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暇話§一日一句~三平峠へ三十分~ [俳句]

季語は・・・清水

岩清水 見上げる先の 九十九(つづら)

【去年の今日】潤話§尾瀬文月往還[1]鳩待峠から山ノ鼻
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過話§備忘録的な何か~2022年7月20日付~ [備忘録]

7月15日……新しいマウスが届いた。このところ、右クリックが反応しなくなってしまって苦労していたが、とうとううんともすんとも言わなくなって買い替えることにした。

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パソコンに付いてくるマウスはワイヤレスだが、個人的な好みとしてコード付き有線マウスを使っている。ワイヤレスだと電池の消耗を気にすることになってしまうので、有線で気兼ねなく使えることを選んだのだ。

届いた新しいマウスは、先代と同じメーカーの製品だが少し小ぶりである。先代は、やや大きめだったことで、マウスを持つ右手の小指付け根が押されてマメができてしまった。新しいマウスの大きさなら、マメはできずに済むかもしれない。

7月18日……この夏初めてミンミンゼミの鳴き声を聞いた。異常に早い梅雨明けだったからか、生き物の世界もリズムを狂わせてしまったようで、ニイニイゼミばかりが鳴いて、なかなか次のアブラゼミが鳴き始めず。

先週あたりからようやくアブラゼミが鳴くようになって、間を置くことなくミンミンゼミがお出まししたのである。

初鳴きのミンミンゼミは“ミーンミンミンミン”の“ミ”の音が濁っているようで、むしろ“ミ゛ーンミ゛ンミ゛ンミ゛ン”と聞えたようだった。

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大話§枝豆おいしい [枝豆]

枝豆たけなわである。そしてビールのお供には枝豆!と相場が決まっている(個人の感想です

腸の働きを活発にしてくれるようで、夏場の快食快便の源となってくれていたので、それをシーズンオフにもと、冷凍枝豆や惣菜コーナーの出来合いを買って試したりしたのだが、生豆を茹でたやつにはかなわず、シーズン物の新鮮さに感嘆するのみ。

そんな枝豆を茹でるのは呑み助のお役目で、袋から枝豆を取り出すと、莢の両端をちょんと切ってやる。それから茹でるのだが、それまで鍋たっぷりの熱湯でゆでていたところ、この数年というものはフライパンに枝豆を広げ、軽く塩をまぶして、いわば蒸し茹でするのだ。

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これだと水も塩も少なくて済み、さらには湯を沸かすという手間も省けて、調理時間も短くなる……大きなメリットがある。そして、味もまた茹で立ての生豆に軍配が上がってしまう。

かくして、お酒を呑む日の夕方は、これせっせと枝豆を茹でる作業に邁進するのである。

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暇話§一日一句~熟成してきて~ [俳句]

季語は・・・梅酒

暑気払う 去年の梅酒や ソーダ割

【去年の今日】潤話§尾瀬文月往還[0]2年ぶりに
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麦話§食パンは冷凍に [日常]

食パンを買いに行って、最近は7枚切りにしてもらう。翌朝から一枚ずつ食べ始めると、季節にもよるが、4日も経つとカビが出るようになる。

そのあたりを見計らって、カビが出る前に速やかに冷凍庫に入れてしまう。

冷凍した食パンは、朝取り出してグリルに入れて普通にトーストすれば、何の問題もなくトーストが焼き上がってくれる。

歳を取って食事量が減っているので、常温で保存ができない、例えばご飯であるとかパンなどは、残ったらさっさと冷凍することになっていて、それが常態化しているのだ。

可能な限り食品ロスを少なくするべく、せめてもの工夫がそうした冷凍化できるのがありがたく、もちろんそれらもきちんと食べ尽している。

昔の夏場だったら、炊いたご飯を一晩でも放置しようものなら、あっという間に傷んで食べられるものではなかったのに、今は冷凍できるおかげで、消費期限が飛躍的に伸びてくれたのは、ありがたや

