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愉話§一日一句~艶めいて~ [俳句]

季語は・・・百日紅(サルスベリ)

百日紅の 幹ぬらぬらと 雨の後

【去年の今日】大話§枝豆おいしい
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働話§キャリアアップは幻想か~転職サイト~ [日本]

転職エージェントのコマーシャルや転職サイトが賑やかである。転職すれば誰もがキャリアアップできるような甘言が散りばめられていて、夢のような話のオンパレードなのだ。

だが、ちょっと待て!うまい話には裏がある……そうそう誰も彼もキャリアアップが実現するはずなどないだろう。

とりわけ、日本の企業体質は今だに転職を繰り返していくような態勢になっていると思えないのは、37年半の宮仕えからの実感である。いわゆる終身雇用的なものが日本の企業を形づくっていて、それが機能してきたのだった。

もちろん、先々のことはわからない。ただ日本の企業においては、8割以上の従業員が終身雇用で働き、彼らの蓄積で企業が成り立っていると考えられる……もちろん、その態勢が阻害しているあれこれもあることだろうが。

いずれにしても、終身雇用であれ転職を厭わないことであれ、一長一短があるのは言うまでもないが、転職サイトの甘言に乗せられて頻繁に転職を繰り返すなら、外資系企業では当然のことと受け留めても、既存の日本企業であるなら、履歴書を眼にするや「なぜ転職を繰り返すのだろう?」と訝しく思うかもしれない。

ただし、今は中途入社も積極的に募集している企業も少なくはないけれど。

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連話§ワタシの酒肴[175]とんかつ [酒肴]

[承前]

“ワタシの酒肴”で、とんかつを取り上げたことがあったかな……ダブったかどうか……記憶にないけど……まいっか(←死語

揚げ物が酒、なかんずくビールに合うということは、しつこいくらい繰り返し繰り返し書いてきたことである。そして、うまいものほど危険だということもまた。

酒量も食欲も落ちてきた今、それでもとんかつをつまみにビールをぐびぐびするのは気持ちがいい。

その昔、神保町に学生&若い勤め人御用達の“とんかついもや”なる店が存在していて、ちょっととんかつが食べたくなった時にはお世話になっていたが、五十代を過ぎたある日、完食して満足したのはよかったが、帰宅してみたら夕食が食えず、その日限りでとんかついもやを引退したのだ。

いもやのとんかつは豚ロースが150gから200g近くあったと思われ、それを完食するには“ヤング”のパワーが必須だったのである。

今、とんかつ屋、肉のグラムがメニューに表示されているのはありがたく、もっぱら120gあたりを注文するが、150gあたりを上限とするが、さすがにそこまでの量だと頑張るしかない。

そうして、数切れに切り分けられたやつを、まずはビールと日本酒で4切れほどいただく。そして最後の2、3切れでご飯を掻っ込むのがお決まりだ。
                               [続く]

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愉話§一日一句~食欲半減~ [俳句]

季語は・・・夏負け

夏負けて 湯漬けやうやう 納めけり

【去年の今日】浪話§藤山直美~松竹新喜劇~大阪ぎらい物語
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租話§ふるさと納税に断固反対する [日本]

ふるさと納税という“寄付”をすると、確定申告で住民税から還付を受けることができる。

だが、これが大問題で、寄付をした人間が住む自治体の住民税が減っていくことになるのだ。しかも、そんなふるさと納税のノウハウを指南するところまであるに至っては何をかいわんや!

顕著なのは世田谷区で、およそ97億円が流出していってしまった。これこそ由々しき問題で、こうした状態が頻出するようでは健全な財政運営などできるはずがないではないか。

こうした“からくり”に気がついて以降は、ふるさと納税に関しては断固反対の立場をとってきている。

そして税制の詳細に詳しいわけではないが、この先もふるさと納税を継続したいのであれば、住民税からではなく、国税から還付すれば?という考え方もあるのではないか?いやそれは税制の流れからしておかしいというのなら地方交付税という存在だってあるのだから、税収増に頭を悩ましている自治体に対する救済方法として有効ではないかと思うのだが。

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索話§スマホが変えた旅行の形 [海外旅行]

コロナ禍が落ち着いたとはいえないのだが、外国人観光客の姿を見ることが珍しくなくなった昨今である。

そして彼らのほとんど全員がスマホを手にしていて、まさに魔法の絨毯よろしく、彼らを目的地に誘ってくれるのだ。

スマホ以前、観光客が手にしていたのは、紙の地図かガイドブックだが、それは実に心許ないもので、まずもっと自分の現在位置が把握できるわけではなく、もちろん表示板の類を見ても、わかるわけでないことのほうが多い。

数年くらい前までは、道に迷っていそうな外国人観光客を見かけたら、ヘルプしてやったことも少なくなかった。だが今や、そんな道案内を手伝うことなど余計なお世話ではと思うようになってしまった。

そうして旅行者たちは何とか目的地にたどり着いて、念願を果たすのだが、それもまたネットのレビュー頼りだったりするのもまた、しかたのないこととは思いながら、その選択を見ていると正直首を傾げてしまうこと多々なのである。

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異話§鷹乃学習~七十二候~小暑 [七十二候]

小暑の末候“鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)”である。

既に、東京の日の出時刻は4時半を過ぎ、5時に近づきつつある。

夏至を挟んで1か月半ほどだが、日の出の太陽が北側の窓から入るようになるので、本の背表紙に当たらないように、カーテンを半閉じにしてやる……朝の太陽は本当に眩しいのだ。

5時前に眼が覚めると、窓の外で一日が始まっていく様子を見ることができる。朝の散歩をする人、朝刊配達を終えて帰っていくバイク。始発バスで出勤していく人と、毎日変わらぬ朝の風景が展開していく。

気温はとっくに25度を超え、今日もまた猛暑日かとうんざりするのである。

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過話§備忘録的な何か~2023年7月18日付~ [備忘録]

7月3日……夕方、ニイニイゼミの“ジーーーー”という持続音の初鳴きを聴いた。例年だと6月中には初鳴きしていると思うが、まさに盛夏の先駆けである。我が家周辺の“蝉の夏”はニイニイゼミが先駆けである。

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夕方、風呂に入りながら電子音的な彼らの鳴き声を聞くと、本格的な夏到来を実感するのだ。

7月13日……アブラゼミが鳴いていたようだ。そして今年の初鳴き。鳴いていたのは一匹だけだったから、それほどうるさいという感じはしなかった。

いずれほどなく、一大勢力となって蝉時雨を降らせることになるだろう。

7月14日……そしてクマゼミが“シャーシャー!”と初鳴きしているのを聞いた。

新しい世紀になった頃、箱根の関所破りを果たし、我が家あたりで鳴き出した時は耳を疑った。まさか関東周辺まで進出してくるとは思いもよらないことだったのである。

7月17日……早朝、ミンミンゼミが鳴き出していて、これでツクツクボウシ以外、我が家周辺で鳴く蝉が勢揃いしたことになる。

もう一種類、ヒグラシがいたはずなのだが、残念ながら、もう何年かヒグラシは鳴いてくれず、一番に風情を感じさせてくれる鳴き声の持ち主なので、さすがにこれは残念なことだ。

どこからかフラリと飛んできて鳴いてくれないものか。

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愉話§一日一句~朝顔の柄で~ [俳句]

季語は・・・絵日傘

絵日傘が一人 骨董通り行き

【去年の今日】週話§日曜有閑~ありがたき哉エアコン~
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練話§京都祇園祭・・・・・・本日山鉾巡行 [京都]

土曜日の“宵々山”に始まって、宵山は土曜日。前祭の山鉾巡行が行われる17日は海の日で祝日という巡り合わせゆえ、京都はさぞかし混雑の極みであろう。

山鉾巡行を観たのは1回だけだが、宵山は2回歩いている。最初に歩いた時は、四条通で突然のゲリラ豪雨に見舞われてしまい、慌てて雨宿りをしたこともあった。

そして京都の夏である……何より暑い、本当に蒸し暑い。動かずにじっとしていても、じわりじわりと汗が噴き出してくる。

そんな中、京都の大学に通っていた高校時代の同級生の下宿に転がり込んで四条烏丸を中心にした山鉾町を辻から辻へと、せっせと歩き回ったのだ。

そこには、京都という“千年の都”ならではの、長く継がれ継がれてきた、様々な事象を眼にすることができたのは、関東平野の北の端に生まれた身にとっても十分に刺激的な体験ではなかったか。

《京都のトピックス一覧》
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闘話§七月大歌舞伎昼の部~宙乗り中車~ [歌舞伎]

