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暇話§一日一句~夏バテの前に~ [俳句]

季語は・・・文月尽

焼肉を はり込む夜や 文月尽

【去年の今日】週話§土曜粛々~ワクチン接種完了2週間~
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週話§日曜有閑~日向を歩いていた頃~ [日常]

まだまだ“傍若無人”だった三十代前半、陽があたる側の歩道を何も考えずに歩こうとしたら、同居人から「いい加減にせい!」とイエローカードが飛んできた。

そこで、ようやく事に気がつく鈍感さとやらで、日向を歩くことは避けるべきことだと学んだ。

そうして四十路、五十路、六十路と、特段に考えずとも、我が足は自然と日陰に向かうようになったのである。

それにつけても海外旅行中、何かと気詰まりな室内を避けて、開放的な戸外で食事をする機会が多い。その時も、太陽光線を避けて、日陰のテーブルを選ぶし、パラソルがあればパラソルの下に逃げ込む。

そうして観察しているなら、あちらの人たちの多くは、直射日光があたる席であっても、おかまいなく座って平然としていることに気づく。それはもうおそらく有史以来、北ヨーロッパの人たちの日光渇望の表れではないかと、しみじみ思ったのである。

夏の間にせっせと日を浴びて“ビタミンD”を蓄えて、灰色の冬に備えるのだろうと想像するが、そのことが常に頭のどこかに存在していて、本能的に日向へ日向へと向かわせるのだろう。

殊更に太陽を浴びずとも、ほぼ一年中、太陽を浴びることができる我々には窺い知れないことである。

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暇話§一日一句~両者向かい合って~ [俳句]

季語は・・・赤富士

赤富士や 今日望月と 対峙して

【去年の今日】章話§写研のホームページが
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週話§土曜有閑~七月終了~ [日常]

6月中に梅雨明けしたおかげで、いきなりの猛暑でスタートした7月だったが、あっという間に明日で終わりとなる。

7月の初めはいつも、梅雨空の中で始まっていたから、今年のように強烈な驚く猛暑で7月が始まったので、頭の中のスケジューリングが完全に狂わされたような気がした。

7月の天気は猫の眼のように変化して、天気予報だけでは判断がつかずで、雨雲レーダーを常に観察しつつ先々の行動に備えるのだ。

8月もこのまま、似たような天気模様が続くのだろうか。

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タグ:日常 天気
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疲話§活動する体力 [老化]

色々と日常活動するための体力が不足してきている。用事や催しで都心に出かける時に、そのことを痛感するのだ。

例えば、このところ秩父宮で何度かラグビーを観ることがあって、ノーサイドの時刻が14時から17時で、ちょうどよくどこかで晩飯をというタイミングにつき、出かける時に「終わったら晩ご飯しますかね」と言い合って出かけるのだが、ゲームが終わって最寄駅に向かう頃には、そんな計画も画餅に帰して、デパ地下で総菜や寿司、あるいは弁当を買ってそそくさと帰宅してしまう。

……まあ、野外に数時間いること自体は疲れるものなのだが。

特に、都心に出てきて晩飯を食べずに帰ってしまうのは、コロナ禍このかた顕著になったようである。半分は面倒なのと、もう半分は、メインの用件で夫婦仲良く疲れてしまっているということが大きな理由である。

五十代の頃は、まだもう少し動けたように記憶しているのだが、加齢プラスコロナ禍での外出激減の影響は否定できない。

そして家に籠ってしまえば居心地がいいものだから、結局は動くことなく過ごしてしまうというのも大きな原因である。そこはやはり反省して、何らかの行動で体力の衰えを少しだけでも押し留めたいものだ。

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街話§神保巷塵[92]岩波ホール閉館 [神保町]

[承前]

1968年2月に開館した神保町の岩波ホールが今日、54年の歴史を刻んで閉館となる。

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初めて岩波ホールを訪れたのは1973年。映画ではなく、越後の瞽女唄を聴く会で、当時は映画上映だけでなく、こうしたパフォーマンスも行っていて、まさに滅んでいく刹那の門付け芸をつぶさに観ることができたのだ。

映画もいくつか観ているが、印象に残っているのはヴィスコンティ監督作品『家族の肖像』だろうか。

仕事場からすぐお近くの存在だったのに、なかなか行けなかったのは、仕事にかまけて……言い訳にもならない言い訳である。

常に岩波ホールがそこにあると思いながら、神保町の地下鉄出入口を行き来していたが、それも半世紀で打ち止めになってしまう。
                               [続く]