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浪話§藤山直美~松竹新喜劇~大阪ぎらい物語 [舞台]

先週の土曜日、藤山寛美三十三回忌追善喜劇特別公演と銘打たれた松竹新喜劇の公演を観てきた。

202207shinbashi.jpg

一、『愛の設計図』
二、〈映像〉藤山寛美 偲面影
三、『大阪ぎらい物語』
   藤山直美ご挨拶相勤め申し候

芝居二つの間に、藤山寛美在りし日の映像を挟んで、一本目『愛の設計図』は、1951年の初演だが1970年の大阪万博に時代を移して当時の世相を背景にした舞台だったが、若い部下を育てようと理不尽に厳しくあたる上司の図とは、今時であればパワハラの誹りを免れず、なるほど、テーマが古びたことを痛感する。上司役の渋谷天外(三代目)も存在感があるわけではなく、冗長な芝居と感じたのである。

寛美の映像の後の『大阪ぎらい物語』が見ものだった。主役は言うまでもなく藤山直美。頑固な母親に大津嶺子、後見の叔父(伯父)を林与一。

大店の娘が、手代との身分違いの恋を成就させようと奮闘する人情喜劇で、2008年にも一度観ている。今回の藤山直美は、7月10日から4日間の休演明け直後だったからか、小気味よく反射神経抜群の台詞回しが冴え渡り、脇の役者まで笑いの渦に巻き込むほどのパワーを見せつけたのだった。

前回観た時も、おもしろかったのは言うまでもないことだが、今回はひと味もふた味も違って見えたのである。

終演後、再び幕が上がり、舞台中央に藤山直美が一人、三十三回忌追善の挨拶があった。何とも充実したお芝居を堪能したが、この先の松竹新喜劇がどうなっていくものか、それが気がかりな関東人だった。

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暇話§一日一句~家まで急ぎ足~ [俳句]

季語は・・・夕立

湯屋を 出て夕立の 予感かな

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清話§食器洗い乾燥機~ブラックボックス~ [日常]

2009年にキッチンのリフォームをした。その時に食器洗い乾燥機(食洗機)も設置、流し下のビルトインである。使い始めて13年が経過したが、まだ動いてくれてはいる。

手洗いだと水の使用量が多く、それに比べると水の使用量が格段に節約できるという。

それは佳きことだとは思うのだが、何しろ洗浄するのに時間がかかってしまう。標準の設定に乾燥30分を加えると、およそ2時間。同居人は夕食後にまとめて洗うので、20時頃に仕掛けて洗い上がるのが22時近くになってしまうのだ。それはそれでけっこうな所要時間ではないか。

どの食洗機もそうだと思うが、窓があって中を見ることはできず、ひたすら洗い上がりを待つのみ……後付けで据置型の機種だったら、前扉が透明ガラスで、内部を見ることはできるのだが。

というわけで、我が食洗機が稼働中にどのような動きをしているものか、わかりようはない。洗い終わるのを待ち続けるしかなく、洗い上がったなら、もちろんきれいに仕上がってはいるのだ。

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天話§七月大歌舞伎~巳之助の矢橋の橋蔵~ [歌舞伎]

梅雨が戻ってきたかのようなぐずつき天気の先週木曜日、七月大歌舞伎第一部を観てきた。

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猿之助の『當世流(とうりゅう)小栗判官』通しである。一度、30年近く前の1993年に、三代目猿之助の舞台を観ているが。ほとんど記憶の外で、どんな筋だったのかをまったく覚えてはいない……強烈な記憶として残っているのは、小栗が暴れ馬の鬼鹿毛を手なづけ、後ろ足で碁盤の上に乗りというところを失敗、落馬した猿之助が後ろを向いて「幕!幕!」と指示をしたことだけである。

