街話§神保巷塵[92]岩波ホール閉館 [神保町]
[承前]
1968年2月に開館した神保町の岩波ホールが今日、54年の歴史を刻んで閉館となる。

初めて岩波ホールを訪れたのは1973年。映画ではなく、越後の瞽女唄を聴く会で、当時は映画上映だけでなく、こうしたパフォーマンスも行っていて、まさに滅んでいく刹那の門付け芸をつぶさに観ることができたのだ。
映画もいくつか観ているが、印象に残っているのはヴィスコンティ監督作品『家族の肖像』だろうか。
仕事場からすぐお近くの存在だったのに、なかなか行けなかったのは、仕事にかまけて……言い訳にもならない言い訳である。
常に岩波ホールがそこにあると思いながら、神保町の地下鉄出入口を行き来していたが、それも半世紀で打ち止めになってしまう。
[続く]
《神保町のトピックス一覧》
1968年2月に開館した神保町の岩波ホールが今日、54年の歴史を刻んで閉館となる。

初めて岩波ホールを訪れたのは1973年。映画ではなく、越後の瞽女唄を聴く会で、当時は映画上映だけでなく、こうしたパフォーマンスも行っていて、まさに滅んでいく刹那の門付け芸をつぶさに観ることができたのだ。
映画もいくつか観ているが、印象に残っているのはヴィスコンティ監督作品『家族の肖像』だろうか。
仕事場からすぐお近くの存在だったのに、なかなか行けなかったのは、仕事にかまけて……言い訳にもならない言い訳である。
常に岩波ホールがそこにあると思いながら、神保町の地下鉄出入口を行き来していたが、それも半世紀で打ち止めになってしまう。
[続く]
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