異話§蚕起食桑~七十二候~小満 [七十二候]
小満の初候“蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)”である。
二十四節気の中で小満とはなのか、意味がつかみにくいと思っている。他の節気名は季節とか気候とかに関連していて即座に意味がわかるのに“小さく満つる”って、本当に何だかわからない。あれこれ調べてみたところで……
山野が緑にみちあふれ、麦刈りの頃となる
……という表現に出合った。要するに見たままの状態を小満と呼んでいるらしいが、どうにもイメージしにくい節気名で、もう少し工夫できなかったものか。
それはまあともかくとして、この春の季節の動きは2週間から3週間ほども早く、とっくに新緑だなどと呼べなくなってしまっている。植物は植物で、季節がそうであるように推移していくわけだが、それにつられて動物たちも営みを急いでいるのではと想像する。
この分では、蝉が鳴き出すのも早まるだろう。あるいはニイニイゼミが5月中に初鳴きをする可能性もないとはいえない。
《七十二候のトピックス一覧》
二十四節気の中で小満とはなのか、意味がつかみにくいと思っている。他の節気名は季節とか気候とかに関連していて即座に意味がわかるのに“小さく満つる”って、本当に何だかわからない。あれこれ調べてみたところで……
山野が緑にみちあふれ、麦刈りの頃となる
……という表現に出合った。要するに見たままの状態を小満と呼んでいるらしいが、どうにもイメージしにくい節気名で、もう少し工夫できなかったものか。
それはまあともかくとして、この春の季節の動きは2週間から3週間ほども早く、とっくに新緑だなどと呼べなくなってしまっている。植物は植物で、季節がそうであるように推移していくわけだが、それにつられて動物たちも営みを急いでいるのではと想像する。
この分では、蝉が鳴き出すのも早まるだろう。あるいはニイニイゼミが5月中に初鳴きをする可能性もないとはいえない。
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