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時話§タイムマシンのルール [テレビ]

タイムマシンに乗って、過去のあれやこれやな黒歴史を消し去りたいと考えたことは何度もある。だが、タイムマシンのルールには過去に戻っても、過去のあるがままにしておかなくてはならないという厳然としたルールが存在している。

過去に向かうタイムマシン・ツアーみたいな話の中で“添乗員”が口を酸っぱくしながら「いいですか、決して何もしないでください。蟻一匹踏まないようにしてください」と言うシーンがあるらしい。

だが……1960年代に放送されたアメリカの『タイムトンネル』というSFドラマには、過去のアメリカの災害現場に現れた主人公が、洪水に流されそうになった少女を救ってしまうということがあった。

その少女の孫が、タイムトンネル計画の予算削減の急先鋒だったのだが、その様子を目の当たりにして「祖母は見知らぬ人に助けられたと言っていた」と語って、今の自分があるのは彼らのおかげと知る……そんなエピソードがあったのだ。

こうなると“何でもあり”ではないかと思えてしまうし、そもそもルールなるものが存在したとしても、それはほとんど無理筋であるとしか思えない。

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