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異話§款冬華~七十二候~大寒 [七十二候]

大寒の初候“款冬華(ふきのはなさく)”である。

“ふきのはなさく”……花が咲くとくれば春近しということかと思えども、大寒の節気とて、今まさに厳冬の時ではないか。

期待半分にしても、蕗の花でも咲いてくれれば、せめても春を思わせてくれるのではないか……ずいぶんとはかない話ではある。

そうは言っても、日没は日に日に遅くなっていっているし、日の出も先週から早まってきている。厳冬の中にも春が近づいてきた標(しるし)のようなものは、ほのかに姿を現しているのだ。

厳しい寒さも2月一杯なのだと思い定めて、この一か月半ほどを乗り切ろうと考えている。

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嗜話§クラシックの大好物~ピアノ編~ [ピアノ]

[承前]

バッハ:15のインヴェンションなど
モーツァルト:ソナタいくつか
ベートーヴェン:同じく
シューベルト:同じく
ショパン:24の前奏曲集など
ドビュッシー:映像Ⅰ・Ⅱ、前奏曲集第1巻

ピアノが弾けたらなあとは、数多ある人生の中の後悔の一つで、何度か挑戦を試みたものの、バッハのインヴェンション第1番は、右手から左手が入るところで、手も足も出なかったのだ。

なので、もっぱら聴くばかり。バッハは、インヴェンション以外にも、イタリア協奏曲とかゴールドベルク変奏曲とか。

そしてモーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトのソナタ。ショパンはよく聴くけれど、なぜか理由はわからないが、リストはまったく耳に入ってくれないままに今日まで来てしまった。

ショパンだって十分にヴィルトゥオーゾなのだが、リストのそれは好みとは言えず。

そしてドビュッシーのピアノである。これはもう一番の大好物ではないか。最初に聴いた映像や前奏曲集を弾いていたのがアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリだったからかどうか、すっかりはまり込んでしまったのだ。

とりわけ映像の精妙さには、我が鈍い感受性の厚い扉がこじ開けられた気がしたのである。
                               [続く]

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愉話§一日一句~値上がり続く~ [俳句]

季語は・・・冬菜

値札見て ためらいがちに 買う冬菜

【去年の今日】仮話§ピアノが弾きたかった
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写話§カメラが日常に・・・・・・ [デジタルカメラ]

テレビのニュースの中で“視聴者提供の動画”なるものが日常的に使われるようになって久しい。

多くの……というよりほとんどの人間がスマホの類を日常的に持ち歩いているし、自動車のドライブレコーダーの設置も増えている。それゆえに様々な事象に対してカメラが向けられ、静止画も動画も事あるごとに撮影され、それらがニュースの素材として取り上げられるのだ。

かつては後追い的な映像しかなかったものが、今や出来事のリアルな映像が“犬も歩けば棒に当たる的”に撮影され、それがメディアに提供されて視聴者の目に触れる。そんなことが当然の日常になってしまっている。

それはもう、街頭に設置されている監視カメラなど物の数ではなく、万人が監視カメラを持ち歩いているようなものではないか。

そんな時代になってしまった我々は、個人情報やプライバシーをどのように守っていくか、より一層心を砕く必要があるのだ。

そして、メディアに取り上げられる映像の数々の中で、特に犯罪行為の類に関して言うならば、そうした監視カメラに抑止力があるようには見えないような気がしてならない。合わせてドライブレコーダーが普及しても煽り運転が後を絶たないことと同様のように思われる。

犯罪を為す人間の中に、そもそもカメラを気にするような発想がないということなのだろうか。とするなら、我々は……。

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図話§グーグルマップのおかげで [旅行]

我々はコロナウイルスとどのように付き合って折り合いをつけていくべきかが問われている昨今だが、去年の秋頃あたりには、海の向こうからの観光客が増え始めていた。

10年ほども前だったら、道がわからなくなって立ち往生している風景を珍しくもなく見かけていて、時には道を教えるようなこともしてやったりはしていたのだ。

それが今や、ほとんどの観光客がスイスイと街歩きを楽しんでいる。理由はスマホに仕込まれているマップのおかげである。

自分の位置はGPSが示してくれるから、目的地をインプットさえすれば、あとは迷うことなく到達できるはずなのだ。そうして、海外からの観光客を眺めていると、何ら不安そうな表情をしていないことに気がつく。

