SSブログ

愉話§一日一句~朝顔の柄で~ [俳句]

季語は・・・絵日傘

絵日傘が一人 骨董通り行き

【去年の今日】週話§日曜有閑~ありがたき哉エアコン~
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

練話§京都祇園祭・・・・・・本日山鉾巡行 [京都]

土曜日の“宵々山”に始まって、宵山は土曜日。前祭の山鉾巡行が行われる17日は海の日で祝日という巡り合わせゆえ、京都はさぞかし混雑の極みであろう。

山鉾巡行を観たのは1回だけだが、宵山は2回歩いている。最初に歩いた時は、四条通で突然のゲリラ豪雨に見舞われてしまい、慌てて雨宿りをしたこともあった。

そして京都の夏である……何より暑い、本当に蒸し暑い。動かずにじっとしていても、じわりじわりと汗が噴き出してくる。

そんな中、京都の大学に通っていた高校時代の同級生の下宿に転がり込んで四条烏丸を中心にした山鉾町を辻から辻へと、せっせと歩き回ったのだ。

そこには、京都という“千年の都”ならではの、長く継がれ継がれてきた、様々な事象を眼にすることができたのは、関東平野の北の端に生まれた身にとっても十分に刺激的な体験ではなかったか。

《京都のトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

闘話§七月大歌舞伎昼の部~宙乗り中車~ [歌舞伎]

七月大歌舞伎昼の部を観てきた。三代猿之助四十八撰の内『菊宴月白浪~忠臣蔵後日譚~』を、市川中車が主役の定九郎を務めた。原作は鶴屋南北。

2307_kabukiza.jpg

早野勘平に撃ち殺されたはずの斧定九郎が、浪士討ち入りの後も生き残って御家再興のために奔走するという“義士外伝もの”なのだが、ただの外伝ではなく、あちらこちらに忠臣蔵の場面や台詞が散りばめられてのパロディー劇として楽しむものである……仮名手本忠臣蔵だけでなく、伽羅先代萩から摂州合邦辻、はては河内山の台詞まで使われていて、これはもうある程度は歌舞伎観劇経験がないと理解できない“応用編”であると思ったのだ。

もしもこれを20年前に観ていたら、訳若布だったことは間違いなく、よくも20年の間を頑張って観続けたものだと、我が身を褒めたい。



さて、塩谷(塩冶)家が高野(高)家の家宝を巡って芝居は進むのだが、主要な役を若手が務めているがゆえかどうか芝居が薄味に進んで、南北が目指したパロディーが活かされているとは思えなかった。筋立てもあっちへ飛んだりこっちへ来たりと、もっと本編に筋が通っているように作り込んでくれればよかったのに。

獅子奮迅の舞台を見せたのは主役の中車。大げさに言えば澤瀉屋存亡の危機にある中、歌舞伎役者として11年の意地を見たような気がする。前回も加古川を務めた笑也の存在感が際立っていた。猿弥の仏権兵衛、壱太郎の金笄のおかる。定九郎の父九郎兵衛を『半沢直樹』などに出演していた浅野和之が務めていたが、わざわざ新劇役者を使う必然があったとは思えず。

2307_kabukiza_chunori.jpg

上手と下手の天井にロープが渡され、下手から大凧の宙乗りで上がり、下手から最初は大凧に乗っていたのが、途中で落ちるところを傘を広げて着地。これはダイナミックな見ものであった。

《歌舞伎のトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog