潤話§尾瀬文月往還[1]鳩待峠から山ノ鼻 [尾瀬]
[承前]
自宅を出たのは7時ちょっと過ぎ。高速を走らせ、ちょうど3時間で戸倉に到着。バスに乗って20分ほどで鳩待峠、休憩所で腹ごしらえをして11時過ぎに尾瀬ヶ原へ歩き始める。何と、カメラを家に忘れてくるという大失態をしでかしてしまった。なので今回の写真はすべてiPod touchでの撮影である。
折悪しく雨が降り出したので、おもむろに傘を取り出す。そこそこの雨であるなら、尾瀬では傘のほうが重宝するのだ。
雨が降ると木道が滑りやすくなるので、いつもより慎重に下っていく。当然ながら、至仏山はガスに包まれてまったく見えない。
平日火曜日なので行き交う人も少なく、山ノ鼻に着くまですれ違ったのは、10人かそんなものだったか。木道沿いの、暗くてじめじめしたところにギンリョウソウ(銀竜草)を見つけた。光合成をしない不思議な腐生植物である。
歩くこと一時間……何となく、押しつぶされた人の顔に見えないこともない岩を木道が迂回するところを通り過ぎた。
相変わらず雨は降り続いている中、山ノ鼻に到着した。所要時間は80分と、いつもより20分ほど遅く、やはりというか慎重に歩いていたことを物語る。
ビジターセンターの温度計は、おおよそ20度を指していた、そしていよいよ2年ぶりの尾瀬ヶ原に足を踏み入れるのだ。
[続く]
《尾瀬のトピックス一覧》
自宅を出たのは7時ちょっと過ぎ。高速を走らせ、ちょうど3時間で戸倉に到着。バスに乗って20分ほどで鳩待峠、休憩所で腹ごしらえをして11時過ぎに尾瀬ヶ原へ歩き始める。何と、カメラを家に忘れてくるという大失態をしでかしてしまった。なので今回の写真はすべてiPod touchでの撮影である。
折悪しく雨が降り出したので、おもむろに傘を取り出す。そこそこの雨であるなら、尾瀬では傘のほうが重宝するのだ。
雨が降ると木道が滑りやすくなるので、いつもより慎重に下っていく。当然ながら、至仏山はガスに包まれてまったく見えない。
平日火曜日なので行き交う人も少なく、山ノ鼻に着くまですれ違ったのは、10人かそんなものだったか。木道沿いの、暗くてじめじめしたところにギンリョウソウ(銀竜草)を見つけた。光合成をしない不思議な腐生植物である。
歩くこと一時間……何となく、押しつぶされた人の顔に見えないこともない岩を木道が迂回するところを通り過ぎた。
相変わらず雨は降り続いている中、山ノ鼻に到着した。所要時間は80分と、いつもより20分ほど遅く、やはりというか慎重に歩いていたことを物語る。
ビジターセンターの温度計は、おおよそ20度を指していた、そしていよいよ2年ぶりの尾瀬ヶ原に足を踏み入れるのだ。
[続く]
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