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愉話§一日一句~鬱陶しくも~ [俳句]

季語は・・・梅雨入り

梅雨入りか 天気予報は 傘模様

【去年の今日】闘話§スピアーズ対ブレイブルーパス[3位決]
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和話§せんべい十枚30円 [和菓子]

奥まった路地裏の実家から裏通りに出ると、小規模な商店街があった。和菓子屋や酒屋、米屋、肉屋と並んでいる中に手焼き煎餅の店があって、生地から自家製造し、店で焼いて売っていた。

店先には、縦長のガラスケースが10個ほど並び、その上には金魚鉢のようなガラスの器が3つほども置かれて、それぞれ焼きたての煎餅が入っていて、香ばしい醤油の匂いを漂わせつつ客を待っていたのだ。

十枚30円、あるいは三枚10円といった値付けで、子どもの小遣いでも十分に買えたのである。もちろん、三枚10円というのは一番安い、プレーンな堅焼き煎餅で、海苔を巻いたやつとか、胡麻煎餅は値段が高くなってしまって、手が出せず、親でも買ってくれれば口に入ることはあったが、稀であった。

そんな煎餅屋の裏には、小さな物干し台のようなスペースがあって、そこに金網が置かれて、真っ白い煎餅の生地を乾かしていたのだ。ちょっかいを出してみたい悪戯盛りのガキではあったが、そうしたものに手を出すものではないと、自然に自覚していた節はある……昨今の回転寿司屋や牛丼屋の騒ぎで炎上するようなことはなかった。

《昭和のトピックス一覧》
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直話§居り尾瀬の日々[2]そぼ降る雨の日は [尾瀬]

山ノ鼻まで、通常の所要時間一時間のところ10分ほど余計にかかったのは、雨で木道が滑らないようにと慎重に歩いたため。おかげで筋肉もハリハリである。至仏山荘で働いている知り合いに挨拶して尾瀬ヶ原に踏み込む。

↓山ノ鼻の十二山神様に詣でて尾瀬ヶ原へ
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もちろん燧ヶ岳も至仏山も姿を隠していて、各地で咲いている水芭蕉の様子を見て回るくらいだったが、どこに行ってもちょっと成長し過ぎと感じた。

↓それでも遠目に見ればまあ何とか
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↓どんよりどよどよな上田代
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↓ようやく牛首分岐。龍宮小屋まで一時間
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気温のアップダウンが激しくて、植物たちがどう対応したらいいかわかっていないようだ。雨の日はこんなものだと割り切って写真を撮るために立ち止まるのは最小限にとどめ、4km先の龍宮小屋へぽてぽてと歩を進めていく。

↓下ノ大堀水芭蕉ポイントに寄ってみたが・・・・・・
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↓竜宮尻の雰囲気のほうが好きかも
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そんなわけだから、湿原に咲いている植物で眼に入るのは水芭蕉、リュウキンカ、猩々袴(ショウジョウバカマ)くらいなもので、それはもちろん知っている花の種類が少ないこともあるのだ。だが、雨の日はしょうがないので、先を急ぐ。

↓猩々袴にはすぐ気がつくけれど
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↓シラサギが端然として
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↓竜宮尻を抜ければ、龍宮小屋まで10分ほど
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↓寒い雨の中、ちょっと辛い尾瀬ヶ原だった
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鳩待峠を出たのが11時少し前で、山ノ鼻を昼頃出発すれば、龍宮小屋到着は14時前……尾瀬は立ち止まらなければ所要時間は短縮されるのだが、そうはいかない場所なのでもある。

↓黄金の泡清水でカンパーイ!
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徐々に衰え行く体力を自覚しつつ、ひと風呂浴びれば夕食の時間……もちろん黄金の泡清水で乾杯だ。
                               [続く]

《尾瀬のトピックス一覧》
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