そんな印象ばかりが記憶に残っていて、肝腎の芝居は何も覚えてはいないのだ。

というわけで、初めて観るも同然の小栗判官である。さて、序幕から荒馬の曲乗りがある。見ものは碁盤乗りで、安全のためと失敗しないようにと、かつては使われなかった、吊り紐が用意されていて、危なげなく行われた。

二幕……照手姫が匿われている浪七(猿之助二役)宅での、巳之助の矢橋の橋蔵が秀逸。主筋とは関係なく、自由に工夫してもいい役ということか、登場してきた出で立ちと物腰は志村けんを彷彿とさせるボケっぷり。猿之助いじりに始まり、猿之助から「いい役をつけるからと言われて……それがこれ、先月は梅王丸だったし、五月は南郷力丸だった」というぐちり、そして「詫びろ詫びろ!詫びろ!!」などなど、最後は黒御簾に向かって花道の引っ込みの下座音楽への注文まで、客席を沸かせたのだ。

どうも、小栗判官は“添え物”で、脇の話がおもしろかったということになりそうな気がしないでもないが、ともあれ、全編通じて十分に楽しむことができたのは言わずもがなである。

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暇話§一日一句~効果のほどは~ [俳句]

季語は・・・打ち水

打ち水や 午後の匂いの 残りけり

【去年の今日】週話§土曜粛々~今年も京都の祇園祭は~
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過話§鷹乃学習~七十二候~小暑 [七十二候]

小暑の末候“鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)”である。

小暑も末候……お次は大暑である。

出かけなくて済むならそれに越したことはないのだが、何だかんだで一日に一回は近場でも外出しなくてはならない。スーパーマーケットでちょっとした買い物もしなくてはならないし、月に一度は通院するようになってしまって、徒歩圏の“勝手にかかりつけ”の医院に出向いているのだ。

若い頃は、さほどと感じることのなかった直射日光だが、もはや太陽の真下を気ままに歩くことなどはしなくなり、影を拾って歩くようになったのである。

いよいよ……様々なところで自らの老いを思い知るようになった。

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週話§日曜有閑~ありがたき哉エアコン~ [日常]

鉄筋コンクリートの建物にもう40年以上暮らし続けている。最初にエアコンを買ったのは、独身時代のアパート住まいの時。午前様&朝帰りの宮仕えのゆえに、睡眠はしっかり確保せねばと、住み始めた時からコンパクトなエアコンを設置した。おかげで暑さから逃れることができた。

結婚して入居したマンションも、夏が来る前に設置。5階建ての4階だったが、さすがに窓を開けて寝るのは、外気温が変化しやすいこともあるので、睡眠確保を名目に、緩くエアコンをかけることにしていたのだ。

ちなみにかつても今も寝室にはエアコンはなく、引き戸で隔てられている隣の居間のエアコンから冷風を送っている。

これは、直接風が当たらなくても済むというメリットがあって、体に悪影響は少ないだろうと思うのだが。

連日の30度越えに熱帯夜だが、電力需要がピークにある日中の間、エアコンは稼働させることなく、小型の扇風機程度でしのいでいる。これでも一応は節電に協力しているつもり。

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暇話§一日一句~初めてのデート~ [俳句]

季語は・・・宵山

宵山や 浴衣姿の 待ちぼうけ

【去年の今日】突話§富士山~頭を雲の上に出し~
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週話§土曜有閑~氾濫する“様”~ [日本語]

敬語の類を過たず使うことは難しい。わかっているつもりでも、時として間違った使い方をしていたりする。そうであるがゆえなのかどうか、過剰としか思えない敬語の類の乱用が、あちこちで散見されるようになって久しい。

とりわけ目に立つのは、誰彼かまわず“様”付けで呼ぶことで、顕著な例としては、病院で“患者様”と呼んでいるケースがそれだ。日常、人を様付けで呼ぶことなどはない、それこそ“さん”で十分だと思っているので、他人から“○○様”などと呼ばれようものなら、背筋がゾクッとしそうになる。

個人に対してだけではなく、団体名にまで様付けしている様子を見ると、馬鹿にされているんじゃないかとすら思ってしまう。それこそ“株式会社□□様”みたいなやつだ。

そうして丁寧に遇した気分になっているのだろうが、そんな物言いをまともには聞いていられない人間も少なくなく存在する……馬鹿じゃなかろうか。

さらに開いた口が塞がらないのは、新聞に挟まれてくるチラシの中の所在地を説明する地図の中に存在する店舗名に様付けしているケースで、麗々しく洋服の青山様、ロイヤルホスト様、ドンキホーテ様とか……どうよ?

