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週話§日曜枯寂~虫歯と歯医者~ [健康]

小学生の頃だから60年近い大昔の話である。新学期が始まってほどなく、健康診断が行われる中に歯科検診も入っていて、毎年虫歯が見つかっては歯医者に行くようにと指示された。

それほどひどい虫歯ではなく、ちょっと黒くなった程度を治してもらうのに町内の歯医者に行くのだ。総白髪で初老の穏やかな先生が「今年も来たか」と手ぐすね引いて待っていたのだ。

今と比べて、半世紀以上前の歯の治療は多少の痛みは我慢するしかないというもので、時に大きい虫歯の時は、患部を削り取る時の痛みがなかなかなものだったり、今思えば前時代の治療だったのかもしれない。

通っていた歯医者は、ちょっとした金属の詰め物については、眼の前で混合して作っていた。その当時どれほど歯科技工士がいたものか……彼が器用なので、それくらいはやっていたのだろうか。

半世紀の間に、歯科医療は患者の痛みを極力軽減させるようになっていて、もちろん時には不快な痛みを伴いはするけれど、それが継続してということはなく、実にスマートな診療が行われていると思うのである。

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愉話§一日一句~佳きお日和で~ [俳句]

季語は・・・夏めく

夏めくや 今日は洗車の タイミング

【去年の今日】懐話§昭和三十年代~ヴァキュームカー~
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週話§土曜枯寂~四代目市川猿之助・・・・・・~ [歌舞伎]

いったい何が起きたのか……今だに頭の中が混乱している。

確実なことは、もはや四代目市川猿之助が舞台に立つことは二度とないということとしか考えられない。あの……黒塚も、狐忠信もこの先に観ることは叶わないだろう。

前名の亀治郎から数多くの舞台を観てきた。眼から鼻へ抜ける……才気煥発そのもので、客席を沸かせてきた。二十代後半から彼の舞台を観ているが、常にわくわくさせられてきた。同じ世代の中では抜群の集客力を誇っていたはずだし、間違いなく次の大看板を背負う中心に位置していたはずだ。

いずれ詳しい事情が判明するかもしれないが、現時点で愚にもつかない憶測を広げることだけは避けておく。

そして舞台から久しく遠ざかっていた、猿之助の父である段四郎も旅立ってしまったのである。合掌

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愉話§一日一句~もう君はいない~ [俳句]

季語は・・・麦の秋

麦の秋 タモリ倶楽部の なき深夜

【去年の今日】録話§ブログ保管庫お引越し
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悪話§スパムメイルはタメ口で? [携帯電話]

頻繁に届くスパムメイルにはとっくに食傷して驚きもせず、届いたそばからさっさと削除してしまっている。

そんな、携帯に届くメイルに同じ発信元から立て続けに届くメイルがタメ口の馴れ馴れしいもので、そんなメイルに引っかかってやる気すらないが……

「〇▽さんですよね、お久しぶり■です」

……に始まって、いかにも知り合いを装って親しげな文面が続く。こちらは当然ながら無視を決め込んでいるわけで、そうすると二の矢、三の矢が……

「あれ、〇▽さんじゃないんですか、俺ですよ。忘れちゃいました?」

……と、友人の名前(もちろん知らない)とか持ち出したりして話題を続けていくのだ。

まあ数通も届くと、それで終わり。だが、半年ほどもすると再び“お久しぶりです”メイルが別名に変わって届き、その繰り返しである。

それで考えるのは、こいつらいったい何がしたいんだ?ということで、思わずそんな返信をしたくなりそうになるが、もちろんするはずもなくさっさと削除しておしまい。

気を緩めて、仮にもせよ遊び心で返信でもしようものなら“有効なメアド”として末代まで祟られる羽目になるのは必定なので、ゆめゆめならぬものはならぬのであるぞよ。

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愕話§江戸時代の人が二十一世紀に [時間]

