顧話§今日の歴史~月面滞在21時間~ [歴史]
1969年7月21日、アポロ11号の月着陸船が月面を出発。
月着陸船に乗った二人の宇宙飛行士ニール・アームストロングとバズ・オルドリンが、およそ一日の月面滞在における様々な作業を終えて、地球に帰還するべくアポロ11号司令船に戻っていった。
人類が地球以外の大地に足を踏み入れたのは――まあたぶん――初めてのことで、それだけに巷の注目度は異様なほどに高く、誰もがテレビに釘付けになったのである。
だが、その肝腎のテレビ画像の質が悪く、月面を軽やかに動き回る彼らの姿が何がなし幽霊のようにも見えてしまったのだ。
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月着陸船に乗った二人の宇宙飛行士ニール・アームストロングとバズ・オルドリンが、およそ一日の月面滞在における様々な作業を終えて、地球に帰還するべくアポロ11号司令船に戻っていった。
人類が地球以外の大地に足を踏み入れたのは――まあたぶん――初めてのことで、それだけに巷の注目度は異様なほどに高く、誰もがテレビに釘付けになったのである。
だが、その肝腎のテレビ画像の質が悪く、月面を軽やかに動き回る彼らの姿が何がなし幽霊のようにも見えてしまったのだ。
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寛話§毎年のことですが [日常]
小学校から高校までの夏休みはこの日に始まっていた。心待ちにしていたかと聞かれれば、それはそのとおりだったと思うが、狂喜乱舞してというほどでなく、うれしさはさり気なく押し隠していたような気がしないでもない。
そして、朝の涼しいうちに(エアコンなどあるはずもなかった)夏休みの宿題は粛々と片づけていって、9割がたは7月中に済ませるようにしていた……そんなあたりは、まじめというよりは面倒ごとはさっさと済ませるタイプなのだった。
あとは何をやろうと好き放題。学校のプールが開いている日は、ほとんど毎日のように泳ぎに出かけては、たっぷり2時間は泳いだり甲羅干ししたり、それが一番に充実していたようだ。
外で何か食べられるような小遣いなどもらっているはずもなかったので、昼飯を食べに家に戻りはしたが、食べた後はまた自転車に乗って、どこかへと遊びに行ってしまった。
家にいても暑いだけで、何かやるわけでもないので、外にいるほうがずっと気楽だったのである。そして夕方帰ってくると、さっさと銭湯に行き、家に戻れば夕食が待っていた。意外にもという以上に規則正しく夏休みを送っていたのである。
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そして、朝の涼しいうちに(エアコンなどあるはずもなかった)夏休みの宿題は粛々と片づけていって、9割がたは7月中に済ませるようにしていた……そんなあたりは、まじめというよりは面倒ごとはさっさと済ませるタイプなのだった。
あとは何をやろうと好き放題。学校のプールが開いている日は、ほとんど毎日のように泳ぎに出かけては、たっぷり2時間は泳いだり甲羅干ししたり、それが一番に充実していたようだ。
外で何か食べられるような小遣いなどもらっているはずもなかったので、昼飯を食べに家に戻りはしたが、食べた後はまた自転車に乗って、どこかへと遊びに行ってしまった。
家にいても暑いだけで、何かやるわけでもないので、外にいるほうがずっと気楽だったのである。そして夕方帰ってくると、さっさと銭湯に行き、家に戻れば夕食が待っていた。意外にもという以上に規則正しく夏休みを送っていたのである。
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