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暇話§一日一句~寄り道買い食い~ [俳句]

季語は・・・日の盛

駄菓子屋へ プール帰りや 日の盛

【去年の今日】潤話§尾瀬文月往還[7]長蔵小屋
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過話§土潤溽暑~七十二候~大暑 [七十二候]

大暑の次候“土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)”である。

七十二候をエントリーとして書き始めたのは2010年11月のここからである。

そもそもそれまでは二十四節気どまりで、七十二候なるものが存在しているなど、まったく知らずだったので、反省を込めて七十二候にまつわったり、まつわらなかったりと、何となくな話題をまとめる場にしているのだ。

もちろん時節にまつわるようには心掛けているつもりだけれど。というわけで“七十二候エントリー”も気がつけば間もなく12年となる。

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別話§終活のおはなし~我々はお先に失礼~ [終活]

[承前]

不定期連載を久々に……まあ、中身はそれほど真新しいわけではなけれど。

人生の残り時間が徐々に減っている。増えることなどないとはあたりまえのことで、この先元気で30年も生きられるはずはなく、贔屓目に見積もっても20年足らずか、まあそんなところだろう。

生を享けていた間に何を為したかといえば、はなはだお寒いものがあって、結局はほとんど市井の片隅でひっそりと生きてきただけとしか思えない。

まあせいぜい、選挙の時は必ず投票してきた。そうして不思議だと思うのは「自分が投票に行っても何が変わるわけではない」とうそぶいて棄権する人たちのことで、それはもう変わらなくてもいいと言っているだけである。

何かがおかしいと感じたら、投票することで状況を変えてみる必要がありはしないか。昨今の他の民主主義国家の選挙の様子を見ていると、政権交代を躊躇していないことがわかるだろう。

そうして新しい政権がうまくいかないようであれば、次の選挙で交代を模索するということが当然のように行われる。長期政権は、一見すると安定して安心できるような錯覚に陥ってしまうが、内部的には腐敗が顕著に進んでいて、気がついた時は手遅れになりかねない。

そんな政権を交代させられないのは明らかに我々の責任で、力不足は否めなかった。そんな状況を残してお先に失礼してしまうわけだが“その先”をどう考えていくかは、残った世代の問題で、少なくとも何もせずに“見てるだけー!”ではいられないことに気がついてもらいたいと思っている。我々はとっくに御役御免となっているが、もうひと踏ん張りしようと思っている。
                               [続く]

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暇話§一日一句~暑くて延々と長く伸びる~ [俳句]

季語は・・・草いきれ

田舎みち 一直線に 草いきれ

【去年の今日】潤話§尾瀬文月往還[6]段小屋坂から尾瀬沼
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顧話§今日の歴史~ピーナッツですとか~ [歴史]

1976年7月27日、ロッキード事件で田中角栄前首相逮捕。

この日、田中角栄が逮捕された。総理大臣経験者が逮捕されるのは、昭和電工事件の芦田均以来のことである。

その後、東京地裁、東京高裁で有罪判決を受けたものの、最高裁に上告中の1993年12月に逝去。公訴棄却となったが“首相の犯罪”としては、角栄の秘書だった榎本敏夫の最高裁における判決理由の中で、角栄の5億円収受を認定したのだった。

田中角栄逮捕を知ったのは、夏休みのアルバイトで入っていた尾瀬沼畔長蔵小屋だったのだ。

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尺話§祇園祭の風景 [京都]

3年ぶりに再開が叶った京都の祇園祭も、日曜日に後祭りを無事に終えた。

テレビ中継で、前祭りや後祭りの山鉾巡行の様子を眺めながら、ちょっとだけ時間を明治頃に戻すことを試みることにしたのだが、検索すれば、明治期の祭りを撮影した写真が残っていて、想像の大きな助けとなったのである。

明治期、建物はほとんど木造2階建てで、鉄筋コンクリートの高い建物など存在はしていなかった。なので、その当時の祇園祭の鉾も、立ち並ぶ町家を睥睨しつつ悠然と進んでいくのだ。

↓朝日新聞デジタルより
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町家の2階は、鉾の稚児やお囃子が陣取るスペースとほぼ同じ高さにあるので、守り粽を渡したりすることもできて、見物人と鉾との距離が近かったことを物語っている。

↓朝日新聞より
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そして上の写真が今年の山鉾巡行の様子だが、四条、河原町、御池といった大通りでは10階建てにも及ぶビル群の谷間をしずしずと進んでいて、かつてあったような迫力は失われたと感じてしまう。