“時間”は、過去から現在、未来へと淀みなく流れていって留まるところを知らない。17世紀という過去が21世紀の今と繋がって交流があるなどとは、残念ながらあり得ないことである。

だがSF的興味からすれば、何とか過去の人間と交流できたらなあとは、しばしば考える見果てぬ夢なのだ。

もしも、江戸時代に生きている人が、タイムトラベルで今に現れたら、一番何に驚いたりするのだろうか。

いきなり東京都心に立って周囲を見渡した瞬間、聳え立つ超高層ビル群に肝を潰し、行き交う自動車のスピードに眼を回し、歩いている人たちの姿に驚くことであろう。

江戸時代に3階建て以上の建物はないし、スピードの出る乗り物といえば、せいぜい馬くらいだろうが、江戸市中をそれほど馬がいるとも思えない。

そしておそらくは、溢れんばかりの騒音に耳を塞ぐのではないか、ありとあらゆるノイズが耳を襲ってきて、そのことに驚くような気がする。江戸時代の、例えば日本橋界隈の繁華街であっても、人の声は聞こえるだろうが、それ以外に何が聞こえるものだろうか、そうして考えると騒音に驚く可能性は大きそうだ。

まあいずれにしても、いくら想像を巡らしても何に驚くものか、想像することは難しいだろう。

それに近い……とまではいかないけれど、20年近く訪れていたオーストリアの素朴な田舎に住み続けている知り合いを日本に呼んだらどうだろうと想像したことがあった。

今や、しがない存在になってしまった日本ではあるが、辛うじていくつかは“どうだ!”とさり気なく自慢してみたいものがあって、その最たるものとして、あの“デパ地下食品街”があるのだ。

彼の国のデパートにも食品街はあるけれど、日本のそれのバリエーションと質の高さには目を丸くするだろうし、想像もしなかった世界が広がっているのを目のあたりにするような気がする。

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金話§あれこれ紐付けるのは・・・・・・ [日常]

よく見かけることに、スイカやパスモなどの鉄道カードや、PayPayのような電子マネーカードを、スマホに取り込んで使っている人がいる。

そうしたあれやこれやを、何でもかんでもスマホに取り込んでしまうことにいささかな疑念というか懸念を持っていて、それこそ単純に紛失してしまったら中に入っている貴重なすべてがお釈迦になってしまう。

その他、故障して動かなくなってしまったらとか、不安要素はてんこ盛りになっているのではないかと思うのである。

そんな自分について書くなら、最近はチケットを買う時、手数料が要らないQRコードのチケットがメイルで送られてきて、会場でそれをスキャンするようになっているが、タブレットに取り込んだだけでは不安なので、何ともアナログな話だが、QRコードチケットをプリントアウトして念の為と持参しているのだ。

このあたりが年齢的なものであるのか……そうしたら、若い人でも念の為をしている人がそれなりにいて、ちょっとだけにんまりもしたが。

このところ立て続けにイラっとしたのは、バスの降車時にスイカなどで支払いするのに、前の人が残高不足ではねられてしまい、そこからチャージをするという……後に数人の人が待ちぼうけを喰わされることがあって、そんな優秀な機械を持ちながら、人間のすることはしばしば“抜けて”しまうのである。そこまで紐付けるのだったらオートチャージも設定しておいてくれれば、完璧ではありませんか。

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莱話§ドイツ領のライン河は・・・・・・ [海外旅行]

長いことドイツあたりばかりを旅行してきたが、ドイツ領内を滔々と流れるライン河を眼にしたことは一度もない。まあ、そんな流れの様子を見たからといって「わあ!ライン河だ!すごーい!」と棒読みするのがオチだろう。

というわけで“生のライン河”を初めて見たのは、2001年のこと。訳あってスイス東端の駅から、タクシーでオーストリアに入った時のことである。駅を出てほどなく国境を越えるのだが、スイス側の国境管理を抜けてすぐに、橋を渡ったのだが、その下がライン河であるとすぐにわかった。