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暇話§一日一句~高齢者です~ [俳句]

季語は・・・梅雨夕焼(ゆやけ)

梅雨夕焼 今日はファイザー 四回目

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告話§ビッグイシュー435号発売中! [ビッグイシュー]

ビッグイシュー435号は7月15日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。キム・ジウォンが表紙。

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表紙&スペシャルインタビュー キム・ジウォン

リレーインタビュー レ・ロマネスク TOBI(ミュージシャン)

特集 海の季節。水中遺跡へようこそ

「水中遺跡」を研究する“水中考古学”が誕生したのは、今から60年ほど前。海や湖、河川、洞窟などの水面下に沈む古代以来の人類史の痕跡は、星の数ほどあります。いま、新たな測量機器や撮影技術、水中ロボットの開発などにより、歴史的な新発見が相次いでいます。

時には、戦争や災害の悲劇的な歴史についても証言する水中遺跡。木村淳さん(東海大学准教授)、中西裕見子さん(大阪府教育庁文化財保護課総括主査)にインタビューしました。

海に親しむ季節。水底に眠る人類の秘められた歴史に触れてみませんか。

[国際記事]
ウィリアム王子のビッグイシュー販売体験

[連載記事]
浜矩子の新ストリート・エコノミクス
               日本のフリーランスはホントに自由な槍か

コミック 『マムアンちゃん』 ウィスット・ポンニミット

ホームレス人生相談×枝元なほみの悩みに効く料理
     男性と上手におつき合いができません☆ミルクゼリーとスイカ☆

「さわるハザードマップ」 視覚障害者にリスク知らせ、避難助ける

池内了の市民科学メガネ ダイコンの上手な食べ方

販売者に会いにゆく スイス『サプライズ』ゲブレミケル
                              [その他]

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富話§豆腐の日常 [豆腐]

また少しばかり食事の量が減ったようだ。数年くらい前だったら食べられていた量が、三分の二ほどしか食べられないようになっている。

そんな中にあって“安定の存在”として豆腐がある。一年三百六十五日春夏秋冬、豆腐を切らしたことがない。

多少、食欲がない時でも、豆腐をどうにかすれば問題なく食べおおせるのはありがたく、我が命脈も豆腐に負うところ大なのだ。

普通に湯豆腐とか冷奴にして食べているが、湯豆腐を食べながら思い出すのは、明治維新の立役者の一人である長州藩出身の村田蔵六(大村益次郎)のエピソードである。

出汁昆布と豆腐を入れた鍋を七輪に置き、それを自分の足元に据えて、酒を呑むことが楽しみだったと聞いた。そうして“豆腐一丁、酒一合”の塩梅を律義に守っていたのだった。

ある日、西園寺公望が京に上って滞在していた蔵六から夕食に呼ばれた。逗留先の宿に向かうところで一人の公家さんに会って、行き先を告げると「村田さんのところに行っても、また湯豆腐でっしゃろ……」と、祇園に誘われたので“そっちのほうがいいな”と訪問をやめたのだ。

そんなその日、蔵六に恨みを抱く暴徒の襲撃を受けて致命傷を負い、一か月後にこの世を去ったのである。危ういところで難を逃れた西園寺は、その後90歳までと長寿をまっとうしたのである。

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暇話§一日一句~急ぎ足で山小屋へ~ [俳句]

季語は・・・半夏雨(はんげあめ)

