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思話§遠い記憶を遡る [私事]

人生で最初の記憶がいつのことだったのか……どこぞの某小説家のように、産湯に浸かっていたなる大言壮語など言えるはずもない。

薄れる記憶のハードディスクをほじくり返して、辛うじてたどり着いたのは3歳か4歳のあたり。65年も前のことだろうか。

……父親に連れられて、自宅から徒歩10分くらいの知り合いの家に行った時のこと。ふとした気まぐれで、外にふらふらと出て行ってしまった。子どものことゆえ、理由などあるはずもない。出て行った記憶はないが、表の広い通りに出た記憶は残っている。

そこで、自分が迷子になったということに気がついた。泣いた記憶はなく、ベソくらいはかいていたかもしれないが、子ども心に困ったことになったと混乱した頭で、ただただオロオロしていたのだ。

そんな迷子を救ったのは、たまたま道を歩いていたお兄さん2人。彼らに尋ねられた時「本町○丁目」とか言えたようで、大通りを我が家のあたりまで連れて行ってくれたら、たまたま家族が通りに出ていたので、無事に保護されたのだった。

もちろん記憶は切れ切れの飛び飛びだが、今でも子ども目線からの大通りの映像だけは記憶に焼き付いて残っている。

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タグ:私事 記憶
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