ライン河は大雑把に……源流域、アルペンライン、ボーデン湖、高ライン、上ライン、中ライン、下ラインと分けられていて、スイスとオーストリアの国境はアルペンライン(Alpenrhein)と呼ばれるエリアで、眼にしたのはそのライン河だけである。

車窓から見えたライン河は、左右の河川敷までがっちりとコンクリートで固められた、いわばどうってことのない用水路のようなもので、ドイツに入って河幅も広く、水運の盛んなライン河とは雲泥の違いがあった。

というわけで後年、リヒテンシュタインをドライブしていて、ファドゥーツ城まで上がった時に、スイス領との間を流れるライン河を眼にした。

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上の2枚がその時の写真である。

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愉話§一日一句~緑に溺れそう~ [俳句]

季語は・・・若葉

我が家から 多摩丘陵は 若葉かな

【去年の今日】街話§神保巷塵[91]ランチョン~改めて~
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連話§ワタシの酒肴[172]ポテトサラダ [酒肴]

[承前]

脂っこい肉を食べるのに疲れた時、ありがたいのがポテトサラダだったりする。そこそこお腹にも溜まる佳き箸休めといえよう。

我が家のポテトサラダはシンプルで、かつてはハムを細かく切って入れてもいたが、ここ最近はじゃがいも、玉葱、胡瓜だけで、あとはマヨネーズその他の調味料で和えれば出来上がり。

出来立てからうまいのだけれど、翌日とか翌々日のほうが味が馴染んできてさらにうまい。

五十代くらいまでは、元気に食べていたのだが、昨今は食べる絶対量が減って、一度作ったら、3日とか4日は食べることになるので、味の変化が楽しめるのだ。

ご飯のおかずにはなってくれないが、朝食で焼いたトーストに挟んで食べるのがすこぶる佳き。
                               [続く]

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糖話§澱粉質~おかずとしての~ [B級グルメ]

こうした食傾向は日本人だけなのかどうかわからないことに、ラーメンライス、お好み焼き定食などなど、澱粉(でんぷん)質物をおかずにご飯を食べるというものがある。

まあそもそも米という主食におかずという、日本の食習慣に似たシステムが他の国や民族に存在しているものかどうかわからず、ゆえに米食をしているアジアの他の人たちが澱粉質をおかずに食べているものだろうか。

不肖ワタシも類に漏れず、そうした食傾向があることは否定などできない。

町中華の店に行けば、餃子でビールを呑んだ後の締めに半チャンラーメンを注文することしばしばであるし、食べ盛りの頃は蕎麦屋で、かつ丼と蕎麦のセットを頼んだりしていた。

澱粉質同士が合うというよりも、味付けした“おかず”の濃さでご飯を食べているというあたりが正解のような気がする。

ところで、何も考えずに餃子をおかずに、ご飯を食べていたある日、新聞に書かれていた文章を読んだら、それが頭から離れずに残っているのだが……

「餃子をおかずにご飯を食べるというのはおかしい。餃子の皮が澱粉質なのだから、ご飯まで食べる必要などないではないか」
……言われてみれば確かにそうだと、頭では納得したものの、結局は今だに餃子ライスを食べ続けているのである。

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愉話§一日一句~吹き抜けの空間に~ [俳句]

季語は・・・風薫る

風薫る 西口地下の 広場かな

【去年の今日】迂話§電車を乗り過ごせしこと
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異話§竹笋生~七十二候~立夏 [七十二候]

立夏の末候“竹笋生(たけのこしょうず)”である。

花粉症持ちの知り合いが「5月の今頃が一年の内で一番ありがたい季節なんですよね」と、しみじみ述懐していて、なるほどそんなものかと気楽に聞いていたのだが、ある頃から“なるほど、確かにそうなんだな”と同意するようにまった。