七月大歌舞伎昼の部を観てきた。三代猿之助四十八撰の内『菊宴月白浪~忠臣蔵後日譚~』を、市川中車が主役の定九郎を務めた。原作は鶴屋南北。

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早野勘平に撃ち殺されたはずの斧定九郎が、浪士討ち入りの後も生き残って御家再興のために奔走するという“義士外伝もの”なのだが、ただの外伝ではなく、あちらこちらに忠臣蔵の場面や台詞が散りばめられてのパロディー劇として楽しむものである……仮名手本忠臣蔵だけでなく、伽羅先代萩から摂州合邦辻、はては河内山の台詞まで使われていて、これはもうある程度は歌舞伎観劇経験がないと理解できない“応用編”であると思ったのだ。

もしもこれを20年前に観ていたら、訳若布だったことは間違いなく、よくも20年の間を頑張って観続けたものだと、我が身を褒めたい。



さて、塩谷(塩冶)家が高野(高)家の家宝を巡って芝居は進むのだが、主要な役を若手が務めているがゆえかどうか芝居が薄味に進んで、南北が目指したパロディーが活かされているとは思えなかった。筋立てもあっちへ飛んだりこっちへ来たりと、もっと本編に筋が通っているように作り込んでくれればよかったのに。

獅子奮迅の舞台を見せたのは主役の中車。大げさに言えば澤瀉屋存亡の危機にある中、歌舞伎役者として11年の意地を見たような気がする。前回も加古川を務めた笑也の存在感が際立っていた。猿弥の仏権兵衛、壱太郎の金笄のおかる。定九郎の父九郎兵衛を『半沢直樹』などに出演していた浅野和之が務めていたが、わざわざ新劇役者を使う必然があったとは思えず。

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上手と下手の天井にロープが渡され、下手から大凧の宙乗りで上がり、下手から最初は大凧に乗っていたのが、途中で落ちるところを傘を広げて着地。これはダイナミックな見ものであった。

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週話§日曜枯寂~耳掃除の顛末~ [健康]

先月下旬、左耳の中が、ガリゴリと音が出るようになった。そういえば、長いこと耳掃除をしていなかったのだ。そもそも多くの耳鼻科医が「耳掃除をあまりしないように」と注意喚起しているではないか。

同居人にお願いして見えるところだけは取り除いてもらったが、さらに奥で音がしている。さすがに音が出続けるのは困るので、用事があって外出したタイミングで耳鼻科に赴いた。

待つこと一時間。耳を見た医者が「ああ、奥のほうにありますねえ」と言うや、吸引器具でさっと吸い取っておしまい。治療時間は数分足らずである。お代は1400円也。

どれほどの耳垢があったのか、大昔に除去してもらった時は、耳の穴にぬるま湯を注入し、柔らかくなったところで耳垢を取り出したのだが、吸引されてはわからない。

というわけで、耳の中がずいぶんと軽くなったようだ。そういえば、耳垢が溜まっていて外耳の奥が狭まっているからかどうか、少しばかり気圧に敏感になっていたようで、電車が切通しのような場所を通り抜ける時に、耳の奥が鳴ったりしていて、それもまた耳垢のせいであったのか。

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愉話§一日一句~尾瀬ヶ原からもはっきり~ [俳句]

季語は・・・夕立

夕立や 至仏沢筋 白く伸び

【去年の今日】富話§豆腐の日常
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告話§ビッグイシュー459号発売中! [ビッグイシュー]

ビッグイシュー459号は7月15日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。マネスキンが表紙。

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表紙&スペシャルインタビュー マネスキン

リレーインタビュー 李琴峰(小説家)

特集 20代女性のポリティクス

2022年7月の参議院選挙の投票率は52.05%。中でも10代は35.42%、20代33.99%、30代44.80%ときわめて低い。選挙だけでなく、若い人たちが政治に関心をもち、政治に自分たちの意見を反映しながら、誰もが住みやすい社会にするためには何をどのようにしたらいいのだろうか? そう考え、政治を身近なものにしていく活動を始めたり、自身が政治家になった、4人の20代女性に注目し、取材をした。

岩本菜々さん――若者の住まいや労働、奨学金などの問題に取り組み「奨学金帳消し」プロジェクトなどを進める。

能條桃子さん――若者の政治参加を促す活動に取り組み、今年春の統一地方選挙では若い女性議員を増やす「FIFTYS PROJECT」を立ち上げ、29人中24人が当選。

