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週話§日曜有閑~ワーグナー209歳~ [ワーグナー]

1876年、ワーグナー自らが建てたバイロイト祝祭劇場の柿落としが行われ、四部作『ニーベルングの指環』が上演された。

そんなワーグナーの聖地詣を合わせて5回……1991、1997、2000、2008、そして2016年である。内訳は指環通し3、さまよえるオランダ人2、ローエングリン1、トリスタンとイゾルデ3、ニュルンベルクのマイスタージンガー2、パルジファル4、延べ24回である。

通い始めた当初の目論見としては、指環の通し上演を5回観られればなあと考えていた。まあ、あながち実現不可能な設定ではなく、定年後に3回ほど出かければ観られたはずだ。

だが、このコロナ禍のおかげで目論見が完全にくずれてしまった。70歳をめどに3回詣でて、バイロイトとさようならするつもりだったが、この状況の中で、そうすることは無理そうだと判断。今年初め頃に、バイロイト音楽祭に別れを告げた。

クプファー演出の指環、ハイナー・ミュラー演出のトリスタンとイゾルデ、ヘルハイム演出のパルジファル、そしてティーレマンが振った指環。特に、2008年は、指環4演目通しに加えて、トリスタン、マイスタージンガー、パルジファルの後期重量級7つを9日間で観ることができた。これは、一度でいいからやってみたかったことである。

演奏も演出も、それぞれよかったりよくなかったりだったが、上で書いた舞台がバイロイト詣の白眉と言っていい。

s-img086.jpg

一つだけ残念なのは現地で『タンホイザー』を一回も観ることができなかったことだが、これも1989年に東急文化村の柿落としで行われた、バイロイト音楽祭引っ越し公演で観たことでよしとしておきたい。

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