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立話§教育学科でした~それで~ [教育]

腰を据えてきちんと何かを勉強しようとか、そんな確固たる意志のないまま何とか辛うじて合格して引っかかってきたのが“文学部教育学科”というところだった。

2年次までは基本的な教育学の基礎を学び、3年次からは教育学専攻と小学校教諭資格取得専攻に分かれるのだが、論理的な思考に欠け、他者を教え育てることなど到底できないと見切りをつけ、これまた“でもしか”的に教育学を学ぶことにしたのである。

学んだ知識を使ってたつきの道をどうこうしようというつもりなどまったくないものだから、例えばジャン=ジャック・ルソーであったり、ヨハン・フリードリヒ・ヘルバルトといった教育思想家に関する講義を聞いても、耳に入ることはなかった。

講義でおもしろかったのは教育社会学や社会教育学あたりで、特に教育社会学は、事象を社会学的な見地から読み取っていく、実践的な講座が展開されて、けっこう食いついていた記憶で、それならば純粋な社会学を学んでもよかったかもしれない。

卒業論文も、教育社会学的アプローチでまとめはしたが、明らかに実践的な成果をあげることはできないままに終わった。

そうした経験がかすかにでも残った形で卒業することはできたが、宮仕えを初めて一年もしないうちに、大学時代に学んだらしき痕跡も残らず消え去ってしまったのだ。

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