緑なお 拠水林には 半夏雨

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掛話§執拗な勧誘 [私事]

生命保険については20年くらい前に、一度見直しをして、個人年金保険は残し、不相応と思われる生命保険は解約し、入院保険だけにした。それでかなりの節約となり、ずいぶんとすっきり整理できたと思っている。

個人年金保険を残していたのは、見直しのアドバイスをしてくれた人が「利率のいい時期に加入しているので、これは手放さないほうがいいですよ」と太鼓判を押したからだった。

というわけで、30年以上加入を続け、営々と丹精してしてきた果実が実り、ほんの雀の涙ほどの配当金が入ってきて、やれやれとひと息ついたところで当の保険会社からの営業攻撃が始まったのだ。

元より、今ある以上の新規契約をするつもりなどはないので、放置を続けるしかないのだが、電話ばかりでなく、時には直接訪問に来たりすることには閉口した。

それにしても、老い先短い年寄り夫婦に、かくまで新規契約を取ろうなどとするのか……まあ、徹底して無視を決め込んでいるので、ここのところは、音沙汰がなく、おかげで平穏でいられるのだが。

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旅話§オペラハウスの引っ越し公演の黄昏 [オペラ]

最後に観た海外オペラハウスの引っ越し公演は、2013年9月のミラノ・スカラ座『ファルスタッフ』だったので、おおよそ10年近く引っ越し公演を観ていないことになるようだ。

1980年のカール・ベーム&ウィーン国立歌劇場来日公演以来。ざっと数えてみたら、延べ50団体にもなっていた。ヨーロッパの主要歌劇場……ミラノ、ミュンヘン、ベルリン、ハンブルク、ウィーン、コヴェントガーデン、アメリカのメトロポリタンなどなどである。

1980年から1990年代にかけて、そうした大歌劇場が、一度の来日でオペラ4演目を持ってきていた。まさに壮観そのもので、それらを可能な限り観て観て観まくったのだった。中には初めて観る作品もあったりしたが“誰でも、最初は初めて”とばかりに、果敢に挑戦しては討ち死にしていたのだった。

そのように各歌劇場が覇を競い合ったオペラの引っ越し公演は、バブル崩壊から緩やかに退潮基調となって、3公演から2公演へと規模は縮小し、それまで一か月以上も滞在していたのが、20日ほどで帰っていくようになったのだ。

そんな引っ越し公演を観続けた我々夫婦にとっての白眉は、言うまでもなく1994年、カルロス・クライバーがウィーン国立歌劇場を指揮しての『ばらの騎士』だったのである。

しかも7回も公演を重ねたのだ。我々も必死に資金を調達して、そのうちの3公演を観に行った。その3回が3回とも、違って聴こえたが、そのどれも心に深く刻み込まれたのだった。

その後、バレンボイム率いるベルリン国立歌劇場が『ニーベルングの指環』四夜通し上演という巨大なプロジェクトを実現させたが、その先は、徐々に黄昏ていくばかりと感じ、少しずつオペラ熱も冷めていったのだ。

ただ言えることは、およそ30年ほどの引っ越し公演を鑑賞していた間は、まさに居ながらにして贅沢を享受できた30年だったのである。そして今の日本にはそんな体力が失われていることに気がつく。

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暇話§一日一句~何を買おうかな~ [俳句]

季語は・・・夜店

夜店来て 百円玉を 惜しみけり

【去年の今日】遥話§2年ぶりの尾瀬行~本日より~
タグ:俳句 夜店
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呟話§一言つぶやき~政治家の政治?~ [つぶやき]

しばしば政治家が「政治のことに口を出すな」的な発言をして牽制する……

……ようなことがあるが、そもそも政治は政治家のものではなく、市民国民全員のものにもかかわらず、そうした発言を繰り返すのは、市民国民から政治を遠ざけてやろうという姑息かつ狡猾な考えに基づくものだと常々思っていて、そうした企みにはまることがないようにと厳重注意喚起をしておく。

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顧話§今日の歴史~優勝はウルグアイ~ [サッカー]

1930年7月13日、第1回FIFAワールドカップ開催。

建国百年を記念して建設されたスタジアムに加えて全参加国を“招待”することで、ウルグアイが第1回FIFAワールドカップ開催の栄誉を担ったのだ。

参加国は13……ウルグアイ、ブラジル、アルゼンチン、チリ、パラグアイ、ペルー、ボリビア、フランス、ユーゴスラヴィア、ベルギー、ルーマニア、メキシコ、アメリカ合衆国。日本も招待されていたのだが、昭和恐慌が発生したり諸々の事情で断念。

第1回大会出場という栄誉を逃しただけでなく、その後も出場機会に恵まれず、ようやく初出場を果たしたのは1998年の第16回フランス大会だった。

4、3、3、3と中途半端なブロック分けでの予選を経て、優勝したのは、開催国ウルグアイ。その後、第4回大会でも優勝している。

今年は11月から12月にかけてカタールで開催される。いつもどおりであったらこの時期に行われるところ、高い気温であることを鑑みての、何だかなの開催期間変更が行われた。相変わらず、大組織の上部は実情になど目配せをすることなどしない。

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暇話§一日一句~気楽な日常~ [俳句]

季語は・・・涼し

涼し涼し ハーフパンツの 気兼ねなく

【去年の今日】誤話§小説を読み返してみたら・・・・・・
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過話§蓮始開~七十二候~小暑 [七十二候]

小暑の次候“蓮始開(はすはじめてひらく)”である。

尾瀬ヶ原ではニッコウキスゲが咲き出している。近年は鹿が食い荒らした影響で、尾瀬ヶ原一帯のニッコウキスゲが最盛期を迎えても寂しい状態が続いている。

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2018年と去年と7月中旬に歩いたが、その時もお寒い状況に目を丸くした。写真は2018年7月10日の牛首三叉路付近だが、ご覧のとおりでしかない。

いくら鹿の大好物といえ、何とか勘弁してもらいたいと切実な問題として捉えているがゆえに、昨今は鹿を通せんぼするネットをあちこちに張るようになって、尾瀬ヶ原だけでも延長3kmに及ぶと聞いた

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どれほどの効果があるものか……去年は歩かなかったが、牛首三叉路を左、ヨッピ吊橋方向には、そこそこのニッコウキスゲ群落ができていたようだ。

ネットを張れば見栄えは悪くなる。だがそうでもしないと鹿の侵入を防ぐことはできず、いよいよニッコウキスゲはジリ貧となってしまう。今シーズンは、ニッコウキスゲのタイミングで行くことはないが、来シーズンは鹿除けの効果を確かめに行ってみよう。

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過話§備忘録的な何か~2022年7月12日付~ [備忘録]

コロナ禍に始まり、プーチンのウクライナ侵攻、そして政治家が殺されるという、その一つだけでも過大な心理負担が我々に覆いかぶさってきているのは間違いありません。

そうした報道から少しだけでも距離をおくことで、ストレスを緩和してやる……対症療法でしかありませんが、お互いに“自愛”していきましょう。

7月7日……イギリスのボリス・ジョンソン首相が辞意を表明した。コロナ禍の真っ最中に、首相官邸で頻繁にパーティを行ったり、不誠実な対応に終始していたことが仇となり、最後は閣僚が雪崩をうって辞任したことでの、本人にとっては不本意な辞意表明だった。

元より、この手のポピュリズム政治家は大嫌いだから、テレビで“顔が映るのも嫌”なレベルである。政治に品格が必要かどうかはともかく、何よりも品がなさ過ぎて萎えてしまう。自滅といえば自滅と言えるだろう。

7月8日……奈良は西大寺駅近くで、日本の元首相が選挙遊説中に改造銃で撃たれて死亡した。基より“暴力”による殺人行為は許されるものではないという、大きな前提を置いておく。