それは1954年、怪獣ゴジラが登場した時の身長が50mというもので、当時の日本では彼より高い建築はあまり存在していなかったのが、半世紀も経たない間に超高層ビルが建ち並んでしまい、ゴジラが埋もれてしまう事態に陥ったことと似ていなくもない……か。

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暇話§一日一句~手際よく教えて~ [俳句]

季語は・・・炎暑

道問われ 二つ返事の 炎暑かな

【去年の今日】潤話§尾瀬文月往還[5]弥四郎小屋にて
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別話§終活のおはなし~自動車と運転免許~ [終活]

[承前]

1984年秋に運転免許を取得。今の車が4台目で、ついこの間4回目の車検を済ませたところである。

年齢を考えるなら、今の車が最後で、乗り潰してさようならということだ。後は何歳で免許を手放そうかということだが、自分的には75歳あたりが目処となるかと踏んでいる。いつまでも運転し続けられるわけではない。

まずもって免許そのものを放棄し、身分証明に使える“運転経歴証明書”を交付してもらうか、さらに更新を繰り返すのか……さすがに、車そのものを手放してしまったら、免許を持ち続けていても意味はなさそうだ。

とはいえ、ただでさえ狭い行動範囲が、さらに狭まる可能性は否定できず、車を手放した後をどう動いていくのか、悩ましい問題になっていくだろう。

現時点で、実際にそういう状況になった時にどうなるものか、まったく想像ができておらず、なかなかに微妙なせめぎ合いになるような気がしている。

とりあえず、高速道路を走っての遠距離移動は70歳あたりで打ち止めとし、その先数年は近場の“スーパーカー”で無難かつ不可欠な足の便として活用していくつもりでいるが。

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毒話§腹は減ってもひもじゅうない [歌舞伎]

歌舞伎『伽羅先代萩』の通称“まま炊き”の場面、若君鶴千代と乳人政岡の一子千松の会話の中で、千松が「おなかがすいてもひもじゅうない」と弱々しい声で“つぶやく”場面がある。

そういえば“ひもじい”も空腹であるという意味なのだが「お腹が空いても空腹じゃない」と直訳するならば、ずいぶんと奇妙な意味になってしまう。

そうなると、ここにおける“ひもじい”は、どのような表現なのかと考えてみた……おそらくは「お腹が空いてもみじめではない」あたりが妥当だろうかと思われる。

“みじめ”のところには、他に“侘しい”とか“不憫”といった言葉が入るかもしれないけれど、そこまで考えればまあ……それなりに納得いくのだ。

歌舞伎を観ていると、その時代の言葉遣いに出くわして、そんな風に使っていたのかと感心することがある。例えば“すてき”という言葉だが、今時の使い方としては、肯定的な表現だけになってしまっているところ、ある芝居で、あばら家に入った浪人が「すてきに汚いねえ」と言うのを聞いて驚いたことがあった。

そうして言葉は、しなやかに変化していくのである。

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暇話§一日一句~一番に注文~ [俳句]

季語は・・・冷奴

京の酒肆(しゅし) 嵯峨野老舗の 冷奴

【去年の今日】週話§日曜粛々~バイロイト音楽祭~
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過話§備忘録的な何か~2022年7月25日付~ [備忘録]

7月20日……クマゼミの初鳴きを聞いた。

東京都内で、初めてクマゼミが鳴くのを聞いて驚いたのは、もう20年も前のことになってしまった。図鑑類を見て存在は知っていたが、まさか箱根の関を越えて東日本に生息するようになるとは思わなかったのだ。

まさに地球温暖化の一つの象徴として、日本におけるクマゼミの東進があるということであろう。

そうして、この20年の間にすっかり存在が定着してしまった。この先に低温の時期が続いても、おそらく彼らは生き残っていくことは間違いない。

梅雨明けの変なタイミングに調子を狂わされたのかどうか、アブラゼミの活動がそれほど活発とは感じられない……このところ毎年のように、凄まじい蝉時雨が土砂降りのようなのだが。

そして毎年書いていることに、このところめっきりヒグラシを聞かなくなってしまったことがある。

おおよそ8月半ばの盆過ぎくらいに裏侘しい“カナカナカナ”が聞こえて、秋の訪れを感じさせてくれるのだが、もう何年も聞こえてくることがなく、寂しい思いをしているのだ。

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時話§タイムマシンのルール [テレビ]

