顧話§今日の歴史~日本漁船の拿捕~ [歴史]
1952年1月18日、李承晩ライン設定。
李承晩ライン……我々の世代でも“李ライン”と呼ばれていて、強く記憶に
残っている。
韓国が自国の水産業を保護すべく、日本の漁船の強い規制に乗り出し、しばしば漁船とその船員を拿捕して抑留。悲惨な抑留生活を送った乗組員の数は13年間の間に2700に越えていた。
1965年6月22日。日韓基本条約とともに日韓漁業協定が締結されたことで、ようやく李ラインが解消されたのである。
《歴史のトピックス一覧》
李承晩ライン……我々の世代でも“李ライン”と呼ばれていて、強く記憶に
残っている。
韓国が自国の水産業を保護すべく、日本の漁船の強い規制に乗り出し、しばしば漁船とその船員を拿捕して抑留。悲惨な抑留生活を送った乗組員の数は13年間の間に2700に越えていた。
1965年6月22日。日韓基本条約とともに日韓漁業協定が締結されたことで、ようやく李ラインが解消されたのである。
《歴史のトピックス一覧》
嗜話§クラシックの大好物~オペラ編~ [オペラ]
[承前]
モーツァルト:『フィガロの結婚』
ワーグナー:『神々の黄昏』
リヒャルト・シュトラウス『ばらの騎士』
3作品挙げたが、この中でも鉄板なのは『フィガロの結婚』である。最初に実演を観たオペラでもあり、今だに強い愛着を持っている。
歌われるアリアもいいけれど、モーツァルトの恐るべき才能に舌を巻いたのは2幕終わりの七重唱。初めて聴いた時から、その凄まじさに眼を回しそうになってしまった。このオペラはアリアよりも、重唱に聴くところ多いような気がするのだ。
ワーグナーからはとりあえず『ニーベルングの指環』最終夜にした。四部作の中で最長の上演時間の作品だが、その中でも第2幕があまりにも劇的で、聴きながら一番にアドレナリンの噴出量が多いと感じる。
そして第2幕で、ドラマの歯車がギシギシと音を立てて回っていくのだ。そしてハーゲンの奸計がオペラを破滅へと導いていく。
四部作の中で、初めて合唱が登場するのもまた第2幕である。
『ばらの騎士』は同居人が教えてくれたオペラで、溢れるばかりの情感がオペラ全体を支配していて、様々な思いに囚われてしまう。
個人的に感じるのは“女性のためのオペラ”というもので、若さと老いとが微妙に絡み合っていく……傾いていく午後の陽射しとでも言えるような、そんな物思いに沈んでいく作品なのだ。
[続く]
《クラシックのトピックス一覧》
モーツァルト:『フィガロの結婚』
ワーグナー:『神々の黄昏』
リヒャルト・シュトラウス『ばらの騎士』
3作品挙げたが、この中でも鉄板なのは『フィガロの結婚』である。最初に実演を観たオペラでもあり、今だに強い愛着を持っている。
歌われるアリアもいいけれど、モーツァルトの恐るべき才能に舌を巻いたのは2幕終わりの七重唱。初めて聴いた時から、その凄まじさに眼を回しそうになってしまった。このオペラはアリアよりも、重唱に聴くところ多いような気がするのだ。
ワーグナーからはとりあえず『ニーベルングの指環』最終夜にした。四部作の中で最長の上演時間の作品だが、その中でも第2幕があまりにも劇的で、聴きながら一番にアドレナリンの噴出量が多いと感じる。
そして第2幕で、ドラマの歯車がギシギシと音を立てて回っていくのだ。そしてハーゲンの奸計がオペラを破滅へと導いていく。
四部作の中で、初めて合唱が登場するのもまた第2幕である。
『ばらの騎士』は同居人が教えてくれたオペラで、溢れるばかりの情感がオペラ全体を支配していて、様々な思いに囚われてしまう。
個人的に感じるのは“女性のためのオペラ”というもので、若さと老いとが微妙に絡み合っていく……傾いていく午後の陽射しとでも言えるような、そんな物思いに沈んでいく作品なのだ。
[続く]
《クラシックのトピックス一覧》