我が身に翻るなら、海外への旅行時によく使ったのがグーグルのストリートビューで、あらかじめ目的地とその周辺を眺めておいて、特徴のある建物などを目標に設定してやるのだ。

それで残念なことは、初めての場所であるにもかかわらず、既視感満載で、不安の一つも感じることなく目的地に向かうことが簡単にできてしまうが、それはそれで情緒がなくなってしまったなあとも思う……まさに、諸刃の剣状態になってしまうのである。

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愉話§一日一句~エア叩き込み~ [俳句]

季語は・・・初場所

初場所や 手をひらひらと 宇良の技

【去年の今日】押話§サンゴリアス対ヴェルブリッツ
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顧話§今日の歴史~日本漁船の拿捕~ [歴史]

1952年1月18日、李承晩ライン設定。

李承晩ライン……我々の世代でも“李ライン”と呼ばれていて、強く記憶に
残っている。

韓国が自国の水産業を保護すべく、日本の漁船の強い規制に乗り出し、しばしば漁船とその船員を拿捕して抑留。悲惨な抑留生活を送った乗組員の数は13年間の間に2700に越えていた。

1965年6月22日。日韓基本条約とともに日韓漁業協定が締結されたことで、ようやく李ラインが解消されたのである。

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タグ:歴史 韓国 日本
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嗜話§クラシックの大好物~オペラ編~ [オペラ]

[承前]

モーツァルト:『フィガロの結婚』
ワーグナー:『神々の黄昏』
リヒャルト・シュトラウス『ばらの騎士』

3作品挙げたが、この中でも鉄板なのは『フィガロの結婚』である。最初に実演を観たオペラでもあり、今だに強い愛着を持っている。

歌われるアリアもいいけれど、モーツァルトの恐るべき才能に舌を巻いたのは2幕終わりの七重唱。初めて聴いた時から、その凄まじさに眼を回しそうになってしまった。このオペラはアリアよりも、重唱に聴くところ多いような気がするのだ。

ワーグナーからはとりあえず『ニーベルングの指環』最終夜にした。四部作の中で最長の上演時間の作品だが、その中でも第2幕があまりにも劇的で、聴きながら一番にアドレナリンの噴出量が多いと感じる。

そして第2幕で、ドラマの歯車がギシギシと音を立てて回っていくのだ。そしてハーゲンの奸計がオペラを破滅へと導いていく。

四部作の中で、初めて合唱が登場するのもまた第2幕である。

『ばらの騎士』は同居人が教えてくれたオペラで、溢れるばかりの情感がオペラ全体を支配していて、様々な思いに囚われてしまう。

個人的に感じるのは“女性のためのオペラ”というもので、若さと老いとが微妙に絡み合っていく……傾いていく午後の陽射しとでも言えるような、そんな物思いに沈んでいく作品なのだ。        
                               [続く]

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蠅話§E.T.おばさんのラグビー観戦 [ラグビー]

40年前に封切されたアメリカのSF映画『E.T.』を観に行った時のことである。何かというと反応を口に出す……当時の我々からしたら“おばさん”の年代と思しき人が後ろの方にいらっしゃった。

彼女は、画面に映ったあれやこれやを無意識に口に出してしまうのだ。極めつけは自転車が宙を飛ぶあの有名な場面で、そのまんま館内に響く声で……

あら、飛んだ!

……ときたもんだ。その時以来、何かと口に出して反応する人を、男女問わず“E.T.おばさん”と総称することにしている。

そして、その“E.T.おばさん”が久しぶりに姿を現したのだ。しかも2週間続けて味の素スタジアムに出現したのだ。

まったくの別人であるにもかかわらず、二人とも相手チームが独走を始めようものなら、口をついて出る言葉は、決まってほとんどまったく同じで……

止めてー! 誰かー! 止めてー!