別に、花粉症になったとかではなく、そうした季節の流れとか変化を感じやすくなってきたのかもしれない。

若い頃は、多少の寒暖であるとか湿気の多いこととか、そうしたあれこれを物ともせずに過ごしてきたが、そうしたあたりが敏感になってきたということだろう。

若い感性と老いの感性が交錯し、老いの感性へと振れてきた我が身である。

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汗話§スピアーズ対サンゴリアス[準決勝] [ラグビー]

今にも泣き出しそうな、いつ降り出してもおかしくないような曇り空の秩父宮ラグビー場で、ジャパンラグビーリーグワンのプレーオフ準決勝クボタスピアーズ対サントリーサンゴリアスの戦いを観てきた……観客は13,065人。

↓秩父宮から神宮球場を横目に
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↓スピアーズのオレンジが優勢か
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↓前日のワイルドナイツ対イーグルスは16,237人
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お隣の神宮球場では六大学野球の立教対慶應、早稲田対明治の2試合が、その奥の国立競技場ではJリーグ30周年記念スペシャルマッチ鹿島対名古屋も行われるという賑やかさである。

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さて……キリキリと胃が痛くなりそうな緊迫した試合となって、この日も試合時間がハーフタイム含めて2時間を超えた。開始早々の5分過ぎ、危険なタックルでサンゴリアスのツイ・ヘンドリックがレッドカード退場。75分を14人で戦わなければならなかった。



前半、サンゴリアスが10対7とリードして迎えた後半、ようやくスピアーズが地力を発揮してリードを広げたが、ノーサイド(フルタイム)直前にサンゴリアスがトライ&ゴールで6点差まで詰め寄り、最後の1プレイでモールを押し込んで、トライかと思われたが、TMOでボールのグラウンディングが確認できず痛恨の敗戦。

↓先着1万名に配布したスピアーズのブーストシャツ
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この試合も、ゲームが進行していくところを邪魔するかのようにTMO確認が何回か行われたが、レフェリーがTMOに頼り過ぎていないかということと、TMO担当者からの働きかけが遅くないか……改めてビデオ再生確認しているからとは思われるにしても、そうした一つ一つが試合時間を長引かせた要因であろう。

プレーオフということもあって、レフェリーがより慎重にジャッジしようと試みていたのだろうが、結局は両チームも観客もモヤモヤ感が残った一戦となってしまった。

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愉話§一日一句~手伝うつもりか~ [俳句]

季語は・・・絹莢(きぬさや)

絹莢の 筋取りたしと 幼き子

【去年の今日】週話§日曜有閑~女性の社会~
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告話§ビッグイシュー455号発売中! [ビッグイシュー]

ビッグイシュー455号は5月15日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。静かに消えゆく昆虫たちが表紙。

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スペシャルインタビュー ルイス・キャパルディ

リレーインタビュー ダースレイダー(ヒップホップミュージシャン)

特集 静かに消えゆく昆虫たち

今、世界中で昆虫たちが激減しています。ドイツ・クレーフェルト昆虫学会は2016年までの27年間に国内で4分の3以上の昆虫が消え去ったと報告。その後も、世界各地で昆虫の急速な減少を示す研究が進んでいます。

その背景に生息域の喪失、農薬への曝露など多くの理由があります。一方、昆虫たちは植物の受粉、糞や枯葉、死骸の分解など、地球環境を維持するさまざまな役割を担っています。昆虫がいなければ、少なくとも人類は飢えてしまいます。“虫嫌い”の人であってもそれは許容できないでしょう。

デイヴ・グールソンさん(英サセックス大学教授)に「昆虫激減の背景と、共生のために必要な活動」について、石井実さん(大阪府立大学名誉教授)に「絶滅危惧種並みに激減する日本の昆虫たち」について聞きました。また、クレーフェルト・スタディ発表を受けて昆虫保護法を制定したドイツから現地リポートが届きました。

人とともにある昆虫の危機を、乗りこえるためにできることを考えます。

[国際記事]
AIチャットボットの認識には、社会の偏見が反映される

[国内記事]
比叡山、“選ばれし森”でブナに出合う:三浦豊

[連載記事]
原発ウォッチ 2年ぶり、福島第一原発を見学した

浜矩子の新ストリート・エコノミクス
              グローバルサウス そこはどこ? それは誰?