酒向萌実さん――クラウドファンディング事業を行う「Good Morning」で活躍後、今年春、武蔵野市の市議会議員に当選した。

藤田香澄さん――ごみリサイクル率日本一を達成した鹿児島県大崎町に移住。今年春、女性初の町議会議員にトップ当選した。

[国際記事]
無料でヘアカットを提供する“天使の散髪屋”

[世界短信]
滝田明日香のケニアだより
            麻酔銃で眠る野生動物、リバース剤で起き上がる

[連載記事]
浜矩子の新ストリート・エコノミクス
            グリードフレーションの誘惑をはねのけられるか

コミック 『マムアンちゃん』 ウィスット・ポンニミット

ホームレス人生相談×枝元なほみの悩みに効く料理
 3回振られた人に最後の告白を☆セミ・ドライ・トマトのパスタサラダ☆

池内了の市民科学メガネ 「シマウマ」の縞模様

販売者に会いにゆく 東京・品川駅 販売者大塚留久男

監督インタビュー 『わたしたちの国立西洋美術館』大墻敦監督
                              [その他]

《ビッグイシューのトピックス一覧》
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週話§土曜枯寂~我が宗教なるもの~ [宗教]

一応は実家のあった町の寺に家の墓はある。ゆえに、第三者から見れば、あるいは統計上は仏教徒として扱われていることだろう。

だが、自分としてはどうなのかと問われれば“無宗教”という立ち位置だと任じている。ちなみに“無神論”と“無宗教”は別物である。神様がいるかどうかということとは別に、神社で手を合わせもするし、そのあたり微妙な立ち位置である。

定年退職の年に、3年ほど応募し続けていた都営霊園の散骨墓地に夫婦二人そろって当選した。よって実家の墓には入らない。もちろん、戒名などもなく、無宗教で埋葬されるのだ。

死後の世界がどうだとかこうだとか、その類のこともほとんど信じることはしないし、自分自身の意識が消えた後は“無”でしかない。

そりゃあ、宗教によって心の平安を保つことができる人もいるだろう。だが始末の悪いのもまた宗教で、特に新興宗教の性質(たち)の悪さについては、もはや宗教などではなく、人の弱みにつけ込んで単に金をせびり取るだけの機関であると断じるしかないのである。

《私事のトピックス一覧》
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愉話§一日一句~雨にかまけて~ [俳句]

季語は・・・半夏雨(はんげあめ)

ゴミ出しを つい失念し 半夏雨

【去年の今日】旅話§オペラハウスの引っ越し公演の黄昏
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紅話§カンパリソーダLOVE! [酒]

いつの頃からか、カンパリのソーダ割りが好みになっていた。ミーハーだと言えなくもないが、あの赤い液体にそそられてしまう自分がいるのだ。

酒好きの言い訳になってしまうが、カンパリは胃にいいと言われている。製造元が原材料を公開していないが、一部だけ公表されている中に、コリアンダーやキャラウェイ、オレンジピールといった胃によく、整腸作用もある薬草が含まれている。

だから食前酒にはうってつけで、まず1杯がカンパリソーダであることは少なくない。

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といって、意外にも自宅でカンパリを呑む機会は多くなく……一番の理由は手近な店にカンパリを置いていなかったりするからなのだが、炭酸水もこの数年は頻繁に家で飲むようになったが、それまでは飲んでいなかったので、それとそれの合わせ技で、自宅カンパリをしていなかったのだ。

帰り道、笹塚で電車を降りて軽く呑みに行っていたバーには、カンパリを生搾りのライムで割るという絶妙なカクテルがあって、それを目あてに通っていたが、惜しくも閉店してしまった。

《酒のトピックス一覧》
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定話§大学の学部選び [教育]

大学では文学部教育学科で学んだ。確たるモチベーションがあって専攻したとか、そんなことなどまったく考えず、同じく文学部系統をいくつか選んで受験したら引っかかってきたのが、教育学という専攻だけだった……かなり正直に白状するなら、一浪している間に志望がわからなくなってしまった。

いかに先々のビジョンを持ち合わせていなかったか、バレバレではないか。自分の適性がどこにあるものかもまるでわかっておらず。一応は何ちゃって進学校だったから、3年の時に進路指導はあったはずだが、教師もおざなりなアドバイスしかしてくれなかったという記憶である。

教育学科に入った当初は、殊勝に教職の道に進もうと考えたりもしたが、ある年の4年生が教育実習をする現場を見て“こりゃあ、自分はできない”と見切りをつけた後は、さらに混迷を深めていってしまった。