……というもので、横の方から事あるごとにその叫びが聞こえるのである。

なお、最初のサンゴリアス対スピアーズの時、真横何席か隔てて座った女性の「止めてー! 誰かー! 止めてー!」の声に聞き覚えがあるぞと、記憶をたどってみたら、前シーズンのリーグワン、秩父宮で行われたワイルドナイツ対スピアーズの準決勝で、ワイルドナイツの竹山がインターセプトして、敵陣ゴール前から90mの独走トライを決めつつあった時、後ろの方から……

止めてー! 誰かー! 止めてー!

……と叫んでいた、その声の主であることは間違いなかった。スピアーズ贔屓の“E.T.おばさん”だったのだ。

しかも、ほぼ似たようなボキャブラリーでスピアーズとブラックラムズそれぞれにいらっしゃるということが判明した。

追記:おじさんの中にもうるさい人種がいる。連れの人間に向かってしたり顔で実況や、ルールの解説をするのだが、ほとんどの状況で審判をディスることしばしで、これがまたさらに始末が悪いのである。もちろん、始末が悪いのはラグビーに限ったことではなく、それこそ野球あたりはさらに始末が悪いことだろう。

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祝話§壽初春大歌舞伎第一部、第二部 [歌舞伎]

先週土曜日に第一部、第二部とまとめて観てきた。第一部から第三部まで、黙阿弥の作品を揃えてという正月の歌舞伎座である。

2301kabukiza.jpg

第一部は『卯春歌舞伎草紙』と題し、出雲の阿国と名古屋山三を中心に据えたいかにも正月らしい、舞台いっぱいの役者が踊る、晴れやかな舞台。

そして『弁天娘女男白浪』は愛之助の弁天小僧、勘九郎の南郷力丸、芝翫の日本駄右衛門、猿之助の忠信利平、七之助の赤星十三郎……音羽屋以外の弁天小僧は猿之助以来だったが、姿はいいものの、芝居細部への気配りがもう少しあればなあと思わせるものがあった。

勘九郎の力丸は姿もよく、立派な押し出しでこの先の持ち役となると思わせてくれた。芝翫の日本駄右衛門もまたニンと感じたのである。

浜松屋の番頭を務めたのは松之助。弁天小僧たちとの絡みで重要なキャラクターなのだが、残念な出来。そのあたり、音羽屋が演る時はお約束で橘太郎が務めていて、そのはまり方には一日の長があるようだ。

引き続いて第二部は『壽恵方曽我』……『寿曽我対面』を舞踊劇に仕立て直した一幕。うーん、わざわざ舞踊劇にする必要があったものかどうか、そのあたりはわからない。幸四郎の五郎、猿之助の十郎、白鸚の祐経。

そして『人間万事金世中』は、大河ドラマで“ブレイク?”した彌十郎が主役の辺見勢左衛門を務めた。

河竹黙阿弥が文明開化期を舞台に台本を書いた“散切物”だが、金にまつわる喜劇が、喜劇としては成立していないと感じ、芝居を観る意義が見出せずで、前半の幕が引かれたところで退散……結末は何となく見えてもいたし。

喜劇とするならもっと徹底して作り込んでほしかったが、そのあたりの中途半端感もあった。第一部はまあまあ正月らしかったけれど、第二部の芝居は正月に観る類ではなかろう。

土曜日という週末であったにもかかわらず、2階あたりの客入りは芳しくはなかった。それでも3階はそこそこ入ってはいたが、それもまた演目のゆえではなかったか。

追記:3か月ぶりの歌舞伎座は、お囃子の人たちの顔からマスクが消えて、心なしか声が通って聞こえたような気がしないでもない。加えて去年11月より大向こうが復活していたが、4階一幕見席下手寄りから3、4人が掛けていたけれど、上手、中央、下手と散らしての配置はできないものか、何がなし遠くから聞えるようで、何とも……だった。

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愉話§一日一句~秩父宮日暮れ近く~ [俳句]