コミック 『マムアンちゃん』 ウィスット・ポンニミット

ホームレス人生相談×枝元なほみの悩みに効く料理
   彼女に振られて立ち直れません☆ちょっとピリ辛なキンピラゴボウ☆

池内了の市民科学メガネ 生育環境が進化を促す!? 町の雑草と田舎の雑草

販売者に会いにゆく 東京・高田馬場駅早稲田口 ヤマノベさん
                              [その他]

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過話§上京五十年~トイレットペーパー~ [昭和]

代々木の三畳間で下宿生活を始めて、半年経ったところで起きたのが、あのトイレットペーパー騒動である。

10月に第四次中東戦争が勃発、そこでOPEC加盟産油国のうちペルシア湾岸の6ヶ国が原油価格を上げた。

そんな中、もちろん何の根拠もない“紙が不足する”という噂が流れ広がって、あっという間にトイレットペーパーが店頭から消えてしまったのだ。当時の下宿にテレビは置いておらず、ラジオのニュースで聞き知っていたはずだが、実感がなかったのは下宿の共同トイレにはペーパーが備え付けられていたのである。

それ以外にも物価の高騰は起きていたと思うが、乏しい仕送りの中で必死に安い食料品を求めてスーパーのハシゴをしていたので、辛うじて切り抜けられたのかもしれない。

その後、トイレットペーパーの不足は、翌1974年春頃まで続くことになったが、幸いにして大きな影響を被らずに済んだ。

《東京のトピックス一覧》
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愉話§一日一句~新茶が届いて~ [俳句]

季語は・・・古茶(こちゃ)

思い切る 残り二匙 古茶の濃き

【去年の今日】週話§土曜有閑~昭和おやぢ発想そのまま~
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週話§日曜枯寂~我、なぜ落ちこぼれたか~ [私事]

中学3年間は、学年で一二を争ったこともある……その中学に関しては、優等生で過ごしたのだが、高校となると話は別なのだ。

一応は地元の進学校……というか選択肢はそれしかなかったのだが。そこに問題なく進みはしたものの。1年生の一学期に挫折を味わうことになった。

数学がさっぱりわからなくなったのである。きっかけは対数あたりだったと思うのだが、最初は理解できていた理屈が、一つ先に進んだらさっぱりわからなくなって放り出し、それっきりでおしまい。

その時のクラス(50名ちょっと)を見回せば、そんな問題を軽々と解いて平然としているのが何人もいて、自分がわからないことと彼我の差を痛感するという合わせ技で、ドツボにはまって抜け出せなくなってしまったのである。

もう、この時点で数学とは距離を取るようになった。それでもまんざら馬鹿でもなかったようで、三角関数や微分積分は“わかった”ような気になったこともないではない。だがそれも、焼け石に水にすらなってくれなかった。

ただ、その程度の理解力では数学の試験もある国立大学文系を突破することは不可能で、路線変更するしかなかったのだ。そして一浪の後、何とか東京都内でそこそこの、自分にとってはまさに望外な私立大学に入れたちゃったのではあったが……。

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愉話§一日一句~そんな年齢か~ [俳句]

季語は・・・青嵐

おずおずと 席譲られて 青嵐

【去年の今日】懐話§修学旅行~高等学校編[下]~
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週話§土曜枯寂~中間テストと期末テスト~ [私事]

