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暇話§一日一句~手際よく教えて~ [俳句]

季語は・・・炎暑

道問われ 二つ返事の 炎暑かな

【去年の今日】潤話§尾瀬文月往還[5]弥四郎小屋にて
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別話§終活のおはなし~自動車と運転免許~ [終活]

[承前]

1984年秋に運転免許を取得。今の車が4台目で、ついこの間4回目の車検を済ませたところである。

年齢を考えるなら、今の車が最後で、乗り潰してさようならということだ。後は何歳で免許を手放そうかということだが、自分的には75歳あたりが目処となるかと踏んでいる。いつまでも運転し続けられるわけではない。

まずもって免許そのものを放棄し、身分証明に使える“運転経歴証明書”を交付してもらうか、さらに更新を繰り返すのか……さすがに、車そのものを手放してしまったら、免許を持ち続けていても意味はなさそうだ。

とはいえ、ただでさえ狭い行動範囲が、さらに狭まる可能性は否定できず、車を手放した後をどう動いていくのか、悩ましい問題になっていくだろう。

現時点で、実際にそういう状況になった時にどうなるものか、まったく想像ができておらず、なかなかに微妙なせめぎ合いになるような気がしている。

とりあえず、高速道路を走っての遠距離移動は70歳あたりで打ち止めとし、その先数年は近場の“スーパーカー”で無難かつ不可欠な足の便として活用していくつもりでいるが。

《老化のトピックス一覧》
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毒話§腹は減ってもひもじゅうない [歌舞伎]

歌舞伎『伽羅先代萩』の通称“まま炊き”の場面、若君鶴千代と乳人政岡の一子千松の会話の中で、千松が「おなかがすいてもひもじゅうない」と弱々しい声で“つぶやく”場面がある。

そういえば“ひもじい”も空腹であるという意味なのだが「お腹が空いても空腹じゃない」と直訳するならば、ずいぶんと奇妙な意味になってしまう。

そうなると、ここにおける“ひもじい”は、どのような表現なのかと考えてみた……おそらくは「お腹が空いてもみじめではない」あたりが妥当だろうかと思われる。

“みじめ”のところには、他に“侘しい”とか“不憫”といった言葉が入るかもしれないけれど、そこまで考えればまあ……それなりに納得いくのだ。

歌舞伎を観ていると、その時代の言葉遣いに出くわして、そんな風に使っていたのかと感心することがある。例えば“すてき”という言葉だが、今時の使い方としては、肯定的な表現だけになってしまっているところ、ある芝居で、あばら家に入った浪人が「すてきに汚いねえ」と言うのを聞いて驚いたことがあった。

そうして言葉は、しなやかに変化していくのである。

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