季語は・・・日脚伸ぶ

楕円球は 行方気まぐれ 日脚伸ぶ

【去年の今日】週話§日曜有閑~世間は真っ暗~
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豚話§小サイズ希望! [とんかつ]

年々、食べる量が減ってきている。それゆえ、外食する時は出される料理の量がどれほどなのかが気になるようになって久しい。

根が古いタイプの人間だから、できれば残さずに食べてしまいたいと考えてはいるが、時にサービスのつもりなのか盛りのいい店があって、若い時であればいざ知らず、最近は青息吐息で食べ切る羽目になってしまう。

外食する中で、量について一番に悩ましいのがとんかつを食べる時で、店によっては、肉が何グラムとメニューに表示してくれている親切なところもあるが、たいていは並ロースと上ロースといった表示しかしていなかったりして、さてこの店の量はどんなものだろうと悩んでしまうのである。

そして最近は、肉の量が90g、120g、150gと選べるような店もあって、それは本当にありがたいと思うのだ。

店にとっても、食品ロスが少なくななるのは吉だと思うのだが、まだまだそんな店はほんの一部でしかない。

個人的なお願いなのだが、多少割高になってもかまわないので、通常の量の三分の二くらい……150gがデフォルトだったら100gの小サイズを用意してくれればなあなのである。

それにしても食べ盛りだった頃は、そんな身の上になるなどとは想像すらしてはいなかったのに。

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未話§新春浅草歌舞伎第二部[2023.1.12] [歌舞伎]

いよいよ浅草に出向くのが難儀と感じるようになった。我が家からは電車に乗りっぱなしの一時間超はさすがに長い。

2301asakusa.jpg

第二部は『傾城反魂香~土佐将監閑居の場~』と『連獅子』の二本立て。まずは『傾城反魂香』から。歌昇の浮世又平に弟の種之介が女房おとく、莟玉の修理之介、松也の雅楽之助、吉之丞の土佐将監光信、歌女之丞の北の方。

若手を育てるのが目的の浅草歌舞伎なので、歌舞伎座で同じ役が付くのは、10年どころか20年は先のことになるだろう。それまで熟成に熟成を重ねて、大歌舞伎の舞台に立つかもしれないわけだが、役の付き初めのゆえに、真っ直ぐな芝居を観ることができる。

この日の歌昇、種之介兄弟がまさにそれで、役に対して正面から向き合い、あるがままを舞台上で表現をする。それが、若さゆえにコントロールが効かず、感情そのままが出てしまう。歌昇の又平は“吃り”を強調し過ぎてか、台詞が聞き取れず、改善が必要と感じた。種之介の女房おとくは、いささか下世話に生っぽくなり過ぎて、どう自然に演じるべきかが課題となろう。

莟玉の修理之介は小粒、松也の雅楽之助は、何となくだが大衆演劇の匂いが感じられてしまった。

義太夫は何と何と!葵太夫が務めたが、これは贅沢なことである。

後半の『連獅子』でも松也のそれは同様で、柄の大きさが踊りに反映されず何となく腰高でぞんざいな踊りと感じた。毛振りの最後はまとまることなくきれいとは言えず。莟玉の子獅子のほうが丁寧に踊っていたのだ。間狂言は歌昇の僧遍念、種之介の僧蓮念。

終演は18時ちょっと前。浅草で夕食をと決めていたが、お目当てのとんかつ屋は水木が定休。それではと、雷門通り銀座線出入口近くの尾張屋支店へ。

普段はスルーの“観光地有名店”が、平日でそれほど込んではいなかろうと入店。楽勝で座り、ビール中瓶1本、日本酒も一合、食べたのは中海老天丼だったが、タレの塩梅が好みでおいしくいただいて完食……お勘定は観光地価格なるか。

電車を乗り継いで一時間ちょっと。20時過ぎの帰宅はさすがに疲れました。

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愉話§一日一句~頂上に雪煙~ [俳句]

季語は・・・冬富士

浴室の 窓は冬富士 落陽す

【去年の今日】週話§土曜有閑~何ちゃっておせち料理~
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告話§ビッグイシュー447号発売中! [ビッグイシュー]

ビッグイシュー447号は1月15日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。コリン・ファレルが表紙。

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表紙&スペシャルインタビュー コリン・ファレル

リレーインタビュー 平野啓一郎(小説家)

特集 人類の未来を左右する南極 融け始めた“氷床”

南極で失われる氷が主要因となって、21世紀末までに地球の海水準が2m近く上昇する可能性がある――。

2021年、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が発表した報告書は、世界に大きな衝撃を与えた。

背景には専門家の予想も上回る、南極氷床の融解がある。今、南極ではどんな異変が起きているのか?

