潤話§尾瀬文月往還[2]尾瀬ヶ原上田代 [尾瀬]
[承前]
ようやく尾瀬ヶ原西端の山ノ鼻に着いて、ここから6kmほどは平たんな湿原散策である。雨が降ったり止んだり、その都度傘を広げたり畳んだりするのは面倒だが、わざわざポンチョを着用するほどでないので、しかたがない。
それにしてもニッコウキスゲがポツリポツリとしか咲いていないのは何とも拍子抜け……もちろん黄金色の絨毯とまでを望んでいるわけではないが、さすがにもう少しは咲いているとは思ったのだが。どうやら、牛首三叉路からヨッピ川方向に群落があるとは、後になって聞いたこと。
このところ、尾瀬ヶ原の上田代のおもしろさに開眼したので、山ノ鼻から牛首三叉路まで30分もあれば歩けるところを、一時間近くかけてのんびりと眺め歩いたのだった。牛首の上の大堀川から三叉路まで15分ほど上田代の旅が終わった。
平日のゆえに登山客は少なく、山ノ鼻から下田代十字路までの2時間ほどの間にすれ違ったのは30人もいなかったのである。
[続く]
《尾瀬のトピックス一覧》
ようやく尾瀬ヶ原西端の山ノ鼻に着いて、ここから6kmほどは平たんな湿原散策である。雨が降ったり止んだり、その都度傘を広げたり畳んだりするのは面倒だが、わざわざポンチョを着用するほどでないので、しかたがない。
それにしてもニッコウキスゲがポツリポツリとしか咲いていないのは何とも拍子抜け……もちろん黄金色の絨毯とまでを望んでいるわけではないが、さすがにもう少しは咲いているとは思ったのだが。どうやら、牛首三叉路からヨッピ川方向に群落があるとは、後になって聞いたこと。
このところ、尾瀬ヶ原の上田代のおもしろさに開眼したので、山ノ鼻から牛首三叉路まで30分もあれば歩けるところを、一時間近くかけてのんびりと眺め歩いたのだった。牛首の上の大堀川から三叉路まで15分ほど上田代の旅が終わった。
平日のゆえに登山客は少なく、山ノ鼻から下田代十字路までの2時間ほどの間にすれ違ったのは30人もいなかったのである。
[続く]
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