小学校の頃のテストは、いつやるか決まっていない気まぐれなものだった。中学に入ってスケジュール化されたテストが行われたのだ。

1学期と2学期は中間テストと期末テストの2回ずつ、3学期は短いので、期末テストのみだったと記憶している。いずれも国語、算数、理科、社会、英語の主要5科目で、1学期の中間テストは、おおよそ今頃だった。期末は6月末から7月はじめではなかったか。

中学に入学してしばらくは、そうしたスケジュールのシステムに戸惑うことばかりで、最初の中間テストは地に足がつかない状態で受けたのだった……そうしたことに対する順応力は決して早いわけではなく、その時の点数も、ほめられるものではなかった。

やっと状況が把握できて本調子になったのは、その時以降で、そこからはコンスタントに結果が出てくれたのだ。とりわけ英語は古今無双とでも言えるような、向かうところ敵なしの結果を出して、本人も実に気をよくした3年間を過ごしたのである。

我が最盛期は短く、中学3年間であえなく終わりを迎え。高校になったら、落ちこぼれて暗黒の3年間を過ごしたのだ。なぜ高校で落ちこぼれたか……明日のココロだ!

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愉話§一日一句~退社時刻間近~ [俳句]

季語は・・・薄暑

午後五時を 過ぎて薄暑の ターミナル

【去年の今日】懐話§修学旅行~高等学校編[上]~
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化話§じじいとばばあ~なぜ気づく?~ [老化]

先月の事である。夕方の電車に乗っていた。座席は空いておらず、立っている人も少なくない混雑模様だった。

その時、我々夫婦に気がついた眼の前に座っていた若い男性が席を譲ろうとしたのだが、特に疲れていたわけでもなく、降りる駅まで10分ほどだったので丁重に辞退したのだ。

それはともかく、なぜ我々夫婦が“高齢者”に足を突っ込んでいるとわかったのかと考えた。もちろん、四十代や五十代に見えるとはゆめゆえ思うことはないけれど、同年齢同士で比べるならば、若く見えるほうだと思われる。

そして、高齢者がお約束で着ているような類の服ではなく、Uニクロのパンツとか、■印良品のすっきりしたシャツを着ていたのだが。

同居人が導き出した結論は“紺のジャンパーが年寄り臭いんでね?”というもので、まあ確かにそうではないかと言えなくもない。せっかくすっきりと着ていた服を、ジャンパーの年寄り臭さが台無しにしていたのだろう……。

いかにも年寄り見える風貌と地味としか見えないジャンパーの合わせ技が、若人をして席を譲ろうと考えて実行に移そうと決心させたのかもしれない。

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我がスタンスとしては、席が空いていればもちろん座るし、仮に乗ってきた乗客の中に、明らかに“老人”あるいはヘルプマークを下げている人が目に入ったら、即座に立って席を譲るくらいの運動神経は残っているのである。

《老化のトピックス一覧》

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恐話§絶叫マシン~64歳までですと~ [老化]

何とも (´・ω・`)なことがあった。ちょっとした熟年の知り合いがSNSに書いているのを見て“あれま!”と思ったことを紹介しておく。

下は、某アミューズメントパークの絶叫系――ジェットコースターなど――マシンの利用基準の一覧である。

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何と!どの絶叫系も“64歳”までしか乗れないということが判明した。64歳だとは、そんな年齢など……とうの昔に通過してしまっているではないか。

齢七十近い身ではあるが、何のこれしきで、乗ってやろうと思えば乗れないことなどはないと思っているが、アミューズメントパークのプロトコルでは見事に外れてしまうのだ……嗚呼。

↓乗りたかったなあ・・・・・・負け惜しみ


ちなみに上の動画が64歳まで制限となる絶叫系の一つである。

というわけで、これまでに乗ったことのある絶叫系は2つ。最初に乗ったのは、TDL(東京ディズニーランド)のスペースマウンテンだった。これは屋内の“宇宙空間”を疾走するもので、個人的には拍子抜けするレベルだったが……まあ、たいしたことはなかった。