現地調査を含めた観測と研究を続ける杉山慎さん(北海道大学低温科学研究所教授)に聞いた。

[国際記事]
イタリアから世界へ
        フードロス削減・貧困問題。同時に挑むコミュニティ食堂

オーストラリア 野生動物の命を救う、環境保護犬たち

[国内記事]
Tansaレポート 「探査報道」が明らかにしたダイキン「PFOA公害」中川七海

監督インタビュー 『百姓の百の声』柴田昌平監督

[連載記事]
浜矩子の新ストリート・エコノミクス 日銀の利上げじゃない利上げ

コミック 『マムアンちゃん』 ウィスット・ポンニミット

ホームレス人生相談×枝元なほみの悩みに効く料理
          無理なくできる運動はありますか☆あさり焼きそば☆

誰もが「好きなことをする仲間」として出会う――ほっちのロッヂ

池内了の市民科学メガネ 切っても涙が出ないタマネギ

販売者に会いにゆく 『ビッグイシュー英国版』 ビアンカ
                              [その他]

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異話§雉始雊~七十二候~小寒 [七十二候]

小寒の末候“雉始雊(きじはじめてなく)”である。

体感としては、去年の冬より今年の冬のほうが寒いと感じている。明らかに足温器やヒーターなどの稼働率が高くなっている。

いや、あるいは自分自身の加齢によるものか、そのあたりはわからないが、寒いのは明らかすぎて言うまでもない。

そして、太平洋側の我々は日々の青空を享受しているが、代わりに乾燥して冷たい空気に晒されて、高齢者の肌の水分はすっかりなくなってしまうも同然なのだ。

かつてはそれほど寒がりではなかったが、寄る年波には勝てず、あっさりと白旗を上げて、せっせと暖かい方向にすり寄ってしまっている。

そして、そんな太平洋側にも雪に見舞われることがないわけでもなく、さて今年はどれほど降ってくれるものだろうか。

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週話§日曜枯寂~昨日は初歌舞伎座~ [歌舞伎]

新春浅草歌舞伎が今年の初芝居だったが、昨日は朝から歌舞伎座で初春大歌舞伎を第一部、第二部と一気に観てしまった。

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第一部は『卯春歌舞伎草紙』と『弁天娘女男白浪』と続き、第二部は曽我物の『壽恵方曽我』に始まり、去年の大河ドラマでブレイクした彌十郎主役の『人間万事金世中』というもの。ちなみに第三部まで黙阿弥作品が並んだ。

相変わらずの拙い感想は後日ということで、昨日のエントリーで正月気分など……と自嘲したが、まだまだ歌舞伎座の中は初月気分に満ち満ちていたのである。

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愉話§一日一句~傍若無人~ [俳句]

季語は・・・霜柱

踏みしだく 朝の悪ガキ 霜柱

【去年の今日】翔話§壽初春大歌舞伎~猿之助の狐忠信~
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週話§土曜枯寂~一月半ばだと!~ [日常]

正月の気分などとは、元旦午前中のおせち料理と雑煮を食べてしまえば、ほぼほぼ通常運転に戻ってしまうのが、毎年のこと。

1月も半ばになれば、もちろん正月でも何でもない……ただの日常である。

学校も既に始まっているが、子ども心に三学期は何とも落ち着かないと感じていた節がある。3月になれば学年が終わって、4月には新しい学年が始まる。それまでが短く、あっという間だったような記憶がするのだ。そして、何となく心ここにあらずのような学期を送ってきたような記憶も。

