが、選ぶのは常にどうということのない醤油ラーメンなのだ。
ある人曰く「評判のいいラーメン屋が店で出す時は、1杯の単価が高いのでそれなりの量になってきつい。それならば、スーパーで売られている品物で十分」ということで、確かにラーメン屋で食べる時の量は多いものがある。
というわけで自宅でラーメンというのが、あれこれ頭を悩ませることがないようだ。
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