タイムマシンに乗って、過去のあれやこれやな黒歴史を消し去りたいと考えたことは何度もある。だが、タイムマシンのルールには過去に戻っても、過去のあるがままにしておかなくてはならないという厳然としたルールが存在している。

過去に向かうタイムマシン・ツアーみたいな話の中で“添乗員”が口を酸っぱくしながら「いいですか、決して何もしないでください。蟻一匹踏まないようにしてください」と言うシーンがあるらしい。

だが……1960年代に放送されたアメリカの『タイムトンネル』というSFドラマには、過去のアメリカの災害現場に現れた主人公が、洪水に流されそうになった少女を救ってしまうということがあった。

その少女の孫が、タイムトンネル計画の予算削減の急先鋒だったのだが、その様子を目の当たりにして「祖母は見知らぬ人に助けられたと言っていた」と語って、今の自分があるのは彼らのおかげと知る……そんなエピソードがあったのだ。

こうなると“何でもあり”ではないかと思えてしまうし、そもそもルールなるものが存在したとしても、それはほとんど無理筋であるとしか思えない。

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暇話§一日一句~日没延々と~ [俳句]

季語は・・・西日

黒富士に 西日まとわる 辛気かな

【去年の今日】週話§土曜粛々~ワクチン接種完了2週間~
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週話§日曜有閑~来週はもう・・・・・・~ [日常]

おや、来週の日曜日は31日ではないか。

暑い暑いと行動範囲は狭まってしまっているが、それでも歌舞伎、松竹新喜劇、オーケストラ・コンサート、ラグビー・テストマッチと遊び回ったのは上々だと思っている。

この先、さらに家に籠るようになってしまっては身も蓋もない。もちろん、あまりの猛暑を避けつつの行動で、年齢を考えながら無理をするようなことはない。それにしても、6月下旬から一気に夏本番になってしまったから、その早いペースに戸惑っているのもまた事実だ。

まだまだ夏は続くわけで、8月になれば立秋だ、秋だ……などと思っても、それは何の意味も持つわけではない。暑さはなおも続く。

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タグ:日常 私事
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暇話§一日一句~雨傘にもなるし~ [俳句]

季語は・・・日傘

我が道を 行く人黒き 日傘かな

【去年の今日】潤話§尾瀬文月往還[4]尾瀬ヶ原下田代
タグ:俳句 日傘
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過話§桐始結花~七十二候~大暑 [七十二候]

大暑の初候“桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)”である。

暑さも本番……いえいえ、一か月も前から“夏い暑”もとい“暑い夏”でしたよね。

というわけで今さら感としか思えない“大暑”という名の節気が始まったわけですが、6月の終わり頃から既に夏空が現れていたことを考えるならば、既視感ビシバシで、7月下旬にしてとっくに夏に飽きた状態になってしまっておるわけです。

まあ、せいぜい日中には水分補給を怠ることなく、夜は冷たい\Ʊ"-ʓ”/をぐびぐび!して、楽しく過ごしていきましょう。

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週話§土曜有閑~やった・・・・・・だけ~ [オリンピック]

開催中から何の興味も持ち得ることのなかった“東京オリンピック”だが、去年の今日が開会式だった。

開会式も閉会式も観ていなければ、その間の競技も観てはいない……まあ、過去のオリンピック中継も(時差の問題もあるが)それほど観ているわけでもない。

そして“レガシー”とやらである。オリンピック開催が決まると、関係者が口々に「レガシ、レガシー」と声高に吹聴していたことを覚えているが、去年のオリンピックにレガシーなるものは存在したのかと聞かれれば、即座に“否!”と返すだろう。

それほどにレガシーなど存在していないことは明白で、そうであるならば、1964年の東京オリンピックで造られた、代々木屋内競技場、駒沢の体育館と陸上競技場、そして武道館の際立つ存在感の前には、今回のオリンピックの“レガシー”とやらなど、吹けばあっという間に消え去ってしまうしかないのだ。

コロナ禍という異常な状況の中、無理矢理“やりましたよ”という印象しか持つことがなかったのである。

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暇話§一日一句~真夏を生き抜く~ [俳句]

季語は・・・蝉の穴

蝉の穴 出て炎天の 試練かな

【去年の今日】潤話§尾瀬文月往還[3]尾瀬ヶ原中田代
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容話§夏の富士 [富士山]