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タグ:日常 正月 教育
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顧話§今日の歴史~東京の最低気温記録~ [天気]

1876年1月13日、東京でマイナス9.2度を記録。

冬は寒いのが当たり前ではあるが、それでも東京あたりでは最低気温が氷点下を記録することは――今確認したが――週に一日かそんなものであった。

それがマイナス10度を窺おうという寒さが東京で観測されたのだから、さぞや寒かったのではないか。

この年、廃刀令が発布されたりと、まだまだ江戸時代の名残りが色濃くあったりした。そして翌年には西南戦争が起きている。

まさに木と紙でできた家に住み、防寒の衣類も不十分でしかなかっただろうから、当時の人が感じた寒さはいかばかりだっただろう。

最後に、余計なことだが、この年の8月に、リヒャルト・ワーグナーによるバイロイト祝祭劇場の柿落としが行われ、楽劇『ニーベルングの指環』四部作全曲が初演された。

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命話§自分の名前 [私事]

我が身とほぼ同じくらいの付き合いがあるといったら、自分の姓名である。

70年近くを一緒に過ごしてきて、あたかも自分と一体化していると感じなく
もない。ただ、今はそれほどでもないが、思春期の頃は自分の姓が好きでは
なかったりした。特に珍しい名前とか、そうした類ではないのだが、何とな
く語感とか印象が、自分にとって馴染めずにいたのだ。

もちろん改姓するとか、そこまでするまでには至らず、いつの頃からか記憶
していないが、そうしたことを意識することはなくなっていた。

名前のほうは、いささか盛っている感があって、そうなるまでには至らずで
終わりそうだが、まあまあかなとは思っている。

姓名が自分のアイデンティティにどれほどの影響を及ぼしているのかはわか
らないし、姓名が自分の来し方行く末に何らかの影響を与えたかと問われれ
ば、そんなことはなかったなあと思うのだが。

そうして、最後まで自分の姓名と付き合い続けることは決まっている。前に
書いたように散骨墓地を確保しているので、撒いてしまえばそれまでよ……
戒名などというものなどは不要。自分の名前で埋葬されるのだ。

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愉話§一日一句~思い致して~ [俳句]

季語は・・・風花

風花や 生は儚く 短くて

【去年の今日】懐話§昭和三十年代~年始回り~
タグ:俳句 風花
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呟話§一言つぶやき~自由民主党という嘘~ [つぶやき]

自由民主党という誇大広告のような党名を標榜している政治団体があり……

……それは“自分たちが自由に国民の主となり”としか思えないような、所業の歴史しかなく、仮にも自由を守り国民が主であると言うのであれば、そもそもの根本からその性根を徹底的に正して直すしかないが、現状の劣化のはなはだしさは、結局長期政権というものがもたらした大災厄でしかない。

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環話§JR山手線30駅 [鉄道]

かつて29駅あったJR山手(やまのて)線だが、一昨年3月、品川と田町の間に高輪ゲートウェイという変な名前の駅が開業、30駅となった。

一浪して予備校に通い始めた頃、山手線のホームで電車を待ちながら、どうかなと思いながら挑戦したら、すんなり29駅を覚えてしまって、それは今だ頭の中から離れてはいない。でまあ、新しい駅が開業してもすんなり差し込んで問題は起きてはいない。

ところでと頭を動かしたのは、山手線30駅の中で乗り降りしていない駅がい
くつあって、さてどこかと考えた……東京、有楽町、新橋、浜松町、田町、
(高輪ゲートウェイ)、品川、大崎、五反田、目黒、恵比寿、渋谷、原宿、代
々木、新宿、新大久保、高田馬場、目白、池袋、大塚、巣鴨……来た来た!
(駒込、田端、西日暮里)と4駅が改札口を出入りしていないのである。

そして、その先の日暮里、鶯谷、上野、御徒町、秋葉原、神田と乗り降りをしている。もちろん田町と品川の間の高輪ゲートウェイも乗り降りしていないから、30駅中4駅が未訪問だった。