だが、彼が在任中に為した様々な行為――森友、加計、桜を見る会――の、利己的でしかない発想は、許されるどころかまさに犯罪行為でもあるわけでそれが司法によって断罪されることなく終わってしまったのが悔やまれる。

それにしても、発砲した犯人が元自衛官で、その母親が“統一教会”に入れあげていた構図は、まさに“飼い犬に手を噛まれる”そのものであろうし、改めて考えるならば、嫌韓を標榜する政治家がその一方で統一教会と手を組んでいたとみなされている歪んだ生臭さよ。

自らの権力維持のためには、そうした矛盾もどこ吹く風で、嫌韓を巷で蔓延させ煽り立てることで、立場を有利にさせるという姑息さもまた許されるものではない。政治家がカルトの類に決してはまり込んではならないのだ。

7月9日……このところコロナ感染者が増加に転じていて、特に東京都内における感染者は増加の一途をたどっている。

↓東京新聞より
coronatyo.jpg

そのことと、我が身の“高齢”に鑑み、この日国立競技場で行われた日本対フランスのラグビー・テストマッチ観戦をドタキャンした。

もちろん観戦に行っても感染せずに帰ってこれるだろうとは思うし、逆となるケースだってあるだろう。これはもう個人の判断でしかない。

というわけで、テレビ観戦をしての結果は15対20での惜敗。最後の最後、同点トライかと思われたが、ノックオンとなって万事休す。この日の観客は、57,011人だった。

7月12日……今日は午前中に、4回目となるコロナウイルス・ワクチン接種を受ける。

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暇話§一日一句~ひっそりとした時間~ [俳句]

季語は・・・木下闇(こしたやみ)

木下闇 熊野古道に 路傍仏

【去年の今日】週話§土曜粛々~ワクチン接種2回目~
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淹話§急須に窮す(独言) [茶]

我が家は“急須”に恵まれない。

今使っている常滑焼の急須も、蓋が壊れてしまい、間に合わせの蓋でしのいでいる。

結婚して以来、いったい何個の急須が通り過ぎて行ったことだろう……すごく気に入って買った急須があったのが、一年もしないうちに割れてしまってそれから急須が長持ちしなくなってしまった。

気に入って買ったやつが割れてこのかた、何となく急須への愛着が希薄なものになってしまったからなのかどうか、食卓の顔としての存在感もまた希薄だと感じてしまう。

日本茶を飲むのはもっぱら同居人で、連れ合いの我が身は、せいぜい一口か二口飲ませてもらうだけのことだが、何とか定着できる急須が出てきてくれないものかと気にしてはいるのだ。

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蹴話§密集の中の・・・・・・何があった? [ラグビー]

ラグビーを観戦している時、わかりやすい反則とそうでない反則があって、例えば、ボールを前に落とす“ノックオン”とか、ボールを前になげてしまう“スロー・フォワード”は見ていてすぐにわかる。

それに比べると、密集の中で反則が起きたことを観客席からこうだとわかることは、多少でもラグビーのルールをわかっている人たちにとっても難しいだろう。

特に“ラック”というボールが地面に付いている状態での密集の中で、何が起きているのか……レフェリーが笛を吹いて、ジェスチャーで起きた反則を示すまで、観客にはわかりようがない。

見た目、同じような密集の動きでも“オーバー・ザ・トップ(倒れ込み)”であったり“ハンド”であったり“ノット・ロール・アウェイ”などなどの反則を見極めるのは無理である。

そうした反則の難しさにラグビー観戦を投げ出してしまうのは何とももったいない話で、そんなことに拘泥していたりすると、試合の流れも楽しむことができなくなってしまうだろう。

ちなみに、もう半世紀ほどラグビーを見ているが、今だにわからない最大の反則に“オフサイド”がある。それも、様々なシチュエーションの中に存在しているものだから、それらを把握して観ることなど不可能なのである。

《ラグビーのトピックス一覧》
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