そんな宙ぶらりんの大学生活を、ほぼ4年間続けた挙句、就職活動まで迷走することになったのは我が身の不徳である。

卒論の提出も済み、年末も押し詰まった頃になって、辛うじて卒業後の進路が決まったが、これはも悪運が強いとしか言いようがない。

追記:遅まきながら、自分が何を専攻したかったか……それは、大学を卒業して会社に入り、仕事していく中でわかってきた。たぶんおそらく、社会学的な何かなのだが、気づくのが遅過ぎである。

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愉話§一日一句~ひんやり冷やして~ [俳句]

季語は・・・水無月

“水無月”や 京都老舗の 店の列

【去年の今日】顧話§今日の歴史~優勝はウルグアイ~
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悼話§享年六十一・・・・・・ [追悼]

先月中旬のこと、SNSで薄く繋がっていた知り合いが急逝した。詳しい病名や様子は知らないが……61歳という、還暦を過ぎたばかりの逝去だった。

当たり前といえば当たり前のこととして、年齢の順で旅立っていくものだと思っているので、毎度毎度のことながら自分より年若い人間の死は、何ともやりきれないものがある。

自分自身を考えても、この先20年も30年も生きるなどとはほとんど考えられなくなってきてしまった。もう既に、いつお迎えが来ても何もおかしくない年齢になっているのだ。

今時は、七十代で亡くなっても“ちょっと早い”と感じてしまうこと多い。八十代になってようやく“寿命”と考える昨今ということか。

達者でいるのなら、八十代の人生も悪くはないと思うが、多くの人の手を煩わせるような状況となると話は別なのである。

まあ、人生が自分の思い通りに幕引きとなってくれるとは限らず、ここまで来てしまえば“なるようにしかならない”と考えるしかない。

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鳥話§ホーホケキョ!~ウグイス鳴く~ [日常]

今年の寒い時期から、我が家の周りでウグイス(鶯)が鳴き続けている。一羽なのか複数なのかはわからないが、一羽だったら場所を頻繁に移動して鳴いていると思われる。言うまでもなくウグイスなどの飼育は禁止されている。

2月、3月の鳴き初めは、どこか覚束ない鳴き方で“ホーホケキョ”が中途半端に終わってしまって……例えば“ホーケキョ”といった感じだろうか。

それがゴールデンウィークのあたりから“正調”で鳴けるようになってきたのだ。

↓もっと端整に鳴いてくれてますよ


そして夏になっても……こんな時期まで留まって鳴くものかと思うけれど、今だに鳴き声がどこかからか聴こえてくる。本当にこれまでは夏のウグイスなど聴いたことがなかったのが、7月に入っても聴こえてくる。あるいは、このところの気象の変動で、生物の行動にも変調が生じているものか……。

まあ、春先は5月頃までのウグイスは風情を感じさせてくれるが、7月という盛夏になっても鳴き続けられると、さすがに食傷してしまうのは、仕方がないことではある。

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愉話§一日一句~既に存在感はない~ [俳句]

季語は・・・夏掛け

夏掛けや あまりに軽き 寝苦しさ

【去年の今日】過話§備忘録的な何か~2022年7月12日付~
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異話§蓮始開~七十二候~小暑 [七十二候]

小暑の次候“蓮始開(はすはじめてひらく)”である。

暑い!暑いぞよ!!

“夏は暑いのがあたりまえ”と身も蓋もないことを言う人がいたが、じゃあどうしたらいいのさ?である。

高校生の時まで暮らした実家は、戦前に建てられた本当に朽ち果てそうなオンボロ家で、小都市のど真ん中に数軒の長屋が寄り合った、そんな一軒なのだったが、もちろんエアコンなどあるはずもなかった。障子を開け放てば、ほとんど素通しとなって、扇風機を回せば何とかしのげたのだ。

もっとも、暑かったといっても、半世紀以上前はそこまで気温が上がることもなく、せいぜい“普通に暑い夏”程度で済んでいた。それが今は、北関東の外れが高温記録地域と化してしまったのだ。

そんな暑さをエアコンなしで過ごせたのは、おそらく年齢的なこともあったかもしれず、同じ状況を今現在に持ち込んでどうなるか……古希を目前にした高齢者にはきつい夏であるのは変わらないかもしれない。

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逍話§最後の登山靴 [尾瀬]