2つ目は、浅草花やしきの見た目“しょぼい”コースターだったが、これが怖い。

↓まじで怖い・・・・・・下町情緒をお楽しみください


いや、本当に怖いのだ。何が怖いといえば、太ももを押さえているハーネスが、坂を下りるといささか緩いので身体が浮いてしまうのだ。スピードはというと、40km/h程度だからと侮っていたのだが、それは大きな間違いで、別の意味でスリリングだったのである。

かくして我がジェットコースター体験は上の2つで終了。もはや乗ることは叶わないようだ。

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愉話§一日一句~無謀ともいえる~ [俳句]

季語は・・・燕の子

枝の隙 果敢に攻めて 燕の子

【去年の今日】懐話§修学旅行~中学校編~
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異話§蚯蚓出~七十二候~立夏 [七十二候]

立夏の次候“蚯蚓出(みみずいずる)”である。

4月上旬……あっという間に緑が吹き出し、中旬には初夏の緑が広がって、ゴールデンウィーク前には初夏の風景となってしまった。

既に今、緑の色は濃い。真夏のように噎せ返るほどまでではないが、かなり夏のそれに近くなりつつあるように感じられる。もう、道を歩いていても、日陰がありがたく、できるだけ日陰を拾って歩いていくような時季である。

おずおずと着始めた半袖も、すっかり肌に馴染むようになったのだ。

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楽話§ラグビー~どこで観るか~ [ラグビー]

ジャパンラグビーリーグワンは今週末がプレーオフ準決勝。日本のラグビーシーズンは間もなく終わりを迎える。これまでディヴィジョン1を10試合、2が1試合の合わせて11試合とは、なかなかの精勤ぶりではありませんか。

ところで、ラグビーを生観戦する際に席の選択をどうするのかという問題があって、各人頭を悩ませていることだろう。

それで我々だがどこの席に座ろうかというのは、ずいぶん以前から決まっている。単純に中央付近には座らず、左右どちらかのサイドでおおよそ22mラインからゴール前5mラインあたりを目安にして選ぶのだ。そのあたりだとトライを巡って両チームの激しい攻防を見ることができる。

↓秩父宮最後列通路側で個人として理想的な位置
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要するに“ハーフウェイ・ライン(センター・ライン)”付近に席を取っても、中央ラインでの攻防はまだまだ先があって、中途半端に両側のゴールからは離れているではないか。

↓ゴールまで10mくらい。迫力はあるが前過ぎる
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というわけでラグビーやサッカー観戦に関して“全部いいとこ取り”な席は不可能なので、どちらかのサイドに寄った席を買うことにしている。そしてグラウンド・レベルに近い低い位置からだと、距離は近いが両チームの陣形などは見ることができず、それゆえ高い位置から俯瞰して観たいのである。

もちろん、どんな位置から観たいのかは“人それぞれ”であるのは言うまでもない。

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顧話§今日の歴史~死ぬまで長官~ [アメリカ]

1924年5月10日、エドガー・フーヴァーがFBI長官に就任。

エドガー・フーヴァーは29歳でFBI(連邦捜査局)の長官に就任し、1972年5月2日の彼の死まで、50年近く長官の地位にあった。

大統領をはじめとする多くの政治家は、何とか彼を失脚させようと試みたがフーヴァーはFBI長官の地位を利用して政治家たちのスキャンダルを調べ上げ“有効”に活用したのだ。

ゆえに、第30代カルビン・クーリッジから第37代リチャード・ニクソンまで8人の大統領の誰一人として、フーヴァーを首にできなかったのである……まあ、誰一人としてスキャンダルのない大統領などはいなかったわけだが。

長く地位にあればあるほど、その人間が持つ権力は肥大し、その権力を自分の利益のために使うことは言うを待たない。かくして大統領に仕えながら、大統領に恐れられたフーヴァーなのだった。

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