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調話§エアコン要注意 [日常]

初めてエアコンの冷気を受け留めたのはいつのことだっただろうか。たぶん60年近く前、表通りの商店街が再開発で5階建てのビルに生まれ変わった時だったのではと記憶する。

容赦ない暑さの北関東の町で、一歩店に入ったら、驚くべき涼しさが全身を覆った時、エアコンの御利益に畏れ入ったのだ。これはもう極楽ではないかと、冷気を存分に堪能したのだ。

そこまではよかった……用が済んで、今度は表に出たら、一瞬にして暑さが襲いかかってきた。全身の毛穴が一気に開く、初めてそんな感触を味わったように感じた。

その当時、木造オンボロ平屋建ての我が家にエアコンなどあるはずもなく、昨今の猛暑とは縁もない、最高気温がせいぜい30度くらいだった時代ゆえ、扇風機を回す程度でも、何とかしのいで寝ることができたようである。

かくして、自前のエアコンを設置したのは1980年代に入ってからのことで、コンクリート造りの建物に暮らす以上は、どうしても必要な存在がエアコンなのだ。

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