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愉話§一日一句~乾いた陽気~ [俳句]

季語は・・・梅を干す

梅を干す 赤城裾野の 午後の風

【去年の今日】麵話§かけラーメンを注文せしこと
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歩話§込んでいるところにさらに混雑 [日常]

遅ればせながら、ゴールデンウィークの時の話である。ニュースを見ていたら浅草の様子が画面に出てきてのけぞった。



仲見世の通りが人人人で、初詣の時よりも混雑しているように見えたのだ。いくらゴールデンウィークとはいえ、人はどうして同じような場所に群れていくのだろう。

個人的には混雑が激しい場所にわざわざ出向くことはほとんどない。そんな場所に身を置いて楽しいのかというのが我がスタンスである。仮に混雑最高潮の場に身を置いたら、居ても立っても居られず、一刻も早くその場から離れたいと思うのは間違いないのである。

混雑の場に“行きたい”のか“結果的に行ってしまった”のか。そうまでしても行きたいところなのか、というあたりがわからないが、インタビューを聞いていると、何というか、嬉々としてその場にという人もいたりして……理解できない。

もちろん、込んでいるタイミングでしか行けないという事情があるのは重々理解できるが、何もわざわざという思いはしてしまう側なのだ。

人出は経済効果に繋がってくれるから、たくさんのお運びは、生業をしている人たちにはありがたい潤いで、さらにコンスタントな人出であれば、文句はないのであろう。

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南話§台北で指環~北緯25度~ [オペラ]

昔々の2006年9月、台湾は台北の國家交響樂團創立20周年記念で演奏会形式『ニーベルングの指環』上演のうち『神々の黄昏』だけ行ってきた。たぶんおそらく、最も赤道に近いところで演奏された指環ではなかろうか。

ちなみに『ニーベルングの指環』は『尼貝龍指環』で『神々の黄昏』は『諸神黄昏』である。

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台北旅行の計画を立てつつ、チケットの予約に苦労した。確か予約ページは繁体字と英語の選択だったと記憶していて、試しに繁体字のページに入ってみたが、なかなかに手強く、現地のチケットセンターで引き取れた時には、ほっと一安心したのだ。

簡文彬が指揮するワーグナーは、手堅いものだった。バイロイトのピットと同じく、コントラバスが4本ずつ上手下手に分かれる配置だったが、効果的だったかどうかはわからず。

ジークフリート以下、主役を歌ったのは欧米の歌劇場でワーグナーを歌っている歌手で揃えられ、声楽的にも申し分のない上演だったが、欧米組が全員暗譜で歌っていたのに、グートルーネやノルン、ラインの少女を歌った現地歌手たちは譜面台から眼を離せないというのはいかがなものかではある。

とはいえ音楽的には充実したもので、ラインの黄金、ワルキューレ、ジークフリートも聴きたかったと思ったのだ。

3泊4日の初台北滞在だったが、茶館での台湾茶や現地の食事も楽しめて、肩の凝らない旅となってくれた。

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