築年数を重ねた、我が中古マンション最大の売り物は、ベランダから見える富士山である。浴室の窓からも見えるので、ポイントは半端なく高いのだ。

冬場に一番よく姿が見えるのは当然で、今の季節は時折しか姿を現してくれない。雲一つない快晴の日の朝方でも山容が薄っすらとしか見えないのは、いささかながらもどかしいといえばもどかしい。

そうして時折だが姿を現す富士山に雪はない。5月中だったらまだまだ豊富な残雪の富士山を見ることができるのだが、6月に入れば、あっという間に雪は消え、黒々とした夏富士を見ることになる。

そんな夏富士だが、意外にもその姿を眼にする期間は短く、早い時は8月上旬に初冠雪となって、薄っすら白い富士山へとお化粧直しになってしまう。

ただし、初冠雪の時期は幅が広くて、8月上旬から10月下旬までと3か月近い。そして11月には根雪となって、半年以上は白銀嶺富士の姿が続くのだ。

自分の家から富士山を見ることができる人がどれほどいるのかは知らない。超高層マンションにでも住むならば、意外と簡単に富士山を見ることができるだろうとは思うが、そんなことのために、20階とか30階の建物の上に住むつもりなどはない……そもそもそんなマンションなど高過ぎて手が出ない。

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調話§エアコン要注意 [日常]

初めてエアコンの冷気を受け留めたのはいつのことだっただろうか。たぶん60年近く前、表通りの商店街が再開発で5階建てのビルに生まれ変わった時だったのではと記憶する。

容赦ない暑さの北関東の町で、一歩店に入ったら、驚くべき涼しさが全身を覆った時、エアコンの御利益に畏れ入ったのだ。これはもう極楽ではないかと、冷気を存分に堪能したのだ。

そこまではよかった……用が済んで、今度は表に出たら、一瞬にして暑さが襲いかかってきた。全身の毛穴が一気に開く、初めてそんな感触を味わったように感じた。

その当時、木造オンボロ平屋建ての我が家にエアコンなどあるはずもなく、昨今の猛暑とは縁もない、最高気温がせいぜい30度くらいだった時代ゆえ、扇風機を回す程度でも、何とかしのいで寝ることができたようである。

かくして、自前のエアコンを設置したのは1980年代に入ってからのことで、コンクリート造りの建物に暮らす以上は、どうしても必要な存在がエアコンなのだ。

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暇話§一日一句~上昇気流~ [俳句]

季語は・・・晩夏

つむじ風 もはや晩夏の 土埃

【去年の今日】潤話§尾瀬文月往還[2]尾瀬ヶ原上田代
タグ:俳句 晩夏
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顧話§今日の歴史~月面滞在21時間~ [歴史]

1969年7月21日、アポロ11号の月着陸船が月面を出発。

月着陸船に乗った二人の宇宙飛行士ニール・アームストロングとバズ・オルドリンが、およそ一日の月面滞在における様々な作業を終えて、地球に帰還するべくアポロ11号司令船に戻っていった。

人類が地球以外の大地に足を踏み入れたのは――まあたぶん――初めてのことで、それだけに巷の注目度は異様なほどに高く、誰もがテレビに釘付けになったのである。

だが、その肝腎のテレビ画像の質が悪く、月面を軽やかに動き回る彼らの姿が何がなし幽霊のようにも見えてしまったのだ。

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寛話§毎年のことですが [日常]

小学校から高校までの夏休みはこの日に始まっていた。心待ちにしていたかと聞かれれば、それはそのとおりだったと思うが、狂喜乱舞してというほどでなく、うれしさはさり気なく押し隠していたような気がしないでもない。

そして、朝の涼しいうちに(エアコンなどあるはずもなかった)夏休みの宿題は粛々と片づけていって、9割がたは7月中に済ませるようにしていた……そんなあたりは、まじめというよりは面倒ごとはさっさと済ませるタイプなのだった。

あとは何をやろうと好き放題。学校のプールが開いている日は、ほとんど毎日のように泳ぎに出かけては、たっぷり2時間は泳いだり甲羅干ししたり、それが一番に充実していたようだ。

外で何か食べられるような小遣いなどもらっているはずもなかったので、昼飯を食べに家に戻りはしたが、食べた後はまた自転車に乗って、どこかへと遊びに行ってしまった。

家にいても暑いだけで、何かやるわけでもないので、外にいるほうがずっと気楽だったのである。そして夕方帰ってくると、さっさと銭湯に行き、家に戻れば夕食が待っていた。意外にもという以上に規則正しく夏休みを送っていたのである。

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