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暇話§一日一句~真夏を生き抜く~ [俳句]

季語は・・・蝉の穴

蝉の穴 出て炎天の 試練かな

【去年の今日】潤話§尾瀬文月往還[3]尾瀬ヶ原中田代
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容話§夏の富士 [富士山]

築年数を重ねた、我が中古マンション最大の売り物は、ベランダから見える富士山である。浴室の窓からも見えるので、ポイントは半端なく高いのだ。

冬場に一番よく姿が見えるのは当然で、今の季節は時折しか姿を現してくれない。雲一つない快晴の日の朝方でも山容が薄っすらとしか見えないのは、いささかながらもどかしいといえばもどかしい。

そうして時折だが姿を現す富士山に雪はない。5月中だったらまだまだ豊富な残雪の富士山を見ることができるのだが、6月に入れば、あっという間に雪は消え、黒々とした夏富士を見ることになる。

そんな夏富士だが、意外にもその姿を眼にする期間は短く、早い時は8月上旬に初冠雪となって、薄っすら白い富士山へとお化粧直しになってしまう。

ただし、初冠雪の時期は幅が広くて、8月上旬から10月下旬までと3か月近い。そして11月には根雪となって、半年以上は白銀嶺富士の姿が続くのだ。

自分の家から富士山を見ることができる人がどれほどいるのかは知らない。超高層マンションにでも住むならば、意外と簡単に富士山を見ることができるだろうとは思うが、そんなことのために、20階とか30階の建物の上に住むつもりなどはない……そもそもそんなマンションなど高過ぎて手が出ない。

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調話§エアコン要注意 [日常]

初めてエアコンの冷気を受け留めたのはいつのことだっただろうか。たぶん60年近く前、表通りの商店街が再開発で5階建てのビルに生まれ変わった時だったのではと記憶する。

容赦ない暑さの北関東の町で、一歩店に入ったら、驚くべき涼しさが全身を覆った時、エアコンの御利益に畏れ入ったのだ。これはもう極楽ではないかと、冷気を存分に堪能したのだ。

そこまではよかった……用が済んで、今度は表に出たら、一瞬にして暑さが襲いかかってきた。全身の毛穴が一気に開く、初めてそんな感触を味わったように感じた。

その当時、木造オンボロ平屋建ての我が家にエアコンなどあるはずもなく、昨今の猛暑とは縁もない、最高気温がせいぜい30度くらいだった時代ゆえ、扇風機を回す程度でも、何とかしのいで寝ることができたようである。

かくして、自前のエアコンを設置したのは1980年代に入ってからのことで、コンクリート造りの建物に暮らす以上は、どうしても必要な存在がエアコンなのだ。

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