今履いているのは、登山靴というにはいささか大げさな、浅めのトレッキングシューズみたいなやつである。おそらく最後の山靴になるだろう。

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登ろうと思えば――登らないが――燧ヶ岳や至仏山ぐらいなら無問題だし、真っ平らな尾瀬を歩くには十分過ぎるのだ。

アルバイトをしていた頃は、身分不相応なくらい足首までの立派な登山靴を履いていたが、まさに“宝の持ち腐れ”というやつだった。

その後、しばしのブランクがあって、久々に山靴を新調したのが定年退職で尾瀬行をした時。あまり大げさな靴は……と考えて選んだのが、写真にあるようなタイプの靴である。

重さもほどほど、そして足首の下までの靴なので、足首の自由が利いてくれるのはありがたい。そしてまあ“身分相応”かなと思う。

尾瀬ヶ原を歩くのであれば、ウォーキングシューズ程度のほうが楽といえば楽なのだが、ほんの少々とはいっても、山道のようなところも歩くわけで、そんな時に雨に降られでもしたら、さすがに困ったことになってしまう。いくら楽な山とはいっても、足回りはきちんとして臨むのに越したことはないのだ。

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愉話§一日一句~さり気なく吹き過ぎて~ [俳句]

季語は・・・日傘

坂道を 下りる日傘に とほり風

【去年の今日】蹴話§密集の中の・・・・・・何があった?
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街話§ヨーロッパの大都市を訪ねる [海外旅行]

初めてベルリンを訪れたのは1998年の冬だった。我々にとって、それまでに訪れた中で一番の大都市である。人口は四百万人近くで、横浜市とほぼ同じである。

さすがに大都会だと驚いた。それまで訪れた中での大都市はミュンヘンで、人口147万人は京都と同じくらいだ。

人口100万と400万人の都市とは、やはりというか規模がまるで違っていて、個人的には京都やミュンヘンくらいの規模の都市のほうが“使い勝手”がいいと感じるとは、何回か書いた気がする。

その程度の都市だったら、ある程度徒歩で目的地までたどり着けるけれど、ベルリンは東西に長く、おまけに旧東ベルリンと旧西ベルリンの間に広大なティアガルテンという公園が広がっているので、Uバーンがバスを利用するのが必須なのだ。

そして大都市は、その場所その場所で表情が違う。だが、やはり都市の像を結びかねる……そんな大きさなのだ。だから、都市の規模を把握することが容易なミュンヘンあたりの街歩きが楽しいのはそういうことではないか。

6年前、最初で最後のオランダはアムステルダムに行った。人口は、80万人そこそこだが、妙に人が多く、人口以上に大都会という印象を抱いた。人が多いのも当然で、見渡せば観光客だらけの町がアムステルダムなのだった。

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優話§有給休暇三昧 [私事]

宮仕え37年半のうち、前半20年近くは、有給休暇を取るどころではないくらい、年に一度でも取れたことがあったかというくらいの忙しさだった。

それほどガチガチの会社人間などではなかったが、それでも仕事に穴を開けるということは避けようと思った、その結果が会社に出て行くことだったのである。

まあ、そういう勤務をしていても何とか働き通せるくらいのタフさと健康は維持できたのだ。

それがまあ、自分的にはずいぶんと余裕ができたと感じた最後の17年ほどの間だが、不思議なことに有給休暇を取ることは少なかった。せいぜい、年末年始休暇の始まりと終わりに一日ずつ足したり、ゴールデンウィークの中の平日の穴埋めに使ったり、後は夏季休暇に一日か二日足して伸ばしていた。

だから最後は年間65日持っていた有給休暇だが、実際に取得したのは一年で10日あったかどうかではなかっただろうか。

ただし、さすがに定年退職までの一年ちょっとは、積極的に有休消化に努めた。会社の年度替わりは5月、6月からは新たな年度となって65日の有休が付与された。それを退職する9月半ばまでに50日ほど消化した。そのうちの14日は定年退職旅行に充て、後は残務処理の間に適当に休んだりしたが、それでも15日ほど残ってしまった。

定年退職時点で残った有給休暇は、会社が買い上げてくれるということで、それが支払われたのは退職から2か月後のことである。

《私事のトピックス一覧》
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愉話§一日一句~個人的には痩せたほうが~ [俳句]

季語は・・・夏痩せ

夏痩せて 体重計の 数値かな

【去年の今日】週話§日曜有閑~京都祇園祭山鉾建て~
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