はてさてこの先、山手線全駅制覇が成るだろうか。東京に出てきておおよそ半世紀、今だに全駅改札口を出入りしていないということに改めて気がついたのだ。

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乱話§サンゴリアス対イーグルス[第3節] [ラグビー]

おもしろい……というか、ハチャメチャなゲームを観ることになったのだ。観客10,138人の一万超えは“ファフ”デクラーク目当ても多かったのではと推測する。



発端は前半18分……神戸から移籍したばかりのサンゴリアスのアーロン・クルーデンが、イーグルスの“ファフ”デクラークに肩で当たって一発レッドの退場。

さらに36分にはそのデクラークが故意の反則でイエローカード。10分の退出となり、後半37分にはイーグルスのアマナキ・レレイ・マフィが反則を繰り返したとして同じくイエローカードと、サッカーのようなカード乱発が繰り広げられてしまった。合わせてTMOによるビデオ判定が5回もあったのはこれまでに記憶はなく、2ケースくらいはレフェリーの眼で判断できたのではなかったか。

SGEAGLES.jpg

どの反則も“やらずもがな”ばかり。確かにラグビーは勢い余ってということがしばしばなのだが、そのあたりをコントロールしていかないと反則ばかりがいたずらに増えることになる。

というわけで、残り60分を14人で戦うことになったサンゴリアスは、それで逆に締まったのかどうか、一人減を感じさせることもなく、前半の途中で逆転した後は後半に3トライを重ね、リードを保ったまま32対23で勝利した。

イーグルスは、デクラーク加入でアグレッシブさは増したものの、今節は結果を出せず、サンゴリアスに一日の長があったということである。特にスタンドオフという最重要ポジションの選手を失って以降を踏ん張り続けた、スクラムハーフ斎藤直人以下14人の集中の為せる技であろう。加えて、この日の松島幸太朗のフットワークが切れっ切れであったことを記しておきたい。

そのデクラークは、やはりというかトップクラスの力を攻撃でも防御でも見せつけて舌を巻くことになったのは言うまでもない。抜け目なくボール目指して縦横無尽にフィールドを駆け回って、目覚ましいこと比類がなかった。

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巧話§様々な技術の進歩~芸術やスポーツ~ [日常]

様々な技術が明らかな“進歩”を遂げているのは言うまでもない。

科学技術の世界は言うまでもなく、半世紀以上前のコンピューターといえば何十畳もある部屋の中に、様々な機械類が立ち並び、穿孔テープにデータが書き込まれてという仰々しい設えで、そんな規模のパソコンと、我々が今現在普通に使っているパソコン、あるいはiPadのようなタブレットの性能と比べたらどうなのだろう……両手で持てる程度であっても、何十畳の部屋に収納されたコンピューターと大差ないか、ひょっとしたら凌駕しているのではないか。

それほど、この半世紀の間の技術の進歩は顕著なのである。

そうして、もう一つ書きたかったのは、人間自身の能力の進歩についてで、まずはアスリート……例えば陸上競技の短距離走であれ、長距離、マラソンなどでの記録の進捗は目覚ましいものがあり、また競技者の競技寿命も延びていることは、見ていてわかることだろう。

最後に、アマチュア・オーケストラである。大学に入ったのはほぼ半世紀前のことだったが、その時に聴いた大学のオーケストラがまた下手糞だった。弦の合奏の縦線がまったく合わず、ゆーらゆーらするばかりで、聴けたものではなかったのが、昨今の学生オケの上達ぶりは目覚ましいものがあって、縦線が合わないなどいつの話だよ……てなもんである。

これはひとえに、演奏能力の向上に加えて、音楽にまつわる情報があまねく浸透してきたりと相まって、うまくなったなあと感じさせるのだ。

……「昔はよかった」とも言うけれど、技術の向上については、誰も否定できるものではない。

《日常のトピックス一覧》
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愉話§一日一句~冬の湯宿~ [俳句]

季語は・・・雪時雨

源泉は 白く濁りて 雪時雨

【去年の今日】蹴話§ラグビーリーグワン開幕戦は中止
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